茨城空港に寄りつつ大洗に寄って帰宅など

リアブレーキに不安を抱えているので、あんまり遠出はせずに気になる場所をハシゴしつつ帰宅。まず最初は震災後の混乱期に稚内へ出張した時にお世話になった茨城空港へ。前回来た時は2Fは閉鎖されていたが、今回はもちろんお店&展望ロビーも通常通り。

2Fの展望ロビーのベンチで涼しい風に吹かれながらボケッとしていたら、3機のF-4戦闘機が立て続けに着陸してきた。旅客機と違って、滑走路が空く前にどんどん降りてくるんだねぇ。小さいけれどもスピードを落とす為のパラシュートも広げてた。スペースシャトルみたいだなぁ…と思ったら、今日はスペースシャトルの最後の打ち上げ日。

涼んだあとは、7月23日から公開されるF4戦闘機「ファントム」2機を見物開始。公園自体にまだ入れないので柵越しになりますが、すでに設置自体は終わっていて公園の造成中。公開されたらすぐ目の前で眺められそうです。

茨城空港を後にして、昼飯でも食おうと大洗へ来たところ…「さんふらわあ さっぽろ」が今まさに入港中!シンボルマークの太陽が眩しい。そして夏の北海道も眩しいなぁ。

今すぐ俺を苫小牧まで連れてってくれ~っ!(願)

   

フェリーを眺めつつ、北海道を脳内ツーリングした後は昼飯へ。津波の被害により一時休業していたが、周囲の魚市場共々見事に復活した大洗漁協直営の「かあちゃんの店」で刺身定食を。とにかく太平洋側のこの一帯、日立も含めて魚の旨さはハズレの店を探すのが大変な土地柄なんで、海水浴の時にでも是非どうぞっ!今日ももちろん旨かったです。ご馳走様でした、また来ま~す。

食後は大洗漁港から、漁船とさんふらわあを眺めたり。やっぱり海はいいなぁ…

こちらは無事に海に戻った大ちゃん。そうそう、そこが君のいるべき場所だ。

この日は水戸の南海部品に行ったり、ジョイフルホンダに寄ったりして早めに帰宅。夜中はもちろんスペースシャトルの打ち上げを酒飲みながら見守ったのでありました。

平日休み、どんなもんかと思っていたが気に入った。良い意味で今年の夏は楽しめそうだなこりゃ!

今週末?は鹿嶋でバイクのメンテ中 ~阿字ヶ浦→平磯→大洗→鹿島灘海浜公園~

今日は休日シフト(木・金)の本格開始&鹿嶋の青空PITでバイクメンテの日。そんな訳でのんびり鹿嶋の家へバイクで移動開始。天気自体はぐずつき気味だったが、幸い合羽を着なければならない様な天気にはならなかった。冒頭の写真は「鹿島灘海浜公園」にて。梅雨と夏が綱引きしていて、夏が勝っていた地域の空。今年の夏がやって来る…もうすぐに!

日立市から母親の住んでいる鹿嶋市へバイクで向かう時、実はルート的に個人的にほぼ決まってます。出発後は出来る限り海沿いを走って、大洗からは国道51号へ(国道51号、実は海への眺望はほとんどありません)。

そんな訳で今日も国道245号で海沿いにある日立港の前を走り抜け、東海村の東海第二原発の前を駆け抜けまして…海水浴場として名高い阿字ヶ浦へ。海の家やそれ以外の施設も夏場の営業準備完了ってな感じですね。

普段ならこのまま通り過ぎて終わるんですが…若干「鉄道オタク」系の成分が自分に混じってきたからか、ひたちなか海浜鉄道湊線の終着駅「阿字ヶ浦駅」へ無意識のうちにやって来た(汗)未だ運転は再開されていないので…線路の上面は錆だらけ。だけれど何回か電車(気動車)が走ると綺麗になっていくらしいです。銀色の線路が再び見える日を待ってます!

こちらは平磯海水浴場の「大ちゃん」。海の上に浮いていて子供が滑り台で遊べるんですが、津波の影響で色々あって修理され、明日めでたく海に帰るそうです。いつも浮かんでいる姿しか見たこと無かったんですが、近くで見るとかなりデカイですな。

那珂湊のおさかな市場、ほとんど全てのお店が元気に営業中です。いやぁ良かった良かった。土日はきっと大賑わいだろうと思います。

苫小牧行きのフェリーも無事復活。茨城~福島の地域では、言葉の語尾に「~ぺ」と付ける方言が多いです。ただ、茨城の県西(確かそうだった気が…)の一部に「~へ」と付ける地域があるらしく、「あれ聞くと気が抜けちゃうんだよなぁ(笑)」と会社の方が言ってました。ただ、茨城歴の短い俺にはどちらも同じ「脱力系」に感じるけどなぁ(笑)そんなこんなで一時消えてしまっていたトレーラーも多数行き来していて、元の姿に戻ってます。がんばっぺ大洗!

津波で一階部分に大きな被害を受けた「大洗リゾートアウトレット」は、7月16日(土)に営業再開です。お店の店内の準備をされている方が多数いらっしゃいました。この事を鹿嶋市在住の母に言ったところ、「えっ!?営業再開しないって言ってたよ。」との事。どうやらデマが広まっているらしい。混乱してた中での話だろうから簡単に責める訳にはいかないだろうけど、営業再開しますんで皆様どうぞ。

こちらは直線の2車線道路で信号がほぼ無いこともあり、覆面パトカーが常時取り締まりという名の営業活動をやっている国道51号の日本原子力開発機構大洗開発センター付近。この先、海側数百メートルの区間の損傷が激しい為、修復作業中。

実はこの先の場所で震災当日、割れ目(というか縦方向の大きな段差)に気が付かず車線変更をしてしまい、法定速度+αのスピードで直線道路で転倒するという屈辱を味わっている。幸い後続の車とは距離があった為大事には至らず、トラックと乗用車の方にバイクを起こすのを手伝って頂いたりして今日がある。久々にバイクが火花を散らして勝手に進んで行くのを見送ったよ…。ま、起こしただけで普通に動くあたりは、さすが「750のカブ」だなぁ。ただ、さすがにこの場所は「バイク自身」もあんまり走りたくないんじゃないかな?(汗)

メロンを始め各種農作物の出荷量が多い鉾田市に入ると冒頭の写真通りもの凄く良い天気に!そんな訳でソフトクリームが無性に食べたくなって、鹿島灘海浜公園の食堂「海の風」へ。

   

真面目に名物を作ろうと試行錯誤を繰り返したという新聞記事?を読んだこともある「焼きいもソフトクリーム」を久々に頂きました。皮の焦げた風味と甘みが、ほのかに(もちろんソフトクリームなので全体ですが)感じられます。美味しいのでお近くにお立ち寄りの際には是非一度お試し下さいませ。

実はこのソフトクリームを食べていた食堂で、大きな薄型テレビには国会中継が流れていました。こういう場所には相応しくない映像ではありますが…皆押し黙って耳を傾けていたのが印象的です。原子力発電所と研究所を間近に抱えている土地柄もあり、賛成・反対・ノーコメント…もちろん人それぞれ色々あろうが…

こんな政治の対応ぶりには…そろそろみんな我慢の限界だっ!

「土日は高速1000円」狂想曲 ~finale~

今年の3/19(土)、北関東自動車道の全線開通のタイミングで企んでいた「茨城」「栃木」「群馬」「長野」を高速で一気乗り計画。かなり早い頃から長野の宿へ予約を入れていたんだが、当時週末が絡む出張が多くなっていた関係で断念。仮に出張が無かったとしても、前週に発生した震災でどのみちそれどころでは無かったわけではあるんだが。

2009年の春、当時の麻生政権により制定されたこの制度。バイクのツーリングの高速代だけで年間30万円近く払っていた俺としてはまさに現金を支給されたのと同じようなもんでして、北へ南へと存分に利用させて頂いた。高速道路の利用者が急激に増えた為に渋滞までもがもの凄く増えたりしたんだが、そこはバイクな訳でして「すり抜け」で何とかやり過ごした2年数ヶ月。そんな自分にとっては都合の良い制度…ついにこの週末でさよならだ。

そんな訳で、3月にやり損なった高速一気乗り計画をこの週末にやっておく事にした。茨城の人間にしてみれば餃子に焼きまんじゅうが身近になるであろうし、栃木・群馬の人間にしてみれば憧れの海のある「阿字ヶ浦」やら「大洗」あたりがきっと身近になる事だろう。

朝7:30に日立市のアパートを出発。最寄りのICは「日立南太田」ICなんだが、今回は「栃木・群馬県民憧れ」の海の近く「ひたち海浜公園」ICをスタート地点にしますかねぇ。

そんな訳で「ひたち海浜公園」ICから高速を走り出したのが朝8:10。友部JCTからは急激に交通量が増えまして、右も左も最後の1000円の想い出づくりに向かうであろう自動車だらけに。9:20に都賀JCTで東北道へ一時的に合流すると、これまた何じゃこりゃぁ?な交通量に。岩舟JCTから再度北関東道単独の区間に入っても交通量は減るどころか各インター毎に流入過多になりまして、10:00頃通過した一区間だけの関越道では、上信越道方面への分岐でまさかの渋滞が発生。

「お前らどこまで行く気なんだぁ~っ!」と連なる自動車を横目にすり抜けしまくって、渋滞こそ解消したもののアップアップ状態の上信越道を走り続けて更埴JCTへ到達したのが11:20。須坂長野東に到着したのが11:30過ぎ。異常な渋滞が無ければ330キロを3時間という感じだろうか。しかもこれだけ走って高速代が一台あたり1000円(もちろん明日までではあるけれども)。

これは北関東道の開通で、栃木と群馬だけでなく長野も確実に近くなったという印象だなぁ。日立から東名で静岡方面へ向かうと「牧ノ原」SAまでがおよそ350キロ。途中首都高を抜けて行かねばならない関係で連休等では深夜・早朝に都内を抜けてしまわないとアホみたいに時間が掛かるのは走った事のある方であればご存知の通り。

ただ…正直言ってこれは手放しでは喜べない。今回の北関東自動車道の全線開通はあんまり世の中に浸透していなかったからまだいいとは思うんだが、2年数ヶ月という時間は一時的と呼ぶにはあまりにも長すぎ、十分な効果を発揮したと呼ぶにはあまりにも短すぎた。

俺が原チャリで四国を一周した時にもお世話になった明石から四国へ渡る「たこフェリー」はぶっ潰れ、急激に立地条件の良くなった高速上のリニューアルされたSAは大賑わい。そして来週末からは…SAの出店がピンチだろうよ。そんなに簡単に、そこに住み、そこに暮らす人々の生活が変えられるとでも思っているのか俺達は?

まさに国をあげての狂想曲…ま、この曲に関しては、もうすぐ終わりがやってくるんだけれどもさ。

俺も含めて…世の中あまりにも日和見主義過ぎるんではなかろうか…等と思いつつ、前回キャンセルしたからには今回もちろんお世話になる宿「1166 バックパッカーズ」の前にバイクを駐めさせてもらったり(ギリギリ1台分しか有りません。期待する場合は宿へ事前連絡を!)して、行くと言ったからには行こうと思っていた「Book&Cafe ひふみよ」へ向かいます…