前日金曜日の天気予報によると今週末は天気が悪いらしいので…東京ビッグサイトで開催されている「東京モーターサイクルショー」へ行く事に決めた。どうせ行くなら泊まりだな。毎度毎度の浅草や横浜の安宿も考えたりもしたんだが…たまには違う場所を…という事で見つけたのが西武新宿駅近くにあるカプセルホテル。カプセルホテルだからと言って馬鹿にすんなよ。
何とこのカプセルホテル…「600床」だぜっ!(病院と一緒の数え方でいいのだろうか…)
週末都内へ電車で行くなら「ひたち東京週末フリーきっぷ」という事で駅に切符を買いに行った訳なんだが…常磐線の新型特急車両が投入されている「スーパーひたち」は春休み効果も手伝って軒並み満席。仕方が無いので行きはフレッシュひたちで手を打ったのであった。
お昼過ぎに上野に到着して、ゆりかもめに乗って会場の東京ビッグサイトへ。雨が降っている事もあって会場にバイクに乗ってやって来たお仲間はあんまりいなかったが、どことなくそれっぽい人達なので何となく分かりますな(笑)
冒頭の写真は今乗っているバイクCB750F2の御先祖様とも言える「ドリームCB750FOUR」。さすがはHONDAのブースなだけあって1970年代のバイクとはおよそ思えないピカピカ具合。それにしても空冷のバイクってのは基本デザインが大して変わっていない事を再認識。
こちらは現行車種のCB1100のエンジン部分。こちらも空冷エンジンという事もあり空冷フィンが美しい。実は次買い換えるならこいつか?とか思ってみたりもするんだが…やっぱこいつに乗るのは白髪の交じったジェントルマンでないといけないような気がするんだよな。多分頑丈なバイクだとは思うんだが、リアにキャンプ道具積んで洗車は忘れた頃にっていう乗り方が許されない様な気もしたりするしねぇ。
こちらは新開発の水冷700ccエンジンを搭載した「NC700S」。デュアルパーパス系で妙な高級感も無く、燃費に至っては40%削減と言うんだから「次の相棒はもうこれしかねぇ!」ってな存在なんだが、何と燃料タンクの給油口がリアシートの下。。。クソ重いキャンプ道具を全部降ろさなきゃ給油出来ないという個人的には致命的な造り故に注文せずに済んでいる…(涙)写真は懐かしのフルサイズ50ccマシンNS-1を彷彿とさせるメットインスペース。ここに追加の燃料タンクを載せられれば完璧なんだがなぁ…
こちらはホンダが出品していたいわゆる「痛車」のバイク版。ベースはCBR250Rでして、マフラーにまでキャラクターの姿が。実はバイク乗りって結構歳喰っている人が多いから、サイボーグ009とか宇宙戦艦ヤマトとかキャプテンハーロックとかだと更に食いつきがいい気もするな。えっ?美少女系じゃ無いと駄目だって?
じゃぁ…是非とも「銀河鉄道999のメーテル」を…(爆)
東京モーターサイクルショーの車体の写真は色々なサイトで見られると思うので、この後は軽く個人的に気になった車体の紹介などを。
こちらはサイドカー後付けのベスパ。実用性とかはともかくとして、こいつがオープンカフェの前の道を走っていったりしたら、それだけで微笑ましい光景になりそうだよね。
こちらは前輪が2輪のスクーター「Fuoco(フォコ)」。この前輪2輪バイク(要するに三輪)の登場によって、法律上の自動二輪車の定義が変更されたんだよね。良く見ると前輪はそれぞれ片持ち式で独立動作と結構ハイテク系。荷物を積んでも自立するだろうから、実はキャンプツーリングに最適な一台なのかもしれないな。
こちらはOFF車ヤマハ・セローの消防署仕様車。かの震災でも、その抜群の走破性能を発揮したそうだ。
こちらは映画「WILD SEVEN」に出てくるらしい「ミサイルランチャー搭載バイク」。これは乗ってみたいっ!是非とも乗ってみたいっ!そして一度でいいからミサイルを前方に向けて「ぶっ放して」みたいっ!
高速道路で俺の前を「ちんたら」走っている「覆面パトカー」に向けて…(悪)
サイレンの音と一緒に「バイクの運転手さ~ん。路肩に停車して下さ~~い!」なんていう想定外の事態は事前に覆面パトカーごと吹き飛ばしてやれっ!(←やっぱコイツ発想が根本的に…「悪」)
こちらはデイトナのブースに展示されていた「モンキー改」。俺も書類チューンのモンキー(49cc)に乗っているんだが…コイツは格が違った。何と何と…
「スーパーチャージャー」搭載っ!(あっ…あり得ねぇ…)
スーパーカブそのまんまのモンキーのノーマルヘッドが超高回転に耐えられるはずは当然無く、ヘッドは当然総入れ替え。それどころか腰下も色々手を入れる事になるんだとは思うが…ここはもちろん「デイトナ」のブース。少々お値段が張ろうがなんだろうが…どうやら「キット」として売るつもりらしい。
…狂ってる…(笑)
車体編の最後はこちら「ゴールドウイング霊柩車」。バイク野郎はこういうので送られるのがいいだろうという事らしい。確かに考え方としては分からないでも無い。
けどさ…どうせなら屋根も何も取っ払って、棺桶剥き出しで…出来る事なら棺桶の蓋も取っ払って送ってやった方が乗ってる奴は喜ぶと思うぜ。雨が降ったならカッパを着せてやればいい。天気予報と自分が死んだタイミングを恨みつつ、観念してくたばってくれるさ(笑)
最後の最後まで「風」を感じさせてくれ。それが俺達の生き方なんだから。