あまりの暑さに買い込んだ焼酎の封も切らず、アクエリアスのペットボトルをゴクゴク飲んで過ごした別府湾の夜が明けた…
…とにかく暑すぎるんだよ九州っ~!(滝汗)
こりゃ湯布院まで上がっておいた方が良かったのかも…なんて思いつつ、別府湾の朝日を眺めながら撤収開始。
テントを撤収しながら海辺を散歩中の旅行者の方々とちとお喋りなんかした後で、いざ「やまなみハイウェイ」へ!こちらは別府側のやまなみハイウェイ起点。今日は天気も良さそうだし期待できそうですなこりゃ!(喜)
やまなみハイウェイを西に進むのと同時に標高を稼ぎつつ湯布院を駆け抜け、九重連山を東から臨む長者原へ。いや~天気も良いし涼しいし最高だなこりゃ!…と言いたい所だが、何だか遠景に違和感が。。。
晴れてて雲もあんまり無いはずなのに、なんでこんなに霞んでるんだ?
肉眼で見る遠景だけで無く、写真を撮る時に常用しているPLフィルターも全然効かないし…何じゃこりゃ?と思いつつ、一旦熊本県側へ入ってから国道57号経由で我らが生まれ故郷の大分県竹田市へ。
竹田市の北西部に位置する菅生地区で名産のトウモロコシを朝飯代わりにかじりつつ、阿蘇山からの湧き水を飲んだりしながら竹田市のお隣「緒方町」へ。ここ緒方は婆ちゃんが住んでいたんだよね。それから俺の母ちゃんもここ育ち。
昔ガキの頃、夏休みの度に家族揃ってブルートレイン富士で帰省する度に釣りをしていたのがこちら原尻の滝。今でこそ「日本のナイアガラ」なんていうキャッチコピーで隣に道の駅まで出来ていたりするが、当時はとにかく静かな場所だったんだよな。
そして婆ちゃんの口癖は「ここは自殺の名所じゃ…」だったりしたのであった。
原尻の滝は岡城跡へ。小高い山並みを活かして築城された岡城は立地的にやたらと守りが堅かった事で有名であるのと同時に、歌曲「荒城の月」のモチーフとなった場所としても有名である。
こちらは作曲者の滝廉太郎像。滝廉太郎は幼少時代を竹田で過ごした事から、この岡城跡を思い浮かべて作曲したと言われている。荒城の月は歌曲なので当然歌詞もある訳で、作詞したのは土井晩翠。「春高楼の花の宴」から始まるその歌詞は、仙台にある青葉城と会津若松にある鶴ヶ城をモチーフに作詞された。
実は青葉城と鶴ヶ城に何度かツーリングで立ち寄った時、それぞれの城内に荒城の月の詩碑があるのに気が付くまでその事実を知らない俺だったのだ…(汗)
背景を知ってからやって来た岡城跡は一味違うね…なんて思ってみたり。
ちなみに岡城跡の城内案内パンフレットに相当する物は巻物形式。それから豊後竹田駅前の商店街には筑豊本線全線復旧祝いの横断幕が掲げられていた。去年の夏の阿蘇山周辺の水害も酷かったもんなぁ…
竹田をぶらぶらした後は再びやまなみハイウェイに舞い戻って阿蘇山周辺へ。阿蘇山の登山口に程近い草千里の馬のりばでちと休憩。どうやら阿蘇山は火山性ガスが沢山発生しているので入山禁止になっている模様。今回はパスするつもりだったんである意味丁度良かったかもな。
今までソフトクリームしか食った記憶しか無い馬のりば前のお店で、のんびりと「田舎だご汁定食」を頂きつつ今日&今後のルートを検討。熊本に抜けた後北上して島巡りってのも悪くは無いが、久々の九州なので先っぽ行っとくか。そうすると今日は…軽くワープをかまして桜島って感じかな?
そんな訳で熊本空港ICから九州自動車道経由で一気に鹿児島市内へ小ワープ。西郷さんに表敬訪問した後は、市内のスーパーで晩飯の材料やら酒やらを買い込んでドライブスルー形式の超お手軽フェリー「桜島フェリー」で桜島へ上陸。
僅か15分間の船旅&波の穏やかな鹿児島湾内なので車止めすらしません(笑)
今宵の野営場所として、以前「小みかんソフトクリーム」を食べた道の駅「桜島」に到着。それではさつま揚げやら鶏肉の刺身やらで…乾杯!
~数時間後~
何だかケツが熱い気がするんだよね…芝生の上なのに何で?えっ?そうだよね。そんな事俺が気が付かない訳無いじゃん…桜島って活火山だもんね。噴火口すぐそばだもんね。お尻の下にはマグマだもんね…
…だから暑すぎるんだよ九州~~っ!(爆)
本日のGPSログはこちら。ようやく移動からツーリングっぽくなってきたな(笑)