「東京モーターサイクルショー 2012」に行ってきた ~その他色々編~

「鉄人賀曽利氏 決めのガッツポーズ!」

ここからは東京モーターサイクルショーの車体以外の事などを。

冒頭の写真はスズキブースで行われた、還暦を過ぎても相変わらずバイクで走りまくっている愛すべきおっさん&鉄人「賀曽利隆」氏の講演の最後の一コマ。東北方面のツーリングをしている方にはお馴染み「ツーリングマップル東北」の実走レポートをされている方ですな。

賀曽利氏は震災後、もちろん仕事としての取材も含めて東北方面を走り続けていた…

講演の内容はやはり東北の事が中心。ただまぁこの方、当然の事ながらバイク乗りなので後ろ向きな内容ではありませんで…

「立ち入り禁止区域以外の場所でバイクで行けない場所はありません!今年こそ皆さん進路を北へっ!」とのお話の後…〆の「オー!」っ。

もちろん行くさ…去年以上にねっ!

ふっ…俺達バイク乗りに「バック・ギア」は付いていないんだよ。

(お前…調子上がってきたな?)

「バイク歓迎の街 埼玉県小鹿野町ブース」こちらは埼玉県西部に位置する小鹿野町のブース。今はもう高校の学区という物自体がないらしいんだが…小鹿野町はかつての同じ学区だったり、もちろんバイクで街おこし&わらじかつ丼&ちと離れたお隣ではあるが皆野町の阿左美冷蔵の天然かき氷があったり長瀞があったりと結構親近感を持っている場所。ヘルメットを脱ぐとグシャグシャな髪型になる事もあり、小鹿野町のバイクのシンボルマークをあしらった帽子を買おうかと思った(造りがしっかりしていた&さりげないバイクのデザインが好印象)んだが、せっかくだから次回現地で買う事に。プリンも旨そうだったけど、もうしばらく会場を見学するつもりだった事もあり「かりんとう」を買ったのであった(素朴な味わいで旨かったです!)。

小鹿野町へ行った事のあるバイク乗りの方には今さらかもしれないが…要所要所に「屋根付きのバイクの駐輪場」が用意されているのでとっても訪れやすい場所。関越の花園ICから混んでいるようだったら寄居バイパスに乗ってしまえば快適な快走路の先に小鹿野町が待っています。都内の方々、ショートツーリングに如何でしょう?

「廃棄物としてのCBR250R」こちらはバイクの廃棄物としての一面。無論バイクとて、もちろん永遠に走り続ける事が出来る訳では無く、いずれは何らかの形で廃棄しなければならない日がやってくる。それは上に乗っている奴がいずれ死ぬ運命である事と大した違いは無いと思うな。

ま、俺のボロバイクにこの光景を見せてやったら…突然調子が良くなるかもしれないが…(悪)

「巨大ヘルメット(Arai)」こちらはアライのブースにあった「巨大ヘルメット」。もしかするとJISのテストだけで無く、SNELLのテストもパスしている一品かもしれないなぁ。もちろんMFJ公認か?(笑)

「H4バルブのHIDキットが3000円」バイク用品を売っているブースもちらほら。こちらはバイク用のHIDキットなんだが、H4バルブ用が3000円とかいう時代になっていたのね。この値段なら換装してみるのも悪くはないかな。バイク専用の普通のH4バルブと大して値段が変わらないし。

「ガソリン携行缶」こちらは俺も普段から愛用しているガソリン携行缶。一番右側の一番小さい500ccのを使っているんだが、コイツのおかげで救われた事多数。田舎道(含む北海道全域)をツーリングする方々、騙されたと思って持っておいて下さい!きっと持ってて良かったと思える「瞬間」がやって来ますっ!

そうそう、「ガソリンは予め入れて」おいてね(笑)

実は携行缶のガソリンを使い尽くして…再度ガス欠になりそうになった事があるのです…(アホ)

「ダイノジェット バイク用シャーシダイナモ」こちらはバイクの出力を計測する事で走り屋さんにはお馴染み「シャーシダイナモ」のバイク版。マフラーやら何やらを交換して「俺のマシン、パワーUPしたかも!?」とかいうフィーリングの話が数値化されてしまうある意味恐ろしい計測器。ま、趣味の世界なんで自己満足でもいい気はするが、確固たる裏付けが欲しかったら実際に計測してもらいましょうよ(笑)

 

ま、こんな感じに楽しい東京モーターサイクルショーなのでありました。

えっ?お決まりの「アレ」が無いだろうって?あのなぁ…俺は撮らない事に決めてるんだよ。しかも今回「エンジンのカットモデル」が一つも無かった事に落胆してる位だ。各ブースのコンパニオンの写真なんて一々撮ってる訳無いだろ?

あっ…一枚だけそれっぽいのがあった気が…ふむふむ…特別に公開してやろう。

「ドリームCB750FOURと俺」「HONDAドリーム750」とコンパニオン

ignition of life Honda CB

「東京モーターサイクルショー 2012」に行ってきた ~車体編~

「東京モーターサイクルショー ドリームCB750FOUR」

前日金曜日の天気予報によると今週末は天気が悪いらしいので…東京ビッグサイトで開催されている「東京モーターサイクルショー」へ行く事に決めた。どうせ行くなら泊まりだな。毎度毎度の浅草や横浜の安宿も考えたりもしたんだが…たまには違う場所を…という事で見つけたのが西武新宿駅近くにあるカプセルホテル。カプセルホテルだからと言って馬鹿にすんなよ。

何とこのカプセルホテル…「600床」だぜっ!(病院と一緒の数え方でいいのだろうか…)

週末都内へ電車で行くなら「ひたち東京週末フリーきっぷ」という事で駅に切符を買いに行った訳なんだが…常磐線の新型特急車両が投入されている「スーパーひたち」は春休み効果も手伝って軒並み満席。仕方が無いので行きはフレッシュひたちで手を打ったのであった。

お昼過ぎに上野に到着して、ゆりかもめに乗って会場の東京ビッグサイトへ。雨が降っている事もあって会場にバイクに乗ってやって来たお仲間はあんまりいなかったが、どことなくそれっぽい人達なので何となく分かりますな(笑)

冒頭の写真は今乗っているバイクCB750F2の御先祖様とも言える「ドリームCB750FOUR」。さすがはHONDAのブースなだけあって1970年代のバイクとはおよそ思えないピカピカ具合。それにしても空冷のバイクってのは基本デザインが大して変わっていない事を再認識。

「CB1100 空冷フィン」こちらは現行車種のCB1100のエンジン部分。こちらも空冷エンジンという事もあり空冷フィンが美しい。実は次買い換えるならこいつか?とか思ってみたりもするんだが…やっぱこいつに乗るのは白髪の交じったジェントルマンでないといけないような気がするんだよな。多分頑丈なバイクだとは思うんだが、リアにキャンプ道具積んで洗車は忘れた頃にっていう乗り方が許されない様な気もしたりするしねぇ。

「NC700S メットイン」こちらは新開発の水冷700ccエンジンを搭載した「NC700S」。デュアルパーパス系で妙な高級感も無く、燃費に至っては40%削減と言うんだから「次の相棒はもうこれしかねぇ!」ってな存在なんだが、何と燃料タンクの給油口がリアシートの下。。。クソ重いキャンプ道具を全部降ろさなきゃ給油出来ないという個人的には致命的な造り故に注文せずに済んでいる…(涙)写真は懐かしのフルサイズ50ccマシンNS-1を彷彿とさせるメットインスペース。ここに追加の燃料タンクを載せられれば完璧なんだがなぁ…

「CBR250R(痛車仕様)」 こちらはホンダが出品していたいわゆる「痛車」のバイク版。ベースはCBR250Rでして、マフラーにまでキャラクターの姿が。実はバイク乗りって結構歳喰っている人が多いから、サイボーグ009とか宇宙戦艦ヤマトとかキャプテンハーロックとかだと更に食いつきがいい気もするな。えっ?美少女系じゃ無いと駄目だって?

じゃぁ…是非とも「銀河鉄道999のメーテル」を…(爆)

東京モーターサイクルショーの車体の写真は色々なサイトで見られると思うので、この後は軽く個人的に気になった車体の紹介などを。

「ベスパ(サイドカー付き)」こちらはサイドカー後付けのベスパ。実用性とかはともかくとして、こいつがオープンカフェの前の道を走っていったりしたら、それだけで微笑ましい光景になりそうだよね。

「GILERA 三輪バイクFuoco(フォコ)」こちらは前輪が2輪のスクーター「Fuoco(フォコ)」。この前輪2輪バイク(要するに三輪)の登場によって、法律上の自動二輪車の定義が変更されたんだよね。良く見ると前輪はそれぞれ片持ち式で独立動作と結構ハイテク系。荷物を積んでも自立するだろうから、実はキャンプツーリングに最適な一台なのかもしれないな。

「ヤマハ SEROW(消防署仕様)」こちらはOFF車ヤマハ・セローの消防署仕様車。かの震災でも、その抜群の走破性能を発揮したそうだ。

「映画 WILD SEVEN ミサイルランチャー搭載バイク」こちらは映画「WILD SEVEN」に出てくるらしい「ミサイルランチャー搭載バイク」。これは乗ってみたいっ!是非とも乗ってみたいっ!そして一度でいいからミサイルを前方に向けて「ぶっ放して」みたいっ!

高速道路で俺の前を「ちんたら」走っている「覆面パトカー」に向けて…(悪)

サイレンの音と一緒に「バイクの運転手さ~ん。路肩に停車して下さ~~い!」なんていう想定外の事態は事前に覆面パトカーごと吹き飛ばしてやれっ!(←やっぱコイツ発想が根本的に…「悪」)

「DAYTONA モンキー用スーパーチャージャーキット装着車」こちらはデイトナのブースに展示されていた「モンキー改」。俺も書類チューンのモンキー(49cc)に乗っているんだが…コイツは格が違った。何と何と…

「DAYTONA モンキー用スーパーチャージャーキット装着車エンジン部」

「スーパーチャージャー」搭載っ!(あっ…あり得ねぇ…)

スーパーカブそのまんまのモンキーのノーマルヘッドが超高回転に耐えられるはずは当然無く、ヘッドは当然総入れ替え。それどころか腰下も色々手を入れる事になるんだとは思うが…ここはもちろん「デイトナ」のブース。少々お値段が張ろうがなんだろうが…どうやら「キット」として売るつもりらしい。

…狂ってる…(笑)

「ゴールドウイング 霊柩車(前)」

「ゴールドウイング 霊柩車(後)」

車体編の最後はこちら「ゴールドウイング霊柩車」。バイク野郎はこういうので送られるのがいいだろうという事らしい。確かに考え方としては分からないでも無い。

けどさ…どうせなら屋根も何も取っ払って、棺桶剥き出しで…出来る事なら棺桶の蓋も取っ払って送ってやった方が乗ってる奴は喜ぶと思うぜ。雨が降ったならカッパを着せてやればいい。天気予報と自分が死んだタイミングを恨みつつ、観念してくたばってくれるさ(笑)

最後の最後まで「風」を感じさせてくれ。それが俺達の生き方なんだから。

2012年ツーリングシーズン開幕 ~1発目は…やっぱり犬吠埼!~

「犬吠埼灯台」

鹿嶋で旨い一杯を頂いた後は天気も良くなってきた。そんな訳で殆ど直線の爽快道路、国道124号を気分良く駆け抜けて千葉県東端に位置する犬吠埼灯台へ。ここ犬吠埼へはバイクでぶらっとやって来やすい事もあって事あるごとに結構来てますです。

ま、道中の高速道路もどきの直線道路はちょっとした「試運転」にぴったりだしねぇ(笑)

ちなみにこちらの犬吠埼、離島やら富士山山頂とかを除くと日本で最も早く初日の出が拝める地としても有名です。そう言えばインターネットのニュースで知ったんだが、この犬吠埼灯台に模したポストが出来たと言う事なので灯台の入り口に行ってみますと…

「犬吠埼灯台前の白いポスト」おぉ!これが噂の「白いポスト」ですか。台座?の部分には「郵便は世界を結ぶ」との言葉が。改めて言われてみると確かにそうかもしれないな。

 

~毎度お馴染み?ツーリング先で何故か「急性たそがれモード」へ突入~

我々人類のそれなりに長い歴史の中、直近の僅か百数十年で起きた電信から始まる情報通信革命の進化の仕方は凄まじいものがある。電信(モールス信号)による情報伝達手段が発明されて以降、電話(有線)・無線通信・海底ケーブルの発明によって…ついには大陸との通信手段までをも手に入れた。

通信技術の進歩により、良い意味で「小さくなった」はずのこの世界。この世界に生きる我々人類が選んだ道は…「第一次世界大戦」…そして「第二次世界大戦」。結局の所、光の速度に肩を並べる通信手段が存在しているだけでは駄目だった。符号化した情報自体に世界を動かす「質量」は無かったという事なのかもしれない。

戦後、通信技術はさらに進化を遂げ…通信衛星による通信網は「ケネディ暗殺」という衝撃的なニュースを映像と共に我が国日本へ伝える事でその幕を開けた。

冷戦という名の戦争はしかし、我々人類の情報通信技術を更に飛躍的に発展させてゆく。敵よりも強固なネットワークを構築する目的でスタートしたIP技術が産声を上げた。

…そして愛すべき我らが「アマチュア無線愛好家達」がギガヘルツ帯(GHz帯)が無線通信で使える事を証明(琵琶湖の対岸同士で1.2GHzの音声通信に成功したCQ誌の記事に俺は感動していたのだっ!)したあたりから更に加速度的に技術が進歩し始め…あれよあれよという間に「ポケベル」…「PHS」…そして今で言う所の携帯電話が一般的な存在になり…メールやら何やら…

「あははは!これって単にポストを白く塗っただけなんでしょ!」 (Powered by おばちゃん)

~「急性たそがれモード」…強制終了~

 

あっ…あのなぁ…。このポストは単に白いだけじゃ無いんだよ。このポストに投函した葉書の切手にはそれだけで風景印が押してもらえる素敵なポストなんだよ。潮の香りと一緒に届くといいね。

僅か数グラムとはいえ…実際の質量を伴った郵便が届けるもの…仮にそれがたった一枚の絵葉書であったとしても…ネットワーク越しに届けられる重さを持たない符号群と俺は全く違うものだと思う。だからこそ…

郵便は世界を結ぶ

(お前もしかして…CM出演とか狙ってる?)

「CB750(RC42) 走行距離19万キロ」そうそう、2012年のツーリングシーズン開幕にちょうどいい具合に君ヶ浜(犬吠埼の北側に広がる砂浜)付近にて、相棒のボロバイク「CB750(RC42)」の走行距離がめでたく19万キロに到達した。

あと1万キロ程走ると地球を5周した事になるボロバイク。ただ…さすがにお前とは今シーズンでお別れしようと思ってる。正直言って沖縄に連れて行く事だけは出来そうも無いが…

ま、今年も一緒に走ろうぜ!行き先は一緒に決めようや!