2013夏ツーリング ~一生かけても飲みきれない霧島と雲仙普賢岳編~

道の駅「南郷」の朝。知らぬ間に隣にお仲間が寝ている(笑)

霞まくっていたとはいえ、昨夜は一人のんびりペルセウス座流星群を眺めていた道の駅「南郷」に朝がやってきた。…あ゛?

「親方~っ!空からバイク乗りがっ!」(アホ)

どうやらお仲間はぐっすり眠っていらっしゃるようなので、特別無音潜行モードでコッソリと撤収(笑)ツーリングマップルを眺めながら今日のルートを考えるのだが、宮崎市街はともかくとして日向まで北上してしまうと海沿いの毎度のパターンになってしまうのでこちらはパス。この一帯の内陸側へ来た事はまだ無いので日南市から県道33号経由で結構大きそうな街「都城」へ向かってみる事にしますか。

都城へ抜ける県道33号は特に何があるって訳でも無いが、交通量は殆ど無くって快適そのもの。相変わらず霞がちな山の景色を眺めながら都城市へ到着。

どうやら都城ってのは国道が数本一旦集結する交通の要衝のようでして、実は街中を少々迷子になりながらこの後のルートを検討。そうだなぁ…そろそろ北上し始めるか?帰りがけに山口県の長門市にも寄りたいしね。そんな訳で再びワープ開始…と思ったら、何やらでっかい焼酎蒸留所の脇を通過。気になるのでUターンをかまして行ってみると…

霧島酒造 本社工場うひょ~っ!ここって焼酎の霧島作ってる「霧島酒造」の本社工場だよ!(喜)

霧島酒造 蒸留塔蒸留塔もこのサイズ。奥に10本程並んでいるので凄まじい量の焼酎が造られているのが良く分かる。

【宮崎県霧島市】 霧島SA 「冷や汁定食」この後は宮崎自動車道と九州自動車道を乗り継いで、熊本県の松橋ICから国道266号で天草方面へ。霧島SAで食べた昼飯「冷や汁定食」ってのが冷たくって旨かった。こりゃ夏場には最高な一品ですな。

途中「不知火町」なんていう相撲好きと駆逐艦好きにはたまらなそうな海沿いの町を駆け抜けて上天草市~天草市へ。天草と言えば日本に伝来したキリスト教関連の見所が沢山ある(はず)なんだが…クソ暑いのに加えて大渋滞と言う事もあり素通り確定。ま、またの機会に改めてだな。

コカコーラ&くまモンコラボ自販機もちろん水分補給は欠かせないので、道中くまモン自販機で買ったアクエリアスを一気飲み。

早場米は既に稲刈り終了沿道の田んぼではすでに稲刈りを終えて稲藁を干しているのにふと気が付いたりなんかして、長崎県の島原半島へ渡る島鉄フェリーの乗り場「鬼池港」へ到着。1時間に1便という事で時間は気にせずやって来たんだが、到着したフェリーからトラックが続々と降りてきているのが遠くから見えたので「こりゃ次の便だな…」と思っていたら…

「兄ちゃん乗るんだろっ?!早くチケット買ってきてっ!早く早く~っ!」(船員さん)

島鉄フェリー 「鬼池⇔口之津」航路にて何だか銀河鉄道999に無理矢理乗り込む鉄郎のような状況をクリアして、バイクをフェリーに乗せてホッと一息。今回は熊本県とはこれでお別れだろうなぁ…世話になったな。また来るぜっ!

今回は馬刺し食ってねぇからなぁ…(やっぱ再訪の動機は食い物系なのね…)

仁田峠循環自動車道路にて平成新山を望む(全く見えてません)

島原半島に上陸した後は国道389号で一気に雲仙普賢岳方面へ。仁田峠循環自動車道路という無料なんだけど協力金お願いな有料道路?を走って平成新山方面を眺めるものの…

思いっ切りガスっていて何も見えず…(汗)

雲仙普賢岳の火砕流により被災した旧大野木場小学校ここは1991年6月3日に発生した雲仙普賢岳の大火砕流に続く9月15日の火砕流により焼失した旧大野木場小学校。ある程度歳を重ねた方であれば、当時の映像を覚えているかもしれないな。

自然災害の凄まじさと、自然災害の多い国に自ら生きている事を再確認しつつ島原半島の農道をぐるっと廻って長崎市内方面へ。ただ野宿野郎的には今回完全にルート選択ミス。長崎市内に近づきすぎてしまった事で野宿スポットが見当たらない。しかも明日は終戦記念日という事もあり妙な事をするわけにもいかないしなぁ…

長崎市内(やや郊外)の運動公園をいくつか見て回ったが、夜間は施錠すると書かれた場所だらけでこちらもアウト。ツーリングマップルを引っ張り出して検討するが…こりゃ国道沿いのロードパーキング辺りで早めに手を打っておいた方が良さそうだと言う事で国道207号沿いのPA目指して再出発。途中無人駅を覗いてみたりもしたがちと今一だったので、結局諫早の野球場の脇で寝る事に。

黒霧島で乾杯!

…とは言え、一応買う物はきっちり買ってあるあたりがオレ流なのである。乾杯!(笑)

2013_08_14ルート

こちらは本日のGPSログ。実を言うと島原半島のど真ん中を華麗に東西に横切ったつもりでいたんだが、全然そうでは無かった事が判明。長崎野宿の場所探しは完全にやらかしている事がこれ見ると良く分かるよ(笑)

2013夏ツーリング ~霞んだ空と佐多岬 内之浦からは宇宙へのカウントダウン編~

道の駅「桜島」の朝

道の駅「桜島」でお目覚め。九州が出発地のお仲間の皆さんははなからテントを持たずにマットだけの完全野宿スタイル。

雨の心配が無ければ確かにテント要らないな。クソ暑いし…

今回は桜島の南側を走って大隅半島方面へ。まずは桜島の眺望スポットでもある湯之平展望台へ。南岳やら鹿児島市内が見渡せる場所なんだが…

何もかもが霞んでるよ…

昨夜九州在住の方に教わったんだが、どうやら中国大陸から飛んできているPM2.5の影響との事。あまりにも酷い状況なので写真も撮らずに大隅半島の西側をひたすら南下。申し分無く天気はいいのになぁ…

佐多岬 「佐多岬灯台」地元の車と一緒にガンガン走って10時になる前に最南端の佐多岬に到着。何故か端っこ好きなバイク野郎共が誰一人としていないという猛暑日の最南端…とにかく暑い。。。そりゃそうとみんなどこに行ってんだ?もしかして北海道とかかぁ!?

夏は男は黙って佐多岬だろっ!(実はこの人も宗谷岬に行きたかったらしい…)

佐多岬にて記念写真久しぶりに三脚使って記念写真を撮ってみたりなんかして…駐車場ではアクエリアスを一気飲み。

もういい加減にしてくれっ!(暑さで若干おかしくなり始めている俺…)

この後のルートを全く考えていなかったので、ツーリングマップルを開いてちと検討。そうだなぁ…志布志の方に行ってみっか?そんな訳で途中錦江町からは国道448号を走って大隅半島の東側へ。

内之浦方面交通量の少ない快走路をひた走り、東側の海沿いに到着。内之浦方面を望む眺望スポットも霞が酷くて写真も残念な感じだなぁ…(汗)そう言えば内之浦といえば固体燃料ロケットの発射台があったよな確か。

内之浦ロケットセンター(内之浦宇宙空間観測所)入り口内之浦ロケットセンター(内之浦宇宙空間観測所)にやって来た所、真っ先に目に飛び込んできたのは「打ち上げ準備中の為 関係者以外立ち入り禁止!」の札。そう言えば近々イプシロンロケットの打ち上げだったよな。こりゃ通りがかっただけでお終いか?などと思いつつ受付に行ってみた。

俺 「あの…見学出来る場所とかってありますか?」

守衛さん 「ありますあります!バイクですね?バイクで入って見学出来ますよ!イプシロンロケットの発射準備も見れますよ!もうすぐ打ち上げですからねぇ!写真撮影どこでもOK!発射台が一番良く見えるのはですねぇ…(以下省略)」

とにかくやたらとフレンドリーな守衛さんなのでありました(笑)

内之浦ロケットセンター見学セット入場証と案内図にイプシロンロケットのパンフレット(打ち上げ予定日は手書きで修正してあった)を貰ったりなんかして打ち上げ準備完了。

内之浦ロケットセンター(内之浦宇宙空間観測所)全景こちらは施設の一番高台にある衛星ヶ丘からの内之浦ロケットセンター全景。左に写っているのが発射台。パラボラアンテナは送受信を行う関係もあって電波望遠鏡よりも造りがゴツいな。

内之浦ロケットセンター 「ミューロケット発射台」発射台はこの辺が一番大きく見えたかな。すでにイプシロンロケットが格納されている発射台からは色々と最終調整作業をしている放送が聞こえてくる。

日本のロケットの父「糸川英夫博士」と日本初の人工衛星「おおすみ」こちらは施設内にある日本のロケットの父「糸川英夫博士」の像と日本初の人工衛星「おおすみ」。おおすみって名前はもちろんここ大隅半島から名付けられたもの。

固体燃料ロケット「推進剤」宇宙グレードの電子部品

固体燃料ロケットの総本山という事で、付属の資料館には固体燃料ロケットに関する資料が盛りだくさん。ちなみに左の黄色っぽいのが推進剤。

液体燃料ロケット関連の展示は入り口の模型だけだったりするから見逃さないように(笑)

内之浦ロケットセンターを堪能した後は志布志湾をトレースして進んだんだが…とにかく暑い。あまりの暑さで完全にグロッキーモード突入の為、途中道の駅「大崎」で遅めの昼飯&温泉タイム。

【鹿児島県大崎町】 あすぱる大崎 「黒豚かつ丼」【鹿児島県大崎町】 あすぱる大崎

風呂上がりに「黒豚かつ丼」を頂いて、何とか復活したのでありました。いや~助かったよ本当に…

都井岬の夕日

志布志湾の南東に位置する都井岬では、今時東京でもこんなに空気汚くねぇよ…と言いたくもなる霞んだ夕暮れを眺めたりなんかして、最終的に小さなスーパーで晩飯の材料を買い込んで道の駅「南郷」で野営。

道の駅「南郷」にて(今夜はスイカ付き)酒よりも何よりも、とにかくスイカが旨かったのでありました。

…だから毎日毎日暑すぎるんだよ九州~~~っ!(汗)

2013_08_13ルートこちらは本日のGPSログ。明日どっちに向かうかは…ま、明日考えればいいでしょ(笑)