4連休の最終日は…ヒッチハイク? ~何故か志賀草津道路を通って帰宅編~

「1166バックパッカーズ 物理屋さんとUW旗」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

前日結構飲んだわりには普通に目が覚めまして、「1166バックパッカーズ」のラウンジで色々おしゃべりしながらパンを食べたりして過ごしていた朝。

さて、今日はここいら辺で昼飯でも喰って、空いているなら新宿行きの高速バスにでも乗ってみっか?などと考えながらコーヒーを飲んでいたら、何やら初日よりも垢抜けた気がする冒頭の写真の物理学を学ぶ学生が、今日自家用車で神奈川までどういうルートで帰るかを考えていたので、みんなで色々と教えていたら「自分は方向音痴なんですよ…」との事。

だったら小布施を抜けた後でナビにナビさせると、ちゃんとお勧めの道を選択してくれるんじゃないかな?などと皆でアドバイスしていた時に気が付いた。

あっ…俺乗っけてくれればナビするよ?(笑)

そんな訳で、予想だにしなかったヒッチハイク状態で帰路につく事に。宿の前で皆で記念写真を撮り終えるとポツポツと雨が…。

皆思い思いの方角へ出発していきまして、俺は物理屋さんと経済学屋さん(お二方共、大学生)と共にまずは長野駅へ。あえて写真は載せないがこの経済学屋さんも結構なイケメンでして、若干チャラく見られる割りに根は真面目というあたりが素晴らしい。

俺の人生にもそういう選択肢が欲しかったョ…(汗)

 そう言えば、今朝こっそり「昨日の俺、大丈夫だった?」と聞いてみたところ、この経済学屋さんに「知らない方がいい事もありますよ…」とたしなめられてしまう40歳間近の俺なのであった。

くっ…(涙)

ちと話が前後するが、冒頭の写真には映画コクリコ坂で有名になった「UW旗」が貼ってあるではあ~りませんかっ!この旗は出会いと別れの交錯する場所にピッタリですな。さすがは若女将、いいセンスです。一般の船舶用(面積比4倍)じゃなくて、ボート用のサイズってなあたりが絶妙で素晴らしい。

仮にランチョンマットになっていても文句は言えなか…(謎)

経済学屋さんと長野駅でお別れした後は物理屋さんとドライブ開始。ちょうど今後の進路を色々と考える時期という事もあってか、今の仕事の事やら何やらを色々と尋ねられる車内の会話。ま、色々話をしたんだが…俺自身、毎日週末の事ばかり考えているのはもちろんなんだが仕事の内容自体は実を言うと好きだったりしている。そう言えば「飛騨高山ゲストハウスとまる」のご夫婦は俺のブログを見て、この方ちゃんと働いているのかしら?と感じたりもしたそうだが(笑)

仕事中だけではとても間に合わない新しい規格やら技術の勉強やら何やらを家に帰ってからもひたすら続けていかなければやっていけない職種ではあるものの、それ自体は好きでやっているの一言に尽きるんだよね。

世の中、週休5日になって欲しいってな願望も同時に持っているのが凡人たる所以でもあるのだが(汗)

仕事の話をしながら雨模様の志賀草津道路に突入。最近サックスを始めたという物理屋さんの話に、俺はオーケストラでトロンボーン吹いてたんだよ!なんて会話を混ぜ込んで大雨だけれども素晴らしい紅葉具合のクネクネ道を進んでいきます。撮って下さいと渡されたiPhoneで車内からバシバシ紅葉を撮りながら進みまして、日本の国道最高地点やら草津の湯畑の前を案内しつつ青年の記念写真を撮ったりなんかして、二人で遅めの昼飯へ。

【岐阜県草津町】 店名忘れ 「豚丼セット」別名、ロマンティック街道と呼ばれる国道292号沿いのお店で「豚丼セット」を頂きました。この一帯はバイクのツーリングで何度も来た事があるが、会話のある昼飯はそれだけで一味違いますな。うどんの汁までもちろん完食してご馳走様。

日が落ちる前に俺的な目的地「前橋駅」まで送ってもらってここで解散。物理屋さんお元気で!これからの人生も今回の旅以上に豊かなものになる事を祈ってます!

しかしまぁ…あのラウンジで相対性理論が飛び出すとはなぁ…(笑)

前橋からは両毛線~水戸線~常磐線を乗り継いで、結局一度も使わなかった三脚と共に帰宅したのでありました。今回も色んな方にお世話になりました。ホントに有難うございましたっ!

最後は最終日のGPSログならぬペイントで作成した今日の軌跡。朝から会話が楽しくて、スイッチ入れ忘れたんだよ…トホホ…

2011_11_06_ルート

4連休の三日目は「木工房巡り&1166で福島焼酎ナイト」など

「高山 古い町並み」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

楽しい夜を過ごした翌朝は、軽く高山の古い町並みを散歩したりなんかして、朝市にて朝食を。

【岐阜県高山市】 牛○家 「メンチカツ」【岐阜県高山市】 宮川朝市 「白い命」

牛○家なるお店で「メンチカツ」にかぶりついたり、実は昨日の平湯バスターミナルでも一本頂いた「牛乳 白い命」を頂いたり。いやぁ…どちらも旨いねぇ。そう言えば前回来た時にはこの店のおばちゃんにどういう訳か食の安全を語って頂いたんだが、今回は「この牛乳はねぇ、インターネットにも載ってるんだよっ!」とのお言葉を頂いた。

まさか…このブログの事じゃぁ無いよね?(汗)

【岐阜県高山市】 二四三屋 「みたらしだんご」【岐阜県高山市】 二四三屋 店構え

こちらは高山名物の一つ「みたらしだんご」。一般的なみたらし団子は甘い餡にくるまれていますが、こちらのみたらしだんごは醤油を塗って香ばしく焼き上げているので全くの別物です。

軽く朝の散歩を楽しんだ後は「ゲストハウスとまる」へ戻りまして、宿の御主人の運転で「高山木工房巡り」に出発です。ここ飛騨高山という場所は木工が有名な場所だそうでして、前回宿泊した時に一緒に飲んだお嬢さんも木工学校への入学試験の為にやって来ていたのであります。

「高山木工房巡り 作業場」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

今回は「工房まめや」「KOZO INTERIOR STUDIO」「田島燃」の三つの工房にお邪魔しました。冒頭の写真は「工房まめや」の作業場。工作機械が7台程ありましたが、まだまだ少ないと仰っていたのが印象的。写っているのは注文を受けて今まさに制作中の下駄箱だそうで、全体の色合いを調える為に一本の丸太から製材したもので作っているとの事。伺った材料費だけで「えっ!」となる値段でしたが、こだわりの特注品ていうのはどこの業界でも安くは無いのである意味当然ではありますな。

「高山木工房巡り コートハンガー」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)「高山木工房巡り スプーン」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

作業場でひとしきりお話を伺った後は、急遽こしらえたと言うギャラリーに移動してさらにお話を伺いました。写真では分かりにくいかもしれませんが、曲線を生かしたコートハンガーを作る時、図面を引いて作り上げるのか伺ったところ、こういった形の物は頭の中にイメージを作り上げてからミニチュアを作ったりしてデザインを煮詰めていき、最終的には現物に合うように微調整をしながら作り上げているとの事でした。感覚的にはデザイナーなんでしょうね。そちら方面のセンスが全く無い俺的には羨ましいかぎり。

「高山木工房巡り 色漆の器とテーブル」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)「高山木工房巡り 色漆の椅子とボールペンと机」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

こちらは「色漆」が美しい作品の数々。色漆の存在を実は今回初めて知りましたが、ペンキとは一味違う優しい色合い。それからちょっとした高台に立つ築八十年の家自体にとまるの御主人が喰い付いてました(笑)

「高山木工房巡り 木のテーブルと薪ストーブと焼き物」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

最後は薪ストーブがいい雰囲気を醸し出しているこちら。色々と話を伺っていると、今回伺った三つの木工房全てが関東出身者が高山にやって来て工房を始めたという事が判明。しかも団塊の世代の息子達という事で「とまる」の御主人と俺も含めて同世代揃い。生まれ育った時代背景は同じでも、色々な人生があると言う事が分かって楽しかったな。それからこちらの奥さんは茨城県の笠間で十年間程修行を積まれていたそうでして、薪ストーブの後ろに並んだ焼き物の数々は奥様作との事。実に良い組み合わせですね。

そう言えばこちらの椅子が新宿駅東口改札間近の「beer&cafe BERG(ベルク)」で使われているそうです。何やら魅力的なお店らしいので今度行ってみよう。

【岐阜県高山市】 国八食堂 「鉄板焼きとうふ定食&いか焼き定食」【岐阜県高山市】 国八食堂 店構え

木工房巡りの後はとまるの御主人のご厚意で「国八食堂」へ。二人連れなので「鉄板焼きとうふ定食&いか焼き定食」を注文したところ、一人前とはとても思えない凄い量のいか焼きが到着(笑)。お仲間のバイク野郎がやっぱり多い店内で焼きとうふ共々美味しく頂きました。いやぁ…やっぱここはいいねぇ(喜)

この後はバスで長野に移動なんですが、あろう事か高山発松本行きのバスの時刻表を読み間違えて思惑よりも遅い時間に松本経由で長野に到着。

「1166バックパッカーズ 福島焼酎ナイト」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)若干遅れぎみにやって来た1166バックパッカーズ。今回のお題?は福島の焼酎でして、みんなでワイワイやりながら楽しい夜は更けていくのでありました。

…多分…(途中から記憶が…あぁ…)

今日のGPSログはこちら。

2011_11_05_ルート

 

4連休の二日目はバスでGo! ~上高地&飛騨高山ゲストハウスとまる編~

「上高地 河童橋」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

昨夜飲み過ぎた割りには爽やかに目が覚めまして、今回のお目当ての一つ上高地へ向かいます。前日1166で教えて頂いた長野~上高地行きの直通バスに乗り込みまして、長野駅をバスが出発したのが朝8時15分。

(注)上高地自体に入れるのは今年の場合だと2011年4月27日~11月15日だそうです。

バスは長野市内のバス停を少々廻った後、長野ICから松本間を長野自動車道で駆け抜けた後、以前バイクで走って見覚えのある国道158号で標高を稼いでいき、上高地のシンボルの一つ大正池に停まったりしながら上高地バスターミナルへ11時に到着。バスターミナルには手荷物預かり所があったので預けようかとも思ったんだが…ここでレンズを置いていって散策中に必要な局面に出くわしたりすると悔しいので全部持ったまま散策開始。

うひょ~っ!それにしてもいい天気だよこりゃっ!(喜)

冒頭の写真は河童橋と岳沢方面への展望。実を言うと昨日1166で、撮影ポイントまで教わったのでありました(笑)

この一帯は結構な人出になっていまして、まともにお昼時になると混みそうな気がしたのでちょっと早めに昼飯を。

「河童食堂から眺める河童橋」

これまた昨日教えて頂いた河童食堂というお店へ。まだ混む時間帯では無かったので、眺めのいい窓側の席を無事確保。

窓際で良かったよ…色んな意味で…(笑)

【長野県上高地】 河童食堂 「山賊定食」【長野県上高地】 河童食堂 店構え

何故「山賊定食」という名前の料理なのか不明だが、信州のどこかの地域の郷土料理?と何方かのツーレポで見たような気がする山賊定食を注文。お店的にも人気メニューらしいです。

窓からの景色を楽しみつつ待っていると、程なく山賊定食が到着です。何だか観光地とは思えない量の多さですなぁ(喜)それでは頂きま~す!

メインの山賊焼きはいわゆる片栗粉が衣の「鶏の唐揚げ」でして、肉に味が付いているのでレモン汁を掛けただけでも美味しく頂けます。鶏肉の量は小食な方なら半分でもいいのでは?ってな量でして、ご飯も多めなので散策前の腹ごしらえ的にもこれなら十分ですな。窓からの景色共々ご馳走様でしたっ!

そしていよいよ上高地散策開始。初めての上高地なのに実は全く下調べをしていなかったので、手始めに明神方面へ梓川の南側の道を東に向けてお散歩開始。

「西穂高岳」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)ほとんどアップダウンのない道を40分程歩いて明神へ到着。天気が無茶苦茶良かったので、日影のこちらの道は歩いていて過ごしやすかったな。写真は途中に見えた西穂高岳(多分)。これはしかし、新緑の季節とかも素晴らしい景色が堪能出来るんでしょうなぁ。

「明神池と明神岳」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)明神池の近くには「嘉門次小屋」という岩魚の塩焼きが名物のお食事処が有ることを「山屋」兼「飲み鉄」な方から教えてもらったので入ろうとしたんですが…家族連れのお客さんで溢れかえっていた為に今回は断念。ま、来年にでもまた来ますかね。

風光明媚な明神池周辺をこれまた堪能しまして、今度は梓川の北側を散策開始。実はこのあたりを歩いていた時に仕事の電話が携帯に掛かっていたみたいなんですが…

ガチで「圏外」です(笑)

景色の良さという意味では梓川の北側の方がいいですが、こちらは結構アップダウンが激しかったりしますので、足腰の弱い方がいらっしゃる場合には南側の方がいいかもですね。

「上高地の木道」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

木道があったり…

「西穂高岳」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)こんな景色が広がっていたりと、歩いていて飽きませんなこりゃ。

のんびりと上高地を楽しんだ後は、今夜の高山の宿に向けて再度バスで移動開始。上高地から高山方面へ向かうには平湯バスターミナルで乗り換えという、これまた昨日教わった情報通りに平湯へ向かいます。(ホント色々と助かりました。1166の「若」女将さん有難うございます)

「平湯バスターミナル&天然温泉 パノラマ大浴場」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)平湯バスターミナルで時刻表を見てみると…一時間程あとのバスでもちょうどいい時間に高山に着けそうだったので、平湯バスターミナルの3階に併設されている天然温泉(何と源泉掛け流し)でひとっ風呂頂いたりして高山へ。

「飛騨高山ゲストハウスとまる タコ焼きパーティー」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

高山バスターミナルから徒歩2分の宣伝文句がホントに正しいのかを実況見分したりしつつ(笑)以前もお世話になった「飛騨高山ゲストハウスとまる」に到着。

大阪出身の宿の奥さんのタコ焼き他の手料理を頂きながらプチ?宴会開始。前回一度お世話になったってな事があって身構え無くって良かったって事も有るんでしょうが(笑)、今回は聞き側に廻ることなく笑える話で盛り上がりました。

タコ焼きパーティーは今回で2度目だそうでして、大阪出身の奥さんが初回タコ焼きを焼きまくったことに唖然とした宿の旦那さんがまさかのクレームを入れた話に大笑い。その晩は外国人旅行者もいらっしゃったそうな(笑)。(宿のご主人は関東出身の方です)

それから本屋さんに平積みされている「30代にしておきたい17のこと」という本を手にする事が出来なかったというご主人のお話にこれまた大笑い(笑)。ご主人はあと半年少々で40代に突入するという事で、目次を見る事すら出来なかったそうな。…実を言うと俺ももうすぐ40歳でして…

実はあの本…俺も怖くて目次すら開けなかったんです…(爆)

「飛騨高山日本酒 ひやおろし」互いに笑える「まさか」のカミングアウトの後は、高山市内散策から帰ってきた「ベルギービール」の旨さを大いに語る都内のベルギービール屋さんで働く若い女性も合流しまして、色んな話に花が咲いたのでありました。この時期出始めの飛騨高山の日本酒「ひやおろし」が2本。事前に近所の酒屋で薦められるがままに俺が買ってきた「ひやおろし」一本と、宿で用意して頂いたこれまた「ひやおろし」が一本揃いまして、プチ?宴会第二弾開始。

色々な話で盛り上がりつつ、もの凄くベルギービールの旨さを語る「My グイ飲み」持参(高山にて購入)の方だった事もあり、一同てっきり社会人の方だと思っていたら…

「私、フランス文学科の大学生なんです」

との終盤の一言に一同ぶっ飛んだのでありました(笑)いやぁ~面白かったよ今晩も!(喜)

今日のGPSログはこちら。それにしても上高地でバスを下りた時にGPSロガーの電源を切って歩き回ってしまった事が悔やまれるなぁ…(汗)

2011_11_04_ルート