飛騨高山ツーリング ~高山朝市・TRAIN BLEU・下呂温泉 白鷺の湯・とまる二泊目編~

前夜の飲み会の影響が残る朝を迎えたのが朝8時頃。頭は痛いが天気は上々なので当然の事ながらお出かけを。宿の近くのコンビニで飛騨牛乳を飲みまして、朝市をやっている古い町並み方面へお散歩開始。

この高山という街なんですが大通りに面した両側は商店街になっていまして、街としての規模の割にお店が多い印象です。途中の神社では「さるぼぼ以外は、かけないで下さい。」なる文字が。こんな風に人形がそのまんまの姿でぶら下がっている光景は珍しい気がするなぁ。

途中、喫茶店のモーニングセットに物凄く惹かれたんだが…ちょっと調べてからの方が良さそうな気がしたので今回はパトライト付きの看板を見るだけにしておいた。と言うのも名古屋~岐阜の喫茶店のモーニングセット、やたらと豪勢な事で有名でして、店によってはコーヒーを頼むと「トースト・サラダ・ゆで卵・茶碗蒸し・赤だしの味噌汁」と、もはやどっちがオマケなんだか分からない物量が提供されるらしい。昨日、展望露天風呂に入ったホテルアソシア高山の近くの喫茶店で「モーニングやってます!」と書かれた看板を見て思い出した。

程良く散歩したところで宮川という川を渡って「宮川朝市」へ。昨日の飲み会で食べさせていただいた、縦に長い宿儺かぼちゃ(すぐなかぼちゃ)を発見したりしつつ…

 

また牛乳を飲む…。

牛乳を飲んでいたらお店のおばちゃんが話し掛けてきまして…「今の世の中、妙に長持ちする食品ばかりが溢れているが、それを平気で食べていて安全について色々言う事が分からないねぇ…」的なお話を伺った。確かに防腐剤が添加された食品類は多いですね。牛乳のお味の方は、低温殺菌特有の甘さを感じる旨さ。いやぁ凄い甘みだっ!こりゃ旨いよ!

朝市ではおばちゃんと言うよりはお婆ちゃんな方々がお店を出されていましたが、お客さんも含め連日の暑さでお疲れな方もちらほら…(汗)もう少し涼しくなるといいですね。

それから朝市のお店のテントは、ホンダの誇る最強マシン「スーパーカブ」のリヤカー部分に積まれて運搬されている模様。

宮川朝市を見物した後は「古い町並み」へ。なるほど…なかなか風情のある一帯ですね。関東で言うところの川越と似ている雰囲気もありますが、大通りではなく路地になっているので車の往来が無く、高山の方が散歩しやすくていい感じかな。それから壁が黒っぽいので、花を飾ってあったりすると映えますね。朝顔だとツルも含めていいデザイン。

わらび餅専門店「いわき」でわらび餅を買ったりしつつ「陣屋朝市」へ。売っている物自体は宮川朝市とさほど変わらないですが、規模的にはこちらの方が小さいですね。わらび餅を食べるのにちょうどいいベンチでもあればと周りを見回したんですが見つけられなかったので、喫茶店でちと休憩。セオリー通りに行くならば、このあと高山陣屋の見物となる訳だが…この街ってもしかして、電車で来ても十分に楽しめるんじゃないのか?だったら電車で来た時用に残しておいてまた来るかぁ…?と言うことで、見所を全部見ないで宿へ引き返すことを決定。

この際、「また来ればいいや症候群」と名付けよう!(アホだ…)

別記事の高山バーガーを食べたりしつつ「とまる」に戻った後は我らがボロバイクに乗り換えまして下呂温泉へ向かいます…が、その前にまずはパン屋へGo!。

パンのワールドカップで3位入賞を果たしたというお店「TRAIN BLEU(トラン・ブルー)」へ向かいます。お店は駅から南西方向に1.5kmほど行った場所にありまして、菓子パン3種とイギリスパンを購入。
あっそうそう、こちらのお店の名前「TRAIN BLEU(トラン・ブルー)」はフランス語で「ブルートレイン」の事だそうだ。そりゃそうとPLフィルターを全開に効かせて太陽を背にお店を撮ったら、あまりにも作り物チックな青空が出来上がってしまったよ(汗)

~この後は、これまた別記事となる国八食堂にて昼飯~

国八食堂で腹一杯になった後は国道41号を南下して、いよいよ下呂温泉方面へ向かいます。まぁ50キロ程の道程なんで一気に行くでしょ、楽勝楽勝…となるはずが…

暑すぎるんだよっ!(涙)

と言うわけで、道の駅「飛騨街道なぎさ」で休憩。普段から、日立の涼しい環境に慣れてしまっていたのでこの暑さに耐えられないヘタレ野郎になってしまっていた。。。

久々にメローイエローなどを飲んでみたり、さるぼぼの悪バージョン「ワルボボ」を買ってみたりしながら再出発。相変わらずの真夏のような日差しの下、ようやく下呂温泉へ到着。二年ほど前に来た時は河原の温泉に入るのに水着なんて必要なかったから河原の温泉に入ったが、水着の着用が義務付けされてしまったので今回はパス。つまらんこと言わずに橋の側に目隠し付けときゃいいと思うんだが。

そんな訳で銭湯的な存在の温泉「白鷺の湯」へ。飛騨川を見渡せる川沿いに湯船がありまして、露天風呂では無いけれども眺めはいい。硫黄の香りの漂うお湯と飛騨川の風景に青空を楽しんだ後は、温泉街を少々お散歩。

ここ下呂温泉は、温泉街としてはかなり大きい部類なんでしょうな。大分の別府温泉とかも相当でかいですが、あそこに至ってはスーパーの裏手だろうがクリーニング屋の隣であろうが、所構わず温泉が湧いてしまっている制御不能な温泉街ってな風情だもんな。

あ…もちろん馬鹿にしてる訳じゃないですよ。俺、大分生まれだし。

さるぼぼ七福神の足湯の近くでかき氷を食べてみたり、今晩用の酒を酒屋で買ってみたりして高山方面へ帰還開始。行きも帰りも同じ道を走るのは何となくもったいないので、帰りは飛騨川を挟んで国道41号の対岸側にある県道88号と県道98号を通って高山へ。

途中、住宅街があったり軽自動車同士でもすれ違うのが困難なクネクネの山道があったりと、交通量が少ない割にはスピードを出せない道なので急いでいる時&雨や夜には不向きだが、国道41号よりもこっちの道の方がツーリング向きなのは確かだね。

程良く走って宿に戻り、ビール片手に今日からお泊まりの「飲み鉄」な方にご挨拶。

ん?「飲み鉄」って何だ?まっ…まさかっ…!?

何となく同じ匂いを感じたので、赤提灯で生ビール作戦は次回以降に順延決定。近場のラーメン屋か何かで軽く晩飯を食べ、宿で「飲み鉄」な方の飲みっぷりを見学する作戦に切り替えるのだっ!

またしても別記事となる「焼きそば ちとせ」から帰ってきて、宿主のご夫婦+昨日も飲んだ女の子+俺+飲み鉄な方の5人で飲み会というか色々とお話の会開始。

結局、下呂温泉で買って来た「蔵元の隠し酒」を皆さんどうぞ!などと言いつつ全部一人で飲んでしまったり…

女の子の持ってきたLOGOSの小型テントの小ささを実際に確かめさせてもらったり…

 

 こんな雰囲気の良い1F談話室にて過ごさせて頂きました。

実を言うと…この写真を撮った時間帯の事をあんまり良く覚えていない…俺は大丈夫だったのだろうか?(汗)
そんなこんなで今日のGPSログはこちら。右が国道41号で、左が県道88号&98号です。

飛騨高山ツーリング ~ビーナスライン・奥飛騨・白川郷・飛騨高山ゲストハウスとまる編~

朝6時半頃に快活クラブ上田店を出発。国道152号を南下して、県道62号経由でビーナスライン入り。実は行くつもりの無かったどん詰まりの王ヶ鼻方面まで行ってしまうと言う失態をさらしつつ、朝8時過ぎに美ヶ原高原美術館前の駐車場に無事到着。いやぁとにかく天気がいい。まだ時間的に早いので売店も何もやっていないが、この天気の良さだけで十分満足だなこりゃ。

 

松本方面へ抜けるちょっと細めの山道を下りきり、松本市内を標識に案内されるがままにバイパスして国道158号で上高地方面へ向けて走り出したところで、何やらいい匂いの漂うおやき屋を発見。匂いに釣られて入店しまして、野沢菜のおやきを1個購入。早速パクついてみたところ…餡に相当する野沢菜の量が物凄く多いなこりゃ。皮はそれに付随して薄めなんですが、しっかり焼いてあるからなのか歯ごたえが相当に強い。

小さめながらもズッシリと重いおやきを頂いて、快晴の空のもと国道158号を西へ進んでいきます。途中上高地に寄ろうとはさすがに思っていなかったが、これだけ天気がいいと新穂高のロープウェイには行ってみたくなるよなぁ…。ただまぁさすがに上まで行っちゃうと、それだけで今日の時間を使い切りそうだ。ま、そのうちにまた来ればいいだろうと言う事で今回は通過です。最終日の帰りもこの道通る予定だし、その時に寄ってもいいんじゃないかな。

 

圧倒的な晴天と、空いている道を駆け抜けて道の駅「スカイドーム 神岡」に到着。牛串カツをカジってみたり、スーパーカミオカンデのレプリカを見たりしてちと休憩。

実はここ岐阜県飛騨市神岡にある「スーパーカミオカンデ」と、近所の茨城県東海村は実験施設で関わりのある土地柄でして、東海村にある大強度陽子加速器施設「J-PARC」という施設からニュートリノを打ち出して、約300キロ離れたスーパーカミオカンデでそのニュートリノを観測してます。今現在は震災の影響もあり「J-PARC」側が止まってしまっていますが、今までの観測結果から電子型ニュートリノ出現現象の兆候を捉えたと言うNEWSが6月に出ています。将来的には「CP対称性の破れ」と呼ばれる、反物質がこの宇宙から消えてしまった理由を解き明かせる事に繋がると期待されています。ほんとはこの前読んだ「反物質」の知識をここで披露したいところだが…

実は序章で気を失って以来、読んでいないのであります…(汗)

難しい話はともかくとしてちょっと心配なのは「J-PARC」側はもの凄く電気を喰う施設でして、施設の改修が終わったとしても、果たして運転可能な電力事情になるのかどうか…以前見た資料の単位を間違っていなければの話だが、消費電力のピーク値を見たら東海第二原発の発電量の半分を消費するように思えたんだが(汗)

 

ま、天気がいいので難しい話はこれ位にして白川郷へ向かいます。2年ほど前に通りがかったときは高速の開通もあり、とんでもない大渋滞地区になってしまっていたが…

空いてるじゃん!(喜)

城山展望台へ向かう道もガラガラ。実際駐車場には3台程しか車止まってなかったし。ただまぁこの状態が、紅葉シーズン中も続くとは思えませんが…(汗)

そんなガラガラな展望台を下って、白川郷の川向こうの駐車場にバイクを駐めて合掌造りの家並みを見学開始。こちらは程々の人出だけれども、ぶり返した真夏を思わせる暑さにみんなバテバテな風情だった。俺も結構辛かったよ…革パン履いて日差しの強い中歩くのは辛いね。それから写真を撮るには日差しが強すぎて、コントラストが強すぎるなぁ(汗)

 

水曜日だったこともあり食事処が定休日だったりお昼の営業が終わってしまったりしてまして、食べたのはこちらの「どぶろくソフト」のみ。そう言えば10月14~19日に、地区の場所を変えながら「どぶろく祭」が開催されるらしいんだが、実質的に宿泊もしくはバスのツアーか何かで参加しないと駄目だぁね。飲めない「どぶろく祭」なんて想像できないもんね。

暑い日差しの白川郷を散歩した後は、高山市内へ向けて移動開始。東海北陸自動車道を使ってみたんだが、白川郷→高山の区間、無料区間も含めてほとんどトンネルだった。高速に乗っていきなりトンネル10キロとかだとビックリするね(笑)

そして、「ホテルアソシア高山」の5階と7階にある露天風呂へやってきた。男湯と女湯が上下入れ替わるらしく、今回は7階が男湯で、何となく得した気分だな(嬉)

お値段1000円と結構な値段だが「ゲストハウスとまる」へお泊まりの方は500円の回数券?をお店で買ってあるかもしれないので、先に聞いてみるとお得かも。でまぁ、1000円払って入った感想なんですが、500円ならそりゃもちろん嬉しいが、1000円払った事を忘れさせる光景が目の前に広がります。海や川に面した露天風呂とかだと結構開放的な作りの場所も多いですが、街並みを見下ろす形でここまで開放的な作りになっているのは珍しいかも。

のんびりと露天風呂に浸かりつつ、備え付けの大型双眼鏡で北アルプスの稜線を眺めてみたり、打たせ湯に打たれてみたりして楽しみました。ここはいい!気に入った。

この後は本日の宿「飛騨高山ゲストハウスとまる」へ。一方通行のため一番分かりやすい曲がり角を曲がれないので、結局街中をぐるっと二周ほどしてしまったが…まぁそんなもんだろう(笑)

宿にチェックインしたところ、近所の方に貰った野菜などでちょっとした食事会をしますが如何ですか?と言う事だったのでもちろん快諾。買い物に街へ繰り出して(とは言え酒買うだけですが…)、食事会というか飲み会的な何かを開始。メンツは宿のご夫婦お二人と、たまたま今日泊まっている女の子一人と俺。

飲み始めてすぐに判明したんだが、この女の子飲む気満々で五合瓶の日本酒を一本買ってきていた。俺も飲む気満々で五合瓶の日本酒を二本買ってきていた。結果…1.5升の酒がテーブルに並ぶ結果に(笑)まさかこんな事になるとは思っていなかった。

テントの事やら仕事の事、世の中の事に沖縄の話など色々な話で盛り上がりながら飲みまして…結局全部飲んでしまうのでありました。よく飲むよ全く…(笑)それにしても楽しい夜だった。

本日のGPSログはこちら。

さよなら平日休み記念飛騨高山ツアー ~前夜移動編~

今年の夏の電力不足に端を発した週末の平日シフトだが、明日からの三連休でついに終了となる。三連休だと結構遠くに行けるのでちと考えたんだが、一番最初の考えとしては能登半島の「なぎさドライブウェイ」を久々に走りたいという事で中部地方の日本海側が目にとまった。

で、ここからは完全に偶然と言うか縁というか何というか、岐阜県高山市にバイクが駐められそうな雰囲気を感じるゲストハウス「とまる」のオープンを知る。高山かぁ…高山と言えばこのブログを始めたばかりの頃に通りかかり、駅前のどこにバイクを駐めていいのか困った関係でラーメンを食べただけで通り過ぎてしまった街だったなぁ…。まだまともに行ったことないから行ってみるかという事で、9/14の夜を予約。この時点では翌日はテント泊のつもりでいた。

その後ちょっと調べたところ…どうやら高山は朝市が有名らしく、朝市見学&街並み散策をすると出発が昼頃になりそうな雰囲気。能登半島の「なぎさドライブウェイ」まで行けないこともないが暗い時間に辿り着きそうな予感がするので、思い切って2泊してしまうことにしたのであった。高山の南の方には下呂温泉とかもあるんで、翌日見物する場所に困ることはないだろう。

こんな感じに決まった高山行き。どうやら天気が良さそうなのでもう一捻りして、前日移動で長野県上田市まで行ってしまうことにしたのであった。

19時過ぎに家を出て22時には快活クラブ上田店でソフトクリームを食べているという、法定速度を破りたい気持ちを守り抜いた雰囲気漂う夜のツーリングであった(嘘)

備え付けのパソコンで近くに朝からやっている温泉が無いかと調べてみると…「別所温泉」てのがありますなぁ。地図を眺めていると何となく漂うデジャブー感…ありゃりゃ…この快活クラブ上田店に泊まって朝から別所温泉に行ったこと有るじゃねぇか。

しかもちょうど一年前だよ(笑)

別所温泉は次の機会にして、明日はビーナスラインと白川郷に行くことにしますかね。それではお休みなさ~い。

本日のGPSログはこちら。北関東道の開通により長野県は遠い存在と考える必要性はもう無いな。少なくとも罹災証明書が使える間は…(汗)