やってきましたJR最南端! 「西大山駅」

後ろ髪を引かれる思いで13:17指宿発の普通列車に乗り込みまして揺られること20分程。ついに今回の出張旅行最大の目的地「JR最南端の駅 西大山駅」へ降り立ちました。

「は~~るばる~来たぜ最南端~♪」 (C) 北島三郎

 いやぁここが最南端かぁ…バイクのツーリングと同じく、端っこにやってきた時の感慨深さは鉄道旅行も同じだなぁ。

冒頭の写真は降り立った時に撮ったんではなくて、帰りの列車に乗り込む時に撮った一枚。こういう写真ってのは、ホーム自体も少しは写ってないと何だか間が抜けている気がしている今日この頃(汗)

それはそうと、こちらの西大山駅には13:35に到着しまして、戻りの列車は14:18発と約40分の程良い滞在時間ですので小さな駅前を散策開始。

こちらは「幸せの黄色いポスト」。事前にこのポストがある事を知ってたら、このポストから鹿児島中央郵便局宛に投函して「九州新幹線全線開通記念風景印」を押してもらって送ってもらうなんていう小洒落た?事をやったに違いないんだが。。。惜しい。。。

旅先から出すポストカードに風景印を消印として押してもらったりするととっても映えるので、風景印はお薦めです。別途お金がかかる訳ではないし、観光地のみならず大きめな郵便局だと結構用意してあったりしますんで、旅先の郵便局を調べておくのも悪くないと思います。

ま、調べてこなかった自分が偉そうに言うのも何ですが…(爆)

こちらはJRの最果て4駅を示した看板。バイクでそれぞれ似たような場所には行ったことがあるものの、こういうのを見てしまうと「端っこマニア」的には実際に行ってみたくてウズウズしますな(笑)

でもこうやって落ち着いて眺めてみると「最南端 兼 最西端」とかいう位置関係にならなかったのは素晴らしい!の一言です。こういうのは、行き先が多い方が嬉しい訳でして。

駅前の写真を色々撮っていてふとホームに目をやると、何とホーム上に誰もいないではあ~りませんかっ!最果て感を強調した写真を撮るチャンスなので、急いでホームの先っぽまで走っていって撮ったのがこちら。

一緒の列車から降りたのが自分も含めて6名程で、車でやって来た観光の方々が最終的に10名程と、実は結構人で溢れかえっている駅だったりします(汗)

一通り写真を撮ったので、西大山駅前の観光案内所兼売店へ。漬け物バイキング500円なるものをやっていて、さすがに漬け物だけってどうなんだろうと思っていたら、おにぎり2個におでんが3品&漬け物食べ放題で500円とのこと。

うわぁ…ここで昼飯にすれば良かったなぁ…(涙)

まぁこんな感じに過ごしていたら、あっという間に帰りの時間に。車両に乗り込む前に、もう一度JR最南端の碑を一瞥して車内の人に。

指宿駅で鹿児島中央行きの「なのはなDX6号」に乗り換えまして、半分寝ながら鹿児島中央駅へ着いたのが15:35。

ふぅ…無事に時間通りに鹿児島市内へ戻って来られたよ。そんじゃぁまぁ、ホテルに戻ってスーツに着替えてと…

気分的には燃え尽きた状態で仕事へ行きますか…(オイッ)

春風薫る指宿温泉 ~店構え巡り~

指宿と言えば有名なのがこちら、砂浜の下から湧いて出てくる温泉を上手く利用した「砂むし温泉」。こちらの屋根付きの砂むし温泉では入浴の準備が進んでいました。

     

こちらは上の写真の場所の横にある、自然の砂浜をそのまま使う「天然砂むし温泉」。潮の満ち引きで出来た砂浜を使う関係で、潮が引いている時にしか入れません。今日は16:00~からとの事。すぐにこちらに入れるようだったら少々無理してでも入ったと思うんだが、16:00から入浴なんぞしてしまった日には仕事に大穴が空くので…もちろん自粛(涙)

「天然砂むし温泉」として利用している場所だけでなく、砂浜の広い範囲で波打ち際から85度の温泉が湧き出るとのこと。ここの砂浜でゲリラキャンプをするつもりなら、うまくするとストーブいらずで料理が出来るかもしれないが…テントが「とろけ」ないように気をつけた方が良さそうだ(汗)まぁ、ここは是非とも空を眺めつつ「砂むし温泉」を楽しみたいので、今度バイクで来た時に寄ることにしよう。

そんな訳で、今回はお手頃な普通の温泉に入っていきますかね。それでは「砂むし温泉」近くの「市営元湯温泉」へ向かいま~す。

ほほう…これが指宿温泉発祥の地ですか。それでは一っ風呂…あれっ…?

ガーン!13:00から営業なんですか…(涙)

手元の情報ではAM6:00から営業となっていたんだがなぁ。ま、温泉は駅の近くにもあるからお散歩再開。街中で見つけたのがこちら。

「地獄の一丁目1番地」とは真逆の存在の「湯の浜一丁目1番地」。昔っからこの地名だったんだろうなぁ。この後は海辺まで歩いて漁港の見物なんぞをしながら「今村温泉」へやってきた。俺好みの場末の雰囲気を漂わせているのはいいとして…

ここも13:00から営業ですか…(涙)

仕方無い…指宿駅近くの「松元温泉」に行くことにしよう…辿り着いたのがこちら。思いっきりシャッター閉まってます(涙)

駅に戻って温泉案内図を見てみると、「松元温泉」は案内板上から消されてました…(涙)ちゃんと見ておくべきだった。。。こんな行き当たりばったりな過ごし方をしてしまった為、3時間もあったはずの時間が残り少なくなりまして…

     

遠路はるばる指宿までやってきたというのに、入った温泉は結局駅前の無料の足湯だけ。駅弁があるかと思いきや何も無かったので、結局近所のスーパーで急いで買ってきた「豚味噌&塩おにぎり」と「揚げもち」が今日の昼飯。あぁ…

足湯につかりながら塩おにぎりを頬張り、足湯の中心にあるオブジェを眺めながら俺は心に誓ったのであった。

「I’ll be back.」 (C) 元カリフォルニア州知事

それ行けJR最南端! 「なのはなDX号で指宿へ」

え~、鹿児島旅行出張二日目のメインイベントがついにやってきた。JR最南端の「西大山駅」目がけて電車でGo!な訳だが、仕事の開始時間と、やたらと運転本数の少ない指宿枕崎線の指宿以西の兼ね合いを考えつつ、指宿で一っ風呂浴びる為には…

9:27 鹿児島中央発 指宿行き(なのはなDX1号) → 10:20 指宿着

~指宿にて3時間程の自由時間~

13:17 指宿発 枕崎行き → 13:35 西大山着

14:18 西大山発 指宿行き → 14:36 指宿着

14:41 指宿発 鹿児島中央行き(なのはなDX6号) → 15:35 鹿児島中央着

この組み合わせしか無いんだよなぁ。

しかも何かの拍子に電車が動かなくなったりした場合、タクシーでも呼んで自腹で時間的なつじつまを合わせなければならないという、珍しくお気楽極楽路線とは程遠い覚悟で臨んでいるのだが…

ま、ダイヤが乱れるまではやっぱりお気楽極楽な訳なんですが(笑)

冒頭の写真はこれから乗り込む「なのはなDX1号」。イメージカラーの「黄色」が眩しいと言いたい所ではあるが…正直言って薄汚れている感がするんだが…。まぁ乗ってる時には見えないんだから気にすることはないっ!等と言っているから、自分が乗っているバイクも汚れっぱなしな訳ですな(汗)

こちらは指定席車両の写真。真ん中に写っているのは海側を向いている観覧席?です。とりあえず自分の席に座ってみましたが…ほほう…事前情報で知ってはいましたが、確かにこの座席、見てくれは観光気分になれますが、座り心地というかリクライニング不能で背もたれがほぼ垂直に固定ってのはあんまり嬉しくないですなぁ(汗)

しばらく自分の座席に座って発車を待っていると、どうやら指定席のお客さんは自分も含めて6名足らずの模様。皆さん自分の指定座席に座って行くようだったので、指定席車両中央部にある観覧席に終始座らせてもらいました。

その後定刻通りに鹿児島中央駅を出発し、鹿児島市内を抜けてしばらくすると、目の前に鹿児島湾の風景が広がるんですが…静岡県の伊豆急行で感じるような風光明媚さが無いのがちと残念と言えば残念かな。もう少し抜けるような青空が広がっていたりしたら、また違った印象だったのかもしれません。でもまぁ普通の座席とは違った気分で車窓を眺められるので、この席はお気に入りだな。

この窓から外を撮ると窓自体が青みがかっているんで、うまく撮るのが難しい。小海線もそうだったよなぁ。Photoshopとかで多少いじると見た時のイメージ通りに修正出来るものなんだろうか?今度やってみよう。

そんなこんなで50分程の電車の旅を楽しんで、温泉地として有名な指宿へ到着です。指宿駅前は3/12の九州新幹線全線開通と同時に運行開始になる「指宿のたまて箱」という特急電車歓迎一色になってまして、駅前には沢山の菜の花が飾られています。

駅前広場を撮っていると、稚内駅から3074キロと刻まれた記念碑を発見。う~ん…感慨深い。

ところで駅を飾っている菜の花は、よそから持ってきた感がどうしても漂いますが、線路の沿線に菜の花が沢山咲いてました。

さて、駅前散策はこれ位にして指宿の街を散歩しますかね。