出掛けないとネタがないブログなので、出掛けない今週はちと真面目な?話を少々。
NEWSによると、日本の貿易収支は2011年、1963年以来久々に、そして長期的な赤字局面に突入したそうだ。震災の影響で輸出が減ったのと同時に、原発の停止に伴う火力発電所用の燃料輸入が大幅に増加したからというのが主な理由であるらしい。
今もって不思議なのは「脱原発」なデモ行進は全国で多数起きているのに、「脱二酸化炭素」なる運動はすっかり身を潜めてしまった事だ。
あれっ?この調子で二酸化炭素を排出すると、近々100年後には温暖化でこの世界は住めない世の中になるんではなかったのか?そのためにスーパーの持ち帰り用ビニール袋を有料化し、エコカーなる自動車政策を進めてきたと思っていたんだが…もしかして去年の震災で二酸化炭素排出の問題は全て解決したのか?
貿易収支に影響を与えるような二酸化炭素排出社会が、今まさに「再生」されようとしているんだが、皆さんどうも思わないのか?たかが100年後の世界に生きる我々の子孫に対して悲観的な見通しを散々示しておきながら、ちと電気が足りなくなった位で今までの話を反故にしてしまう。
正直言って、別に原子力発電所を今後どうしようが構わないと思っている。ただ、先進的な社会運動をやっている方々って、こいつら単に「バカ」な連中なんじゃねぇの?って思う事もしばしば。
今までのお前らの「主張の履歴書」が見てみたい。お前ら首尾一貫してるんだろうな?