「天然温泉こまち健康ランド」をちょっと遅めの8:30に出発。相変わらず雨まじりのどんよりとした空の朝だが、昨夜の暴風雨はどこへやら。
今回のツーリング、毎度の事ながら特に行き先を決めていないので今日はどこへ行こうか考えたんだが、雨に祟られ続けている今回のツーリングのゲン担ぎも兼ねて、過去行く度に良い天気に恵まれ続けている男鹿半島へ。
国道7号を北上し県道56号で海岸線を更に北上。海岸線と言う事もあって横風がかなり強い。
男鹿半島の付け根付近で「なぐごはいねぇかぁ~」でお馴染みの、巨大なまはげがお出迎え。まだ小雨混じりの天気ではあるが、向かう先の空は明るいではないかっ!さすがは男鹿半島、俺との相性バッチリだ。
この後は男鹿半島を海岸線沿いにアップダウンを交えて時計回りにぐるっと廻って、端っこの入道崎灯台へ到着。それにしてもこの一帯は、海を眺めながらくねくねな箱根路を走っているような贅沢さがありますな。
10:30過ぎに入道崎へ到着し、灯台の廻りをぐるっと散歩した後は売店へ。この日、風が強いのは昨日と同じなんですが、昨日の南風とは真逆の冷たい北風。やたらと寒いので、でっかい汁物「磯ラーメン」を朝飯代わりに頂きました。
一般的な醤油ラーメンの上に海草やイカ、カニが載った美味しい一杯。店内にあった石油ストーブで暖まらせてもらいながらご馳走様。お店の方にお客さんの入り具合を聞いてみた所、やっぱりあまり芳しくないとの事。「そんな事より、今日は日本中寒いから兄ちゃんきいつけてぇな!」と言われてしまった。それでは皆さんもお元気で!
この後は入道崎からそう遠くない、男鹿半島屈指の景勝地「八望台」へ。上の写真は手前が「二ノ目潟」でその先に日本海。とっても良い景色なんですが男鹿半島自体が渋滞とは無縁の存在故、こちらも快適なツーリングやドライブがてらに立ち寄れるかと思います。今回も何故か誰もいませんでした。
誰もいないので、のんびり考え事などをしながら行き先を考える事少々。そうだなぁ…これであと山形県入りすれば一応東北6県を巡った事にはなるんだなぁ。何か北海道の「ホクレン・フラッグ」を思い出すなぁ…あの旗欲しさにでっかい北海道を駆け巡ったもんだよ…
あ゛…
しまった~っ!気付くのが遅かった……(涙)
何と言う事だ。最初っから意識していればきっと今頃完成間近だった訳だが…さすがに今回はもう無理だよなぁ…でもなぁ…今やらないでいつやるんだろう…
ん?今日も入れるとあと4日。ちょっと勢いをつければ今からでも間に合うか?秋田県のはこれから走りながら探すとして…位置的に最初に青森県へもう一度行かねばなるまい。まぁ天気も良くなりつつあるし…今から始めっか!
こんな感じに?今後の大まかな予定が決まりまして、今日は再び青森県を目指して走る事に。個人的に男鹿半島は南側が好きなので、またしても南側をトレースして国道101号を北上開始。昨日の夜も走ったはずの国道7号を東へ東へ。ハチ公のふるさと大館の国道7号で、実は昨日の豪雨の中でも見掛けて興味津々だった「ロケット燃焼試験場」の標識の示す方面へ道を逸れてみたりはしたんだが結局辿り着けず。ま、今度ちゃんと場所を調べてもう一度来ますかね。
この後は、森の熊さんに出会わずにキャンプが出来そうな気がする太平洋側を目指して国道454号を東進。クソ寒いにも関わらず、やめときゃいいのに国道102号で標高1000メートル越えの極寒エリアを駆け抜けて…奥入瀬渓谷を抜けたエリアに到達。
見よ!このフォトショップで加工したかのような空と大地のコントラストを。さすがに今晩はテント暮らしをするつもりなんだが…おいおい、大丈夫なんだろうな?
この後は「道の駅 奥入瀬」というでっかい道の駅が問題無く使えそうな事が分かったので、十和田市内へ晩飯の材料の買い出しへ。その時良い具合に日帰り温泉らしきものも見つけたりして、完全に準備完了。十和田地方?ってのは、市街地から東側は平野が広がっているんですな。
十和田市内のスーパーで酒やら食材やらつまみやらを買い込んで、来た道を戻りながら最初に向かったのはこちら「十和田ポニー温泉」。宿泊施設に銭湯的な施設がくっついている日帰り温泉てな所ですが、洗い場も湯船も十分でかくてオマケ的な雰囲気は微塵もありません。温泉成分で床が結構滑るので、備え付けの人工芝?の上を歩くのが無難ですね。アルカリ性のお湯なのでかなりヌルヌルしてまして、最終的にお肌がすべすべになります。
今晩の野営地「道の駅 奥入瀬」が十分近いという事もあり、のんびり楽しませて頂きました。これで350円なんだから文句の付けようがありません。朝5時から営業しているとの事なので、朝風呂として立ち寄るのも良さそうです。またお世話になりたいと思います!
「道の駅 奥入瀬」に着いたあとは久々にテントを建てて晩飯兼晩酌開始。
酒とつまみのチーズやら何やらはこの写真以外にも色々ありますが、特徴的なものを御紹介。本日の地酒はまさにこちらが地元の「鳩正宗」。メインディッシュはやっぱりタマネギとバラ肉で御当地B級グルメを再現。それから右は「ねぶた漬け」。話が多少前後しますが、このねぶた漬け、酒の肴に最高ですな。
それではテントで飲みながら、テントの前室で今年最初の野宿飯を調理開始。タマネギを丸ごと1個分カットして、愛用の100円ショップで買った鋳物のフライパンで炒めます。ま、炒めると言っても地図を眺めながら酒を飲んでいるので全く手は掛かってません(笑)
タマネギがいい色合いになった頃合いで肉を投入。この時軽く上から塩・胡椒を気分的に振り掛けました。ま、あんまり細かい事は気にしないのはお約束。
タマネギの上にのせた肉にも火が通ってきたら、青森全域で焼き肉のタレといったらこれで決まりらしい「スタミナ源たれ」(実際、十和田市内のスーパーで一番目立つ所に大量陳列されていて驚いた)をぶっかけると…甘酸っぱい匂いがもの凄い勢いで立ち上りました。これは旨そうだっ!
そして…「十和田で作ったバラ焼き」が完成!それでは頂きま~す!
旨いのはもちろんなんですが、「スタミナ源たれ」が決め手になっている事は疑いの余地が無いですな。このタレ、とにかくリンゴ果汁の香りが凄まじく立っているタレでして、一般的な焼き肉のタレとは全くの別物。説明するのが難しいんだが…何というか「生」のタレという印象です。
…ま、こんな感じに久々のキャンプの夜は更けていくのでありました。
色々と考え事をするには、俺にはこれが一番なのかもしれないなぁ