「つちのこはいます!」 ~暖房効いてる十三日目編~

【岐阜県郡上市】 道の駅 美並にて

岐阜県郡上市の道の駅 美並の東屋にてお目覚め。どうやら今日は丸一日雨って事で観念するしか無さそうだ。

道の駅 美並にて散歩中のワンちゃん近所のおじいちゃんが連れてきたワンちゃんに癒されたりなんかして、雨の中を合羽を着て出発!北上、もしくは南下して国道経由ってのも考えたりはしたが、県道325号~県道63号~県道294号をハシゴすると上手い具合に東へ抜けられそうなのでこのルートで。

中部電力 岐阜開閉所県道を山に向かって走り始めた直後やたらとデカい高圧線が目につき始め、中部電力の岐阜開閉所はこちらという標識が見えたので行ってみる事に。比較するものが無いので分かりずらいかもしれないが、かなり大がかりな施設。高圧電力の施設なので当然柵越しに遠くからしか見えないが、文字通り送電網の開閉を行う施設らしい。中部電力と北陸電力が電力融通をする施設への電力供給の開閉を担っているそうだ。

高山本線 下油井駅

県道としては結構走りやすい部類の道を駆け抜けて、ポータブルナビに誘導用に設定しておいた高山本線の下油井駅に到着。素朴な無人駅ですな。俺こういう駅は好きだなぁ。

ポータブルナビのナビっぷりがいい感じなので、お次は「つちのこ館」をセット!国道経由のルートを指示してくるが、俺は県道を走りたい気分なので最初はガン無視。とにかくこのナビ、自分のお薦めルートから外れるとひたすらUターンさせようとするんだが…そのうちに諦める。

目的地が近くなってきたのでナビの仰る通りに走行開始。何だか良く分からない山道を進めと言っているんだが、まぁ「つちのこ館」って言う位だから山の中にあるんだろうと言われるがままに進みまして…到着。

ポータブルナビが案内した「つちのこ館」このぼろナビっ!ここのどこにあんだよ!つちのこ館がっ!(爆)

「つちのこ」どころか「つちのこ館」にすら辿り着けない現実に唖然としたりもしたが、どうやらGPSの測地系が間違って登録されている模様。昔はこれでお目当てのラーメン屋に辿り着けなくって難儀したよなぁ…などと思いつつ有視界航法に切り替え。結果…

【岐阜県東白川村】 つちのこ館…ついさっき走ってきた道沿いに有ったじゃねぇかよっ!(爆)

【岐阜県東白川村】 つちのこ館 つちのこの挙動【岐阜県東白川村】 つちのこ館 つちのこ(イメージ)

つちのこ館ではつちのこの挙動や外観を本気で頭にインプット。何故なら…

【岐阜県東白川村】 つちのこ館 つちのこを捕獲したら賞金125万円賞金掛かってるからっ!次の仕事は「つちのこハンター」か?(結構マジ)

そんな訳で…「つちのこはいます!」(作業着)

【岐阜県中津川市】 道の駅 きりら坂下 「野菜かきあげざるそば大盛」

近くの道の駅 きりら坂下で野菜かきあげざるそば大盛を頂いたりなんかしまして(旨)

この後は国道265号経由で更に東へ進んで長野県入り。途中県道8号を使ってショートカットをしたりしつつ…

【長野県南木曽町】 木曽見茶屋 おでん【長野県南木曽町】 木曽見茶屋 店構え

途中、木曽見茶屋で熱々のおでんを堪能。…しっかし寒すぎるだろっ!茶屋の中ではストーブ全開で、しばし温もりを味わう俺なのであった…(寒)

この後は飯田市街を越え、地図で見ると糞詰まり感の漂う国道152号方面へ。途中、大雨の中辿り着いた飯田市南端にある和田地区のスズキヤで猪肉と鹿肉を仕入れて峠越え開始。

国道152号は長野県と静岡県の県境を越えられずに5キロ程の区間が放置状態らしいのだが、ツーリングマップルを良く見ると隣を県道が走っているのでこちらへGo!

長野県と静岡県の県境 兵越峠にて

クネクネしてはいるけれど、意外なまでに快適な県道を進んで兵越峠へ到着。へぇ~こんなルートがあったのか!

静岡県側はクネクネすらしておらず、富士山周辺に良くある直滑降状態な道が続きます。再び国道152号に乗りかえて今宵のねぐらを検討開始。実は一日雨と言う事で朝の場面では我が国の誇る最高峰の宿、塩尻健康ランドも対象だったんだが思いっ切り違う方向に来ている&猪肉と鹿肉を既に仕入れ済みのためいつもの方向性で。

天竜川沿いの秋葉ダム近くに銭湯があるようなので行ってみるも既に閉館時刻。とにかく体が冷えているので風呂には入りたいな。

更に南下して道の駅 花桃の里ってのに辿り着いた。うん、ここは行けそうね。後は風呂なんだが…

天竜市街に銭湯があるのか今一不明。仕方が無いのでポータブルナビに日帰り温泉を探して貰ったところ…あらたまの湯ってのがHit!

今日の「つちのこ館」の失態は帳消しにしてやるよポータブルナビちゃん(喜)

【静岡県浜松市】 あらたま温泉ポータブルナビの言うがままに走りまして「あらたまの湯」へ到着。俺、ここ来た事あるよ!(笑)

今宵は猪肉と鹿肉が登場鹿肉焼き焼き

温泉の温もりを携えたまま何とか道の駅 花桃の里まで辿り着きまして、長野県の和田地区で買っておいた猪肉と鹿肉に舌鼓を打つ俺なのでありました。そう言えばオピネルのナイフが今一な切れ味になっているから帰ったら研がないと駄目だな。

そりゃそうと明日はどうする?雨の静岡県…結構手強そうだけど…(寝)

20140429ルートこちらは今回のGPSログ。昨日に引き続き新しい道ばかりで新鮮だったんだけれども、兎にも角にも寒かった。

越前がにと飛騨牛と ~らっきょうとカレーの別れな十二日目編~

常神岬にて

常神岬の公園にてお目覚め。どうやら天気が下り坂らしいけど、一日保ってくれると良いな…等と思いつつ撤収。どうやらここには昔来た事があるようで、常神のソテツを見た記憶がある。

【福井県敦賀市】 日本海さかな街

国道27号で東に向かい、敦賀市街のちと手前にあった日本海さかな街に来てみたはいいがまだ開店準備中のお店ばかり。一応グルッと一廻り見てみようと場内を歩いていたらラジオ体操の音楽が。ラジオ体操第1の音楽が終わるやいなや店員さん達のスイッチが入りまして…

「ちょっとお兄さんお兄さん!何探してるの!」の大攻勢開始(汗)

お客さんがまだ俺以外に誰もいないので左右から集中砲火を浴びまして辛くも脱出。マジでケツの毛まで抜かれる勢いだったよ(笑)

【福井県越前町】 越前がにミュージアム

敦賀市内を抜けてからは敦賀湾を左手に眺めつつ国道8号を北上し、途中から海岸線を抜ける国道305号で越前がにで有名な越前町へ。そして越前がにミュージアムの見物開始。建物自体が越前がにスタイル。

越前がにミュージアム 越前がにの脱皮越前がにの漁の歴史やら生態なんかを学びまして、3D映画を観賞。漁の様子が立体に飛び出してくるんだけれど、最後の〆は旅館で女性3人が越前がにを美味しそうに食べている場面を長回しという衝撃的な展開(笑)

越前がにミュージアム 越前がに館内には当然の事ながら越前がにの生け簀もある(水槽と呼ぶように)

越前がにを食う気満々で隣の売店に行ってみたんだが…禁漁期間中という事もありお値段激高。そもそも禁漁期間中なのだから他の地域のものだろうと言う事で今回はお見送り。

珍しい糠という地名珍しい左右という地名

色違いのNC700X

糠という地名や左右という地名をゲットして、ついでに色違いのお仲間もゲットしたりなんかして九頭竜川近くの道の駅 みくにへ到着。どうやらこの一帯はらっきょうの名産地だそうですので昼飯はらっきょうと言えばアレって事で…

【福井県三国町】 道の駅 みくに 「らっきょラーメン御膳」【福井県三国町】 道の駅 みくに 店構え

らっきょラーメン御膳(爆)

カレーじゃねぇのかよ!と言うなかれ。らっきょうが入った文字通りそのまんまのラーメンなんですが、さっぱりしてて実に旨い。デカい鶏の唐揚げも旨かった。これはネタ的にもお薦め出来る一品です。

【福井県三国町】 道の駅 みくに らっきょう売り場【福井県三国町】 道の駅 みくに 優勝力士へのトロフィー

らっきょうが名産と言う事で、道の駅には今まで見た事も無い程の種類のらっきょうがずらり。優勝力士へ贈られるトロフィーにもらっきょうがぎっしりととにかくらっきょうだらけ。

【福井県三国町】 道の駅 みくに 「らっきょ屋カレー」そんな訳で小さめのらっきょうと「らっきょ屋カレー」なるものをゲット。このカレーには既にらっきょうが入っているのだが…

付け合わせをらっきょうにすべきか福神漬けにすべきかが最大の悩み(アホ)

この後は加賀~金沢を抜けていくルートも考えたがそれだといつもの展開になってしまうので内陸側に入っていく事に。福井市街から県道経由で九頭竜川沿いを走って、えちぜん鉄道の勝山駅へ。

えちぜん鉄道 勝山駅大正時代初期に建てられた駅舎だそうで中々渋い。駅の隣に有る小さな電気機関車を見たりなんかして再出発。岐阜県の郡上八幡に、駐車料金を払うと泊まれるキャンプ場があるとのツーリングマップル情報。

長良川鉄道越美南線 郡上八幡駅郡上八幡に行ったはいいが、恐らくここだろうと思われる川辺の公園に辿り着くも「ここでキャンプして流されても知りません」的な看板&雨が降り始めたので断念。郡上八幡駅も渋いが街並みも渋かったので次回と言う事で。

郡上市内で晩飯の買い出しを済ませて郡上市の南端に位置する道の駅 美並が今宵のねぐら。

今宵の食材 飛騨牛のA5ランクおつとめ品が光る雨が降ってきたので東屋の下にテントを張って飲んでいたら、山奥で釣りをしていたが雨が降ってきたので下界に降りてきたと言う静岡から来たダンディなおじさんが登場。

飲みながら色々話をしたんだけど、若い頃一度だけ四国に行った事が有るそうで何とヒッチハイクで一周したらしい(笑)震災の時はどうだった?的な話やら、定年になったら女房と二人で東北の方を車中泊で巡ってみたいが、そもそも定年になったら女房に捨てられそうな予感がする…などなど思わず笑ってしまうネタで盛り上がったのでありました(笑)

そうそう、この方もそうなんだけど夜の道の駅で頭にヘッドランプ着けている人はみんないい人ですので変な人とお間違いなきよう(笑)

飛騨牛を網焼きにすると燃える飛騨牛はフライパンで

今宵は贅沢にA5ランクの飛騨牛のおつとめ品。ホントは朴葉味噌で焼き焼きしたかったのだが売っていなかったので、最初は網焼きにしてみたのだが…

駄目ですっ!全部燃えてしまいますっ!(涙)

まぁ何となくそんな予感はしていたのだが…この後フライパンで焼いて美味しく頂いたのでありました。

20140428ルート

本日のGPSログはこちら。来た事の無いエリアだったので新鮮で良かったよ。問題は明日どう走るかなんだよなぁ。雨確定だし。

バイク便にも回送サービスを ~仕方無く?かにや横丁&奥只見湖編~

平湯バスターミナルにて

夜中も雨が降っていたんだが、朝起きた時には曇り空。濡れたまんまでテントとタープをパッキングしていざ出発。そうそう、平湯キャンプ場はゴミ捨て場も完備していたのが結構嬉しい。

一旦平湯バスターミナルに立ち寄った時には何と青空が!こりゃいい一日になりそうだ。

国道471号と国道41号を気分良く北上して富山入り。実は富山には気になる物があって、その一つが「ますのすしミュージアム」。真横を今回も通ったんだが、ちと時間的にあんまり余裕が無い気がするのでまたしても通過。まぁまた来るでしょう。

もう一つは以前富山県を走っていて信号待ちをしていた時に道路標識に現れて、思わす道路標識を2度見した…

高周波会館(爆)

富山の高圧線を支える鉄塔ってロボットみたいな形してるよなぁ…などと思っていた時に突然道路標識の行き先案内に現れたこの高周波会館。行ってみようと思うよりも先に「何なんだこれは…高周波ってそもそも何ヘルツから上の事を言っているんだ?建てられた時代によって定義が変わりそうな気もするが…」などとヘルメットの中であれこれ考えていたらUターンするタイミングを失ってしまったのだよ。多分インターネットで検索してしまえば素性が判明するんだろうが…絶対にこの目で見るまで検索しないと心に誓っている(笑)今回は方角が違うのでこれまた次回に持ち越し。

ま、こいつに関しては絶対また来ると思うけど(笑)

この後は北アルプスを迂回するルートしか取りようが無いので国道8号で魚津、黒部を抜けて糸魚川へ。何時の日か立山黒部アルペンルート全線制覇をしてみたいんだけれども、バイクの回送サービスはやっていないので立山or扇沢に再び戻ってこないとならないのが辛い所。

ま、車か電車で行けばいいだけの話ではあるが(笑)

途中親不知でツーリングマップルを開きつつ休憩しながらちと考える。糸魚川から南下しつつ帰宅してもいいんだけれど、行きとルートがモロかぶり。かと言って妙高~飯山~渋川経由だと雨予報の関東地方に接近するのが早すぎるよなぁ…もう少し大回り出来るのは…ん?上越市から十日町へ抜ける国道253号ってのが良さそうだ。こいつで行きますか!上越まで行くとなると…途中に道の駅能生の「かにや横丁」がありますな…

道の駅能生 かにや横丁そんな訳でブービートラップに見事に捕獲されまして…

紅ズワイガニ1000円分紅ズワイガニ1000円分購入…多いなぁ…(喜)

紅ズワイガニ 食後そんな訳で、30分程無言で至福のひとときを過ごしたのでありました(笑)いや~旨かった!また来ますよ!「かにや横丁」のおばちゃん!

上越市からは快適な国道253号で十日町~六日町へ。ここで国道17号にぶつかる訳だが、ここから南下してしまうと上越道経由かいつもの?奥日光経由が確定してしまうので、ちと欲張って北上&国道352号で奥只見方面へ。

国道352号は枝折峠が通行止め途中、枝折峠は通行止めらしいけれども行ける所まで行ってみようとグリグリ走りまして…福島県側では最終的に何とチェーンがお出迎え(涙)仕方が無いのでバイクと一緒にリンボーダンスをカマしてみたら…

…無事抜けられましたっ!(コラッ!)

一般的には褒められた話では無いんですが…酷道なんて所詮こんなもんですので…スンマセン(汗)

奥只見湖

夕暮れ間際に通りがかった奥只見湖はとっても美しかった…

この後は日暮れと共に南会津入りしてガンガン走り、宇都宮経由でお家へ帰ったのでありました。

2013_06_16ルートこちらは今回のGPSログ。そろそろ新しい相棒NC700Xも、「俺達」の走り方を理解してくれた頃なんじゃないのかな?そう言えばもうすぐ総走行距離1万キロ…

お誕生日会でも開いてやろうか相棒よ?もちろん遠くでね(笑)