極寒の宗谷岬へレッツゴー! ~何でこんなに寒いのよ編~

稚内ドームにて稚内ドームでお目覚め。まぁ当然の事ながら寒い。霧が凄まじく待っていても状況は変わりそうも無いので宗谷岬に向けて出発。

稚内市街から宗谷岬までは距離的には30キロもないので小雨混じりの空の下トラックと一緒に朝9時前に北上完了。

やたらと寒い宗谷岬久々の宗谷岬に感動…と言いたい所ではあるが毎度お馴染み状態なのでそうでもない。そりゃそうとバイク野郎もチャリダーも一人もおらず、いるのは大型バスの観光客だけというお寒い状態。

そりゃ寒いわな。土産物屋のでっかい温度計の表示は4.2℃…(ふざけんな宗谷岬っ!)

土産物屋に寄る気にもならず近くのガソリンスタンドへ。大体日本最北端到達証明書とか売っちゃっているあたりが気に入らない。そういうのは心の中にそっと仕舞っておくもんだ…などと思いつつ給油完了。

日本最北端給油証明書無事に日本最北端給油証明書ゲットだぜ!(お前…)

クソ寒い宗谷岬からオホーツク海側の国道238号も寒さは全く変わらずにひたすら耐久レース状態で道の駅さるふつ公園でようやく休憩。

はっきり言って缶コーヒーのぬくもりよりも暖房便座の方が温かい(尾崎豊を卒業)

オホーツク海沿いを走っている限りこのクソ寒い状況は変わらなそう。結局クッチャロ湖から国道275号で内陸側に向かうまで再び耐寒耐久レース続行。

国道275号にて国道275号に入ると霧も晴れ、路面も乾いてきてやや平和に。せめてこれぐらいで頼むよ北海道ちゃん。

音威子府駅音威子府駅に到着する頃には日も差してきて一気に状況改善。そんな訳で例の一杯を。

【北海道音威子府村】 音威子府 「音威子府蕎麦」一杯の音威子府蕎麦(玉子付き)

【北海道音威子府村】 天塩川温泉【北海道音威子府村】 天塩川温泉 湯船

相変わらず真っ黒な蕎麦をずるずると頂いて、冷えた体を温めに近場の天塩川温泉へ。いや~温まりますなぁ…。ここの裏にも無料キャンプ場があったりするんだがまだちと早い&買い出しも終わっていないのでもう少し南下する事に。

【北海道美深町】 道の駅 美深 「北あかりコロッケ」Twitterで教えて頂いた、旨いと評判の道の駅 美深の「北あかりコロッケ」をパクつきながら今宵のねぐらを検討。そうだなぁ…名寄市のトムテ文化の森キャンプ場ってのがいいんではないかな?無料だし。

名寄市 トムテ文化の森キャンプ場にてそんな訳で管理棟で利用申し込みをした後、名寄市内で買い出しをしてキャンプ場へ。他に誰も来なさそうなので屋根のある炊事場の下にテントを張る。

今宵の食材またしてもホッケ

そんなこんなでプチ宴会開始。毎日のように食っている気がするホッケを焼いたりなんかして一日を振り返る。

宗谷岬?そう言えばそんな場所もありましたなぁ…(忘れるの早っ)

2014_06_17ルート本日のGPSログはこちら。しっかし稚内からオホーツク海沿岸部の寒さは異常だったな。

久々の宗谷岬のはずが… ~あまりの寒さに稚内ドームでビバーク編~

鏡沼海浜公園にて鏡沼海浜公園にてお目覚め。雨こそ降っていないが気温7℃位とちとお寒い朝。降る前に荷物を撤収して久々の宗谷岬へ向け北上開始。が…

ライダー憧れのサロベツ原野(クソ寒い)冷たい雨にうたれて サロベツ原野を走ったの~♪(C)荒井由実

ライダー憧れの道なんて呼ばれる事もある道道106号だが、もはやこうなってしまうと爽快感がどうのとかいう話では無く単に寒いだけ。

稚内ドームへ避難11時過ぎに稚内市街に到着後、とにかく屋根付きの場所って事で北防波堤ドーム(通称稚内ドーム)へ一旦避難。一応気温を確認してみると8℃とな。日が出てないから全然気温も上がっておらずこれまたお寒い限り。夏場の雨用グローブを絞りながらこの先どうすっかを考えていたら電話着信。茨城の母からだったので出てみると…「家のクーラーが壊れたから買い換えるんだけれど、富士通と三菱どっちがいいの?」なる内容…

「クーラーなんて捨てちまえ!こっちは寒いんだよっ!」(内心)

完全にやる気を失って出した結論は…

「総員に告ぐ。残念ではあるが本日の宗谷岬アタックは中止。風呂に入って酒飲んで寝るように。」(ワーイ!)

【北海道稚内市】 港のゆここ稚内には3年前に出張で来た事が有って、何気に路線バスでグルグル市内を巡った事があるので結構詳しい。そんな訳でまずは稚内駅近くの観光施設っぽい場所にある港の湯へ。風呂に入った瞬間に体中の血管が膨張するこの感覚は…

間違いなく冬です!(確信)

この温泉施設内にも食事処が沢山あるんだが、ふと稚内駅前の「たからや」と言うラーメン屋を思い出して調べてみると今も営業している模様。前回稚内に来た時はちょうど新しい駅舎と古い駅舎がまだ両方あって、駅前の区画整理をやっていた頃だったんだが…どうやら場所的には稚内駅前って事には変わらないみたいなので昼飯はたからやって事で。

【北海道稚内市】 たからや 「塩ラーメン」【北海道稚内市】 たからや 店構え

「たからや」は昔とは多少場所が変わっていて、稚内駅前ロータリーの真ん前という分かりやすい場所に少々大きめのお店に生まれ変わっていた。ま、大きくなったとは言ってもギッチリ詰めて15人入れるかどうかという大きさだけれども。

今回も塩ラーメンを注文(塩と醤油しかないんだけれども)。味は思い出と変わる事無く旨く、やっぱりお麩がいい感じですな。

最北端の駅 稚内駅稚内駅旧駅舎があった場所には新駅舎が完成していて、日本最北端の線路の碑が建っていた。写真を撮っていたら再び冷たい雨が降り始めたので一路スーパーへ。あれこれ買い物をしまして稚内で雨と言ったら当然の事ながらあの場所に再び帰還。

再びの稚内ドーム午前中の写真とあんまり変わらないかと思いますが、一応観光名所なので出来るだけ奥の方に陣取ってます。

再びの稚内ドーム(明るいけどテント設営)寒いけれども乾杯!

まだ15時なのにバイクの影にテントを張りまして(隠れてないけど)…クソ寒いけどやっぱり乾杯!(アホ)

海上保安庁の巡視船「れぶん」稚内港湾原点

とは言えさすがにプチ宴会を始めるにはちと早いので近場を散歩。実はテントの真ん前には海上保安庁の巡視船「れぶん」が係留中。夜中怪しい人影が現れたりしたら艦砲で撃って貰えるはず。遠慮しないで撃っちゃって下さい。

あ…俺は怪しくないので撃たないでね…(願)

お隣の写真は稚内港原点。

立ち小便しようとしたら見つけたってのはここだけの秘密である(撃たれるぞお前…)

今宵の食材(あんまり凹んで無い)ホッケが旨い

昨日ヒグマの恐ろしさを実感したので酒は濁り酒の「くまころり」。そのまんまじゃ焼けないサイズのホッケを気にもせずに買ってきましてプチ宴会開始。時折登場する犬の散歩中の地元の方と目があった時は満面の笑顔を返して怪しくない人をアピール。

ま、ここってもうしばらくするとバイク野郎のテントだらけになるからそんなに気にしなくってもいいんだけれどね(笑)

2014_06_16ルートこちらは今回のGPSログ。今使っているアライテントを譲って頂いた山屋の兄貴に「お前は低温に対する耐性が無さすぎる!」と言われたりするものの…35℃~5℃までの気温に対応出来るバイク野郎なんて普通いないのよ。それに…

こう見えても俺はシティー派なんだよっ!(またしても死語)

最北端の国稀酒造、最悪の三毛別羆事件 ~君は蛇の目寿司を知っているか?編~

弁天歴史公園の片隅で正式名称「弁天歴史公園」でお目覚め。速攻撤収…のはずが観光協会のおばさまと30分程雑談。どうやらいい場所なだけに朝シュラフに包まっている奴が夏場結構いるらしい。皆考える事は一緒なのね(笑)それから石狩川に遡上する鮭の量が年々減ってきているそうな。最近海水温の変化とかで漁場が移動しているってな話は耳にするけれど、鮭の場合もエサ的に関係あるんだろうか?そもそも鮭って何食ってんだ?

それから「石狩鍋は私が作ったのが一番美味しいのよ!」との事でした。なるほど(笑)

おばさまに御邪魔した事にお礼を言って出発。曇っちゃいるが今日はさほど寒くは無いな。ま、ここまで来たなら北上するしかないわけでして…海岸線沿いをガ~っと北向きに走ればそのうちに宗谷岬に辿り着くという大変分かりやすいルート。

雄冬岬の白銀の滝途中、雄冬岬で白銀の滝を鑑賞。いや~お日様も出て来て写真的にはちと厳しいけれども暖かいのが一番だよ。

最北の酒蔵「国稀酒造」そんなこんなで増毛にある日本最北端の酒蔵「国稀酒造」に到着。やっぱ露出補正出来る写真アプリ入れないと駄目だなこりゃ…(後日談)

国稀酒造の直売所 何故かJR北海道のマグネットが勢揃い酒蔵の外側を眺めていても仕方無いので酒蔵の中へ。何故かは良く分からないがJR北海道の駅のマグネット?が全種類揃っている雰囲気。酒蔵の主は鉄オタなのか?そしてお店の方に「良かったら奥までどうぞ!試飲も出来ます!」と言われたので奥へ続く通路への敷居はまたがずにその場でお買い物続行。

「あの敷居だけは決して跨いではなりませぬっ!」(ダメ、ゼッタイ!)

先程の店員さんにお薦めを聞いたところ「ここでしか売っていない清風がお薦めです。私も限定品には弱いんですよねっ!」

…完全に心を読まれている気が…(爆)

てな訳で、これまた限定のアクリル升付きの酒を1本買いまして…

国稀酒造の湧き水別れ際に国稀酒造ご自慢の湧き水をがぶ飲み。

マンモスくやピーーっ!!(死語)

【北海道留萌市】 黄金岬 「波灯の女灯台」増毛から留萌へ。波灯の女灯台というデザイン灯台なるものがあるらしいので行ってみたんだが、光量的にこれって灯台なのか?ってな物だったんだけれども、近くでラジオを聞きながら釣りをしていたおじさんが「ゴーールっ!あぁ~…」というラジオからの声を受けて頭を抱えていた姿が忘れられないので。丁度サッカー日本代表の試合だったんだよねこの時間。

それはさておき、留萌ってのは個人的に「思い残している事」がず~っと有る場所。昔っからツーリングマップルに「蛇の目寿司が旨い!」とか書かれているんだが、一度もその蛇の目寿司に辿り着けた事が無いのである。そんな訳で今回は大当たりだったり大外れだったりとちと振れ幅が大きいがGARMINのポータブルナビに案内をさせてみる事に。結果…

【北海道留萌市】 蛇の目寿司 店構え

ジャストミ~~~トっ!!!(これまた死語)

【北海道留萌市】 蛇の目寿司 「蛇の目スペシャル」店までの道程には色々思い入れがあったんだがそもそも何が旨いのかとかいう肝心な情報は全く持ち合わせていなかったので、一番量が多いらしい「蛇の目スペシャル」を注文。

確かに多いね…でもここに辿り着くのに10年位掛かったからね…(謎)

(約10分後)いや~旨かった!バランは食えないから無くてもいいかもね(どうでもいいわっ!)

そんなこんなで再び北上開始。夜の間に地図を眺めながらちと考えていたんだが、この先勢いにまかせて突っ走っちゃうとホントにあっという間に宗谷岬に着いてしまうわけでして…何かないかな~と思っていて来てみた場所がこちら。

【北海道苫前町】 三毛別羆事件復元現地国内最悪の野生の獣の事件となった三毛別羆事件の再現場所。ほのぼのとした農道チックな道道1049号から僅か200m程のダートを進んだだけなんだが、いきなりうっそうと生い茂る森の中なのでバイクを出口方向にちゃんと向けて停車。

7名が死傷、3名が重症という現場…

再現されたヒグマの姿を大袈裟とは言い切れない。最終的に捕らえたヒグマの全長は2.7メートルだったとの事。

三毛別羆事件復元現地 家屋の中一応小屋の中も写真を撮ってみたものの、生きた心地がしないので速攻で撤収。

【北海道苫前町】 三毛別羆事件復元現地

勝ち目無いからこんな奴…

【北海道苫前町】 三毛別羆事件復元現地 慰霊碑慰霊碑に頭を下げて出発。

稚内まであと140キロ程この後はひたすら快走路。稚内までこんな感じの道があと140キロ程。天気もいいしこの調子で突っ走ると夕方には稚内に着いてしまう訳だが…それはちともったいない。

【北海道初山別村】 しょさんべつ温泉 岬の湯【北海道初山別村】 しょさんべつ温泉 風呂上がりにはいい天気

そんな訳で途中ペースダウンしまして、しょさんべつ温泉岬の湯で風呂。正直キャンプするのは天文台のあるここでも良かったんだけれども、生憎の曇り空なので天塩の鏡沼海浜公園に当たりをつけて再出発。それにしてもいい天気になってきたやね(喜)

【北海道天塩町】 鏡沼海浜公園そんなこんなで鏡沼海浜公園に到着。フリーキャンプ場・バンガロー・オートキャンプ場・ライダーハウスとよりどりみどりな環境だが、迷う事無く最もセレブなフリーキャンプ場を選択(笑)正直言うとライダーハウスに人影があったのは知ってるんだけど…

ホタテメインの食材今宵はホタテと国稀酒造の限定酒が主役なんでお裾分け出来ないんだよねぇ…(悪)

ホタテを焼くホタテ焼き上がり

 そんなこんなでホタテを焼き焼き…旨~~~いっ!(喜)

2014_06_15ルート本日のGPSログはこちら。明日はサロベツ原野を走って稚内から宗谷岬、その後オホーツク海ってな感じだろうな。