筑波宇宙センターでツアー見学(宇宙ステーションコース)に参加など

平日休みの3連休初日がやってきた。実を言うと今回の3連休、祝日までもがシフトされる事に気付くのが遅れ…何故か中日の2日目から青森旅行の予定を組んでしまっていたりする。初日の今日は何をしようかと考えて…出た結論が「筑波宇宙センター」見物。

最寄りの高速ICを確認しようと「筑波宇宙センターのHP」を見たら、何と平日限定の「ツアー見学」がある事に気が付いた。平日の場合は「宇宙飛行士コース」ってのと「宇宙ステーションコース」がある様で、それぞれ「宇宙飛行士養成エリア」と「きぼう運用管制室」の見学が出来るのが売りらしい。

今まさに最後のスペースシャトルが国際宇宙ステーションにドッキングしている事もあり、ターゲットは「宇宙ステーションコース」に決定!要電話予約という事なので電話をすると…空いてましたっ!(喜)そんな訳で、高速道路(これまた無料です…申し訳ない)を使って、筑波宇宙センターへ喜び勇んでやって来た。冒頭の写真は屋外展示の実機のH-IIロケットです。デカイっ!

そして…「つくば市」暑すぎるって!冗談抜きにっ!(汗)

で、日差し共々とっても暑かったので、まずは筑波宇宙センターの食堂で腹ごしらえ。食堂は管理区域内にあるので、事前に見学受付の側にある食堂利用受付で手続き(11:30~13:30)が必要です。

   

最初は限定の「天の川カレー」を食べようと思ったんだが残念ながら売り切れだったので、冷やし宇宙担々麺(大)を頂きました。ちなみにこちらの食堂のメニュー、無理矢理?宇宙系になってるのはこの2品だけです(笑)

「めぐりあい宇宙ー麺」とかは無いのでご安心を。(これは宇宙系と言うよりはガンダム系か…)

社食系では十分旨いと思える一杯というか一皿を頂いた後、ツアーまで1時間少々ある事もあり…まずは成り行きで企画展示&ミュージアムショップへ。

こちらはスペースシャトル引退後、実質的に国際宇宙ステーションとの「人」の行き来はソユーズのみとなる、そのソユーズの帰還カプセル部分。中を覗き込みましたが結構狭いです。展示されていたのは三人分ではなく二人分の座席しか無かったような気がするので、結構古い物なのかも。つくばの科学万博で展示されたものらしいんだが…それなら古いってか?(汗)

こちらは世界初の宇宙飛行士「ユーリイ・ガガーリン」の等身大パネル。「地球は青かった」で有名な方だが、パネルを見た瞬間の印象は「えっ!?小さい…」との印象。色々な条件と共に、身長158cmが宇宙船の物理的な限界に都合が良かったそうな。

ソ連時代の宇宙開発のパネル&展示品を見たりしつつ、北海道大学の博物館で買った「アストロ・トイレットペーパー」を見つけたので追加購入。実は1個しか買っていなかった関係で使うと無くなってしまうのでどうしたものかと思っていたんだが、これで1個は気兼ねなく使えるよ(笑)

ツアー見学までまだ時間があったので、スペースドームなる施設を見学。本家の展示館なだけに人工衛星だらけ。実物大の衛星(国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」もあります)が11機程と、縮小模型が大量にあります。ざーっと見学したんですが、ツアー見学に参加される方は「ざーっと見学」する位が丁度いいみたい。何故かと言いますと…

こんな感じに「ツアー見学」にも含まれてまして、職員の方から見どころや衛星の各種豆知識を解説してもらえます。この解説を聞いた後でもう一回歩いて回ると、更に深く見学する事が出来るのでおすすめです。最終の15:00開始のコースでも、ツアー見学終了後に50分程見て回る時間はありましたので是非。

この後は、ツアー見学前・ツアー見学中・ツアー見学後の写真をごちゃ混ぜで御紹介。

   

NASAの宇宙服がありまして、後ろから顔を出して記念写真が撮れる様になってます。ヘルメット部分は内側にミラーシールドが組み込まれているあたり、今自分が使ってるヘルメットと似てる気がするな。それにヘルメットにライト付けとけば、一目でキャンプ系ライダーと分かっていいかもしれない。付けてみっか?(笑)

   

こちらは古川宇宙飛行士が作業をしている&最後のスペースシャトル「アトランティス」がドッキングしている事で今ホットな、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の実物大モデル。操作パネルの各種スイッチには、無重力状態で不意に体が触れても切り替わったりしない様に保護用の金具が取り付けられています。で…パネルを眺めていると「Ground use only」と書かれたコネクタを発見。これってやっぱり「デバッグ・ポート」なのかな?職業柄気になってしまう(笑)

こちらはスペースシャトル退役後、国際宇宙ステーションへの物資輸送を担う「こうのとり」です。実際に目の前にあるとその大きさに圧倒されます。これを精密にコントロール出来るってんだから驚きだ…

「LE-7Aエンジン」と「LE-5エンジン」の実物もあります。LE-7Aエンジンは、これひとつでジャンボジェット機1機分(ジェットエンジン4台分)の推進力を発生するってんだからこれまたスケールがでかい。そう言えばGWに下調べ無しで行こうとしたら辿り着けなかった「能代ロケット実験場」の住所が分かったので、今度行ってみようと思ってる。

写真の最後は日本の歴代液体燃料ロケットの縮小模型。大型化が進み、それと共に宇宙へ送り込める衛星も大型化してきました。ちなみにこの記事の冒頭の写真、屋外展示の実物のロケットは右から3番目の「H-II」です。

ツアー見学(宇宙ステーションコース)では、実際に運用している「きぼう運用管制室」を後ろ側からガラス越しに見学しました。(写真撮影は一切禁止なので写真はありません)。正面の大きな3つのモニターに、各チーム毎にグループで座っているのはまさに管制室。映画「アポロ13」の管制室を少し小さくした様な感じと言いますか。管制室の座席配置・説明はJAXAの紹介ページに詳しく紹介されてますので、興味のある方は是非。「運用管制チーム:「きぼう」を支える体制 – 「きぼう」日本実験棟 – JAXA

半日程でしたが「筑波宇宙センター」を堪能させて頂きました。いやぁ…前から気にはなっていたんだが、平日休みになってホント良かったと思える充実した時間を過ごす事が出来ました。色々ご説明頂いた職員の方をはじめ、皆様有難うございましたっ!

この手のものに興味のある方はもちろん、そうでない方にもおすすめ出来る場所です。子供ももちろん楽しめると思うんで、夏休みに御家族で是非!