夜はさすがに冷え込んだ(湿地の木道の表面は凍っていた)が…-10℃までは死なない仕様のモンベルの羽毛シュラフに包まっていたので全く問題なしに爽やかにお目覚め。いい天気だ。それに朝日を浴びた紅葉も綺麗。
浄土平から東側の風景ってのは昼間だとなかなか画にならないんだが…朝は陰影があって写真向きかも。夜の間に茹でておいたトウモロコシをかじってみたりなんかして…いざ出発!
磐梯吾妻スカイラインの福島市街地方面に向かう東側の道沿いはちょうど雲海の上だった。
こりゃ嬉しい光景だっ!(喜)
この後はフルーツラインを抜けて国道13号経由で山形県の米沢方面へ。単に駆け抜けてしまうと毎度の展開なのでツーリングマップルをちと真面目に眺めた所…
ん?この「峠の茶屋&力餅」ってのは確か…?
以前、奥羽本線に青春18きっぷで乗っていた時、峠駅でホームの売り子の方に皆群がっていたのが「力餅」だったよな。どうやらツーリングマップルによるとお店でも売っていそうな雰囲気なので行ってみる事に。
車だとすれ違うのに難儀しそうなやたらと道幅の狭い県道を進んで…福島県から山形県へ入ってすぐの峠駅前に到着。
電車で通りがかった時にはトンネルの中に駅があるような印象だったが…そうでは無くて雪深い地域のスイッチバックの駅という事でポイントを守る為に屋根付きの駅になったのか。そしてスイッチバックが廃止された今でも屋根付きという一風変わった存在の駅だ。正直言って周囲に民家は全く無く、なんでここに駅を維持しなければならないのか素人には良く分からない。
とは言え駅前近くで峠の茶屋が営業しているので力餅を頂いたのでありました。
確かにこいつは旨い!(喜)
難しい理由は良く分からないが…この力餅がある限り無くならなそうな駅でもあった。
久々に米沢駅の立ち食い蕎麦屋の肉うどん(米沢牛使用の旨いうどんなのだよ!)を食べようかとも思ったが…そのまま米沢市内をバイパスする道路で一路日本海方面へ。
山形県の道の駅「いいで」にて「芋煮&玉こんにゃく」をパクつきつつ…
新潟県の道の駅「関川」では手作りの大蛇(なんとギネスに登録済み!)を眺めてみたりなんかして、日本海側を走る国道7号と国道8号から内陸側に15キロ程入った場所を平行して走る国道290号を堪能しつつ…分厚い油揚げの「栃尾揚げ」で有名な栃尾へ夕方到着。俺、栃尾揚げ大好物なんだよ!
栃尾町内には「栃尾揚げ」を作っている豆腐屋さんやら販売店が結構な数あるんだが、その場で料理として食いたい事もあって道の駅「栃尾」の食堂で栃尾揚げ焼き&山菜そばを注文したのだが…
こりゃ量的に栃尾揚げだけで十分だったかも…(笑)
栃尾まで来てしまうと残された道はただ一つ…国道252号で新潟県と福島県の県境越え。高速に乗ろうにも新潟方面に戻って磐越道、それが嫌なら魚沼から関越道で群馬廻りしかない。どちらも非現実的。
そんな訳で仕方無く…国道252号経由で帰る事を選択(笑)
只見線と併走するダイナミックな山道を無理矢理楽しんで、福島県側の只見町に辿り着いた辺りで完全に真っ暗に。いや~山道区間を薄明るい時間帯に抜けられて良かったよホント。
会津坂下ICから南下してきた磐越道に乗って帰宅したのでありました。