やめときゃいいのに再びオホーツク海へ ~油ギッシュな豊富温泉編~

トムテ文化の森キャンプ場にて名寄トムテ文化の森でお目覚め。夜降っていた雨はなんとか止んでいる。乾いたテーブルがあってバイクも横付けしているので撤収は楽。それにしても北海道はいい無料キャンプ場が沢山あって羨ましい限り。

今日はどこに向かうかなんだが…昨日より少しはマシになっているんでは無いかというささやかな希望と怖いもの見たさによりオホーツク海側に決定。そう言えば今回まだクッチャロ湖から南側のオホーツク海側走ってねぇもんな。

「いつ行くんですか? 今でしょ!」(えぇ~っ…)

そんな訳で国道239号を東進してオホーツク海方面へ。

旧上興部駅途中、旧上興部駅を見物してみたり。これくらいの陽気ならまぁ何の問題も無いななどと思いつつオホーツク海に面する興部町へ入るやいなや一気に気温が急降下…。ぎょえっ!気温7℃だと?ふざけんな昨日と同じ位寒いじゃねぇかよっ!

「この道を行けばどうなるものか…中略…迷わず行けよ 行けばわかるさ」(C)アントニオ猪木

道中同じ方向に走っているSS(スーパースポーツ)を珍しく3台程ぶち抜いたんだが、多分寒くてスピード出せないんだろうな(哀)

霧で見えない神威岬日の出岬に立ち寄って、耐寒耐久レースを楽しんだ後、霧に包まれた神威岬を見つめる俺。

…何も今日来なくっても良かったんじゃね?(アホ)

クローバーの丘クッチャロ湖を一望出来るクローバーの丘。晴れてるといい感じなんだけどなぁ…等と思いつつ一応鐘を鳴らして行き先検討開始。どうやらこのまま道道84号を内陸方面に進んでいくと気になっていた豊富温泉に辿り着けるらしい。そんじゃ豊富温泉だろうなという事で再び内陸方面へ。

豊富温泉へ向かう途中の道道84号線にて青空オホーツク海の重力圏から脱出した途端にこのお天気。もちろん気温も急上昇。

ヒャッハー!(単純)

【北海道豊富町】 豊富温泉 店構え気分良く豊富温泉に到着した…と言いたい所だが、豊富温泉の駐車場にバイクを停めようとブレーキを掛けた時にリアからゴリゴリ感が…

………(嫌な予感)

調べてみるとリアのブレーキパッドが終了。え゛ぇっ…まだ交換してから5000kmも走ってないだろこれ。。。

ま、風呂入ってから考えますか(毎度の展開)

豊富温泉、湧き出してくるお湯に石油成分が含まれているという事でホントに重油のような匂いがする。お湯の表面には油膜が張っていたりと確かに油系の珍しい温泉。おじさんとちと話をしたところによると、アトピー性皮膚炎にいいらしい。確かに風呂上がりのお肌がツルツルというよりヌルヌルだから良さそうだよな。

【北海道豊富町】 豊富温泉 「えぞ鹿ジンギスカン」【北海道豊富町】 豊富温泉 「えぞ鹿ジンギスカン」(調理中)

丁度腹も減っていたので、温泉の食堂で「えぞ鹿ジンギスカン(ソーセージ付き)」を注文。一人前だけれどもちゃんとジンギスカン用の鉄板で頂けるのが嬉しい限り。えぞ鹿って結構肉の色が黒いのね。特に匂い的にクセが有るわけでもなく美味しく頂いたのでありました。

さてこれからどうしようかと建物の前で考えていたら、先程のおじさんが旭川方面は雨らしいと教えてくれた。そんじゃぁまぁ旭川の手前の晴れてるエリアで野営だな…とかなり適当な方針を決めて国道40号を南下開始。

音威子府 北海道命名ゆかりの地

国道40号をまともに走るのは初めてな気もする。結構大型トラックの多い道なのね。途中、北海道命名ゆかりの地というのが有ったので行ってみたりなど。松浦武四郎が北加伊道と名付けたのが北海道となったと解説には書いてあった。

「信じるか信じないかはあなた次第です」(都市伝説じゃねぇよ)

この先キャンプ場が点在しているんだが、昨日と同じ場所に泊まるのも何なので森林公園美深アイランドに決定。

森林公園美深アイランドにて

美深の街中で買い出しをして(上空に南側からの雨雲が広がってきた)森林公園美深アイランドへ。料金300円だけれどもオートキャンプ場だそうでして、バイク専用の乗り入れ可能な広めのエリアが有ります。

今宵の食材

今宵は何故か在庫処分で叩き売られていた北海道の地酒がメイン。さてプチ宴会を始めますか…と思ったら夕焼け空が広がってきたのでしばし中断。

ようやく夕焼けいや~夕焼け見るの久しぶりだね。これ位の天気でいつも頼むよ北海道ちゃん。

今宵もホッケシイタケ焼き

そんなこんなで毎度の事ながらホッケやらシイタケやらをつまみつつ、ダラダラ飲むのでありました。

そう言えば、リアブレーキのパッドどうすんの?(忘)

2014_06_18ルートこちらは今回のGPSログ。オホーツク海は冷えすぎだから、みんなで立ち小便して海水温上げてやった方がいいぞマジで。

極寒の宗谷岬へレッツゴー! ~何でこんなに寒いのよ編~

稚内ドームにて稚内ドームでお目覚め。まぁ当然の事ながら寒い。霧が凄まじく待っていても状況は変わりそうも無いので宗谷岬に向けて出発。

稚内市街から宗谷岬までは距離的には30キロもないので小雨混じりの空の下トラックと一緒に朝9時前に北上完了。

やたらと寒い宗谷岬久々の宗谷岬に感動…と言いたい所ではあるが毎度お馴染み状態なのでそうでもない。そりゃそうとバイク野郎もチャリダーも一人もおらず、いるのは大型バスの観光客だけというお寒い状態。

そりゃ寒いわな。土産物屋のでっかい温度計の表示は4.2℃…(ふざけんな宗谷岬っ!)

土産物屋に寄る気にもならず近くのガソリンスタンドへ。大体日本最北端到達証明書とか売っちゃっているあたりが気に入らない。そういうのは心の中にそっと仕舞っておくもんだ…などと思いつつ給油完了。

日本最北端給油証明書無事に日本最北端給油証明書ゲットだぜ!(お前…)

クソ寒い宗谷岬からオホーツク海側の国道238号も寒さは全く変わらずにひたすら耐久レース状態で道の駅さるふつ公園でようやく休憩。

はっきり言って缶コーヒーのぬくもりよりも暖房便座の方が温かい(尾崎豊を卒業)

オホーツク海沿いを走っている限りこのクソ寒い状況は変わらなそう。結局クッチャロ湖から国道275号で内陸側に向かうまで再び耐寒耐久レース続行。

国道275号にて国道275号に入ると霧も晴れ、路面も乾いてきてやや平和に。せめてこれぐらいで頼むよ北海道ちゃん。

音威子府駅音威子府駅に到着する頃には日も差してきて一気に状況改善。そんな訳で例の一杯を。

【北海道音威子府村】 音威子府 「音威子府蕎麦」一杯の音威子府蕎麦(玉子付き)

【北海道音威子府村】 天塩川温泉【北海道音威子府村】 天塩川温泉 湯船

相変わらず真っ黒な蕎麦をずるずると頂いて、冷えた体を温めに近場の天塩川温泉へ。いや~温まりますなぁ…。ここの裏にも無料キャンプ場があったりするんだがまだちと早い&買い出しも終わっていないのでもう少し南下する事に。

【北海道美深町】 道の駅 美深 「北あかりコロッケ」Twitterで教えて頂いた、旨いと評判の道の駅 美深の「北あかりコロッケ」をパクつきながら今宵のねぐらを検討。そうだなぁ…名寄市のトムテ文化の森キャンプ場ってのがいいんではないかな?無料だし。

名寄市 トムテ文化の森キャンプ場にてそんな訳で管理棟で利用申し込みをした後、名寄市内で買い出しをしてキャンプ場へ。他に誰も来なさそうなので屋根のある炊事場の下にテントを張る。

今宵の食材またしてもホッケ

そんなこんなでプチ宴会開始。毎日のように食っている気がするホッケを焼いたりなんかして一日を振り返る。

宗谷岬?そう言えばそんな場所もありましたなぁ…(忘れるの早っ)

2014_06_17ルート本日のGPSログはこちら。しっかし稚内からオホーツク海沿岸部の寒さは異常だったな。

久々の宗谷岬のはずが… ~あまりの寒さに稚内ドームでビバーク編~

鏡沼海浜公園にて鏡沼海浜公園にてお目覚め。雨こそ降っていないが気温7℃位とちとお寒い朝。降る前に荷物を撤収して久々の宗谷岬へ向け北上開始。が…

ライダー憧れのサロベツ原野(クソ寒い)冷たい雨にうたれて サロベツ原野を走ったの~♪(C)荒井由実

ライダー憧れの道なんて呼ばれる事もある道道106号だが、もはやこうなってしまうと爽快感がどうのとかいう話では無く単に寒いだけ。

稚内ドームへ避難11時過ぎに稚内市街に到着後、とにかく屋根付きの場所って事で北防波堤ドーム(通称稚内ドーム)へ一旦避難。一応気温を確認してみると8℃とな。日が出てないから全然気温も上がっておらずこれまたお寒い限り。夏場の雨用グローブを絞りながらこの先どうすっかを考えていたら電話着信。茨城の母からだったので出てみると…「家のクーラーが壊れたから買い換えるんだけれど、富士通と三菱どっちがいいの?」なる内容…

「クーラーなんて捨てちまえ!こっちは寒いんだよっ!」(内心)

完全にやる気を失って出した結論は…

「総員に告ぐ。残念ではあるが本日の宗谷岬アタックは中止。風呂に入って酒飲んで寝るように。」(ワーイ!)

【北海道稚内市】 港のゆここ稚内には3年前に出張で来た事が有って、何気に路線バスでグルグル市内を巡った事があるので結構詳しい。そんな訳でまずは稚内駅近くの観光施設っぽい場所にある港の湯へ。風呂に入った瞬間に体中の血管が膨張するこの感覚は…

間違いなく冬です!(確信)

この温泉施設内にも食事処が沢山あるんだが、ふと稚内駅前の「たからや」と言うラーメン屋を思い出して調べてみると今も営業している模様。前回稚内に来た時はちょうど新しい駅舎と古い駅舎がまだ両方あって、駅前の区画整理をやっていた頃だったんだが…どうやら場所的には稚内駅前って事には変わらないみたいなので昼飯はたからやって事で。

【北海道稚内市】 たからや 「塩ラーメン」【北海道稚内市】 たからや 店構え

「たからや」は昔とは多少場所が変わっていて、稚内駅前ロータリーの真ん前という分かりやすい場所に少々大きめのお店に生まれ変わっていた。ま、大きくなったとは言ってもギッチリ詰めて15人入れるかどうかという大きさだけれども。

今回も塩ラーメンを注文(塩と醤油しかないんだけれども)。味は思い出と変わる事無く旨く、やっぱりお麩がいい感じですな。

最北端の駅 稚内駅稚内駅旧駅舎があった場所には新駅舎が完成していて、日本最北端の線路の碑が建っていた。写真を撮っていたら再び冷たい雨が降り始めたので一路スーパーへ。あれこれ買い物をしまして稚内で雨と言ったら当然の事ながらあの場所に再び帰還。

再びの稚内ドーム午前中の写真とあんまり変わらないかと思いますが、一応観光名所なので出来るだけ奥の方に陣取ってます。

再びの稚内ドーム(明るいけどテント設営)寒いけれども乾杯!

まだ15時なのにバイクの影にテントを張りまして(隠れてないけど)…クソ寒いけどやっぱり乾杯!(アホ)

海上保安庁の巡視船「れぶん」稚内港湾原点

とは言えさすがにプチ宴会を始めるにはちと早いので近場を散歩。実はテントの真ん前には海上保安庁の巡視船「れぶん」が係留中。夜中怪しい人影が現れたりしたら艦砲で撃って貰えるはず。遠慮しないで撃っちゃって下さい。

あ…俺は怪しくないので撃たないでね…(願)

お隣の写真は稚内港原点。

立ち小便しようとしたら見つけたってのはここだけの秘密である(撃たれるぞお前…)

今宵の食材(あんまり凹んで無い)ホッケが旨い

昨日ヒグマの恐ろしさを実感したので酒は濁り酒の「くまころり」。そのまんまじゃ焼けないサイズのホッケを気にもせずに買ってきましてプチ宴会開始。時折登場する犬の散歩中の地元の方と目があった時は満面の笑顔を返して怪しくない人をアピール。

ま、ここってもうしばらくするとバイク野郎のテントだらけになるからそんなに気にしなくってもいいんだけれどね(笑)

2014_06_16ルートこちらは今回のGPSログ。今使っているアライテントを譲って頂いた山屋の兄貴に「お前は低温に対する耐性が無さすぎる!」と言われたりするものの…35℃~5℃までの気温に対応出来るバイク野郎なんて普通いないのよ。それに…

こう見えても俺はシティー派なんだよっ!(またしても死語)