JR東日本パスで電車三昧の旅! 『青森ベイエリア周遊券で市内観光』編 ~A‐FACTORY~

八甲田丸を見学した後は、A‐FACTORYという青森の各種農産物や民芸品を扱うおしゃれな空間へ。

青森へは北海道行きのフェリーに乗る関係で何度も来た事があるんだが、まともに街中を歩いているのは実は今回が初めてだったりする。それにしても海の見える空間ってのは、ちょっと今風にするだけで物凄くお洒落な空間に化けるよなぁ。このA‐FACTORYは去年の12月にオープンしたそうでして、地元の方もお洒落具合に驚いたんではなかろうか。

見せ方がうまいのか、農産物コーナーすらお洒落です。

平日なんで、程良く空いてます。冗談抜きに平日休み最高だよ!

A‐FACTORYにはアップルシードル醸造タンクもあったりします。材料が何であれ、酒は最高だ!(笑)

う~ん、青森の自然や温泉の魅力にばかり触れてきたからか、意外なまでのおしゃれ感にビックリしたりしたA‐FACTORY店内。

ぐるっと一通り見物した後は、奥の喫茶コーナーで休憩がてらにアップルジュースを頂きました。いやぁ…青森の新たな魅力発見だなこりゃ。

JR東日本パスで電車三昧の旅! 『青森ベイエリア周遊券で市内観光』編 ~八甲田丸~

青森駅に着いてまず向かった先は「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」。なんだかやたらと長い名前だが、要するに青函トンネルが完成するまで青森と函館を結んでいた青函連絡船「八甲田丸」が見学できる訳だ。

要するに…とか書きながら、何だか全く短くなっていない気がするんだが(汗)

受付で「青森ベイエリア周遊券」という「青函連絡船」&「ねぶたの家ワ・ラッセ」&「アスパム展望台観覧券」の3つがセット(1300円)になった入場券を買いまして、青函連絡船の船内を見学開始。

広い船内には当時の服?の展示などもあって若干博物館のような雰囲気もありますが、外の景色を見渡せる操舵室に入ると今まさに船の上にいるんだということを実感します。

   

操舵室の近くには無線室もあって、メインの無線のコンソールの他に、奥の机の上にはYAESUのHFのリグ(無線機)らしき物もありますな。
操舵室からは外に出られるようになっていて、船の煙突を展望台化した?煙突展望台なんて場所もあったりします。ただちょうどこの展望台に上ったタイミングで大粒の雨が降ってきたので、すぐに船内に引き上げです…(涙)

   

この青函連絡船、当然船ではありますが運営していたのは国鉄でして、切符や行き先表示板の展示物を見るといかにも「鉄道」系です。船の備品の手持ちライトやらテスターなんかも見物しまして、船の下の階へ下りて行くと車両甲板と呼ばれる鉄道車両が積載されている空間に辿り着きます。現在で言うところのカーフェリーで車が乗っている部分に電車を乗っけているようなイメージですね。

青函連絡船の廃止と同時に時間ごと封印されたかの様な船内。

元々なのか節電の為なのか、ちと暗すぎるのが写真を撮るにはちと痛い。それにしても郵便車両というのかな?何だかとっても懐かしい。昔住んでいた府中の府中本町駅だったか分倍河原駅だったかで良く見掛けたような気がする。それから貨物列車のお尻に必ずついていた気がする黒い車掌車。今になって改めて眺めてみると、やたらと短い車両っぷりが可愛らしくっていい感じ。

船体に車両を固定する方法は、船側のフックにワイヤーで固定して締め上げる感じはバイクを留める時に似てるかも。今でもトラックとかは同じようにきっちり固定するんだろうな。

そう言えば船側に用意された車両を受け止める為?の連結器、人の手同士が組むような昔の仕組みの連結器だったんだが、今晩乗る寝台特急「あけぼの」の客車も同じなのかな?多少緩さがある昔の連結器の方が、電気機関車で引っ張る時に一両ずつ引き出すような感じになるので、動き始めの最初のショックが少ないと聞いたことがあったような無かったような。

何故かコンクリートのひずみ計に興味を持ったりしつつ更に下の階へ。

こちらは船の駆動用のディーゼルエンジン。とにかくデカイ。全部で8基あるそうで、1基あたり1600馬力を発生。船体下の左右のスクリューをそれぞれ4基のエンジンで回していたそうな。F1カーとかのエンジンはどこか色気があったりするが、こういう無骨なエンジンもいいもんだぁね。

冒頭の写真は八甲田丸と引き込み線。それから冬の荒れた天候に備えてなんだと思うが、横浜港の氷川丸とかとは比較にならないくらい厳重に係留されている。今でも走り出そうとしてるのを無理矢理繋ぎ止めているようでもあるな。

JR東日本パスで電車三昧の旅! 『新青森駅 あおもり旬味館を堪能!』編

今回の青森の旅、巡る先は青森駅周辺なので最初は一番いい乗り継ぎの電車で青森駅へ行ってしまおうかと思っていた。事前にちょっと調べたところ、新青森駅の駅ビルが結構楽しいらしい。そんな訳で、一本遅い電車で青森へ移動する事にして新青森駅の駅ビル「あおもり旬味館」へ。

何を隠そうお目当てはこちら、「村上商店」の一杯100円で試飲が出来る日本酒の自販機。青森市の西田酒造「喜久泉」と黒石市の中村亀吉「亀吉」を頂きました。アルコール度数はそれぞれ15.5度と16度と日本酒としては結構高め。キリッとした飲み口でした。いやぁ…バイクと違って昼間っから酒飲み放題なのが幸せ一杯夢一杯(笑)

こちらは去年の秋頃、建設中に立ち寄った事のある新青森駅の駅舎。新しい稚内駅もそうだったけど、最近の新しい駅はガラス張りが多い気がするな。デザイン&採光性がいいからなんだと思うけど。

駅前広場?にミラーがあったので自分撮り。別に顔出しNG野郎では無いのだが、自分自身を撮る習慣が全く無いのでもしかしたらこのブログお初かな?バイクじゃない時は大体こんな格好で旅してます。愛用のドンケF-1Xに着替えやら何やらをぶち込んでひたすら散歩が基本。ちなみにこのミラー、凸ミラー?なので実物よりもスマートに写っているかも(笑)それにしても、そろそろ髪切った方がいいな。ただでさえ暑苦しい見てくれなのに、輪をかけて暑苦しいぞっ!

       

じつは「しじみソフト」なるものが有ると新幹線の車内誌で知ったんだが見つけられなかったので、あおもり旬味館の中にある「タマゴ家」にてリンゴソフトクリーム&プリンを購入。青森県の誇る名物「リンゴ」を使ったリンゴソフトクリームは甘酸っぱさ感が段違い。それっぽい味を人工的に作っている物とは全然別物で旨いです。プリンは実際には青森市内へ移動後に食べたんですが、タマゴの味の濃さが良かった!小さいけれど満足感があります。

   

青森市内を散歩しながら頂く事になる、柴田農園の「嶽きみドーナツ」も購入。「嶽(だけ)きみ」とはとうもろこしの事。これがなかなかどうして違和感なく旨いドーナツです。それから買う時に頂いた、おばちゃんの最高の笑顔と青森弁が素敵だった。

あおもり旬味館を一通り巡った後は、電車の時間まで「青森の語り部」という青森弁たっぷりの語りを堪能。青森弁に限らず、東北の言葉はやっぱり響き方が優しいよなぁ。時折何言ってるのか分からない事があるにしても許せちゃう、丸みを帯びた愛すべき言葉だ。

新青森から青森まで僅か一駅ですが、特急「つがる」の自由席へ乗車。特急ですが通過駅がある訳ではないので、乗車時間自体は文字通り隣駅まで数分間しかありません。

この数分間の乗車時間中、あおもり旬味館の「黒石や」で買っておいた「黒石やきそば」を急いで頂きました。噂には聞いていましたが…確かに「うどん寸前」のかなりの太麺でして、モグモグ噛まないと食べ進められません。これは特徴的で、もちろん旨い。気に入ったっ!今度食べに黒石に行きま~す!

そんなこんなで、特急「つがる」に揺られる事わずか5分程で青森駅へ到着!こちらは乗ってきた特急「つがる」と「青森ベイブリッジ」。2ヶ月程前のGWにバイクで来た場所ではあるが、こうして駅から眺めると全く違った場所に感じるのが楽しいな。

夕方までの短いひとときではありますが…青森を楽しませてもらうんで宜しくねっ!