【土浦市】 らーめん 大葉 「大葉らーめん薬味増し」

20:00丁度に土浦駅へ到着。土浦で一杯頂いて、20:58の電車に乗りたい…というか乗らないと水戸で長~い電車待ちをする羽目になるんで、今回も小櫻はお預けだな。茨城の代表的な有名店なのにまだ行った事ないんだよなぁ(汗)

そんな訳で駅の近くという条件付きで検索してHitしたのがこちら「大葉」。どうやら千葉のご当地ラーメン竹岡式のラーメンを出しているとの事で、かつて頂いた「梅乃家」のような強烈な一杯が出てくるのかどうか楽しみですな。駅から歩いて5分位の場所に無事お店を発見。L字型のカウンター席に座りまして、「大葉らーめん(竹岡式ラーメン)」と「薬味増し(タマネギみじん切り)」を注文です。

しばらく待つと注文の一杯が到着です。竹岡式ラーメンを頭に思い浮かべて待ちかまえていた事もあり、スープの黒さは想定内です(笑)それではスープから頂きま~す!

おっ…確かにこれは竹岡式。だけど梅乃家のジャンキーさがこのスープには無いですな。何というか…上品さを感じる位で素直に旨いです。ただ、薬味のタマネギと一緒にスープを飲むと、普通のラーメンでは味わう機会のあまりない苦みを感じるあたりの味的なインパクトはこの一杯にもありますね。麺は細麺ストレートで、スープと一緒に食べ進めるのがいい感じですな。具は薬味の刻みタマネギにメンマ、炙りチャーシューに味玉半分にノリ。この一杯のスープのベースになっている炙りチャーシューもいいんですが、やっぱり薬味(刻みタマネギ)の存在が大きいです。タマネギ嫌いな方にはさすがに勧められませんが、薬味は入れた方が竹岡式っぽい気がしますな。そんなこんなでもちろん完食で~す!

千葉の人気店「梅乃家」もこれくらい平和な味だと観光客のみんなも幸せなのかもしれないが、さすがにそれは本末転倒かな(汗)

竹岡式に興味があって、まだ食べた事が無い方はこちらで一度食べてみるってのは十分有りですね。梅乃家との比較という意味では「味&雰囲気的なジャンキーさ」と「おばちゃんパワー」に関しては、竹岡でないとさすがに味わえませんが(爆)

土浦駅から程良く近く、つけ麺もやっているとの事なのでまた伺うかと思います。ご馳走様でしたっ!

【筑西市】 らーめん たじま屋 「チャーシューめん醤油(手もみ麺)」

水戸の美術館を堪能した後は、電車での移動を堪能する為に水戸→下館→取手→土浦→大甕の茨城県南部をぐるっと回ってきた。

途中「下館駅」では、昔から気になっていた「たじま屋」へ。ちょっと分かりにくい道を歩く事になりますが、駅から歩いて15分ってな感じですかね。住宅街の中に無事お店を発見しまして入店です。ここのお店はチャーシューが有名と本で読んだ事があるのでチャーシューメンを頼みますと「醤油・塩・味噌」が選べるとの事なので醤油を選択。おまけに麺も「細めん・手もみ麺」のどちらかを選べると言う事なので「手もみ麺」を選択です。お客さんがまだ来ていない早めの時間帯だったので、あんまり待つことなく注文の一杯が到着です。ん?何やら表面に粉みたいな物がかかってますな。それではいつものようにスープから頂きま~す!

おっ!これは予想外のカツオ節系っ!

ただ、魚介系と言う程グイグイ魚を感じる訳ではなくて、表面の魚粉?カツオ粉?の香りが漂うだけで、スープ自体は結構あっさりとしたいわゆる中華そば系スープです。これは好みのタイプの醤油ですな。中細の手もみ麺は当然の事ながら縮れてまして、細麺はこれよりも細いんだと思うんで個人的な好みとしては手もみ麺を選択して正解っぽいです。滑らかな麺とスープのマッチングが素晴らしいです。具はチャーシューが6枚にメンマにワカメに刻みネギ。お店自慢のチャーシューはホロホロな仕上がりです。ただ味的にはスープに埋もれてしまうという意外なまでの薄味だったのがちと残念ではありました。これはまぁたまたまそういう部位だったのかもしれませんが。

でもこのチャーシューの多さでこってりしてると重くなっちゃうから、これ位でいいのかもしれないなぁ。

…言ってる事がころころ変わってスミマセン(汗)

そんなこんなでもちろん美味しく完食です。そうだなぁ…これなら塩も旨そうですね。下館にはまたぶらりとやってくると思うので…次回はチャーシューめんの塩を頂きに来たいと思います。ご馳走様でしたっ!

茨城県近代美術館 「耳をすまして -美術と音楽の交差点-」

~那珂湊から水戸へ戻ってきました~

ちょうど1年前の今頃…絵画観賞を大の苦手としている俺を、「アンソールからマグリットへ」という企画展で絵画鑑賞なる世界へ一時的にかもしれないが引きずり込んでくれた茨城県近代美術館が…またしてもやってくれた。。。企画展の名は「耳をすまして -美術と音楽の交差点-」

もしかして…俺の好みを熟知した誰かが企画立ててんのか?(爆)

今回のポスターを見掛けた時の自分自身の反応は前回以上に早かった。「これ行くっ!絶対行くっ!」と誓ったその足が向かった先は…結局「常陸多賀駅のトイレ」だったり、自宅のベッドの上だったりしたのは昨日の記事にある通り(汗)

去年思いっ切り遠回りして来た事があるので(笑)迷うことなく千波胡の畔に位置する茨城県近代美術館へ到着で~す。電車内で読んだ「ときわ路パス」の注意書きによると、切符の提示で割引になる施設の一つだそうな。企画展でも適用されるのかさっぱり分からなかったんですが…一応受付で聞いてみると…「団体料金」で入れました。缶ジュース一本分お得ですな(笑)

会場に入って、「この企画展の背景について」的な「お堅い解説」のパネルを読んでいた所…博物館…じゃなかった美術館の若い女性の職員の方(こういう方を学芸員って呼ぶんですかね?不勉強で申し訳ないです。)に、こう声を掛けられた。

「あの…2:30から、この先で「氷のレコード」の再生会があります。もし宜しかったらそちらを聴いてみては如何でしょうか?今なら間に合う…と思います。」

…1日早めのバレンタインチョコ、確かに受け取りましたっ!(爆)

冗談はともかくとして、「氷のレコード」の話に乗らない理由は全く無いので美術館の展示スペースを「競歩」状態で進みまして…ちょっとした人だかりを発見。おっ!ここですなっ(喜)

ソノシート(死語)とかが全盛だった「俺の幼少時代」に活躍していた小さなレコードプレーヤーに群がる10名程。「氷のレコード」は意外な高音質で鳴るものの…「素材は信越ポリマー」っぽい雰囲気を勝手に感じる「シリコンゴム」の型から取り出した今回の氷のレコード、凸凹な仕上がりの関係か、1フレーズ鳴る前に音飛びしまして…再び同じ位置に戻ります(笑)

何度もレコードの針の位置をかえたりして実演されている学芸員の方には申し訳なかったんですが…これこそが「美術の側からの音楽へのアプローチ」なんではないかなぁ…と感じたりもしたのは確か。音楽の側しかかじった事の無い俺にしてみれば、自分の表現なんてものは「その一瞬」にだけ存在しているだけなのが普通なのであって、5分後…10分後…1年後…100年後に「自分の表現」をそっくりそのまま振り返る事なんて出来ないのが本質。絵心0な俺が言う事なので間違っているかもしれないが、5分後…10分後…1年後…100年後に残ってしまうのが「美術」なのかも。氷のレコード…凄まじいところを突いている気がする。

ちなみに「氷のレコード」に刻まれていた曲は…忘れた…(おいっ!)

ピアノ曲で副題が付いていた曲…確かドビュッシーの「月の光」だったと思うんだがなぁ…振り返りながら頭の中で色々と曲をかけたら…色々とごちゃ混ぜになって良く分からなくなったよ…(爆)

氷のレコードを観賞した後は、冒頭から観賞開始です。前回同様、説明文だけ読んで次の作品へ行ってしまいそうな自分自身を無理矢理矯正しつつ…前回よりはまっとうに?観賞出来ました。まったくもって個人的な感想が大部分を占めるので、箇条書きでさらっと行きます。

~ 茨城県近代美術館の「耳をすまして」の感想 ~

先日たまたま買っていた新書「音楽で人は輝く ワーグナー派 vs ブラームス派」で読んでいた「ワーグナーとブラームス」という視点で見る事が出来る展示だった。誰が描いたかは良く覚えていない。目録は俺みたいな奴こそ買うべきものなのだろうか。

ワーグナーのオペラの背景にあるであろう劇場的・宗教的な画がまさに目の前に描かれていた。ワーグナーの音楽は…確かに美術館向きな存在かもしれない。もちろんそれが悪いと言いたい訳では無い。

かたやブラームスは…「プロメテウスの創造物」という直接的にはブラームスとは関係の無いベートーヴェンの歌劇をモチーフにしたブラームスの歌曲の楽譜を中心に添えた展示だけだった。。。何故だっ!

「…坊やだからさ…」(へっ?)

分からない・理解できないことが多々あったのが正直なところであるが…ジョン・ケージの「4分33秒」という曲?の解説には踵を打った。音楽として理解しようとする「4分33秒」と、美術(芸術?)の側からみたこの曲の存在…全く違った一曲だと知った。そうか…なるほど…