3日間のツーリング中、2日目にGT-730F/Lの動作が何やらおかしな状態になっていたのでもしかしたら…と覚悟はしていたんだが、GT-730F/Lからデータを吸い出そうとしたら「記録データが有りません」と表示された。
【動作がおかしくなった時の状況】
①熱の影響か、USBコネクタ部分の勘合が非常に悪くなっている模様で、電源の瞬断やら何やらが頻発しているような雰囲気があった。(ちょっと振動を与えただけで、LEDが非常に高速に点滅したりしていたので多分間違いない。延長用USBケーブルのメス側の板バネ部分を少々内側に曲げるとかなり解消された。)
②勘合具合の応急処置を行って様子を見ていると、中々測位を開始しない。最初は「熱でついに壊れたのか…」とあきらめ顔でほおって置いて走り始め、ふとLEDを見ると点滅が始まって測位を開始している。あれっ?と思って電源OFF→電源ONを再度やってみると、またしても測位を開始しない。またほっぽったままで走り続けたら…いつのまにか測位を開始しているではないか。壊れたと言うよりは、衛星補足までの時間がやたらとかかる状態になっている模様。雰囲気としては「ホットスタート」に失敗して「コールドスタート」しているんだろうな。
③「ホットスタート」に失敗する原因として思い当たるのは、バックアップ用電池が放電しきっているんじゃないかなぁ?という事。街の電器屋で売ってるボタン電池が使えるんなら入れ替えちまおうと思いつき、休憩がてら「GT-730F/L」を何故か屋外で初めて分解(爆)いろいろな方がネットで公開されている基板を眺めます。もちろんボタン電池はすぐに分かったんですが…腕時計に使うような小さいサイズでタブ付きと来たもんだ。しかも細いパターン上に表面実装されていやがる。こりゃさすがに出先での対応は不可能なので潔くあきらめた。ただまぁ「GT-730F/L」が相当暑がっているような気がしたので、ケースは外したまんまの丸裸状態でこの日は終日運用(爆)
3日目はケースに入れ直して、タンクバッグの黒い部分に置いちゃうから劇熱になってしまうんだろうと思いつき、ツーリングマップルの上に乗せる形で終日運用。昨日にも増して暑い一日だったのだが、特におかしな状態にはならなかった。
【帰宅後に起きた現象のまとめ】
「GPS Photo Tagger」でデータを吸い出そうとしたら「記録データが有りません」と表示される。何度チャレンジしてもダメなので、諦めて「記録データ消去」を実行。壊れてないかの確認のため、ベランダでしばらく測位→「GPS Photo Tagger」でデータを吸い出しするとまたしても「記録データが有りません」と表示される。本体メモリの使用量に-1が表示されているあたり、いかにも「エラー」っぽいではないか。
らちがあかないので、もう一個の付属ソフト「GPS Viewer」を使って色々いじってみる。Log Statusの表示操作を行うと、なんとDatalogがdisableになっているではありませんか。もちろんenableに設定し直して、「max speed」が買った時の初期値100(多分単位はkm/h)になっていたので、新幹線でも大丈夫なように400に再設定。
データ保存がdisableになった原因としては、初期化されたと言うよりは「データがfullになったら記録を止める」を選択していた関係なんじゃないかなぁと推測するも、今となっては迷宮入り確定。「上書きする」にしてあれば、もしかしたら3日目のデータは残っていたのかも。
今回のおかしな動作の原因は、熱によって一時的にボタン電池(ネットの情報では2次電池との事です)の容量が落ちていた&電源の瞬断多発で起きたって考えるのが妥当なのかな。でも実際の所、熱が加わると電池ってのはどんな状態になるんだろうか。今度調べておこう。
バイクで使おうと思ってる方は、夏場は温度に少々気を使った方がいいかもです。まぁ今買うと一台3000円と激安価格なんで、心配性な方は2台同時に使えばどっちかはデータ残っているんじゃないかなぁ(笑)
ただまぁ真面目な話、取れると思っていたLogが取れていなかったりすると結構悲しいので、置き場所は真面目に考えた方がいいのかもしれませんね。