久々の朝の秋葉原にて ~電子工作オタクの街を奪還せよ!~

江戸っ子の支配する築地で一杯頂いた後は秋葉原へ移動です。

ここ数年(というかすでに10年位かなぁ…)我ら「電子工作オタク」の聖地「秋葉原」は、すっかり「アニメオタク」の街へと変貌してしまった。

「Laoxコンピューター館」が出来た頃から「お食事事情」&「おトイレ事情」が急速に改善し始め、外国人も含めた一般的な観光コースの一つになり始めた頃からおかしな事が起き始めた。

『アニメオタクの街秋葉原には、こんなディープな「電子工作オタク」もいる!』という報道だ。

どう言う事かというと…フィギュアやコスプレ、同人誌の販売を秋葉原の表の顔としてとらえ、秋月電子の部品棚に群がる我が同胞達を「オタク」と言い放つ報道が増えてきているのだっ!

我々はこの屈辱的な状況を受け入れる訳にはいかないのである。この街は終戦後の「組み立てラヂオ」ブームに端を発し、白黒のTV放送開始と共に訪れる「白物家電ブーム」と共に発展し、自作ラジオを起点とする我々のような「電子工作オタク」と共に生きてきたはずである。我々は過酷な今日を生活の場としながらも共に苦悩し、錬磨して今日の文化を築き上げてきた…

「立てよ!国民よ!」 (C) ギレン・ザビ

おっと…危うく「アニメおたく」の雰囲気に呑まれる所だったよ…(爆)

 

そんなこんなで秋葉原に着いて、まだ時間があったので駅前の喫茶店で暇つぶしを。行列が出来ている印象のこちらのお店、開店直後は当然の事ながらガラガラです。

電子工作オタクの「アムロ」が作った「ハロ」。こんな店に俺がやって来る日が来ようとは…

こちらは本日頂いた「ハロいちごラテ」。期間限定の一品でして、抹茶仕立ての緑色のラテが通年販売みたいです。

ま、それはそうと…言わせて頂きますっ!

「認めたくないものだな、自分自身の若さ故の過ちと言うものを…」 (C) シャア・アズナブル

【中央区】 中華そば 井上 「中華そば」

実は別のお店の「モツ煮込み丼」とどちらにしようか悩んだんだが、一応ラーメン主体のブログなのでこちらへ訪問。

「朝ラー」なんて言葉が流行る前から朝営業をしていたこちらのお店、マスターは当然チャキチャキの江戸っ子でして「べらんめえ口調」で仕上げていきます。この日は納品された麺の一玉あたりの量に「べらんめえ口調」で文句を垂れつつ調理中。どうやらいつもより一玉あたりの量が少々多かった模様です(笑)

メニューは「中華そば」の一品だけですが、ひっきりなしにお客さんがやって来る人気ぶり。活気がさらに活気を呼び込む店先で、10分程待って中華そばを受け取りました。

市場関係者のターレが走り回る光景を眺めながら…頂きま~すっ!

スープの若干濁った色のイメージ通り、醤油ラーメンではあるがコクの強めなスープです。ただあんまり押しの強い仕上がりではなく、一般人でも朝から食べられるスープですね。麺はやや細めの縮れ麺。刻みネギとカイワレが結構多い事もあり、食べ進める度に爽やかな印象を受けました。メンマとチャーシューは十分な量が載せられてまして、力仕事の多いこの場所で生まれた事を再確認させてくれます。そうそう、チャーシューは噛み応えのあるタイプです。

そしてこれは意外だったんですが…お客さんのほとんどは観光客にも関わらず、スープを飲み干していた事。朝っぱらからラーメンを食べるあたり、好きで食べているんだとは思いますが驚きでした。もちろんこの私も完食です(笑)

いやぁ…活気の溢れる中で食べているから旨いという面ももちろん有るかとは思いますが、朝っぱらから文句なしに旨い一杯でした。ご馳走様でした。また来ま~す!

朝の築地市場周辺は相変わらずのカオス状態

初日の夜は「浅草スマイル」という8人男女同部屋ドミトリーに泊まったんだが、2段ベッドのそばにある窓からは朝靄に先っぽが隠れた東京スカイツリーが見えていた。それからこちらの宿、こういうご時世だから一時的にではあるが…宿泊費が何と「980円」だった。。。もはやライダーハウス並み。

今日は朝9:30までに秋葉原の会場入り出来ればいいので、久々に朝の築地市場へ繰り出す事に。

 市場はセリが終わって買い付けた魚を出荷するトラックが走り出している時間帯。マグロの競り場でのマナー問題等で一時観光客の立ち入りが制限されていたが、今回の震災(特に余震)の関係で安全面の確保の為、正面入り口に「一般の方の入場はご遠慮下さい」との小さな張り紙があった。日本語で小さな張り紙ってのがミソなんだと思うが、何度でも来られる方はしばらくの間は市場の中をウロウロするのはやめといた方が良さそうだ。あんまり好き放題見物していると、本当に見学出来なくなっちゃうからなぁ。

そんな訳で今回は、一般客大歓迎の「築地場外市場」へ。こちらも仕入れた魚を店に運び入れるターレと呼ばれる荷物を運ぶ小さな乗り物やらカブに自転車が縦横無尽に走り回ってます。そして店先にはまだ並べ切れていない仕入れ品が山積み状態。

とにかく朝の築地市場周辺は無秩序な状態ではあるんですが、活気という意味では皆同じ方向を向いている感じですね。洗練とは程遠い空間ではありますが、こういう泥臭さのある場所がやっぱり好きだなぁ。

散歩がてら一通り巡った後は、もちろん朝飯で~す(笑)