2013夏ツーリング ~噂の現場「諫早干拓地」&「武雄市図書館」そして鹿島に最西端編~

諫早の野球場脇にて

諫早干拓地の真ん中にある野球場脇にてお目覚め。さて、今日はどうしようかな…と思っていたら、九州入りしてから色々と地元情報を教えて頂いている方から入電。何と近くを通るのでしたら案内しますよ!との事だった。もちろん御厚意に甘えさせて頂く事にして本日のルート検討開始。そうだなぁ…取りあえず風呂入りたいんだよね。

今の俺、確実に汗臭いし…(汗)

ツーリングマップルで温泉の営業時間を確認した所、武雄温泉に朝から営業している温泉がある模様。まずは武雄温泉だな。そんな訳で国道207号経由で有明海を右手に眺めながら北上開始。

諫早湾 潮受け堤防水門 ここは諫早湾の潮受け堤防水門。有明海をこの堤防でせき止めて、今回お世話になった諫早干拓地が有るわけだが、有明海の水産業に大きな影響が出ているとして問題になっている堤防でもある。今年12月までにこの堤防を試験開門し、影響の度合いを調査せよとの判決が確定(国側は当時の最高責任者が上告しなかった事により高裁判決が確定)している。

細かくあれこれ言える程の知識も何も無い俺ではあるが、かつて諫早に出張でやって来た時(諫早駅近くに滞在)に「試験開門反対!」の横断幕を見かけて以来気になっていた存在でもある。

同じ市内に干拓地を守りたい人々と有明海を守りたい人々がいる状況は複雑なんではないかなと思うんだよな。何と言うか…八ッ場ダムの問題とどこか似たようなやるせなさを感じてる。

潮受け堤防水門を過ぎると右手には文字通り有明海が広がっていく。名産の有明海苔の養殖場が広がる中…

諫早市 イチゴのバス停国道沿いにやたらと作り込みの細かいフルーツを模したバス停が立ち並ぶ地域に突入。このイチゴも素晴らしい!

武雄温泉(元湯・蓬莱湯)IMG_20130815_094946

そんなこんなで鹿島市を一旦バイパス経由で抜け、武雄温泉に到着。ほうほう…何かいい感じだぞ。朝6:30~24:00まで営業しているってのも有り難い。それでは今回は「元湯」に入湯。あつ湯の方は44℃とな。

~入湯中~

むは~っ!気持ちよかったぜっ!下着やらTシャツやらも着替えたし…いよいよ行ってみっか?賛否両論吹き荒れる武雄市図書館に。実を言うと目的地という意味では今回の九州ツーリングで竹田・諫早の堤防、佐賀の鹿島と共に事前に行こうと思っていた珍しい場所でもある。

武雄市図書館(外観)こちらが噂の武雄市図書館。温泉街からもすぐ近く。何が気になっているかと言えば業務委託した民間業者であるTUTAYAの個人情報の取り扱いがどうのこうのと言う小難しい話は正直どうでも良くって…そもそも本を借りやすい、読みやすい環境なのかと言う事なんだよな。

~図書館に入館。写真撮影禁止なので写真は無し~

率直に感想を言ってしまえば…「俺の町にはいらねぇな…」ってな感じかな。開館時間が増えたとか良い面も色々あるらしいけれども、入ってすぐ左手にあるTUTAYAのCD&DVDレンタル&販売コーナーがあるからなのか視聴覚資料は無いも同然。これまた図書館に入ってすぐ右手にあるTUTAYA(思いっ切り書店)の関係なのか雑誌のバックナンバーも無いみたいだし、個人的な最大の疑問は小学校の中学年~高学年向けのちょっと大人な児童書ですら俺にも手の届かない本棚の上の方に並んでいるという事。「手の届かない本はスタッフにお申し付け下さい」なんていう小さな張り紙があったりもするが、彼らにとっては背表紙すら見えないと思うよ。

図書館が基本的に何でも手にとってみて立ち読みできる施設である事に意味が無いと考えているのであれば、それこそ受付に端末だけ用意しておいて地下の倉庫から自動で配膳させる物流倉庫みたいな施設にしちまえばいい。そういうノウハウなら羽田あたりに大量にあるだろうよ。

それに何でコーヒー屋がドトールじゃなくってスタバなんだよっ!(←実はスタバが苦手)

まぁスタバかドトールかってのはともかくとして、館内の飲食スペース付近に限ってとはいえBGMが流れているのは正直違和感があるな。多少距離のある吹き抜けの2Fの閲覧スペースでも聞こえてくるし。

すぐ近くにある you me town (ゆめタウン)に図書館の出張所とTUTAYAとスタバを作ればそれで良かったんじゃね?と感じてしまった俺なのでありました。ただ…

「図書館戦争」のロケ地としては最高な見栄えだから是非登場して欲しいかも(若干…悪)

「噂の現場」訪問の後は佐賀県の鹿島市へ。何でここへ来てみたかったかと言うと、「茨城県鹿嶋市に住民票を移した時の納税課のおじさんとの話」に舞い戻るんだが…改めて書くには長すぎるので今回は軽く。要するに鹿島神宮を擁する茨城の鹿島が鹿島市になりたかった時、以前からある九州の鹿島市がOKを出さなかった事もあって「鹿嶋市」になった訳だ。同じく「府中市」は東京と広島にあったりもするので「ハテ?その違いは?」というのが素朴な疑問。

【長崎県鹿島市】 祐徳稲荷神社九州上陸以来色々と地元情報を頂いていた電子工作系の知り合いの艦これ提督と、鹿島市の祐徳稲荷神社にて合流。実際に合うのは初めてだったりしてます(笑)

日本三大稲荷の一つである祐徳稲荷神社はご覧の通り立派な神社。京都の伏見稲荷大社がある程度平面的な空間に鳥居がずらっと並んでいるのとは違って随分と立体的。何だか清水寺みたいですな。

【長崎県鹿島市】 寿し政 「肉うどん」【長崎県鹿島市】 寿し政 店構え

上の本殿へお参りした後は二人で昼飯。寿し政というお寿司屋さんなんだが肉うどんが有名だそうでして、お盆の時期は仕入れの関係も有り肉うどんだけの提供と言う事で当然肉うどんセットを。お茶を啜りながらしばし歓談していると肉うどんセットが到着。それでは頂きま~す!

おぉ!なかなかどうして寿司屋のうどんが旨い!肉の甘みを感じる出汁もいいんだが、きしめんのような平打ち麺のモチモチ感がたまりません。唯一寿司屋である事を思い出させる巻き寿司をパクつきながらもちろん完食。こりゃいいや!

食事の後は引き続き歓談タイム。実はこの方と俺、かつて同じ頃に互いに神奈川に住んでいた事があって尚かつ同じ職業だったというんだから世の中狭い狭い(笑)

今回昼飯をご馳走して頂いたりと至れり尽くせりな時間を過ごさせて頂いた事に感謝です。ありがとうございました!とにかく連日暑いんでお体にはお気を付けて!

佐世保重工業の修繕用ドッグ佐世保港

この後は高速経由で一気に佐世保へ。佐世保といったら横須賀と並ぶ軍港だよな。ただ、横須賀の方が海沿いの公園すぐ近くから船が見えたりするので、佐世保で船を見物するには双眼鏡があった方が楽しかったかも。

佐世保市内からは長崎県の西側の海をトレースする県道18号で九州最西端へ。

九州最西端 神崎鼻こちらは九州最西端の神崎鼻にある碑。最南端の佐多岬にも増して静かな場所だったな。

長崎県平戸市「宮ノ浦漁港」(橋で結ばれた日本最西端の港)

そしてこちらは平戸島の南端にある橋で結ばれた日本最西端の港「宮ノ浦漁港」。

はっきり言ってあまりの暑さに端っこなんてもうどうでも良くなっている俺…(汗)

平戸風力発電所の夕景最西端の宮ノ浦漁港から北上する途中でようやく日が沈み、大分過ごしやすくなってきたのであった。写真は平戸風力発電所での夕景。九州で眺める夕日は今回これで最後になりそうだ。

道の駅「生月大橋」にて (福島産の桃 あかつき付き)道の駅「生月大橋」 花火

最終的に平戸島の北西に位置する生月島の入り口にある道の駅「生月大橋」にて野営。ちょうど花火大会だったようで、間近に大玉の花火が夜空を彩ったのでありました。

2013_08_15ルートこちらは今日のGPSログ。明日からはそろそろ帰り道モードに突入だな。

【長崎県長崎市】 長崎駅アミュプラザ 皇上皇 「特製皿うどん(細麺)」

仕事の前に腹ごしらえという事で、長崎駅の駅ビル「アミュプラザ」の5Fのフードコートを物色。まぁここは、ちゃんぽんか皿うどんで決まりだろうと、いかにもそれ系の色合いのお店の前へ。

見本を眺めながらちと考える。そうだなぁ…今回は皿うどんにしますかね。せっかくだから特製皿うどん行ってみますか。ん?太麺と細麺があるのか…餡が染み込んでふにゃふにゃになった麺も旨いので、今回は細麺にしようかな。

結構広い店内は、1/3程のお客さんの入り。特製皿うどんの細麺を注文すると、5分位で出来上がり。思った以上に皿が大きく、縦方向にも厚みがある盛り方なので結構な量がありそうです。それではソースを少々かけましてと…頂きま~す!

おっ!駅ビルという場所柄、実はあんまり期待してなかったりもしたんだが…こりゃ旨いよっ!ほとんど針金みたいな細さの麺だが、こっちを選んで正解だった気がするな。バリバリ喰えるこの快感。

具も餡も十分な量がありまして、具は写真で分かる範囲でキャベツにキクラゲ、イカにエビに豚肉にナルトに刻みネギといった所でしょうか。そして極細麺ゆえにふやけるのも良い意味で早く、餡に触れている部分は早くもしなっとしてます。

バリバリ食べたりくにゃっとしている部分を食べたりとで食べ飽きません。結構な量でしたが、もちろん残す事などなく完食です。

もちろん中華街に行けば名店は沢山あるんだと思いますが、こちらのお店の良いところは駅に近い事、そしてこれは結構重要なんですが、一人でも気兼ねなく入れるところですかね。私の様に出張でやって来た場合でも間違い無く来て良かったと思えるお店だと思います。

ご馳走様でした!機会があったら是非また伺います!

【長崎市】 book cafe 「ちゃんぽん」

【長崎市】 book cafe ちゃんぽん

【長崎市】 book cafe 店構え

長崎駅前のバスターミナルの中二階で発見したのがこちら「book cafe」。店の名前を見た時は「漫画喫茶」の食事メニューが全品290円なのかと思ったのだが…どうやらそうでは無いみたいなので一杯頂いてみる事に。自販機で「ちゃんぽん」(290円)の食券を買いまして、店員さんへ渡します。しばらくすると厨房の方から具を炒める音が聞こえてきまして…それなりの時間がかかって「ちゃんぽん」が到着です。見た目は「幸楽苑」のラーメンよりも具沢山でいい感じではないですかっ。それではスープから頂きま~す!

おぉ…いたって普通に頂けるちゃんぽんスープですな。ただまぁ好みの問題になるかと思いますが、このスープにこのコショウの量はもったいない気がしますね。もう少し少なめな方が好みかも。まぁ地元の方の好みはこんな感じなのかも知れませんね。麺は中細の丸い断面の麺で、一般的なラーメンで考えると相当軟らかめな仕上がり。ま、これは「ちゃんぽん」なんでこういうもんなんでしょう。そして驚きは値段にそぐわない具の豊富さでして、刻みかまぼこ?にモヤシにキャベツ、玉ねぎに小さなイカリングに小さな豚肉に小さなアサリ?みたいなのまで。まぁ魚介類はシーフードミックスだとは思うが、こんだけ色々入ってれば「廉価版のちゃんぽん」的寂しさを全く感じないで済みます。

いやぁ…値段以上の一杯だと思いました。それに前回違う店で頂いた「まともな値段のちゃんぽん」よりも旨かった気が(爆)

皆さんも是非一度お試しをっ!(喜)