朝、名門大洋フェリーの「きたきゅうしゅうⅡ」の船内レストランが開店する前にお目覚め。
スカッと爽やか、いい天気だよ!(喜)
朝飯もバイキングスタイルなのでがっつり盛って、頂きま~す!食後は九州の高速道路の状況をチェックしたりして、特に問題無さそうな事を確認。そしていよいよ新門司港に入港中。確か一年振りだったな九州。
新門司港には予定通りの8:30に接岸。車両甲板が開放され、バイク乗りのお仲間達も出撃準備開始。
何処に行くかは知らないが皆さんお元気で。いい旅を!
俺はというと、新門司港近くのコンビニで今回の相棒「あひる隊長」にこれからの行き先を聞く。ちなみにあひる隊長の生まれ故郷は秋葉原の千石電商。何故あの店で「あひる隊長」が売られていたのかについては国家機密とされているため、残念ながら公表する事は出来ない。それでは隊長、何処に向かいましょうか?
(あ)「武雄温泉に向かいたまえ」 (俺)「はい!喜んで!」
庄やかよっ!(アホ)
当初、地震の復旧作業のクルマとかで渋滞しているようだったら福岡市街側に大きく迂回しようかとも思っていたが、特に問題無いようなので新門司ICから九州自動車道で長崎道の金立SAまで一気乗り。途中、鳥栖JCT付近の道路が多少波打っている位で、交通量的にも普通の連休中ってな感じだな。ここで佐賀県在住の元同業者(会社は違うけど南武線沿線組)というか艦これ提督の方と連絡を取って、武雄温泉近くで昼飯を食いに行く事に。
中華屋で佐賀の提督と会食(通算3回目)。やはりまさか九州でここまでの地震が起きるとは当初思っていなかったそうで、関東在住時代よりも揺れているとの事。ただこの辺りの連休の観光スポットの人出的には、佐賀県周辺からのお客さんで何だかんだ言って廻っていそうとの事だった。確かに地震の影響とか微塵も感じないもんな。どうやら九州でパナママネーを使うという目論見自体に間違いは無さそうだ。そんな訳でこの会食の代金は私のパナママネーで…
佐賀の提督、またしてもご馳走様でした!(結局また奢ってもらったんかいっ!)
前回は手土産を頂いてしまったので、今回は大洗のガルパン関連の手土産を用意してあるのだ。完全に趣味がかぶっている佐賀の提督と俺なのであった(笑)
ガルパンはいいぞ(アヒルさんチーム)
今日は最終的に長崎市内に行けばいいので、国道34号の下道経由でノンビリ行きますか。
色々な場所にタケノコのように生えてきている九州新幹線の高架橋の建築現場を横目に、やって来たのは嬉野温泉シーボルトの湯。それでは一っ風呂頂いていきま~す。
嬉野温泉をのんびり楽しんだ後は、通り掛かりに標識で存在を知った轟の滝へ。滝自体もいいが、滝壺から広がる洗濯板みたいな部分もいいなここ。
お茶の産地としても名高い嬉野の茶畑を抜けると大村湾へ出た。右手に大村湾と大村線を眺めながら進んでいくと千綿駅の標識が。海沿いの駅と言う事で良さげな気がするので、一旦通り過ぎてしまったがUターン。
おぉ!いい感じの駅舎ではないですかここ。
駅舎には小さなカフェ的な店があり、ホームのベンチで飲んでいるお客さんがいた。ホームに入っても問題無さそうなのでホームへGo!千綿駅、海沿いにある曲がったホームという画になる組合せ。ただ、写真を撮るのはちと難しい。海側から撮りたくなるよな。
まだまだ時間には余裕があるので、ちと遠回りして諫早湾干拓地の潮受堤防へ。ここに来ると毎回思うのは、この堤防の影響で有明海の水質悪化が起きているので試験開門せよという司法判断と開門する必要は無いという司法判断の両方が成立してしまい、どうにも落とし所が見つからなくなってしまっている現状。どうすんだこの問題…と折りにつけ思い始めて早五年。
どうにかなんないのこの問題。
…と、社会派っぽく見せかけてはいるが、単に諫早湾の真っ直ぐな堤防道路を走りたかっただけだったりして(笑)そして国道251号経由でいよいよ長崎市内へ。
長崎は坂の多い街という事で結構中心部にバイクの駐輪場があるので、実はバイク乗りには優しい街。今回は宿近くの尾上町駐輪場を利用。24時間で200円というのもかなり嬉しいよ。
右の写真は二晩お世話になる長崎ゲストハウスCasaNodaの俺の陣地。無料~格安キャンプ場や安いゲストハウス情報が豊富で、いつもお世話になっているサイト「はちのす」には俺が泊まった時には情報が無かったが、俺が行った後に偶然にも情報が増えていた。はちのすの「長崎ゲストハウスCasaNodaのレビュー一発目」が非常に素晴らしいので一応リンクしておこう。
一時期流行ったステマじゃねぇかっ!(悪意は無いし、実入りも無い)
明日の野望を叶える下準備に、長崎駅に歩いてやって来た。路面電車が走る長崎駅前。いやぁ…何だか懐かしいな。基本野宿ツーリング野郎なので(そりゃこのblog読んでりゃ分かる)、街中を知っている地方都市ってのは出張絡みで来た事のある街である事が多い。ここ長崎もその一つ。
駅の観光案内所に下準備にやって来たところ、俺の前に若い女性二人組が案内所の方と色々相談中。待っていた最中、別に盗み聞きしていた訳では無いがどうしても耳に入ってしまった超魅力的な観光情報。
俺の下準備の用件を済ませた後、「先程のお二人に渡していたパンフレットを私にも一枚下さい。」と言う俺。別にあの二人を追いかける訳じゃないのでお間違いなきよう。
ま、片方の方は俺に一目惚れしたのは間違い無いが(お前…一回捕まれよ)
そんなこんなで下準備は無事終了したので長崎市内をお散歩開始。たまたま前を通り掛かった「三時のおやつは文明堂♪」のCMで昭和を生き抜いた方々にはお馴染みの文明堂総本店にはカステラ色のダイハツ・ハイゼットカーゴがっ!
俺のマシンもこの色にオールペンすっか?(多分関東だと誰も分かってくれない恐れ)
路面電車などという文明の利器なんぞには頼らずにこのまま長崎中華街を散歩しまして飲み屋を物色。昼間の会食で佐賀の提督に教えて頂いたお店も気になったが、今宵は何となく寂れた飲み屋のカウンターでマスターだか女将だかとのんびり会話でもしながら飲みたい気分。
そんな訳で、明らかにハズレな店と地元民が足繁く通う店とのギリギリラインに位置していそうな店構えの赤提灯の暖簾をくぐる俺。
結果、メインの料理が「地鶏のたたきと地鶏の塩焼き」の二品しか無いおばぁちゃんが一人で切り盛りしているお店だった。客も俺一人。大丈夫かなこの店(笑)手酌で瓶ビールをグラスへ注ぎまして…
それでは我が生まれ故郷の九州に乾杯!
でも地元民のキープボトルがずらっと棚に並んでいるからあんまり心配要らなそうだなこの店。地鶏のたたきをつまみつつ、おばぁちゃんから色々とお話を伺った俺なのであった。観光地として大変なのは確からしいが、毎年GWとかの連休中はこの店そもそもお客さんが少ないとの事。
なるほどね。どおりで旨い訳だよおばぁちゃん!(地元密着型の当たり店だな)
散歩をしつつ長崎ゲストハウスCasaNodaに戻ってからは、屋上のベンチで佐賀の提督から頂いた手土産で再び乾杯。洗濯をしている日本語が堪能なフランス人観光客やら、この時期だからこそとやって来たという大阪からの二人組と楽しい夜を過ごしたのでありました。