それじゃぁ行こうか「日本最西端」の駅へ! ~松浦鉄道の旅~

~今回の記事は電車移動だけなので、分かりやすい様に最初にGPSログを~

何やらかなり寝不足気味な状態で目が覚めまして…ホテルの朝飯を食べた後で佐世保駅へ。

途中、面白い行き先の路線バスが駅前の国道を駆け抜けていった。バスの行き先表示が何と驚きの「黒髪行き」。これって何か記念乗車券でも作って売り出したら、それなりの需要が有るんじゃないかと思うんだけどなぁ。駄目かな。

   

その後、佐世保駅にあった「JR最西端の駅」の碑やら、桃太郎電鉄に出てくるボンビーの像(「貧乏が去る像」らしい)の写真を撮ったりしつつ、本日のお目当て松浦鉄道へ。

長崎県北部をほぼぐるっと廻る路線でして、東京・大阪の環状線を彷彿とさせる路線図が。でもちょっとデフォルメし過ぎだと思うけどなぁ(笑)

松浦鉄道フリー切符を購入し、本来は「伊万里行き」に乗れば乗り換え無しで行けるんだが、もうすぐ出発時刻の7:52発「佐々行き」に乗ってしまう事にした。

佐世保駅を出発する時は部活に向かう高校生でそれなりの賑やかさだったが、4つめの泉福寺と言う駅で高校生達が降りてしまった後は、いかにもローカル線という雰囲気に。

そう言えば昨日の大村線の車窓でも感じたんだが、この一帯はどういう訳か今が田植えの時期らしい。何でこんなに遅い時期なんだろうか?稲の品種が違うのかな?それから季節外れの台風2号が九州に接近中という事もあり、窓の外に見える空は低い雲で覆われている。そう言えば、今朝見た天気予報、台風が進路予想の北寄りを進んでこられたら、明日直撃コースなんだが…

天気がいい時にもう一度やって来たくなる車窓を眺めつつ、この列車の終点「佐々駅」へ8:28に到着。次の伊万里行きがやって来るまで30分ほどあったので軽く駅前をお散歩など。

9:03の「伊万里行」に乗り込んで40分ほどで、今回の旅最大の目的地日本最西端の駅「たびら平戸口駅」へ到着ですっ!

全ての列車がこうなのか分かりませんが、8分間駅に停車するとのことでして、記念碑の写真を撮ったり、記念入場券を買ったり、封筒の裏にスタンプを押したりしていたら、ちょうどいい具合に発車時刻になりました。

この駅からは長崎県の北部沿岸を東に進みまして、最終的には佐賀県の伊万里市へ向かいます。途中「松浦発電所前駅」という分かりやすい名前の駅からは巨大な火力発電所が目の前に見えます。どうやら石炭を燃料にしているらしく、敷地内に巨大な石炭置き場。あの量で何日分の燃料なんだろう。

たびら平戸口から1時間少々掛け、10:55に焼き物で有名な伊万里駅へ到着。伊万里駅を軽く見物した後は、これまた焼き物の有名処へ向かいます。10:05発「有田行き」に乗り込みまして、11:31に有田駅へ到着。松浦鉄道を隅から隅まで堪能する電車の旅となりました。

この後は荷物をコインロッカーに突っ込んである佐世保まで戻るんだが、次の佐世保行きの電車は12:34と1時間程あるので、有田の街をお散歩開始。

まず最初に目についたのはどういう訳か有田駅前のポスト。正直…出してはいけない気もするこの機密文書、かといって持っているだけでは何も起きないのも確かなのでこのポストへ投函しようかどうしようか悩んだ末…ついに投函してしまった。。。あぁ…

(彼はこの後、一週間程苦しい思いをしたと言われている)

街を歩いていると、豆腐屋さんの軒先に「ごとうふ」なる一品が売られていた。豆腐とは違う物なのかな?一袋買ってみようかとも思ったが、この時間帯に水物を買って宿泊先まで持って歩くのはさすがに厳しいので今回は断念。

それから「有田焼カレー」なるのぼりに強烈に興味を惹かれるも、そう言えばそもそも有田駅には駅弁があったりするのかが気になって一旦駅へ戻ってみると…「有田焼カレー」自体が駅弁なのであった。駅のベンチで頂きまして(こちらは別記事にて)、12:34発「佐世保行き」で佐世保に戻りま~す。

そう言えばこの佐世保線、佐世保駅の3つ手前の早岐駅でスイッチバックして進行方向が反対になる面白い構造になってまして、最後の10分間ほどの区間は、お客さん全員が後ろ向きに進んでいくという一風変わった光景が広がります(笑)

この後は、佐世保港を散歩した後「日本一元気な商店街」と呼ばれている「佐世保商店街」へ。実際に歩いてみると最新式のアーケードという訳でも無いのに確かに活気があって、おまけに自衛隊の若い学生?が水兵さんの格好で歩いていたり、佐世保の米海軍が有ることでアメリカ人が沢山歩いていたりするので確かに普通の商店街では無い印象。一般的なお店に混じって「佐世保バーガー屋」やら「ジャズ喫茶」があったりするのも効いてる気がするなぁ。

商店街を歩いていると、丁度いい具合に玉屋というデパートで「長崎県産品まつり」なるものを開催中。長崎名物とはなんぞやを学ぶべく寄りまして…

…食べまして…

   

今回の出張兼旅行の最後の宿泊地「大村」へ向けて電車で移動開始です。
大村公園で「花菖蒲まつり」なるものを開催しているらしいんだが、さすがにこの天候だと明日行くのは無理だろうなぁ。

JR最西端の駅「佐世保」へ到着! ~もちろん佐世保バーガーもあり~

何とか仕事を終わらせた後は、今晩の宿のある佐世保へ電車で向かいままして…1時間と少々掛けて佐世保駅へ到着。二日間有効な「ぶらり大村線きっぷ」で真ん中(諫早)と端(長崎)から端(佐世保)まで乗った事になるわけだ。ただ3000円とちと値が張るので…出来る事なら2600円位だと嬉しいかな。

まぁそりゃそうとこの佐世保駅、JR最西端の駅でして…

・3月 9日の最南端の駅「西大山駅」
・3月22日の最北端の駅「稚内駅」

に続きまして、ついに最西端の駅にまで出張ついでに来てしまったのだっ!ま、最北端以外は、無理矢理やって来た気がしない訳でもないが(笑)

今日は佐世保市内に泊まってしまうので記念写真の類は明日にしますかねぇ。佐世保と言ったらとりあえず「佐世保バーガー」だと思うので、荷物をホテルにぶち込んだ後は毎度の事ながら本来の服装に着替えて街中へ。

出張前に事前に印刷して持ってきているという、仕事では発揮しない手回しの良さの結果でもある「佐世保バーガーマップ」を参考に「レストハウス リベラ」へやって来た。(注 印刷用のpdf版に示されている「レストハウス リベラ」の場所は移転前の場所らしく、実際の店舗は東口を出て右手のエスプラザ1Fにありました)

    

ホテルへ戻って、手提げ袋から佐世保バーガーを取り出したんだが…常識的なでかさを越えたでかさだなこりゃ。メガマックのように上に積み重なっている訳ではなく、250グラムの和牛パティをでかいバンズではさんだ一品。先ほどの「とりあえず佐世保バーガー」と言う発言は撤回させて頂きます。これ1個だけで十分晩飯になる量だよ…(汗)

で、肝心の味なんだが、見た目の大雑把さとは違って中のパティは100%和牛という事もあってとってもジューシー。どう頑張ってもお上品には食べられないが、そんな事は気にしない気にしない(笑)分厚いパティの上側にはトマトとレタス類が、下側にはとろけたチーズ。はっきり言ってチーズハンバーグステーキと前菜のサラダを、手でもって同時に食べている様な状態です。

ビールを飲みながら食べ進めまして…全部食べ終わった時には、満腹感からしばらくのあいだ放心状態に。

仕事は無事に終わったので、ここから後は100%個人的な時間がスタート。

思い起こせば、最南端の駅の黄色いポストを見た時に思いつき、最北端の駅の近くの郵便局のテーブルで作成した機密文書第2弾の作成開始…

今回は真面目な内容にするべく、ビジネスホテルの机の上で作成したんだが…字が汚すぎて読めない気がする。。。しかもあろう事か「足りなく」なってしまったではないか。。。作成し直すにしても用紙の予備なんて用意していないんだよ…トホホ。

しばらく考えた後、これは自分の表現力の限界だろうと言う事で無理矢理納得し、投函しようと夜の佐世保駅前へ歩いて行き、ポストの前で考えた。。。

そもそも「機密文書」を「むき出し」で送ってもいいものなのだろうか…?

結局、この時はコンビニで封筒を買ってホテルへ戻ってきてしまうのであった。

…長崎の夜は長い…

【長崎県長崎市】 長崎駅アミュプラザ 皇上皇 「特製皿うどん(細麺)」

仕事の前に腹ごしらえという事で、長崎駅の駅ビル「アミュプラザ」の5Fのフードコートを物色。まぁここは、ちゃんぽんか皿うどんで決まりだろうと、いかにもそれ系の色合いのお店の前へ。

見本を眺めながらちと考える。そうだなぁ…今回は皿うどんにしますかね。せっかくだから特製皿うどん行ってみますか。ん?太麺と細麺があるのか…餡が染み込んでふにゃふにゃになった麺も旨いので、今回は細麺にしようかな。

結構広い店内は、1/3程のお客さんの入り。特製皿うどんの細麺を注文すると、5分位で出来上がり。思った以上に皿が大きく、縦方向にも厚みがある盛り方なので結構な量がありそうです。それではソースを少々かけましてと…頂きま~す!

おっ!駅ビルという場所柄、実はあんまり期待してなかったりもしたんだが…こりゃ旨いよっ!ほとんど針金みたいな細さの麺だが、こっちを選んで正解だった気がするな。バリバリ喰えるこの快感。

具も餡も十分な量がありまして、具は写真で分かる範囲でキャベツにキクラゲ、イカにエビに豚肉にナルトに刻みネギといった所でしょうか。そして極細麺ゆえにふやけるのも良い意味で早く、餡に触れている部分は早くもしなっとしてます。

バリバリ食べたりくにゃっとしている部分を食べたりとで食べ飽きません。結構な量でしたが、もちろん残す事などなく完食です。

もちろん中華街に行けば名店は沢山あるんだと思いますが、こちらのお店の良いところは駅に近い事、そしてこれは結構重要なんですが、一人でも気兼ねなく入れるところですかね。私の様に出張でやって来た場合でも間違い無く来て良かったと思えるお店だと思います。

ご馳走様でした!機会があったら是非また伺います!