JR東日本パスで電車三昧の旅! 『寝台特急乗車 あけぼの』編

今回の「JR東日本パスで電車三昧の旅」のメイン、30年ぶりに乗るブルートレイン「あけぼの」が青森駅に入線中!

こいつに乗るとJR東日本パスの有効期限が翌日まで伸びるという事を知った事が、実は今回の旅のスタートだった。へぇ…そうなんだ…と思っただけでは結局終われずに…

小学生の頃、夏休みが来る度に九州の大分のばぁちゃんの家へ家族みんなで寝台特急「富士」のB寝台で帰省していた事を思い出し…そのまま大甕駅のみどりの窓口まで寝台券を買いに歩いて行ったような感じだった。

そんなこんなで恐らく30年ぶりに乗る事になった寝台特急が目の前に。上野駅まで宜しく頼むよ電気機関車ちゃん!

こちらは最後尾の電源車。結構豪快に発電機を回すエンジン音が響いてます。

こちらが今回一晩お世話になった、B寝台ソロの1階。カプセルホテル2個分+若干の高さ方向の余裕と言ったところでしょうかね。上野までの道中、気の利いた写真の一枚でもあれば良かったんですが、ゆったりとした時間を過ごすのに精一杯だったので写真がありません。

ただ、車窓から眺めた満月寸前の月は言葉にするのが難しい程までに美しく、その月明かりに照らされた稲穂が風に揺られる様は感動的ですらあった。酒をちびちびやりながら夜空を眺め、特急だけれどのんびり走り…心地よい揺れを楽しめる寝台特急の旅は文句なしにいい。

…今回の青森行きのブログをまとめている最中に俳優の原田芳雄さんの訃報…

タモリ倶楽部で酒飲みながら語っていた「カシオペアの予約取ってくれたら映画に出てやるよ!」から始まる話がホントに楽しかった…これからもいい旅を。ご冥福をお祈り致します。

そんなこんなでブログ的には大した内容もないまま、定刻の朝6:58に上野駅へ到着。どうやら夜中、新潟県の長岡駅で30分程停まってい時に、先頭の電気機関車を換えた(EF81→EF64)らしい。

それにしても…ここまで電車に乗っていて幸せを感じた事は近年無かったな。いずれ消えてしまうかもしれないと言われている寝台特急、旅先で感じる「特別な時間」を楽しめる方には文句なしにお薦めです。

寝台特急「あけぼの」、素敵な時間をありがとう!

JR東日本パスで電車三昧の旅! 『青森ベイエリア周遊券で市内観光』編 ~ねぶたの家ワ・ラッセ他~

この後は、外のベンチで少々涼んだりしつつ「ねぶたの家ワ・ラッセ」へ。文字通り8月初旬に行われるねぶた祭りのテーマパークのような場所でして、ねぶたの歴史やねぶたの実物を間近に見ることが出来ます。

   

ねぶた祭り自体の歴史は相当に古いそうだが、いまの躍動感溢れる立体的なねぶたが作られるようになったのは意外と最近からだそうでして、昭和30年頃から北川啓三という方が針金を使って細かい作り込みをしたのが元祖との事。

凄い迫力。

お祭りの熱気はお祭り当日でないと味わえないが、ねぶた自体をじっくり見るにはお祭りよりもこっちの方がいいのかも。触っちゃもちろん駄目ですが、触れる距離に実物のねぶたが置いてあります。

   

自販機にリンゴジュースがあったので飲んだりしまして、おみやげコーナーでは何と「スタミナ源のたれ」を発見!青森土産は色々あれど、リンゴ果汁が前面に出た、もの凄く特徴的な焼き肉のタレなんで買って帰っても後悔しないと思います。ただ、ビン入りなんで重いのが難点と言えば難点かな。

最後はちょっと離れた場所にある、三角形の姿が特徴的な青森県観光物産館「アスパム」へ。

展望台がある最上階へエレベーターで上りますと…360度の展望が開けます。GWに駆け抜けた青森ベイブリッジが良く見えますな。それに浅虫温泉方面も。スカッと晴れた日だったりすると、どこいら辺まで見えるんだろう。

   

展望台で津軽海峡に青森市街を一望した後は、「ほたてソフトクリーム」なる一品を頂きました。食べる前は「生臭かったらイヤだなぁ…」なんて思ってましたが、心配するほど「ほたて」の味は感じませんでした。ってか、そもそも生のほたてを醤油も何も付けずに食べたって、物凄く特徴的な味がする訳じゃぁ無いもんな(汗)

青森市内で行きたい場所は他にもあるが、そろそろ電車の時間が迫ってきたので買い出し開始。この後は今回の旅のメインと言っても過言ではない寝台特急「あけぼの」が待っているわけだが、往年の食堂車が無いのはやむを得ないにしても、車内販売が自動販売機を含め一切無いという事なので、酒につまみに食料に、ソフトドリンクまで必要とあらば自前で持ち込む必要がある。久々にやって来た青森駅前の商店街(かつて徹夜で北上し、朝っぱらから寿司を食べた事がある)で酒その他を調達して青森駅へ。

そんな訳で今回は半日だけだったけど、色々と楽しかったよ。青森市街、また来るからねっ!

JR東日本パスで電車三昧の旅! 『青森ベイエリア周遊券で市内観光』編 ~A‐FACTORY~

八甲田丸を見学した後は、A‐FACTORYという青森の各種農産物や民芸品を扱うおしゃれな空間へ。

青森へは北海道行きのフェリーに乗る関係で何度も来た事があるんだが、まともに街中を歩いているのは実は今回が初めてだったりする。それにしても海の見える空間ってのは、ちょっと今風にするだけで物凄くお洒落な空間に化けるよなぁ。このA‐FACTORYは去年の12月にオープンしたそうでして、地元の方もお洒落具合に驚いたんではなかろうか。

見せ方がうまいのか、農産物コーナーすらお洒落です。

平日なんで、程良く空いてます。冗談抜きに平日休み最高だよ!

A‐FACTORYにはアップルシードル醸造タンクもあったりします。材料が何であれ、酒は最高だ!(笑)

う~ん、青森の自然や温泉の魅力にばかり触れてきたからか、意外なまでのおしゃれ感にビックリしたりしたA‐FACTORY店内。

ぐるっと一通り見物した後は、奥の喫茶コーナーで休憩がてらにアップルジュースを頂きました。いやぁ…青森の新たな魅力発見だなこりゃ。