連チャンでの乗車となった急行はまなす、出発は1時間近く遅くなったもののほぼ定刻通りの朝6時に青森駅に到着。青森駅のホームのつららが育っている。
五能線を走るリゾートしらかみの発車時刻が8時とまだ2時間程あるので一旦駅の外へ。何か無いかなと思っていたら吉野屋があった。
こりゃ幸いと入店しまして納豆定食を。温かいお茶も飲めるし丁度良かったよ。
朝7時から青森駅改札近くのドトールが開店するのでバッテリー充電&コーヒータイム。今回ロッテリアとドトールには救われたな。
駅併設のコンビニで酒とつまみを買ってリゾートしらかみ2号へ。車両的には青池号と呼ぶらしい。取り敢えず車内を見物。
全席指定の4両編成で、1両が個室的な作りの4人Box席。4人揃っているならこのBox席が良さそう。で…この列車に乗っている人数はと言いますと…
俺を含めて4名…(少なっ!)
車両の先頭とお尻はこんな感じの展望車っぽい作りになってまして、まずは運転席の後ろの席で車窓を見物。
それでは秋田に向けて出発進行!(指定席料金520円)
雪が結構降っていてあんまり眺めが良くないので…程々のタイミングで自席へ帰還。
朝コンビニで仕入れたスタミナ源たれと残りの貝ひもをモグモグ。酒は昨夜の国稀4合瓶の残りをじょっぱりの缶にさらに注ぐという完全飲んべぇモード。
…良く考えたらつまみがホタテ1種類しか無い気がするんだけど…(不覚)
弘前駅に立ち寄るような形で一旦スイッチバックして五能線に入っていくという座席備え付けの解説を読んでいたら、車両入れ違いとの事で一時停車。はてどんな列車が来るんでしょう…と言う事で向こうの線路をガン見していたら…見覚えのある茶色の車両が青森方面に駆け抜けていった…
何でこの時間、この場所でトワイライトエクスプレスとすれ違うんだ?(謎)
トワイライトエクスプレスって9時台に札幌駅に着くんじゃ無かったっけ?ここまだ青森の手前だよ?
ちと気になったのでこう言う時に便利なTwitterでトワイライトエクスプレスを検索してみると…
6時間以上遅れて運転中らしい…(こいつに乗りてぇよ!遅れてるこいつにっ!)
遅れてて長く乗れるトワイライトエクスプレスいいなぁ…などと思いつつ、五能線の終着駅である川部駅から初めての五能線スタート。上り下り的には逆みたいだが、そう言う細かい事は気にしない気にしない。
五能線に入って車窓を眺めながら…無くなる気がしない貝ひもをムシャムシャやっていると「津軽三味線演奏会?」の車内放送が。
おぉ!そう言えばアスパムで聴いた生の津軽三味線はロックだったよな!と言う事で当然参戦。絶対数は少ないものの乗っているお客さん全員が集結。アスパムの時は曲の解説がホントにフランス語状態で何言っているんだか分かりません状態だったけど、今回は分かりやすかった(笑)
とは言え演奏自体は今回もロックだった(喜)
津軽三味線の演奏が終わると、リゾートしらかみは日本海沿岸部へ。
千畳敷駅では千畳敷を見物出来るように15分程度の停車時間。出発3分前になると汽笛を3回鳴らしてくれるという銀河鉄道999的なシステム。どうやらこの星の公転時間は一日15分らしい。
もちろん俺は千畳敷まで降りていったが…他に誰も来なかった…(爆)
汽笛が3回鳴ったので車両へ戻る。山肌のつららがボキって折れたら車両に刺さるんじゃね?もしかしてイリュージョンで中の人は無事とか言う手品みたいなの見せてもらえるんかな?等というどうでもいい事を考えて車両に乗り込んだ瞬間にドアが閉まる…
…汽笛が鳴ってからまだ3分経って無いよねっ!(焦)
外に出たのは明らかに俺だけだったので…まきを入れられたっぽい(アホ)
何度もやって来る車内販売の方を横目に、どう頑張っても酒&貝ひもが無くならない→車内販売の酒&つまみを買えないという状態だったのでターゲットを記念品に変更。
リゾートしらかみのサボを車内販売の方から購入。買う時に「サボって何ですか?」と聞いたら驚愕のリアクションを受ける俺。えっ…聞いちゃいけなかった?
「鉄オタがサボを知らない or こいつ鉄オタじゃない」のどちらか…(真実は彼女のみぞ知る)
東能代駅で五能線起点駅という標識を見つけたりなんかして…八郎潟の脇を通って秋田駅に到着したのが13時30分頃。
秋田駅周辺で2時間程のんびりして過ごそうかとも思ったが…天候が荒れ始めていてダイヤが狂い始めている様子なので、本日の宿泊地、新庄へ行ってしまう事に。
秋田駅で「復刻版 鶏樽めし」なんてのがあったのでお買い上げ。店のおばちゃんによると、容器が当時の物になっているのと、御飯の味付けが若干濃い目という事だった。
そんな訳で奥羽本線の鈍行車内でちょっと遅めの昼飯を。具材の一つ一つが大きめな、どこか昭和を感じる駅弁なのでありました。そりゃそうだ、復刻版だもんね。
奥羽本線の普通列車には今でもベンチシートに折りたたみ式のテーブルがあったり、同路線を走る秋田新幹線こまちは320km/hの営業運転開始(さすがに専用路線部分だけらしい)という新旧入り乱れた感のある奥羽本線をのんびり楽しんで新庄駅へ。
新庄駅には17時ちょい前に到着。正直言うと「ご当地焼きそば」で有名な横手駅とどっちにしようか…とちと悩んだ。横手には何度かバイクツーリングで行った事があるので新庄にしたのであったんだが…昼間バイクツーリングで観察した感じだと、横手ってのは夜に輝く街っぽいので…
…苦渋の決断ではあったのだが…新庄。(大袈裟)
新庄を良く知らないので、旅館に荷物をぶっ込んで街中をお散歩開始。が…手頃な赤提灯を発見出来ない…しかも…
アーケード街も雪だらけ&何か知らんが道路が斜めに交差しまくっていて方向感覚が…(涙)
何なんだこの街は?と思っていたらTwitterで新庄の街は新庄城の城下町で新庄城(現最上公園)から放射状に道路が延びていた事を教えて頂き地形的な疑問が解決。道路で囲われた三角形の土地フェチには堪らない一帯だぞここ。
ただ、手頃な赤提灯はついぞ見つけられなかったので…
北海道&東日本パスでも乗る事の出来る急行、その食堂版っぽい「急行食堂」で晩飯&晩酌を。鳥もつラーメン&餃子とビール。いいねぇ…好きだよこの雰囲気!
それに…どう考えても朝ドラ「あまちゃん」見ていたであろうこの手ぬぐい(笑)
ご馳走様でした!
コンビニが無さそうな新庄駅前、実は到着と同時に小さな酒屋さんで速攻で買っておいた酒と駅前ホテルのウエルカムパン?をアテに明日の作戦を考える俺なのでありました。
明日は6日目、仙台目指して動くのが鉄板だとは思うけど…それだと毎度の展開だ。う~ん。。。
…そうだなぁ…泊まるって事に意味を求めるのなら…あっ…(はっちゃけた!)
泊まらなけりゃ味わえない街があるじゃねぇかっ!(笑)
あとはどれだけアホな巡り方を出来るかだけだ…(そんなこんなで夜が更ける)
残り二日、今回もGPSログは無いので雰囲気を。弘前辺りのスイッチバックがかなりいい加減(汗)ただまぁここまで戻ってきてしまえば一安心ではあるな。