『国立科学博物館』 「特別展 空と宇宙展」 (宇宙編)

「はやぶさ実物大モックアップ」

ここからは、今や科学技術関連の「客寄せパンダ」となりつつある「はやぶさ」等の宇宙関連コーナー。ま、上野で客寄せパンダになるのは土地柄悪くないかもね(笑)

「88万人の名前入りターゲットマーカー」

個人的には、最初「サンプルリターン計画」自体よりも嬉しかった「星の王子さまに会いに行きませんか」キャンペーン。もちろん俺の名前や家族の名前、挙げ句の果てには飼っている犬の名前までもが小惑星「イトカワ」に無事に「ぶち込まれ」たのであった(笑)

このキャンペーン自体は当然打ち上げ前の募集だった為「打ち上げ成功前に人工衛星に名前をつけてしまうと失敗する」というジンクスを回避する為か、コード名「MUSES-C」で呼ばれていた。

そんな訳で、個人的には「はやぶさ」と言うよりは「MUSES-C」だなやっぱり。

「イオンエンジン」

こちらは当初予定を大幅に上回る期間、はやぶさの動力源となった「マイクロ波イオンエンジン」。外からぱっと見ただけでは、何がどう凄いのかさっぱりわからないあたりが電気仕掛けのデバイスの悲しい所(笑)

「8エレ八木x2アンテナとエモテーター」

こちらは「8エレ八木x2&ルーフタワー&エモテーター」で組まれた回収カプセル探索用アンテナ廻り。解説にもあったが予算削減の為、ハム(アマチュア無線家)ならお馴染みの市販品の組み合わせで構成。無骨な「エモテーター」を見た時は、思わずにやついてしまったよ(笑)Foxハンティング用として楽しむには…ちとでかいかなぁ(笑)

「カプセル回収用PCとローテーターコントローラー等」

こちらは回収カプセル探索用コンソール一式。エモテーターのコントローラーと電解強度計を組み合わせたセットってなところですかね。PC上で動いているアプリは、もしかしてVBだったりするのかなぁ。人工衛星関連のソフトの開発者って、PC用のリッチな開発環境は苦手な組み込みソフト屋さん的な印象を勝手に持ってまして「勝手」に親近感を感じてます(笑)そうそう、この後、実物の回収カプセルやら何やらの展示を見学しました。撮影OKにすると人の流れが滞ってしまうので、ここに関しては「さらーっ」としか見れません。ま、仕方無いですな。

「H-IIAロケット」

こちらは「H-IIA」ロケット(液体燃料式)の模型。

興味の無い方はご存じないかもしれないが…現在日本の発射用?ロケットとして君臨するこのロケット、「情報収集衛星」と言う名の「日本版スパイ衛星」の打ち上げに失敗(自爆処理)した事から、数年の間、技術的な各種論評で「失敗の代名詞」的な扱いを受ける事になってしまった。

「全く新しい技術を展開・実現」していく為には数々の失敗を積み重ねる事になるとしても「プロジェクト自体は成功しなければならない」と言う「お偉いさん」にしか理解出来ない発想に縛られつつ、奇跡的に脅威の信頼度を獲得。事業仕分けの比ではない逆風に、腐らなかった技術屋さん達に拍手です。

「空と宇宙展グッズ売り場」

最後はこちら「特別展のグッズ売り場」。博物館のこういう場所が、子供であふれかえっている事は間々あるが、大人でごった返している風景はあんまりないなぁ…

客寄せパンダの「はやぶさ」ちゃん、もうしばらく頑張ってね!(笑)

『国立科学博物館』 「特別展 空と宇宙展」 (空編)

「JAXA 静寂超音速研究機」

昨日の夜、浅草の安宿へのチェックインの時に入り口に置いてあった各種パンフレットの中の「飛べ!100年の夢 空と宇宙展」が目にとまった。夕方はともかくとして午前中は天気が悪そうだし、久々の博物館巡りでもしようと、浅草から歩いて会場である上野公園の国立科学博物館へ。

ちとフライングするが、上の大きな写真は「JAXAの静寂超音速研究機」の模型。JAXAが「マッハ2」を実現する小型機を開発したい旨を主張している模型展示である。かつて「コンコルド」が「マッハ2」で駆け抜けた空を、もっと経済合理的なサイズで実現しようというJAXAの野心的な展示である。…が、そんな技術的な探求心やら何やらは、現在の経済状況やら何やらが許しはしないだろう…。だったら思い切って、どこぞの政党の「蓮舫議員」あたりに「シュール」に仕分けしてもらいたいもんだ。

「マッハ2の理由は何があるんでしょうか?マッハ1じゃダメなんでしょうか?」 (爆)

俺自身は「夢とロマンと現実」の狭間で生きていこうと思ってます。ま、それはともかくとして…

『国立科学博物館』 「特別展 入り口」

国立科学博物館の特別展入り口。一般ウケする内容(夏休みの恐竜展とか)だったりすると、とんでもない行列が出来上がったりしますが、今回は幸い待ち行列までは出来ていなかった。それとも季節外れの台風に感謝すべきなのかな?

「プロペラ機のエンジン」

特別展入り口側の空間は、今回のテーマ「空と宇宙展」の「空」、すなわち「飛行機」に関する展示。そう言えばスバルの新型水平対向エンジンが何ヶ月か前にニュースになっていたが、理論的には分からんが「見た目」的なエンジンの振動キャンセルの技法?としては、円周上にシリンダーが配置されたレシプロ機用のエンジンほど理に適った物は無いように思えるなぁ。実際はどうなんだろう?ねじり方向の力に悩まされたりしていたんだろうか?プロペラ回しちゃうと空力的に右だか左だかに傾こうとしそうな気はするけれど。

「V2500 ターボファンエンジン カットモデル」

こちらは「V2500 ターボファンエンジン カットモデル」。

ターボファンエンジンの仕組みを帰宅後理解しようとしているんだが…wikiの解説を何度か読んだが「ジェットエンジン」と「ターボファンエンジン」の違いが未だによく分からない…(汗)

吸気側にでっかいファンを置いて、口径以上の空気を吸入するのが「ターボファンエンジン」ってことなのかな?

「昭和6年の羽田空港」

ここからは実際の展示の順序とは離れるが、「羽田航空宇宙科学館推進会議」の皆さんによる展示を紹介します。右の写真は「昭和6年の羽田空港」。今で言うところの「地方空港」っぽいですね。

「昭和20年の羽田空港」

こちらは終戦直後の羽田空港。

埋め立てで拡張している事が良く分かります。

「昭和45年頃の羽田空港」

2本の滑走路を構えた、現在の羽田に通じる空港の形になり始めた頃かな?良くも悪くも「大都会東京」のすぐそばにある空港と言う事を、地元の方だけでなく利用者も理解し始めた頃なのかな。(この頃から成田との棲み分けが水面下で進んでいたらしいです)

「平成2年の羽田空港」

今の羽田のイメージに一番近いであろう一枚。

3本の滑走路はお馴染みですな。

「現在の羽田空港」

右はこれからの羽田の姿。「D滑走路と新管制塔」が、これから我々を様々な場所へと導いてくれてくれるであろうし、様々なお客さんを迎え入れてくれるであろうと思います。

「反転ローター式のヘリ模型」

羽田のパネルと同じフロアにあった飛行工作としてのヘリコプター等。最初は「ふ~ん。。。」と思ったが、写真一番下の機体は良く見ると…「反転ローター」装備っ!(驚)