去年のクリスマスイブに参加した「水戸芸術館のパイプオルガン修繕工事見学ツアー」から四ヶ月、ついにパイプオルガン復活の日がやってきた。やたらと混みそうな予感がしたので水戸芸術館のシンボルタワー展望台からの眺めを楽しんだ後、11:45位にロビーに並べられた椅子に座って待っていたんだが…いやまぁお客さんの集まりっぷりが半端無い。
開演の時間には二階席?も含めてロビー全体が満員御礼状態に。後から知ったんだが…何と1600人程集結したらしい。
ひょぇ~っ!
冒頭はパイプオルガン修繕工事見学ツアーでも色々説明をして下さった「(株)マナオルゲルバウ」の代表 松崎譲二氏から被害の状況、修繕内容などの説明。前回の作業着姿もいかにも職人っぽくて良かったんですが、今日は晴れの舞台という事もあってスーツでビシッと決めていらっしゃいますな。そう言えば、手の怪我は無事に治られたようで何よりです。
こちらは本日のパイプオルガン奏者「浅井美紀」さん。パイプオルガン修繕工事見学ツアーでパイプオルガンの演奏(操作)の仕方を多少なりとも理解したので、以前にも増して演奏している後ろ姿を興味深く拝見する事が出来ました。
本日のプログラムはこちら。
- バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ
- バッハ:狩のカンカータ
- フォーレ:シシリエンヌ
- メシアン:栄光の身体~甦りし者たちの命に関する7つの短い幻影~から VI.栄光の身体の喜びと輝き
正直言ってまともに知ってる曲は一曲もありませんでしたが…堪能させて頂きました。最後のメシアンが結構聞きやすい曲だったのが意外と言えば意外。今度CD買って聴いてみよう。そして今回は「復活記念コンサート」という事で特別にアンコールが。
演奏が終わってすぐに席を立ってしまった皆さん…急がない方が人生は楽しいのよ(笑)
アンコールは皆さんお馴染みのこの二曲。
- 瀧廉太郎:花
- チャイコフスキー:くるみ割り人形から「トレパック」
でした。いやぁ…来て良かったよ。
「スズ75%・鉛25%」の「ハンダもどき」の合金がこの音奏でているんだぜっ!(笑)