霞まくっていたとはいえ、昨夜は一人のんびりペルセウス座流星群を眺めていた道の駅「南郷」に朝がやってきた。…あ゛?
「親方~っ!空からバイク乗りがっ!」(アホ)
どうやらお仲間はぐっすり眠っていらっしゃるようなので、特別無音潜行モードでコッソリと撤収(笑)ツーリングマップルを眺めながら今日のルートを考えるのだが、宮崎市街はともかくとして日向まで北上してしまうと海沿いの毎度のパターンになってしまうのでこちらはパス。この一帯の内陸側へ来た事はまだ無いので日南市から県道33号経由で結構大きそうな街「都城」へ向かってみる事にしますか。
都城へ抜ける県道33号は特に何があるって訳でも無いが、交通量は殆ど無くって快適そのもの。相変わらず霞がちな山の景色を眺めながら都城市へ到着。
どうやら都城ってのは国道が数本一旦集結する交通の要衝のようでして、実は街中を少々迷子になりながらこの後のルートを検討。そうだなぁ…そろそろ北上し始めるか?帰りがけに山口県の長門市にも寄りたいしね。そんな訳で再びワープ開始…と思ったら、何やらでっかい焼酎蒸留所の脇を通過。気になるのでUターンをかまして行ってみると…
うひょ~っ!ここって焼酎の霧島作ってる「霧島酒造」の本社工場だよ!(喜)
蒸留塔もこのサイズ。奥に10本程並んでいるので凄まじい量の焼酎が造られているのが良く分かる。
この後は宮崎自動車道と九州自動車道を乗り継いで、熊本県の松橋ICから国道266号で天草方面へ。霧島SAで食べた昼飯「冷や汁定食」ってのが冷たくって旨かった。こりゃ夏場には最高な一品ですな。
途中「不知火町」なんていう相撲好きと駆逐艦好きにはたまらなそうな海沿いの町を駆け抜けて上天草市~天草市へ。天草と言えば日本に伝来したキリスト教関連の見所が沢山ある(はず)なんだが…クソ暑いのに加えて大渋滞と言う事もあり素通り確定。ま、またの機会に改めてだな。
もちろん水分補給は欠かせないので、道中くまモン自販機で買ったアクエリアスを一気飲み。
沿道の田んぼではすでに稲刈りを終えて稲藁を干しているのにふと気が付いたりなんかして、長崎県の島原半島へ渡る島鉄フェリーの乗り場「鬼池港」へ到着。1時間に1便という事で時間は気にせずやって来たんだが、到着したフェリーからトラックが続々と降りてきているのが遠くから見えたので「こりゃ次の便だな…」と思っていたら…
「兄ちゃん乗るんだろっ?!早くチケット買ってきてっ!早く早く~っ!」(船員さん)
何だか銀河鉄道999に無理矢理乗り込む鉄郎のような状況をクリアして、バイクをフェリーに乗せてホッと一息。今回は熊本県とはこれでお別れだろうなぁ…世話になったな。また来るぜっ!
今回は馬刺し食ってねぇからなぁ…(やっぱ再訪の動機は食い物系なのね…)
島原半島に上陸した後は国道389号で一気に雲仙普賢岳方面へ。仁田峠循環自動車道路という無料なんだけど協力金お願いな有料道路?を走って平成新山方面を眺めるものの…
思いっ切りガスっていて何も見えず…(汗)
ここは1991年6月3日に発生した雲仙普賢岳の大火砕流に続く9月15日の火砕流により焼失した旧大野木場小学校。ある程度歳を重ねた方であれば、当時の映像を覚えているかもしれないな。
自然災害の凄まじさと、自然災害の多い国に自ら生きている事を再確認しつつ島原半島の農道をぐるっと廻って長崎市内方面へ。ただ野宿野郎的には今回完全にルート選択ミス。長崎市内に近づきすぎてしまった事で野宿スポットが見当たらない。しかも明日は終戦記念日という事もあり妙な事をするわけにもいかないしなぁ…
長崎市内(やや郊外)の運動公園をいくつか見て回ったが、夜間は施錠すると書かれた場所だらけでこちらもアウト。ツーリングマップルを引っ張り出して検討するが…こりゃ国道沿いのロードパーキング辺りで早めに手を打っておいた方が良さそうだと言う事で国道207号沿いのPA目指して再出発。途中無人駅を覗いてみたりもしたがちと今一だったので、結局諫早の野球場の脇で寝る事に。
…とは言え、一応買う物はきっちり買ってあるあたりがオレ流なのである。乾杯!(笑)
こちらは本日のGPSログ。実を言うと島原半島のど真ん中を華麗に東西に横切ったつもりでいたんだが、全然そうでは無かった事が判明。長崎野宿の場所探しは完全にやらかしている事がこれ見ると良く分かるよ(笑)