行くぜ九州! 2016年GWツーリング 「帰ってきたぜ!大分県編」

宿の窓から見える三菱重工の長崎造船所専用バイク駐輪場(雨)

2日目の長崎の朝は「あぁぁぁ~長崎は~今日も~雨だった♪」を地で行く展開。てか昨日までの予想では午後に雨降るんじゃなかったっけ?ちと早まったみたいだな。午前中に移動すれば問題無いなと踏んでいたんだけど。そんな訳で雨雲レーダーを確認してみると…

迫り来る爆弾低気圧の子供

(俺)うげっ!あひる隊長!起きて下さい!ヤバい匂いがしますっ!

(あ)朝っぱらから何事か………えっ…総員!東に向けて離脱用意!

そんな訳で小雨で済んでいる今のうちに今日の宿泊地、別府方面へ逃げてしまえ!と走り出す我々あひるさんチームなのであった(ソロ)

長崎道に乗った瞬間は「ふっ…低気圧め…私についてこられるかな?」位の気分でいたが、何故かボロナビ君は今走っている進行方向を「北北西」と表示中。えっ?何で?東の方角に走らないとマズいんだけど…と思っていたら有明海の存在を思い出した。しまった忘れてた。

長崎からだと一旦北に北上して有明海抜けないと東に進めないじゃん!(涙)

大村湾沿いでは横風にビビりつつ、ここで待ってみても状況は悪化するばかりなのが分かりきっているのでとにかく前進あるのみなのだ。

佐賀県の金立SAにて

そんな訳で最初の小休止ポイントは再び佐賀県の金立SA。雨は結構降っているが風はさほど強くは無い。とは言えここも暴風雨に飲み込まれるのは時間の問題なので即離脱。

【大分県玖珠町】 玖珠SA 「だんご汁定食」

鳥栖JCTから大分道に乗って玖珠SAでまともに休憩。朝飯兼昼飯になりそうな予感の「だんご汁定食」を。「とり天」と「かしわむすび」に大分県を感じる。という訳で…

「待たせたな、帰ってきたぜ!大分県!」(大分県竹田市出身茨城部屋)

【大分県由布市】 道の駅 湯布院 「かぼすはちみつドリンク(ホット)」道の駅 湯布院にて

取り敢えず雨雲から逃げているので風も雨も弱まりつつあるが、湯布院ICから東側の日出JCTまでの大分道は修復工事中なので下道へ。湯布院ICすぐにある道の駅 湯布院では「かぼすはちみつドリンク(ホット)」を。やっぱ大分といえば「かぼす」だよね。

真っ直ぐに別府に向かってもいいんだが、少し遠回りを…という事で、宇佐市目指して県道50号を北上開始。

耶馬溪 仙の岩

県道という事で路面状況が多少心配ではあったが特に問題のある区間も無く、耶馬溪の「仙の岩」でちと休憩。俺、この道通ったのは初めてな気がするな。それにしても九州ってのは雨水とかで長い年月を掛けて削られた地形が多いよな。

宇佐駅ホーム宇佐市に着いてからは入場券を買って宇佐駅を見物。丁度特急がやって来た。九州の電車は水戸岡鋭治デザインで格好いいやね。ま、俺が見たかったのは電車では無くってこっち。

宇佐駅(USA)USA!USA!(お前…もしかしてこれ見に宇佐に来たのか?)

宇佐には宇佐神宮という大きな神社があるらしい…というか宇佐駅に来る時に前を通ったので行ってみることに。

宇佐神宮の駐車場(バイクは100円)に停めようとしたはいいが、宇佐駅でノンビリしたからなのか風が急に強くなってきた。ちとバイクを停めるのが不安だぞこれ…(汗)

ヘルメットをクサビにそんな訳で電柱と受水槽の間にバイクを突っ込んで無理矢理倒れないようにした上で、センタースタンドの下にヘルメットをぶち込んで固定。

これでも倒れていやがったら…廃車にして買い換えるんでそこんとこ四露死苦(悪)

宇佐神宮参道宇佐神宮本殿

宇佐神宮はいい雰囲気の参道に立派な社。まぁ九州には何度も来た事はあるが、まだまだ一通り見たとは到底言えない状態だな俺。そりゃまぁそうと純粋に地震のお祈りをしようかと思っていた俺なのだが、直前に相武紗季様、御結婚の報に触れてしまい…

「神様仏様御主人様、相武紗季様を我が手にお戻し下さい…」(おいっ!)

【大分県宇佐市】 清月堂 「とらまき」

お参りをした後、雨が強くなってきたのでちと参道のお店でのんびり。清月堂の 「とらまき」を頂きま~す。あんこをスポンジ生地でグルッと巻いた和洋折衷のお菓子だね。結構大きいのに1本260円というのもいい感じ。それに…美人姉妹の店員さんの笑顔が相武紗季ショックを完全に忘れさせてくれたよ!有り難う宇佐神宮の神様っ!

(お巡りさんこの人です)

宇佐神宮参りの後は国道10号で国東半島をショートカットしていよいよ別府入り。地獄巡りの客が激減していると出発前に耳にしていたので行ってみることに(約35年振り2回目)。

別府温泉 海地獄

別府の地獄巡りってのは文字通りちょっと離れた場所を「巡る」関係で半日位掛かるので、既に夕方遅い時間帯の今日の所は最初の地獄として有名な海地獄だけだな多分。真っ青なお湯に湯煙が上がる海地獄。こういうのは自分の目で見るか、上手な写真でないと何だか良く分からないかも(汗)

別府温泉 海地獄 とにかくモクモク

こちらも海地獄の一コマ。とにかく別府は蒸気がそこいら中からモクモク上がるんだよな。そりゃそうと何か日が差してきたぞっ!もしかして雨雲抜けたかこれ(喜)

閉園間近の夕方とは言え天気も回復してきたのでホッと一息。ま、別府温泉だと何処にでもあるような気もする足湯に浸かってちとノンビリ。いや~このまま天気になって最後まで保ってくれるんなら今年のGWは当たりだよ。

あひる隊長 足湯という湯船に浸かる

あひる隊長も別府の湯にお喜びの御様子。

別府駅前ロータリー別府駅前 ビジネスホテルスター

そろそろ閉園時間なので別府駅前のビジネスホテルへ移動。別府駅のロータリー隣にある駐車場付き(駐輪可能)な築年数はちと古めのビジネスホテルだな。ま、どのみち外に飲みに出掛けてしまう俺みたいなのには値段の安さが重要なのだが(笑)

【大分県別府市】 チョロ松 店構え【大分県別府市】 チョロ松にて

ホテルとは別府駅の反対側に位置する「かも吸」が旨いらしいと佐賀の提督から伺った「チョロ松」に入店。どうやらGW真っ直中と言う事でカウンター席すら予約で埋まっていて、フリーの席は俺の座ったカウンター席端っこの1席だけだったというラッキー具合。

かも吸と揚げ物は19時からしか出来ないとの事なので、生ビールにサラダに関アジのタタキというスロースターターモードな俺(笑)割り箸にチョロ松って焼き印押されてるな。

ところでチョロ松ってあのチョロ松?とか思いながらビールの次の麦焼酎を飲んでいたら結構早い時間帯に「かも吸と揚げ物」解禁。両方頼んで更にもう一杯。

【大分県別府市】 チョロ松 「かも吸&鶏唐揚げなど」【大分県別府市】 チョロ松 「かも吸でおじや」

「かも吸」の感想なんですが…

これは旨いっ!

和の名店のあっさり鰹出汁では無く、かと言って有名ラーメン店の旨みたっぷり系とも全く違う庶民の旨いの「どストライク」系。食べ進めるうち、この「汁」を一滴残らず楽しむには「アレ」しかないと確信。そんな訳でライスを追加注文。

…最高の「おじや(雑炊)」が完成!そして…旨いっ!(孤独のグルメ 井之頭五郎風味)

別府高等温泉 熱湯の湯船

食後は別府駅間近の「別府高等温泉」へ。入湯料200円という銭湯温泉みたいな存在だ。入り口では「あつ湯」「ぬる湯」を予め選んで入るという源泉温度高めな温泉街で時折見掛けるスタイル。今回は「あつ湯」を選択。

俺、大田区の銭湯に2年間近く通った(アパートの風呂が壊れたのを機に行った銭湯巡りにハマり、大家さんに直してくれと言わずにそのまま銭湯生活)ので熱い湯には慣れたけど、一般的には結構熱いかも。ちなみに東京都で銭湯通いをすると…回数券使っても月1万円位掛かるブルジョアな世界(当時の家計簿ソフトMicrosoft Moneyが言ってた)なので…

安易に真似はしない方がいい(笑)

大分麦焼酎 二階堂別府駅前 ビジネスホテルスターからは別府駅ホームが良く見える

部屋に戻ってからは大分麦焼酎「二階堂」で再び乾杯!窓を開けて外を眺めると別府駅ホームが丸見えのいいビジネスホテルだよここ。

別府駅前 ほか弁の「とり天」レシートの山

別府駅前で買った「とり天」も旨かった。そして…溜め込んだレシートを家計簿ソフトに入力するのが辛かった(笑)

そりゃそうと、明日は天気いいらしいしどうすっかなぁ…(寝)

2016_05_03_GPSログ

こちらは今回のGPSログ。走行距離は336キロ。心配していた道路状況は特に問題は無かったが、とにかく突風が凄かったよ。

行くぜ九州! 2016年GWツーリング 「長崎の路面電車と夜景編」

長崎路面電車 電車一日乗車券

昨日は夜遅くまで盛り上がったので、朝8時過ぎにお目覚め。今日もいい天気だわな。カレンダー的には平日なので、通勤ラッシュの時間帯はちと避けて昨日仕込んだアイテムを取り出す俺。

電車一日乗車券!(ドラえもん風味)

あ゛?バイク?知らねぇよそんな乗り物(完全に二日酔い)

運転台の見える席朝っぱらから迎え酒をキメようかとも思ったが、何とか踏み留まって路面電車の旅スタート。長崎の路面電車、もちろん県内全てを網羅している訳では無いが、長崎市内主要部の観光スポット巡りに丁度いい感じなので今日は一日路面電車で適当に巡るのです。路面電車の運転席後ろの席は開放的でいいやね。

何故か運転席にはスマートフォン置き場が。デイトレでもやんのだろうか?(違)

そう言えば今日は平日だったな。ってことで一応株価の動向などをチェックしてみると.…

何と日経平均マイナス600円越えの大暴落中。連休の中日はどうしても出来高が細るので大きく振れがち。んな訳で…

「主砲、斉射三連!」(レッツゴー兜町レース)

上手く行けば今回の九州ツーリングの費用代位になるんでは無かろうかなどと皮算用。そんじゃまぁGW明けまで宜しく。

やべぇ…連休中なのに働いちまった…(嘘言うんじゃねぇ)

長崎平和公園 平和祈念像

何度も来た事はあるが、まず最初は平和公園へ。平和祈念像の姿の意味するところを再び考える。

平和公園

平和祈念像の隣に位置する原爆落下中心地。

広島ももちろんそうだが、長崎も色々考えちゃう街だよな。それでは…

昼間っからビール昼間っから乾杯!(飲むんだ…やっぱ飲むんだ)

電車一日乗車券の路線図を見てみると、長崎路面電車資料館てのが隣駅の長崎西洋館にある模様。さすがに山手線ほどでは無いが、列車の本数は多い長崎の路面電車。とは言え隣駅なら乗らずに散歩だな。

長崎西洋館

歩いていると長崎西洋館はすぐに見えてきたんだが、歩道が無いよこの交差点…(涙)

散歩すると分かるんだが、長崎市内は横断歩道が無い交差点が結構ある。想像するに坂のてっぺんを過ぎた所に横断歩道作ると自動車のドライバーから死角になって危ないから、作ろうにも作れないんでは無かろうか。しかも位置関係的に片側からは良く見えるが反対側からは見えないと言う事になってしまって、更に作れない場所が増えてしまうという…(仮説です)

実は途方に暮れていたんだが、近づいてみると地下道があって長崎西洋館に無事行く事ができた(笑)

長崎路面電車資料館運行管理システム説明パネルカットモデル

お目当ての長崎路面電車資料館、もちろん大きな施設では無いんだが、朝一の疑問を即解決してくれたパネルにはビックリ。

謎だった路面電車運転席のスマートフォン、GPSを使った運行管理システムの一部なのね。日常的な車両位置の把握、運行ダイヤの管理、緊急時の指令等でスマートフォンを活用するシステムらしい。

誰だよ「デイトレ用」とか言ってたやつは!(俺)

 特筆すべきはマスコンのカットモデルがある事。そして…

ながにゃんピンバッジ正式名称「長崎電気軌道株式会社」のWebShopページか、ここ(一階の呉服屋さん)でしか手に入らないという「ながにゃんピンバッジ」という

激レアアイテム!(謎)

愛用のウエストポーチにさっそく装着。そうか…ピンバッジか…(独り言)

洗濯物

長崎路面電車資料館を見学した後は、夜に干した洗濯物を取り込みに一旦宿に戻るという珍しい事をキメまして(笑)再び路面電車でお出かけ再開。

【長崎県長崎市】 四海樓 (四海楼) 店構え

【長崎県長崎市】 四海樓 (四海楼) 「ちゃんぽん」【長崎県長崎市】 四海樓 (四海楼) 店内

長崎の観光地として超有名処の大浦天主堂やグラバー園の山の下の入り口に位置する四海樓という中華料理屋にやってきた。長崎ちゃんぽん発祥の店だそうで、5階建ての巨大ビルにはちとビックリ。

待ち行列がやたらと長かったが、まぁ特に急ぐような予定がある訳でも無いので、レジの裏側にあったソファーに座って待つ事30分程。一人客でも二人用のテーブルを上手く使っているので場違い感は特に無い。回転テーブルの席とかだとさすがに困っちゃうよね(笑)

初めて来た店なので鉄板メニューの「ちゃんぽん」を注文。烏龍茶を飲みながら窓の外に見える豪華客船を眺めているとちゃんぽんが到着。それでは頂きま~す!

錦糸玉子がたっぷり乗った太麺のちゃんぽんでした。ラーメンと違って具沢山なのがいいよね。皿うどんも頼めば良かったかな(大食い)

昼飯の後は再び路面電車に乗りつつお散歩再開。グラバー園その他には来た事が有るので今回はまだ行った事の無い場所がいいな。

端っこその3(正覚寺駅)

正覚寺駅は線路脇の住宅の基礎部分に思わず目が行く「何だこりゃ?」的風景。

坂本龍馬像福砂屋 長崎本店

懐に手を入れていない坂本龍馬像や福砂屋長崎本店を見物したりなんかして…

思案橋跡九州編「実際行ってみたらガッカリスポットだった」横綱確定の思案橋(跡)。

こんだけかよっ!(思案橋ブルースが泣いている)

シーボルト記念館(休館日の案内)

この後は電車一日乗車券の地図に載っていた「シーボルト記念館」を目指すも、月曜日は休館日。あれっ?今日は?…月曜日と悟り轟沈。完全に忘れてた。仕方が無いのでこのまま亀山社中跡を目指す事に。

龍馬のぶーつ像ひたすら坂道を登りまして、龍馬のぶーつ像までやって来た。しっかしホント坂だらけの街だよな。眺めはいいけど。

亀山社中跡入り口亀山社中記念館(月琴と坂本龍馬の絵)

亀山社中跡の亀山社中記念館を見学。ここが今で言う所の商社の始まりらしい。展示されている月琴を持たせて頂いたりしたが、やたらと軽い&やたらとネックが短い楽器だったな。写真右上の坂本龍馬の絵は名誉館長の武田鉄矢氏寄贈品。

長崎の階段亀山社中跡からの帰り道は行きみたいな坂道じゃ無くって階段のルートを使ったんだけど、これ登るのは辛そうだ(汗)

なんかクロネコヤマトのCMとかで使われそうな階段だよなここ。

眼鏡橋

階段を下りきった後は微妙に迷子になりつつも眼鏡橋へ。確かに眼鏡型。とにかくいい天気だから川岸の広場でのんびり過ごしている方が多かったな。

【めがね橋近く】 チリンチリンアイス長崎名物らしい「チリンチリンアイス」を食べる。150円だったよ。ヘラを使って盛り付けるんだけれど、秋田のババヘラアイスに対してこちらは男性が盛り付けて下さるので「ジジヘラアイス」と勝手に命名。

アイス売りの方、まだまだ若いけどね(笑)

【長崎県長崎市】 皇上皇 「特製皿うどん(細麺)」【長崎県長崎市】 皇上皇 店構え

眼鏡橋見物の後は長崎駅の駅ビルへ。実は長崎出張の時にも来た事が有る皇上皇というお店で「特製皿うどん(細麺)」を。ちゃんぽんもいいけど皿うどんもいいよね。俺、リンガーハットでは8割方皿うどん注文してるかも。

そう言えば昔、会社の同僚だった長崎出身者が言うには「皿うどんは一晩寝かせてフニャフニャになった状態こそ至高!」と力説してたな。長崎のスーパーの総菜コーナーとかだと手に入るよね(笑)

世界新三大夜景チケット

晩飯の後は宿に戻って缶チューハイを飲んだりして時間調整…そして再び出撃。実は昨日、長崎駅の観光案内所で前のお客さんがパンフレットを貰っていて知ったのがこちら「稲佐山展望台「夜景見学ツアー」。「添乗員は同行いたしません」とパンフレットには書かれていたが、地元のバスガイドさんが道中色々案内して下さって、長崎の色々な話を聞かせてくれた。今の長崎市内はほとんどが埋め立て地なんだとか。そう言われてみれば…確かに出島って海に面した島だった訳だが、今となっては街の中に埋まってるもんな。それから福山雅治がこの辺り出身らしく、翌日までニンニク臭が残るラーメンを良く食べているとの事だった(笑)それでは稲佐山展望台からの夜景の雰囲気をどうぞ。

稲佐山の夜景いや~天気も申し分無く、ほんといい一日だったよ。それでは乾杯!

今回のGPSログ…はありません。走行距離は0mm。

行くぜ九州! 2016年GWツーリング 「上陸そして佐賀・長崎編」

フェリーきたきゅうしゅうⅡの朝

朝、名門大洋フェリーの「きたきゅうしゅうⅡ」の船内レストランが開店する前にお目覚め。

スカッと爽やか、いい天気だよ!(喜)

フェリーきたきゅうしゅうⅡ 「朝食バイキング」新門司港に入港中

朝飯もバイキングスタイルなのでがっつり盛って、頂きま~す!食後は九州の高速道路の状況をチェックしたりして、特に問題無さそうな事を確認。そしていよいよ新門司港に入港中。確か一年振りだったな九州。

バイク野郎、九州上陸準備中

新門司港には予定通りの8:30に接岸。車両甲板が開放され、バイク乗りのお仲間達も出撃準備開始。

何処に行くかは知らないが皆さんお元気で。いい旅を!

今回の相棒、あひる隊長俺はというと、新門司港近くのコンビニで今回の相棒「あひる隊長」にこれからの行き先を聞く。ちなみにあひる隊長の生まれ故郷は秋葉原の千石電商。何故あの店で「あひる隊長」が売られていたのかについては国家機密とされているため、残念ながら公表する事は出来ない。それでは隊長、何処に向かいましょうか?

(あ)「武雄温泉に向かいたまえ」 (俺)「はい!喜んで!」

庄やかよっ!(アホ)

金立SAにて

当初、地震の復旧作業のクルマとかで渋滞しているようだったら福岡市街側に大きく迂回しようかとも思っていたが、特に問題無いようなので新門司ICから九州自動車道で長崎道の金立SAまで一気乗り。途中、鳥栖JCT付近の道路が多少波打っている位で、交通量的にも普通の連休中ってな感じだな。ここで佐賀県在住の元同業者(会社は違うけど南武線沿線組)というか艦これ提督の方と連絡を取って、武雄温泉近くで昼飯を食いに行く事に。

【佐賀県】 中華屋の定食(佐賀の提督ご馳走様でした)

中華屋で佐賀の提督と会食(通算3回目)。やはりまさか九州でここまでの地震が起きるとは当初思っていなかったそうで、関東在住時代よりも揺れているとの事。ただこの辺りの連休の観光スポットの人出的には、佐賀県周辺からのお客さんで何だかんだ言って廻っていそうとの事だった。確かに地震の影響とか微塵も感じないもんな。どうやら九州でパナママネーを使うという目論見自体に間違いは無さそうだ。そんな訳でこの会食の代金は私のパナママネーで…

佐賀の提督、またしてもご馳走様でした!(結局また奢ってもらったんかいっ!)

前回は手土産を頂いてしまったので、今回は大洗のガルパン関連の手土産を用意してあるのだ。完全に趣味がかぶっている佐賀の提督と俺なのであった(笑)

ガルパンはいいぞ(アヒルさんチーム)

今日は最終的に長崎市内に行けばいいので、国道34号の下道経由でノンビリ行きますか。

嬉野温泉近くの長崎新幹線高架橋建設現場【佐賀県嬉野市】 シーボルトの湯

色々な場所にタケノコのように生えてきている九州新幹線の高架橋の建築現場を横目に、やって来たのは嬉野温泉シーボルトの湯。それでは一っ風呂頂いていきま~す。

【佐賀県嬉野市】轟の滝

嬉野温泉をのんびり楽しんだ後は、通り掛かりに標識で存在を知った轟の滝へ。滝自体もいいが、滝壺から広がる洗濯板みたいな部分もいいなここ。

お茶の産地としても名高い嬉野の茶畑を抜けると大村湾へ出た。右手に大村湾と大村線を眺めながら進んでいくと千綿駅の標識が。海沿いの駅と言う事で良さげな気がするので、一旦通り過ぎてしまったがUターン。

【長崎県】 大村線 千綿駅舎

おぉ!いい感じの駅舎ではないですかここ。

【長崎県】 大村線 千綿駅ホーム

駅舎には小さなカフェ的な店があり、ホームのベンチで飲んでいるお客さんがいた。ホームに入っても問題無さそうなのでホームへGo!千綿駅、海沿いにある曲がったホームという画になる組合せ。ただ、写真を撮るのはちと難しい。海側から撮りたくなるよな。

諫早湾干拓地の堤防諫早湾干拓堤防道路

まだまだ時間には余裕があるので、ちと遠回りして諫早湾干拓地の潮受堤防へ。ここに来ると毎回思うのは、この堤防の影響で有明海の水質悪化が起きているので試験開門せよという司法判断と開門する必要は無いという司法判断の両方が成立してしまい、どうにも落とし所が見つからなくなってしまっている現状。どうすんだこの問題…と折りにつけ思い始めて早五年。

どうにかなんないのこの問題。

…と、社会派っぽく見せかけてはいるが、単に諫早湾の真っ直ぐな堤防道路を走りたかっただけだったりして(笑)そして国道251号経由でいよいよ長崎市内へ。

【長崎県長崎市】 尾上町駐輪場長崎ゲストハウスCasaNodaにて

長崎は坂の多い街という事で結構中心部にバイクの駐輪場があるので、実はバイク乗りには優しい街。今回は宿近くの尾上町駐輪場を利用。24時間で200円というのもかなり嬉しいよ。

右の写真は二晩お世話になる長崎ゲストハウスCasaNodaの俺の陣地。無料~格安キャンプ場や安いゲストハウス情報が豊富で、いつもお世話になっているサイト「はちのす」には俺が泊まった時には情報が無かったが、俺が行った後に偶然にも情報が増えていた。はちのすの「長崎ゲストハウスCasaNodaのレビュー一発目」が非常に素晴らしいので一応リンクしておこう。

一時期流行ったステマじゃねぇかっ!(悪意は無いし、実入りも無い)

長崎駅前

明日の野望を叶える下準備に、長崎駅に歩いてやって来た。路面電車が走る長崎駅前。いやぁ…何だか懐かしいな。基本野宿ツーリング野郎なので(そりゃこのblog読んでりゃ分かる)、街中を知っている地方都市ってのは出張絡みで来た事のある街である事が多い。ここ長崎もその一つ。

駅の観光案内所に下準備にやって来たところ、俺の前に若い女性二人組が案内所の方と色々相談中。待っていた最中、別に盗み聞きしていた訳では無いがどうしても耳に入ってしまった超魅力的な観光情報。

俺の下準備の用件を済ませた後、「先程のお二人に渡していたパンフレットを私にも一枚下さい。」と言う俺。別にあの二人を追いかける訳じゃないのでお間違いなきよう。

ま、片方の方は俺に一目惚れしたのは間違い無いが(お前…一回捕まれよ)

文明堂総本店のカステラ色の営業車【長崎市】 場末の飲み屋 「地鶏のたたき」

そんなこんなで下準備は無事終了したので長崎市内をお散歩開始。たまたま前を通り掛かった「三時のおやつは文明堂♪」のCMで昭和を生き抜いた方々にはお馴染みの文明堂総本店にはカステラ色のダイハツ・ハイゼットカーゴがっ!

俺のマシンもこの色にオールペンすっか?(多分関東だと誰も分かってくれない恐れ)

路面電車などという文明の利器なんぞには頼らずにこのまま長崎中華街を散歩しまして飲み屋を物色。昼間の会食で佐賀の提督に教えて頂いたお店も気になったが、今宵は何となく寂れた飲み屋のカウンターでマスターだか女将だかとのんびり会話でもしながら飲みたい気分。

そんな訳で、明らかにハズレな店と地元民が足繁く通う店とのギリギリラインに位置していそうな店構えの赤提灯の暖簾をくぐる俺。

結果、メインの料理が「地鶏のたたきと地鶏の塩焼き」の二品しか無いおばぁちゃんが一人で切り盛りしているお店だった。客も俺一人。大丈夫かなこの店(笑)手酌で瓶ビールをグラスへ注ぎまして…

それでは我が生まれ故郷の九州に乾杯!

でも地元民のキープボトルがずらっと棚に並んでいるからあんまり心配要らなそうだなこの店。地鶏のたたきをつまみつつ、おばぁちゃんから色々とお話を伺った俺なのであった。観光地として大変なのは確からしいが、毎年GWとかの連休中はこの店そもそもお客さんが少ないとの事。

なるほどね。どおりで旨い訳だよおばぁちゃん!(地元密着型の当たり店だな)

長崎ゲストハウスCasaNoda屋上にて「佐賀の提督からの贈り物」

散歩をしつつ長崎ゲストハウスCasaNodaに戻ってからは、屋上のベンチで佐賀の提督から頂いた手土産で再び乾杯。洗濯をしている日本語が堪能なフランス人観光客やら、この時期だからこそとやって来たという大阪からの二人組と楽しい夜を過ごしたのでありました。

2016_05_01_GPSログこちらは今回のGPSログ。走行距離は285キロと少なめ。そりゃそうとついに九州入りだ。明日からガンガン走っちゃうよ!