楽しい夜を過ごした翌朝は、軽く高山の古い町並みを散歩したりなんかして、朝市にて朝食を。
牛○家なるお店で「メンチカツ」にかぶりついたり、実は昨日の平湯バスターミナルでも一本頂いた「牛乳 白い命」を頂いたり。いやぁ…どちらも旨いねぇ。そう言えば前回来た時にはこの店のおばちゃんにどういう訳か食の安全を語って頂いたんだが、今回は「この牛乳はねぇ、インターネットにも載ってるんだよっ!」とのお言葉を頂いた。
まさか…このブログの事じゃぁ無いよね?(汗)
こちらは高山名物の一つ「みたらしだんご」。一般的なみたらし団子は甘い餡にくるまれていますが、こちらのみたらしだんごは醤油を塗って香ばしく焼き上げているので全くの別物です。
軽く朝の散歩を楽しんだ後は「ゲストハウスとまる」へ戻りまして、宿の御主人の運転で「高山木工房巡り」に出発です。ここ飛騨高山という場所は木工が有名な場所だそうでして、前回宿泊した時に一緒に飲んだお嬢さんも木工学校への入学試験の為にやって来ていたのであります。
今回は「工房まめや」「KOZO INTERIOR STUDIO」「田島燃」の三つの工房にお邪魔しました。冒頭の写真は「工房まめや」の作業場。工作機械が7台程ありましたが、まだまだ少ないと仰っていたのが印象的。写っているのは注文を受けて今まさに制作中の下駄箱だそうで、全体の色合いを調える為に一本の丸太から製材したもので作っているとの事。伺った材料費だけで「えっ!」となる値段でしたが、こだわりの特注品ていうのはどこの業界でも安くは無いのである意味当然ではありますな。
作業場でひとしきりお話を伺った後は、急遽こしらえたと言うギャラリーに移動してさらにお話を伺いました。写真では分かりにくいかもしれませんが、曲線を生かしたコートハンガーを作る時、図面を引いて作り上げるのか伺ったところ、こういった形の物は頭の中にイメージを作り上げてからミニチュアを作ったりしてデザインを煮詰めていき、最終的には現物に合うように微調整をしながら作り上げているとの事でした。感覚的にはデザイナーなんでしょうね。そちら方面のセンスが全く無い俺的には羨ましいかぎり。
こちらは「色漆」が美しい作品の数々。色漆の存在を実は今回初めて知りましたが、ペンキとは一味違う優しい色合い。それからちょっとした高台に立つ築八十年の家自体にとまるの御主人が喰い付いてました(笑)
最後は薪ストーブがいい雰囲気を醸し出しているこちら。色々と話を伺っていると、今回伺った三つの木工房全てが関東出身者が高山にやって来て工房を始めたという事が判明。しかも団塊の世代の息子達という事で「とまる」の御主人と俺も含めて同世代揃い。生まれ育った時代背景は同じでも、色々な人生があると言う事が分かって楽しかったな。それからこちらの奥さんは茨城県の笠間で十年間程修行を積まれていたそうでして、薪ストーブの後ろに並んだ焼き物の数々は奥様作との事。実に良い組み合わせですね。
そう言えばこちらの椅子が新宿駅東口改札間近の「beer&cafe BERG(ベルク)」で使われているそうです。何やら魅力的なお店らしいので今度行ってみよう。
木工房巡りの後はとまるの御主人のご厚意で「国八食堂」へ。二人連れなので「鉄板焼きとうふ定食&いか焼き定食」を注文したところ、一人前とはとても思えない凄い量のいか焼きが到着(笑)。お仲間のバイク野郎がやっぱり多い店内で焼きとうふ共々美味しく頂きました。いやぁ…やっぱここはいいねぇ(喜)
この後はバスで長野に移動なんですが、あろう事か高山発松本行きのバスの時刻表を読み間違えて思惑よりも遅い時間に松本経由で長野に到着。
若干遅れぎみにやって来た1166バックパッカーズ。今回のお題?は福島の焼酎でして、みんなでワイワイやりながら楽しい夜は更けていくのでありました。
…多分…(途中から記憶が…あぁ…)
今日のGPSログはこちら。