桜島は次回じっくり廻るという事で…

    

桜島へ上陸後はあんまり時間が無いので、軽く散歩した後で道の駅「火の島めぐみ館」へ。

ちょっとしたお土産を買ったりした後、結構寒い気候ではあったが地元の小みかんを使った「桜島小みかんソフト」を頂きましたが、みかんと言うよりオレンジ的な柑橘系の爽やかさがあって旨かったです。

そう言えばB級グルメの祭典とかは最近多いけど、「ご当地ソフトクリーム」の祭典とかやってくれないかなぁ。俺、絶対に行くと思うんだけど。

    

鹿児島市内への帰りのフェリーでは、TVや事前調査で知った15分間の船旅で食べずにはいられないらしい地元民のソウルフードの「やぶ金」のうどんを頂きま~す。なんとなく旨そうな気がした「月見うどん」を注文しますと、駅の立ち食いそば屋的な素早さで出来上がり。

こんな感じに客席の最後部に持ってきまして頂きま~す。うん、関西系のうどんらしく薄口な仕上がり。京都で食べたうどんよりも更に押しが弱い印象ですが、天かすが効いているのか薄いなぁという印象は何故かありません。麺はかなりふにゃふにゃで、腰の強いうどんが主流の群馬県民辺りには大不評の予感がするが、これはこれと言う事で美味しく頂いた方が人生豊かになると思うなぁ。

バイクで何度も来た事があるというのが一番でかいが、今回は時間があんまり無いのでさらっと桜島を後にしてしまうのでありました。

また今度! さようなら桜島!

そう言えば、桜島から鹿児島市内へ戻ってきて、ふと歩道の脇のゴミ捨て場に火山灰専用の場所がある事に気が付いた。今回は大丈夫だったけど、桜島の噴火具合と風向き次第では火山灰が沢山降ってくるって事だよな。掃除が大変そうだなこりゃ。

鹿児島最終日 ~「よりみちクルーズ」本格運航開始~

今日は鹿児島最終日。何の因果か九州新幹線の全線開通二日前に九州を去る事になる訳だが、代わりのお楽しみとしてドンピシャのタイミングで今日が本格運航初日の「よりみちクルーズ」へ乗りに鹿児島港へやってきた。

桜島フェリーに乗った事のある方ならご存知だと思うが「鹿児島←→桜島」を結ぶ僅か15分の船旅という事もあり、バイクですらドライブスルー的にお金を払っておもむろに船に乗り込み、バイクを固定もせずに出港したかと思うとあっという間に着いてしまう。

こんな効率優先の航路に、一日一便の観光クルーズが正式に始まる初日にたまたま立ち会える事になったのだっ!しかも新造船の正式就航初日も兼ねているというおまけまで付いている。

そりゃそうと、通常の桜島フェリーは15分の航海で150円。この「よりみちクルーズ」は50分の航海で500円。運賃は1分10円て事なのかな?

出港時刻まで余裕があったので、西郷さんの銅像を見物したりしてのんびりとフェリー乗り場にやって来た所、ちょうど記念式典でくす玉を割り終えたタイミングでフェリー乗り場へ到着。

…微妙に感じる「乗り遅れ」感…(爆)

この後は、地元の方らしき皆さんと一緒に船に乗り込みまして、風か冷たいのは覚悟の上で船の最上階である4階に相当する「スカイデッキ」のベンチへ陣取った。
荷物を置いて船内を軽く一回りしたんだが、新造船と言う事もあり何もかもが新しく、操舵室もぴっかぴか。

鹿児島港から望む桜島の写真を撮ったりしていると、ついに出港時刻がやってきた。それでは「よりみちクルーズ」へ向けて出港で~す!

航路のGPSログを取っておいたので最初に御紹介。「神瀬」という島をぐるっと廻って「大正溶岩原沖」を通ると言う事で、地元の漁師の方でも無ければ見る機会のないエリアを通ります。

全体的に霞が掛かっていたので写真写り的には今イチでしたが、観光客が乗り込むフェリーとして文句なしですな。もちろん通常時は15分の航路を走っているカーフェリーなので、自動車・バイクも乗せられます(ただし事前予約が必要との事)。

こちらが神瀬という無人島。雰囲気的に島の近くは相当な浅瀬っぽいですね。小さな岩が沢山頭を出してます。

神瀬をぐるっと廻った後は桜島の大正溶岩原という、ごつごつした岩だらけの海岸線沿いをなぞるように進み桜島港へ入港します。

いやぁ、冗談抜きにこれは観光客的に文句のない航路だと思うなぁ。単に桜島に渡りたい訳でなく、のんびり桜島を眺めたいと思う方なら「よりみちクルーズ」が断然お薦めです。

次回は出来たらスカッとした青空の時に乗ってみたいなぁ…(願)