鹿嶋にならあった工具とジャッキは、結局昨日カインズホームで買ったのだった。しっかし24ミリのメガネレンチなんて、この後何回使う日が来るのだろうか。凶器としての使い道しか無い気がする。
まぁこの手のものは、分解するのは結構簡単。ネジをみんな緩めまして、フロントホイールアクスルを抜けばご覧の通り。それにしてもボロいよなぁ(涙)そして、タイヤを横向きに置きまして…ついにベアリングが見えた。前回のベアリング交換から13万キロ程走った後のベアリングの状態がこちら。
げっ…ベアリングの玉が1/3程無くなってしまっている。しかもこれがフロント側という衝撃。冗談抜きに高速とか走ってたら死んでたかもしれないよ。。。
ありがとう…どこかの神様
この後は以前リア廻りのベアリング交換でも活躍した「パイロット・ベアリングプーラー」でベアリングを抜くのだが、同じアパートに住んでいるおじさんと話をしていたら使い方を思い出せなくなりまして…どうやっても工具の足の長さが足りない事に気が付いた。
ねじ切り用のダイスと、読み終わった文庫本で厚さを稼ぐという強引さ。実はこれを書きながら前回の「リアベアリングの交換作業」という自分の書いた記事を読み直したら…自分の間抜けさが露呈した。ベアリングのすぐ脇の部分に足を引っかけるんじゃねぇかっ!アホだ…(涙)
最近、良い古本屋が続々とオープンしている話を聞いているのに、遠く日立市の俺はこんな事に本を使っているという罪深さ。
反対側のベアリングも「同じように」抜きまして、13万キロを駆け抜けたベアリングをしげしげと眺める。
はっきり言って、どちらも終わってるなぁ。サービスマニュアルによると1年毎に点検と書かれている。まぁ本来は5万キロ位で交換するべきなんだろうなぁ。バイク便の方達はどれ位で交換しているんだろうか?今度どこかで聞いてみるかな。
この後はホイール側の掃除をしまして、新品のベアリングを打ち込もうとした時に気が付いた。げっ…こっちのアパートには万能グリスすらねぇじゃねぇかっ(涙)バイクをジャッキアップしたまんま原チャリでホームセンターへ行くのかぁ…地震でひっくり返って、フロントフォークが曲がったりしたら泣きが入りそうだよ。
あ…もしかして近所のダイソーにあったりするんでは?と言う事で急いで行ってみたんだが…ハンダはあったがグリスは無かった。ホームセンターに行くしかないかぁ…と諦めかけたその時に、ロードバイク屋(自転車屋)が目に止まった。そっか、自転車屋にならあるだろう。メンテする時にグリスが必要だもんね。
実はこの俺、一時期会社の自転車部に所属してた事があるのです。将来的に「二輪車部」にしてしまって、会社の金でツーリングしてしまおうなどという下心を持っていた為に、何と自転車を持たずに入部。でもやっぱり自転車が無いとカッコがつかないので、ばらばらな部品を買ってきて自転車を1台組み立てた事があるのだな。ホイールもいきなり完全手組。「ホイール組の達人」というDVDで組み方を学習し、バラバラのスーポークを一本一本編んだんだよなぁ。そう言えば、この時初めて実生活で三角関数(cosine)を使ったんだった。リアのディレイラー側にはギアがある関係でオフセットさせないといけないんだよね。
そんなこんなで自転車屋でシマノのグリスを無事発見。しかもシマノの最高峰「DURA-ACE」銘柄。まぁ万能グリスに自転車用もバイク用も無いだろうから多分大丈夫。ベアリングを打ち込んで、グリスアップしたダストシールを打ち込んでついに完成。
組み込んだ後は軽く試運転を。メンテしたのがフロント廻りなだけに、作業をミスってジャックナイフしてしまうイメージが頭の中で湧いたりしたが…大丈夫そうだ。
特に問題なく動いたので、軽く桜川まで流して晩飯を食べて無事帰宅。それにしても雨降らねぇじゃねぇか…
石原良純っ!どうなってんだっ!