行くぜ九州! 2016年GWツーリング 「長崎の路面電車と夜景編」

長崎路面電車 電車一日乗車券

昨日は夜遅くまで盛り上がったので、朝8時過ぎにお目覚め。今日もいい天気だわな。カレンダー的には平日なので、通勤ラッシュの時間帯はちと避けて昨日仕込んだアイテムを取り出す俺。

電車一日乗車券!(ドラえもん風味)

あ゛?バイク?知らねぇよそんな乗り物(完全に二日酔い)

運転台の見える席朝っぱらから迎え酒をキメようかとも思ったが、何とか踏み留まって路面電車の旅スタート。長崎の路面電車、もちろん県内全てを網羅している訳では無いが、長崎市内主要部の観光スポット巡りに丁度いい感じなので今日は一日路面電車で適当に巡るのです。路面電車の運転席後ろの席は開放的でいいやね。

何故か運転席にはスマートフォン置き場が。デイトレでもやんのだろうか?(違)

そう言えば今日は平日だったな。ってことで一応株価の動向などをチェックしてみると.…

何と日経平均マイナス600円越えの大暴落中。連休の中日はどうしても出来高が細るので大きく振れがち。んな訳で…

「主砲、斉射三連!」(レッツゴー兜町レース)

上手く行けば今回の九州ツーリングの費用代位になるんでは無かろうかなどと皮算用。そんじゃまぁGW明けまで宜しく。

やべぇ…連休中なのに働いちまった…(嘘言うんじゃねぇ)

長崎平和公園 平和祈念像

何度も来た事はあるが、まず最初は平和公園へ。平和祈念像の姿の意味するところを再び考える。

平和公園

平和祈念像の隣に位置する原爆落下中心地。

広島ももちろんそうだが、長崎も色々考えちゃう街だよな。それでは…

昼間っからビール昼間っから乾杯!(飲むんだ…やっぱ飲むんだ)

電車一日乗車券の路線図を見てみると、長崎路面電車資料館てのが隣駅の長崎西洋館にある模様。さすがに山手線ほどでは無いが、列車の本数は多い長崎の路面電車。とは言え隣駅なら乗らずに散歩だな。

長崎西洋館

歩いていると長崎西洋館はすぐに見えてきたんだが、歩道が無いよこの交差点…(涙)

散歩すると分かるんだが、長崎市内は横断歩道が無い交差点が結構ある。想像するに坂のてっぺんを過ぎた所に横断歩道作ると自動車のドライバーから死角になって危ないから、作ろうにも作れないんでは無かろうか。しかも位置関係的に片側からは良く見えるが反対側からは見えないと言う事になってしまって、更に作れない場所が増えてしまうという…(仮説です)

実は途方に暮れていたんだが、近づいてみると地下道があって長崎西洋館に無事行く事ができた(笑)

長崎路面電車資料館運行管理システム説明パネルカットモデル

お目当ての長崎路面電車資料館、もちろん大きな施設では無いんだが、朝一の疑問を即解決してくれたパネルにはビックリ。

謎だった路面電車運転席のスマートフォン、GPSを使った運行管理システムの一部なのね。日常的な車両位置の把握、運行ダイヤの管理、緊急時の指令等でスマートフォンを活用するシステムらしい。

誰だよ「デイトレ用」とか言ってたやつは!(俺)

 特筆すべきはマスコンのカットモデルがある事。そして…

ながにゃんピンバッジ正式名称「長崎電気軌道株式会社」のWebShopページか、ここ(一階の呉服屋さん)でしか手に入らないという「ながにゃんピンバッジ」という

激レアアイテム!(謎)

愛用のウエストポーチにさっそく装着。そうか…ピンバッジか…(独り言)

洗濯物

長崎路面電車資料館を見学した後は、夜に干した洗濯物を取り込みに一旦宿に戻るという珍しい事をキメまして(笑)再び路面電車でお出かけ再開。

【長崎県長崎市】 四海樓 (四海楼) 店構え

【長崎県長崎市】 四海樓 (四海楼) 「ちゃんぽん」【長崎県長崎市】 四海樓 (四海楼) 店内

長崎の観光地として超有名処の大浦天主堂やグラバー園の山の下の入り口に位置する四海樓という中華料理屋にやってきた。長崎ちゃんぽん発祥の店だそうで、5階建ての巨大ビルにはちとビックリ。

待ち行列がやたらと長かったが、まぁ特に急ぐような予定がある訳でも無いので、レジの裏側にあったソファーに座って待つ事30分程。一人客でも二人用のテーブルを上手く使っているので場違い感は特に無い。回転テーブルの席とかだとさすがに困っちゃうよね(笑)

初めて来た店なので鉄板メニューの「ちゃんぽん」を注文。烏龍茶を飲みながら窓の外に見える豪華客船を眺めているとちゃんぽんが到着。それでは頂きま~す!

錦糸玉子がたっぷり乗った太麺のちゃんぽんでした。ラーメンと違って具沢山なのがいいよね。皿うどんも頼めば良かったかな(大食い)

昼飯の後は再び路面電車に乗りつつお散歩再開。グラバー園その他には来た事が有るので今回はまだ行った事の無い場所がいいな。

端っこその3(正覚寺駅)

正覚寺駅は線路脇の住宅の基礎部分に思わず目が行く「何だこりゃ?」的風景。

坂本龍馬像福砂屋 長崎本店

懐に手を入れていない坂本龍馬像や福砂屋長崎本店を見物したりなんかして…

思案橋跡九州編「実際行ってみたらガッカリスポットだった」横綱確定の思案橋(跡)。

こんだけかよっ!(思案橋ブルースが泣いている)

シーボルト記念館(休館日の案内)

この後は電車一日乗車券の地図に載っていた「シーボルト記念館」を目指すも、月曜日は休館日。あれっ?今日は?…月曜日と悟り轟沈。完全に忘れてた。仕方が無いのでこのまま亀山社中跡を目指す事に。

龍馬のぶーつ像ひたすら坂道を登りまして、龍馬のぶーつ像までやって来た。しっかしホント坂だらけの街だよな。眺めはいいけど。

亀山社中跡入り口亀山社中記念館(月琴と坂本龍馬の絵)

亀山社中跡の亀山社中記念館を見学。ここが今で言う所の商社の始まりらしい。展示されている月琴を持たせて頂いたりしたが、やたらと軽い&やたらとネックが短い楽器だったな。写真右上の坂本龍馬の絵は名誉館長の武田鉄矢氏寄贈品。

長崎の階段亀山社中跡からの帰り道は行きみたいな坂道じゃ無くって階段のルートを使ったんだけど、これ登るのは辛そうだ(汗)

なんかクロネコヤマトのCMとかで使われそうな階段だよなここ。

眼鏡橋

階段を下りきった後は微妙に迷子になりつつも眼鏡橋へ。確かに眼鏡型。とにかくいい天気だから川岸の広場でのんびり過ごしている方が多かったな。

【めがね橋近く】 チリンチリンアイス長崎名物らしい「チリンチリンアイス」を食べる。150円だったよ。ヘラを使って盛り付けるんだけれど、秋田のババヘラアイスに対してこちらは男性が盛り付けて下さるので「ジジヘラアイス」と勝手に命名。

アイス売りの方、まだまだ若いけどね(笑)

【長崎県長崎市】 皇上皇 「特製皿うどん(細麺)」【長崎県長崎市】 皇上皇 店構え

眼鏡橋見物の後は長崎駅の駅ビルへ。実は長崎出張の時にも来た事が有る皇上皇というお店で「特製皿うどん(細麺)」を。ちゃんぽんもいいけど皿うどんもいいよね。俺、リンガーハットでは8割方皿うどん注文してるかも。

そう言えば昔、会社の同僚だった長崎出身者が言うには「皿うどんは一晩寝かせてフニャフニャになった状態こそ至高!」と力説してたな。長崎のスーパーの総菜コーナーとかだと手に入るよね(笑)

世界新三大夜景チケット

晩飯の後は宿に戻って缶チューハイを飲んだりして時間調整…そして再び出撃。実は昨日、長崎駅の観光案内所で前のお客さんがパンフレットを貰っていて知ったのがこちら「稲佐山展望台「夜景見学ツアー」。「添乗員は同行いたしません」とパンフレットには書かれていたが、地元のバスガイドさんが道中色々案内して下さって、長崎の色々な話を聞かせてくれた。今の長崎市内はほとんどが埋め立て地なんだとか。そう言われてみれば…確かに出島って海に面した島だった訳だが、今となっては街の中に埋まってるもんな。それから福山雅治がこの辺り出身らしく、翌日までニンニク臭が残るラーメンを良く食べているとの事だった(笑)それでは稲佐山展望台からの夜景の雰囲気をどうぞ。

稲佐山の夜景いや~天気も申し分無く、ほんといい一日だったよ。それでは乾杯!

今回のGPSログ…はありません。走行距離は0mm。

行くぜ九州! 2016年GWツーリング 「上陸そして佐賀・長崎編」

フェリーきたきゅうしゅうⅡの朝

朝、名門大洋フェリーの「きたきゅうしゅうⅡ」の船内レストランが開店する前にお目覚め。

スカッと爽やか、いい天気だよ!(喜)

フェリーきたきゅうしゅうⅡ 「朝食バイキング」新門司港に入港中

朝飯もバイキングスタイルなのでがっつり盛って、頂きま~す!食後は九州の高速道路の状況をチェックしたりして、特に問題無さそうな事を確認。そしていよいよ新門司港に入港中。確か一年振りだったな九州。

バイク野郎、九州上陸準備中

新門司港には予定通りの8:30に接岸。車両甲板が開放され、バイク乗りのお仲間達も出撃準備開始。

何処に行くかは知らないが皆さんお元気で。いい旅を!

今回の相棒、あひる隊長俺はというと、新門司港近くのコンビニで今回の相棒「あひる隊長」にこれからの行き先を聞く。ちなみにあひる隊長の生まれ故郷は秋葉原の千石電商。何故あの店で「あひる隊長」が売られていたのかについては国家機密とされているため、残念ながら公表する事は出来ない。それでは隊長、何処に向かいましょうか?

(あ)「武雄温泉に向かいたまえ」 (俺)「はい!喜んで!」

庄やかよっ!(アホ)

金立SAにて

当初、地震の復旧作業のクルマとかで渋滞しているようだったら福岡市街側に大きく迂回しようかとも思っていたが、特に問題無いようなので新門司ICから九州自動車道で長崎道の金立SAまで一気乗り。途中、鳥栖JCT付近の道路が多少波打っている位で、交通量的にも普通の連休中ってな感じだな。ここで佐賀県在住の元同業者(会社は違うけど南武線沿線組)というか艦これ提督の方と連絡を取って、武雄温泉近くで昼飯を食いに行く事に。

【佐賀県】 中華屋の定食(佐賀の提督ご馳走様でした)

中華屋で佐賀の提督と会食(通算3回目)。やはりまさか九州でここまでの地震が起きるとは当初思っていなかったそうで、関東在住時代よりも揺れているとの事。ただこの辺りの連休の観光スポットの人出的には、佐賀県周辺からのお客さんで何だかんだ言って廻っていそうとの事だった。確かに地震の影響とか微塵も感じないもんな。どうやら九州でパナママネーを使うという目論見自体に間違いは無さそうだ。そんな訳でこの会食の代金は私のパナママネーで…

佐賀の提督、またしてもご馳走様でした!(結局また奢ってもらったんかいっ!)

前回は手土産を頂いてしまったので、今回は大洗のガルパン関連の手土産を用意してあるのだ。完全に趣味がかぶっている佐賀の提督と俺なのであった(笑)

ガルパンはいいぞ(アヒルさんチーム)

今日は最終的に長崎市内に行けばいいので、国道34号の下道経由でノンビリ行きますか。

嬉野温泉近くの長崎新幹線高架橋建設現場【佐賀県嬉野市】 シーボルトの湯

色々な場所にタケノコのように生えてきている九州新幹線の高架橋の建築現場を横目に、やって来たのは嬉野温泉シーボルトの湯。それでは一っ風呂頂いていきま~す。

【佐賀県嬉野市】轟の滝

嬉野温泉をのんびり楽しんだ後は、通り掛かりに標識で存在を知った轟の滝へ。滝自体もいいが、滝壺から広がる洗濯板みたいな部分もいいなここ。

お茶の産地としても名高い嬉野の茶畑を抜けると大村湾へ出た。右手に大村湾と大村線を眺めながら進んでいくと千綿駅の標識が。海沿いの駅と言う事で良さげな気がするので、一旦通り過ぎてしまったがUターン。

【長崎県】 大村線 千綿駅舎

おぉ!いい感じの駅舎ではないですかここ。

【長崎県】 大村線 千綿駅ホーム

駅舎には小さなカフェ的な店があり、ホームのベンチで飲んでいるお客さんがいた。ホームに入っても問題無さそうなのでホームへGo!千綿駅、海沿いにある曲がったホームという画になる組合せ。ただ、写真を撮るのはちと難しい。海側から撮りたくなるよな。

諫早湾干拓地の堤防諫早湾干拓堤防道路

まだまだ時間には余裕があるので、ちと遠回りして諫早湾干拓地の潮受堤防へ。ここに来ると毎回思うのは、この堤防の影響で有明海の水質悪化が起きているので試験開門せよという司法判断と開門する必要は無いという司法判断の両方が成立してしまい、どうにも落とし所が見つからなくなってしまっている現状。どうすんだこの問題…と折りにつけ思い始めて早五年。

どうにかなんないのこの問題。

…と、社会派っぽく見せかけてはいるが、単に諫早湾の真っ直ぐな堤防道路を走りたかっただけだったりして(笑)そして国道251号経由でいよいよ長崎市内へ。

【長崎県長崎市】 尾上町駐輪場長崎ゲストハウスCasaNodaにて

長崎は坂の多い街という事で結構中心部にバイクの駐輪場があるので、実はバイク乗りには優しい街。今回は宿近くの尾上町駐輪場を利用。24時間で200円というのもかなり嬉しいよ。

右の写真は二晩お世話になる長崎ゲストハウスCasaNodaの俺の陣地。無料~格安キャンプ場や安いゲストハウス情報が豊富で、いつもお世話になっているサイト「はちのす」には俺が泊まった時には情報が無かったが、俺が行った後に偶然にも情報が増えていた。はちのすの「長崎ゲストハウスCasaNodaのレビュー一発目」が非常に素晴らしいので一応リンクしておこう。

一時期流行ったステマじゃねぇかっ!(悪意は無いし、実入りも無い)

長崎駅前

明日の野望を叶える下準備に、長崎駅に歩いてやって来た。路面電車が走る長崎駅前。いやぁ…何だか懐かしいな。基本野宿ツーリング野郎なので(そりゃこのblog読んでりゃ分かる)、街中を知っている地方都市ってのは出張絡みで来た事のある街である事が多い。ここ長崎もその一つ。

駅の観光案内所に下準備にやって来たところ、俺の前に若い女性二人組が案内所の方と色々相談中。待っていた最中、別に盗み聞きしていた訳では無いがどうしても耳に入ってしまった超魅力的な観光情報。

俺の下準備の用件を済ませた後、「先程のお二人に渡していたパンフレットを私にも一枚下さい。」と言う俺。別にあの二人を追いかける訳じゃないのでお間違いなきよう。

ま、片方の方は俺に一目惚れしたのは間違い無いが(お前…一回捕まれよ)

文明堂総本店のカステラ色の営業車【長崎市】 場末の飲み屋 「地鶏のたたき」

そんなこんなで下準備は無事終了したので長崎市内をお散歩開始。たまたま前を通り掛かった「三時のおやつは文明堂♪」のCMで昭和を生き抜いた方々にはお馴染みの文明堂総本店にはカステラ色のダイハツ・ハイゼットカーゴがっ!

俺のマシンもこの色にオールペンすっか?(多分関東だと誰も分かってくれない恐れ)

路面電車などという文明の利器なんぞには頼らずにこのまま長崎中華街を散歩しまして飲み屋を物色。昼間の会食で佐賀の提督に教えて頂いたお店も気になったが、今宵は何となく寂れた飲み屋のカウンターでマスターだか女将だかとのんびり会話でもしながら飲みたい気分。

そんな訳で、明らかにハズレな店と地元民が足繁く通う店とのギリギリラインに位置していそうな店構えの赤提灯の暖簾をくぐる俺。

結果、メインの料理が「地鶏のたたきと地鶏の塩焼き」の二品しか無いおばぁちゃんが一人で切り盛りしているお店だった。客も俺一人。大丈夫かなこの店(笑)手酌で瓶ビールをグラスへ注ぎまして…

それでは我が生まれ故郷の九州に乾杯!

でも地元民のキープボトルがずらっと棚に並んでいるからあんまり心配要らなそうだなこの店。地鶏のたたきをつまみつつ、おばぁちゃんから色々とお話を伺った俺なのであった。観光地として大変なのは確からしいが、毎年GWとかの連休中はこの店そもそもお客さんが少ないとの事。

なるほどね。どおりで旨い訳だよおばぁちゃん!(地元密着型の当たり店だな)

長崎ゲストハウスCasaNoda屋上にて「佐賀の提督からの贈り物」

散歩をしつつ長崎ゲストハウスCasaNodaに戻ってからは、屋上のベンチで佐賀の提督から頂いた手土産で再び乾杯。洗濯をしている日本語が堪能なフランス人観光客やら、この時期だからこそとやって来たという大阪からの二人組と楽しい夜を過ごしたのでありました。

2016_05_01_GPSログこちらは今回のGPSログ。走行距離は285キロと少なめ。そりゃそうとついに九州入りだ。明日からガンガン走っちゃうよ!

行くぜ九州! 2016年GWツーリング 「大阪で船マシマシ編」

道の駅 宇陀路室生の裏手にてお目覚め

「道の駅 宇陀路室生」の裏手でお目覚め。清々しい朝だ。

道の駅 宇陀路室生の裏手にてテントを干す不審者除けのせんとくん

風も収まってきたので九州から帰ってくるまで出番の無いテントを干しつつ、早朝の道の駅を見物開始。おもむろに建物入り口正面に鎮座するせんとくん。

完全に深夜の不審者除けとして使ってんだろこれ(爆)

ベンチに腰掛けながら今日の行き先を軽く検討。奈良ってのは歳食ってから魅力が分かる場所って事は分かってきたお年頃ではあるが、今回全然下調べをしていないので何だかんだで久々となる奈良観光の鉄板コース、奈良公園を選択。

【奈良】 奈良公園近く、バイクを停められる「高畑観光駐車場」

昔、奈良公園にバイクで来た時には何処かにバイクをねじ込んで散歩したはずなので、取り敢えず東大寺近くの駐車場の係員の方にバイクを停められるか聞いてみると…「この先の高畑観光駐車場に停められますのでそちらにどうぞ!」との事だった。まぁこう言う巨大観光地では、質問されまくっているであろう駐車場の係員の方に聞いてしまうのが一番手っ取り早いやね。

そんな訳で高畑観光駐車場(バイクは1日300円)にバイクを停めてお散歩開始。奈良公園を散歩しはじめてすぐに感じるのは、京都とは違う開放感。まぁ奈良公園と比べるからってのはもちろん有るかもだけど、奈良って自然の地形を活かした大らかな観光地というか、お寺とかが多い印象があるよな。

奈良公園にて

奈良公園と言えば鹿せんべい屋さんが軒を連ね始めるこの辺りからが有名処。観光客がキャッキャし始めるのもこの辺りから。ちなみにバイクの停められる駐輪場は流石に無いが、自転車の停められる駐輪場ならここにもある。

鹿に囲まれる自転車

自転車乗りからも、鹿さんからも利便性の面で大好評!(ガブッ)

東大寺

奈良と言えば大仏って事で迷う事無く東大寺へ。しっかし人力だけでこの大きさの建物を作るってのは凄い事だよな。タイムスクープハンターになれたらこういう現場の見学がしてみたいよ。

修学旅行生と奈良の大仏

神様ってのは今イチ効果がないなぁ…と、ここ数年正直感じている無神教徒の俺ではあるが、困った時の神頼みってのもまた確かだったりするので、牛久大仏の「次」に大きいと噂の奈良の大仏様にペコリ。その後は修学旅行生のガイドさんの解説を…

ちゃっかり一緒に聞いちゃう俺なのであった(毎度お馴染みのコバンザメ戦法)

奈良公園の鹿

再び奈良公園に戻ると…

「一頭の鹿が何か言いたそうにこちらを見ている…どうしますか?」(…えっ?)

  1. 仲間にする
  2. 鹿せんべいをやる
  3. 悩みを聞く
  4. ジビエ料理にする

何だこれ。ドラクエか何かか?じゃぁ………4番で(おいっ!)

かつて鹿島神宮からの神の使いとしてやって来た鹿の末裔がここ奈良公園の鹿。俺からただならぬオーラを感じたのに違いない。そりゃそうだわな。

ちなみに俺は…鹿島神宮の方から来ましたっ!(それ詐欺の手口だから)

天保山公園

のんびりと奈良公園を散歩した後、この後の過ごし方をツーリングマップルを眺めながら考えて…やって来たのがこちら天保山公園。夕方乗船する予定の名門大洋フェリー新門司行きが待っている大阪南港までは目と鼻の先。

バイクは大観覧車の下に用意されている無料駐輪スペースに停めまして、まずは昼飯を…という事で天保山マーケットプレイス内のフードコートへ。

【大阪府】天保山マーケットプレイス 「ミックスお好み焼き&揚げたこ焼きと明石焼きのハーフ&ハーフ」天保山公園 サンタマリア号

揚げたこ焼きと明石焼きのハーフ&ハーフにミックスお好み焼きをパクつきながらサンタマリア号なる観光遊覧船を眺める。あれに乗るのもいいな。凄い大混雑してるけど。

まぁその前に大観覧車に乗ってみようと言う事で大観覧車へGo!

天保山大観覧車からの眺め床まで透明な観覧車は人気で30分待ちだったので、待たずに乗れる普通の観覧車に乗り込む俺。観覧車なのでノンビリしたスピードで最高点に到達した後、同じスピードでノンビリ降りてくる。スカッとした青空では無かったものの、大阪の湾岸地区も結構川が多い事が良く分かったよ。それとあの赤い橋渡った先が大阪南港だな多分。

大観覧車の後はサンタマリア号の乗り場に行ってみたんだが…思いのほか遊覧ルートが短い上にやたら混んでいるのでまたの機会と言う事で。適当に散歩をしていると「キャプテンライン」なる船乗り場が。何々…10分ほどの船旅で、USJの入り口方面に行けるとな。まぁまだまだ時間はあるので、USJの入り口とやらを眺めに行く事にしてキャプテンラインでレッツゴー!

天保山公園←→UFJのキャプテンラインにて

いや~激混みのサンタマリア号よりノンビリ出来ていいんじゃないのかこの船(喜)

昨日の強風を完全に忘れる穏やかな青空の下、10分程の船旅。海側から眺める大観覧車もいいもんだね。

UFJ裏手の遊歩道

どうやらUSJの入り口は敷地を挟んだ対角線の反対側にあるみたいでやたらと遠そうなので、雰囲気のいい海沿いの遊歩道をお散歩開始。この遊歩道、USJの裏側、いわゆるバックヤードが丸見えでして、整備中のパレードマシンとかを柵越しに見物したり、USJ関係者専用入場口を眺めたりしたのでありました。

まだ一度もUSJに来た事無いのに裏側見ちゃったよ(汗)

大阪の桜島駅

そして遊歩道の先には桜島駅なる駅が。

…ここってもしかして「桜島」っていう島なのか?大阪なのに?

謎は深まるばかりだが、何にせよ天保山にバイクを停めてあるので再び天保山に戻らなければならない。同じ船で戻れるのは確かだが、どうせなら違う手段で戻りたい。路線バスとか無いのかな?とスマホでググってみますと…

えっ?この近くから無料ポンポン船で天保山に行けるってか?

【大阪府】 天保山渡船場【大阪府】 天保山渡船がやって来た

そんな訳でポンポン船乗り場(正しくは天保山渡船場)にやって来た。地元の方が自転車で待っているのでここで間違い無さそうだ…等と思っていたら、盛大にドリフトしながらポンポン船がやって来た(笑)そんなこんなで地元の方々と一緒にポンポン船に乗り込みます。

自転車が多い天保山渡船の船上

何だよこの大都会大阪とは思えない離島感!(笑)

桜島←→天保山を最短距離で結んでいるのに加え、最大出力で突っ走るのであっという間に天保山側に到着。そもそも天保山と呼ばれるからには「山」な訳でして、数々の登山家を拒み続けてきた天保山山頂を目指して登頂開始。

俺達、第三千七百七十六次登山隊の長い1日が始まった…(続きはWebにて)

日本一低い山 天保山山頂ものの数分で「日本一低い山」天保山山頂へのアタック完了(標高4.53m)。三角点もある本物の山なのだ。

下山時に事故が多いので各自注意するように(そもそもバイク置き場まで上り坂だろっ!)

フェリーの集合時間まであと1時間少々。折角なので大阪城でも眺めてから港に向かうかなっで事でポータブルナビに大阪城をセット。ナビの案内に従って到着した大阪城は…

ナビが案内した大阪城

あろう事か「コーナン」になっていた…(ボロナビてめぇマジで分解すんぞっ!)

仕方が無いのでツーリングマップルをガイドに有視界航法に切り替えまして、大阪城のまわりをグルッとまわって大阪南港へ。

大阪南港フェリー乗り場バイク待機列フェリーターミナルで乗船手続きをして(名門大洋フェリーをWeb予約してバーコード付きの乗船引換券を印刷してきた場合、バイク置き場で係員の方にバーコードリーダーで乗船手続きして貰うだけでいいそうな)バイクの集合場所には20台位のバイクが集結中。このフェリーに乗る方々は、ほぼ九州ツーリング目当てのバイク乗りだからお仲間感があるやね。

今回乗るのは名門大洋フェリーの「きたきゅうしゅうⅡ」。昨年11月に就航したばかりの新造船という事で期待が高まる。

車両甲板にて乗船時が丁度日が沈む頃合いでして、夕日に染まった車両甲板が美しい。

乗船後は後になると混みそうな予感がするので、今宵の寝床に荷物を置いたら速攻でシャワー(新造船なのでやたらと綺麗。言葉は悪いがホルムアルデヒドを感じる程)を浴びまして、まずは缶ビールをグビグビ。

ぷは~っ!やっぱ最高だぜフェリーは!(酒)

フェリーきたきゅうしゅうⅡ 「夕食バイキング」

そしてこれまた後になると激混みが予想されるレストランにて夕食バイキング。朝晩のバイキングセット料金だと合計で2100円。こういうバイキングってどうしてもあれこれ盛り過ぎちゃうよね。ちなみに生酒は別料金。

フェリーきたきゅうしゅうⅡ 「チョコレートフォンデュ」チョコレートフォンデュを楽しむ

食後のデザートを取りに行ったら、何やら魅力的な噴水が。

夢のチョコレートフォンデュ、キターーーっ!(激甘党)

何だこれ?と立ち尽くすガキンチョにやむを得ずお手本を示す俺。そこにあるマシュマロとベビーカステラを刺して、こうやるんだよ。

やっぱ最高だぜフェリーは!(チョコレートフォンデュまである)

ビールに夕食バイキングに生酒、果てはチョコレートフォンデュまで楽しんだ後は甲板へ。

フェリーきたきゅうしゅうⅡ 大阪南港を出港さらばだ大阪南港!…ってか、出航前に既に出来上がってんじゃねぇかっ!(爆)

フェリーきたきゅうしゅうⅡ 「ツーリスト(寝室)」「ツーリスト(寝室)」には壁に網棚、ドリンクホルダー、ACコンセント付き

行きのフェリーの寝床は「ツーリスト」という横から入るカプセルホテル的な個室。どことなくブルートレインの寝台車っぽいやね。新造船という事でドリンクホルダーに網棚、ACコンセント(一つ)が有る辺りが新設計の新造船らしい便利ポイント。

明石大橋を通過中瀬戸内海を走るフェリーなので明石大橋・瀬戸大橋・来島海峡大橋の下をくぐる。ちなみにこの写真は明石大橋通過中。完全に夜なので写真撮るのは難しいけど、フェリーから眺める夜の橋もいいもんだな。さて、いよいよ明日からは九州だ。

そんじゃぁ飲みますかっ!(やっぱ酒)

2016_04_30_GPSログこちらは今回のGPSログ。走行距離は131キロ。フェリーは走行距離じゃ無いので距離には含めないって事で。ま、酒飲んで寝てるだけだしね(笑)