ある晴れた日の横浜散策 「安宿の朝食」~「横浜税関」

石川町の安宿の朝食

若干二日酔い気味な爽やかな朝を迎え、昨日言われた通りフロント?へ向かいますと「おはようございます!では今から朝食を用意致しますねっ!」との声が。食パンを食パン焼き機(焼き上がると飛び出す「あれ」です)にセットして待つこと少々。

落としたてのコーヒーにゆで卵、マーガリンやらイチゴジャムやらピーナツバターやら何を塗るかを選べる焼きたてパン(俺はマーガリンを選択)にバナナが載ったプレートを頂きま~す。

質素と言えば質素、十分と言えば十分な朝食を頂きながら、やっぱ俺は「旅行(旅)の質」よりも、どれだけ色々な場所に行けるかに興味があるので、これで十分だよなぁと思った。浮いた金は別の場所に旅する原資と言うことで。

通り過ぎようとした船が…あれっ?

宿を後にして、中華街を抜けて山下公園を散歩しつつ横浜駅方面へ。途中「大さん橋」の側を歩きながら思ったのは「クイーン・メリー号でも停泊してればもちろん見物するんだが…」という正直な感想。横目で桟橋を見ると…小さい?船が2隻。このまま横浜駅へ歩こうかと思っていたら、一隻がへんてこりんな姿な事に気が付いた。ん?何で向こう側の空が見えるんだ?

あれっ?もしかしてコレって、青森と北海道を結ぶ路線で「短期間」使われてた船なんでは?船の形の面白さに惹かれて、桟橋へ引き返すことに。。。

横浜大さん橋と高速船「ナッチャン」と赤レンガ倉庫

ふむふむ、「ナッチャンWorld」ってのは聞き覚えがあるぞっ!もう一隻は「ナッチャン レラ」だったかな。それはそうと、何でお前はこんな場所にいるんだ???と思っていたら放送が。

「青森を紹介するイベントが10時から高速船の上で開催されます。皆様お誘い合わせの上…以下省略」

そうか、昨日のNEWSで都内のアンテナショップが一斉にキャンペーンを張っていると言ってたなっ!青森県は「フェリーごと」持ってきたってか!?しかもこの船に乗れるとなれば…乗りますです!

高速船「ナッチャン」後ろから見ると「ホワイトベース」!?

乗り込む図です。何となく「ホワイトベース」に乗り込む雰囲気。

フェリーにマッサージチェア…

こんな高級なマッサージチェア、青森←→函館間を船で移動する人々には不自然だよな。

フェリーの洗練された男性用トイレ

フェリーの洗練されたトイレの洗面台

女性用はどうなのか知らんが、男性用トイレは洗練されすぎでフェリーのトイレとは思えない仕上がり具合。青森←→函館間を船で移動する客層の検討をミスったとしか言いようがない気が。。。

船から見える横浜

横浜港へ入港している船からの眺めと言うことを無理矢理説明する一枚。

横浜税関のキャラなのか!?

お前、昔はいなかったよね?胸元の C は何を意味しているんだろうか?

【横浜市】 麺や維新 「味玉塩らぁ麺」

【横浜市】 麺や維新 味玉塩らぁ麺

【横浜市】 麺や維新 店構え

かつての庭「蒲田」を後にして、横浜は石川町にあります本日の宿へ荷物を置きにまずは向かいます。本日の宿、「当日宿泊予約プラン」とか言う割引に加え、朝食まで付いてカプセルでも無いのに2千円台。バイクのツーリングではいっつもテント暮らしな俺にしてみりゃこれで十分幸せ。

宿の支払いを済ませ重い荷物を置いた後、再び横浜駅まで戻りまして、東急ハンズ最上階をスタート地点に「ロウソクの芯の代わり(電気仕掛けの部品を作るのです)」になりそうな小物をローラー作戦で物色開始。発泡スチロールの小さな玉やら円錐型のプラスチックやら、女物の化粧品コーナーで見つけた小さなビンなどを買い込んで、本日の晩飯を。横浜なので目移りしそうなくらい大量にラーメン屋は有るわけだが、そんな中で今回選んだのは、家系ひしめく横浜にあって家系では無いけど人気店らしいこちら「麺や維新」。

NTTの電波塔を目印に、裏の路地にお店を無事発見。ラーメン屋と言うよりはショットバーの入り口みたいなお店に入りますと、左手に自販機が。さて何にしましょうか…醤油と塩の2系統とつけ麺があるみたいです。何となくピピッと来た「味玉塩らぁ麺」に決めて店員さんへ。さっき東急ハンズで買った「A1対応 筒型図面ケース」等という巨大な一品を持っていた為か、一人客の俺に6人掛けのテーブルをすすめて下さいました。お心遣いに感謝です。

しばらく待ちますと注文の一杯「味玉塩らぁ麺」が到着。以前「本丸亭」で塩ラーメンを食べて以来感じるのは、「塩ラーメン」ってのは見た目からして旨そうでないと駄目なんじゃ無いかなぁ…と思ったりする(スープが透明だからそう思うのかな?)んだが、こちらの一杯は想像以上に旨そうですっ!いつもなら「それではスープから…」と言う場面ですが、今回は是非見た目の解説から。

二郎の一杯が皿を伴って提供されたりするのとはおそらく全く違う理由で(笑)、どんぶりが皿の上に載ってます。塩ラーメンと言えば透明スープが基本だと思うんですが、このスープは若干「茶色」系。具の脇から見える麺はストレートの細麺で、具は長めのメンマと玉子に刻み万能ネギと、これってチャーシュー麺?と言いそうになる大きめなチャーシューが2枚に糸唐辛子。表面には結構脂が浮いてます。

それではスープを頂きま~す………なるほど、魚介系の塩ラーメンですかっ…

…こりゃ旨いっ!(喜)

塩ラーメンという括りで考えるよりも、魚介系としてとらえた方がいいかもしれないスープですな。塩的な主張はかなり弱め。次に細麺を頂きますと、なにやら少し香りを感じる気が…麺を良く見ると小麦の皮?らしきツブツブが練り込まれてます。それからこのでかさで不味かったら逆の意味で相当悲しいであろうチャーシューも旨いっ!そうか…表面の具は「横浜家系」な一杯だと考えれば、このボリューム感にも納得です。ご馳走様でしたっ!

う~ん…ラーメンを食べる事を趣味の一つとして捉えるならば、首都圏と呼ばれる範囲内に住んで食べ歩くのがやっぱり一番なのかもなぁ…等と「昔の自分」の環境が羨ましくなってきたのは正直な所であったりするが、都心を抜ける苦労無く東北&北関東に行ける今の環境も捨てがたい………石川町の安宿でポケットウイスキー飲みながら、色々考えつつ就寝。。。

いい夢見ろよっ!(爆)

【大田区】 和鉄 「中華そば」

【大田区】 和鉄 中華そば

【大田区】 和鉄 店構え

新宿で一杯を頂いた後、秋葉原で「シール基板」を買い込んだりしながらイメージを膨らませていく…

あ…同僚達とはじめた「小金を稼ごうプロジェクト」で披露するネタのイメージを膨らませている時間ですのでお気になさらずに(笑)

「チップLEDを…ああしてこうして…う~ん。。。」と色々悩みながら買い物をして、そのまんま電車に乗って…降りて、区役所側に降りて、ロータリーを突っ切ってまっすぐ歩くと「和鉄」に到着。まさか「無意識」のまま、こんな所まで歩いてくるとは。。。俺の集中力は、バンクーバー五輪の選手をも超えるんでは無かろうかっ!?

注) 実際には「品川」あたりから「かなり」意識してたよね?(爆)

立川での一杯の件もあり、「らーめん潤」へ行こうかとも思ったのだが、同じ路線のお店に行くのはまだ早いかなぁと今回は「回避」。品川駅を電車が出発した時に「このまま宿泊地の横浜にまっすぐ向かうのはもったいないなぁ…」等と感じて思いついたのが…蒲田にある、個人的にはお馴染みな「上弦の月」と「和鉄」と「辛しや(油そばが旨い!)」。

ラーメン好きになった俺としては、改めて「上弦の月」で一杯頂きたい所であるが、今の時間だと開店まで2時間近く待たねばならないのと…

…待ったところで開店しなかったりする事が多い…

お店だったりするので(汗)電車移動の今回はやめておきます。(今は違うのかなぁ? 「当時の俺」が旨いと本気で思ってたので…旨いと思うんだけどなぁ…)

そんな訳で、大盛りも並と同料金サービスという事だけで、かつて何度も行った「和鉄」を訪問。店の前の雰囲気も変わってないし…食券の自販機も同じっぽいですな。あの頃は何のこだわりもなくボタンを押してたが、今日はこだわりを持ってボタンを押しますです。

カウンター席で「無料ですけど大盛りにしますか?」との声に、初めて「普通でお願いします!」と答えてみたりして待つこと数分。かつては何も考えずに腹を満たす為に「大盛り」で頼んでいたであろう一杯が到着。それではスープから頂きま~すっ…

……なるほど。。。「和鉄」の一杯は当時の俺にとって絶妙な位置にあったのかもしれません。当時の俺は魚系のラーメンなんてうまいと思えなかったクチではありますが、こちら和鉄のスープは「魚系」の主張と醤油のバランス的に、少しだけ醤油が勝つスープでして、魚を意識させないスープに仕上がっています。

当時と同じスープが目の前にある訳では無いとは思いますが、当時の自分と今の自分をつなぐ一軒として、個人的に貴重です。

丁寧に折り重ねられた細麺に、メンマにチャーシュー刻みネギにノリの出で立ちは醤油ラーメンのそれですが、このラーメンはまさしく魚系の一杯です。 あらためて頂いて「旨い!」と思いました。機会があったら是非!