今日は「オフコースファン フェス2012」というイベントに参加する為に渋谷にやって来た。写真は会場入り口。アルバムoverの看板が立ってるね。
まぁこの時の様子は後ほどゆっくりと…という事で、少々時間を巻き戻して午前中へ。
G1に付けている標準ズーム用のレンズキャップを何処かで無くしてしまって早数ヶ月。地元の家電量販店などで同サイズの40.5mmのレンズキャップを探してみたものの、あまりに小さすぎるからなのか売っていない。パナソニックかオリンパスの純正品ならあるのかもしれないが、何となく高そう&タムロンのレンズキャップみたいに真正面からつまんで外せるタイプが欲しかった(最近は同じタイプのレンズキャップが各社から出てるけど、昔はタムロンだけだった)ので、新宿西口のヨドバシカメラへ。ヨドバシカメラの開店までまだ時間があったので、まずは新宿駅東口すぐそばの喫茶店ベルクで朝飯を。モーニングセットのコーヒーをアイスコーヒーに替えてもらってのんびり過ごしたのでありました。この店は完全に俺のお気に入りになったよ。
朝飯の後はヨドバシカメラで無事レンズキャップを手に入れまして…「オフコースファン フェス2012」の会場のある渋谷に移動。まだ開場まで1時間以上あるんだが、開場の近くには名曲喫茶ライオンがあったりするので当然時間潰しはこの店で(笑)
道玄坂のちと奥の方、沢山のラブホテルが建ち並ぶ一角に今日も変わらず独特な存在感を放ち続ける名曲喫茶ライオン。店内は写真撮影禁止なので中の様子を紹介出来ないのは残念ではあるが、くたびれた椅子に座りながらコーヒー飲んで、大型スピーカーからクラシック音楽が流れ続ける雰囲気はクラシック音楽好きなら気に入る方が多いんじゃないかな。
ベートーベンのピアノ協奏曲第3番を聴いたりなんかしてのんびり1時間半程過ごしまして…本日のお目当て「オフコースファン フェス2012」の会場のライブハウス「渋谷duo」へGo!
チャリティーイベント的な側面もある今回のイベント、果たしてどれ位の人数が集まるのかと思っていたんだが、ちょうど会場が満席になる位の人数が集まった。大体フルオケ1.5個分くらい、150人位ってところかな。
13時30分開演で20時までの恐ろしく長丁場のこのイベント、まず1発目は1982年6月30日に武道館で行われたライブのフィルムコンサート。30年前のちょうど今日…オフコースは武道館10日間連続ライブの最終日を迎え、小田和正・鈴木康博・清水仁・大間ジロー・松尾一彦の5人のメンバーでの活動に一旦終止符を打ったのでありました。
はっきり言って初めてこの映像を見る人なんてこの会場にはいないと思うんだが(笑)いいものは何度見てもいいものである。
インスト版の「心はなれて」から「愛の中へ」と進んでいくんだが、オフコースの事を知らない方には何のことやらさっぱりな内容になってしまうと思うのでちとご説明を。
オフコースというのは知らない方に分かりやすく説明するとすると、小田和正がかつていたバンドでして、ヒット曲にはお馴染みの「さよなら」があります。小田和正がソロになった今でも歌い継がれる有名な曲としては「言葉にできない」や「生まれ来る子供たちのために」あたりが有名かな。そう言えば「生まれ来る子供たちのために」は、7月7日封切りの宮沢賢治原作のアニメ映画「グスコーブドリの伝記」の主題歌として使われるみたいだ。
これらの曲に俺が出会ったのは確か小学校4年生の頃。未だに歌われ続けているってのがとにもかくにも素晴らしい。そしてこのオフコースというバンドは、俺の人生に多大な影響を及ぼしているのでもあった。オフコースのアルバムには大抵一曲(最後が多い)オーケストラ版のインストバージョンが入っていて、このインストバージョンがとにかく大好きだった俺は高校に入って吹奏楽部でトロンボーンを吹き始め、大学&社会人ではオケに入って練習漬けの毎日を送ることになるのであった。
そんなこともあって…「心はなれて」のオープニングにはやはりジーンときてしまったなぁ…
この武道館でのライブを最後に脱退する事になる鈴木康博の曲の数々も個人的に大好きでして、この頃のオフコースの曲が若干ロックっぽい方向性なだったりするのはこの方の存在が大きいのです。
約2時間程のフィルムコンサート、途中小田和正が鈴木康博のことを想ってか「言葉にできない」で声を詰まらせてしまうファンにはお馴染みのシーンがあったりして…終了。いやぁ…最高だよやっぱり。
お次はこのライブ当時、照明やマネージャーをやっていた方々4名+NHKの「若い広場」という番組で当時のオフコースメンバーにインタビュアーとして登場していた田川氏によるトークショー。
これまた面白い話が色々聞けたのであるが…正直オフコースファンで無いとあれこれ一々説明しないと分かってもらえなさそうなネタでもあったりするので内容については割愛させて頂きます(笑)
こちらはトークショーの後のゲスト&スタッフの記念写真。冒頭、場内は撮影禁止と説明されたんだが、何故かこの場は撮ってもいいと言うことだったのでパチリ。
こちらは武道館ライブ当時のチケット等々。
この後は夜の8時までほぼぶっ通しでオフコースファンバンドと音楽プロデュースを担当した桜田まこと氏&ゲストによる生演奏。このファンバンド、何と…武道館ライブをほぼ丸々コピーしてきやがったのであるっ!(喜)
途中…本物のオフコースメンバー清水仁氏(ベース)がやって来て盛り上がり…最後は何と…ドラムの大間ジロー氏もやって来てドラムで参加!最後の〆は当然「いつもいつも」を皆で歌うのでありました。
うっひょ~っ!「オフコース万歳!」(喜)
いやぁ…いい思い出になったよ。皆さん有り難う。俺はやっぱりオフコースが大好きだ。
では最後に、俺が小学生時代に初めて出会ったオフコースの曲「生まれ来る子供たちのために」の歌詞を抜粋で御紹介したりなんかしてこの場はさよなら…
「生まれ来る子供たちのために」より
多くの過ちを 僕もしたように
愛するこの国も 戻れない もう戻れない
あのひとがそのたびに 許してきたように
僕はこの国の 明日をまた想う
君よ 愛するひとを 守り給え
大きく手を拡げて
子供たちを抱き給え