昨日とは打って変わっての穏やかな朝。今日は夜までに湯布院に行けばいいので…やっぱ「やまなみハイウェイ」行っときますかっ!
荷物をまとめてチェックアウトしたりなんかして、6:45に別府の「やまなみハイウェイ」の入口看板からスタート。みんなスタートここだからね(笑)
湯布院までは「やまなみハイウェイ」を走ったんだけれど湯布院からはちと気が変わって国道210号を西に向けて走り、やまなみハイウェイ(県道11号)の西隣を同じように南北に縦断する県道40号で南下開始。やまなみハイウェイはどうやら問題無いらしいんだよね。そんな訳でちと道路状況の情報収集モード開始。
営業時間前に辿り着いた観光大吊橋の九重夢大橋は特に問題無さそうなんだけれども予想外に風が強い。風収まるもんだと思っていたのでちとビックリ。バイクの場合、走っていようが停まっていようが風向き次第では簡単にぶっ倒れてしまうのでとにかく始末に負えないんだよなぁ。
風収まらないかなぁ…などと思いつつ県道40号を南下していたら、なにやら湯煙がモクモクと上がり「←八丁原地熱発電所」の看板が。良く見ると「見学出来ます!」などと書いてあるではあ~りませんかっ!
行くに決まってます(笑)
実は見学開始の9:00まで30分もあったんだけれど、なかなか来る機会がない場所なので開場をノンビリ待ったのでありました。
最初に地元のPRビデオ(こういうのはこの手の施設ではお約束)&地熱発電所の紹介ビデオを見て、冷却塔から見学開始。
~大変申し訳ありませんが、写真がショボすぎて公開不能です(涙)~
マグマ溜まりならぬ地下の熱水溜まり、50気圧程の圧力が掛かっていて温度は何と300度。直接の水蒸気でタービンを回すのはもちろんのこと、圧力を下げて高温の熱水を再沸騰させ、その水蒸気をも使ってタービンを回す2段構えになっているとの事(この仕組みは世界初らしい)。写真の手前はドリルのビットで、その後ろにあるのが10年間地下の温水を通し続けたパイプを輪切りにした物。早い話が温泉を大量に組み上げているような物なので、パイプに湯の花がくっ付いてしまうので掃除(穴を開ける時のビットで再び穴を開けるそうな)が必要との事。
地熱発電所、この5年で色々言われているからある程度は理解が深まっているであろう「ベースロード電源」に分類される自然由来のエネルギー源でして、太陽光や風力発電とはちと位置づけが違う。お手軽さの欠片も無いってのも確かではあるな。
まぁ、温泉がある場所なら何処でも作れるってな訳では無く、今の所は圧力が掛かった大規模な熱水溜りがあって初めて発電用に使えるって事が良く分かったよ。なるほどなるほど。
社会科見学の後はやまなみハイウェイへ再び合流。特に道路に問題は無いみたいだ。対向車線を走ってくるバイク野郎も皆ハイテンションだし。
お前ら、風にあおられて転ぶなよっ!(笑)
この後、やまなみハイウェイからはちと逸れて県道45号(通称ミルクロード)を西に走って大観峰へ。
阿蘇外輪山の中でも特に眺めのいい場所として有名処の大観峰。今日も眺めは最高だったんだがとにかく風が凄まじい。それから阿蘇山までの阿蘇市を一望出来る場所という事で、自衛隊の通信車が配備されていた。
ちとバイクが倒れていないか気にはなったりしたが「手作りジャージーソフト」の魅力の前にはどうでもいい事だったりするので、ソフトクリームをペロペロしながら戻ってきた。
結果…ヘルメットくさびが効いて無事でした(奥のバイク…あぁ…)
大観峰で散歩した後も特に問題無く南下して、阿蘇駅から阿蘇パノラマラインに入ってすぐに全面通行止め。どうやらここまでみたいだな。
そんな訳でUターンして阿蘇駅へ。どうやら屋根に被害があるようでブルーシートで部分的に覆われていた。そして阿蘇駅に隣接する道の駅 阿蘇の弁当売り場には一目で復興関係者と分かる姿の皆さんが昼ご飯の弁当購入中。そんな訳で俺は瓶牛乳とくまモンピンバッジを購入。
喜べ「ながにゃん」。新入りだぞ!(大型新人)
阿蘇山山頂側へ南下するつもりはもう無いので、やまなみハイウェイの南端側から北上開始。途中にある阿蘇神社だが、NEWS等で報道されている通り社殿が倒壊してしまっている。ただ、ひっきりなしに参拝者はやって来ていた。
それはそうと神社仏閣の再建にも当然の事ながら費用が掛かるのだが、宗教施設への国や自治体からの支援というのは直球では色々と難しい面があるのが現状(東日本大震災でも問題にはなった)なので「阿蘇神社ホームページ」を御紹介しておきます。
阿蘇神社から先、いよいよやまなみハイウェイのクネクネ道路が始まる!ってな所で全面通行止め。あらら、全線通行可能では無いらしい(汗)
どうやら通行止めの区間を回避するには来た道戻るしか無いっぽいな。という訳で、道の駅 阿蘇から行きに通った国道212号を再び北上。まぁ回り道にしては気分爽快な道だったりはするのだが(笑)
再び大観峰の脇を通ってやまなみハイウェイを北上し、三愛レストハウスのある一番複雑な分岐(分かれ道が集中しているだけですが)で国道442号を東進開始。我が生まれ故郷の竹田方面へ向かいま~す。
相変わらず強風が吹き荒れる中、やってきました道の駅 竹田。なんか昔はもっと質素な道の駅だった気もするが、まずは遅めの昼飯って事で。きのこハンバーグ定食&とり天単品。
いいんだよ豪勢で。久々の里帰りなんだから(大食)
「かぼす酢」に「かぼすドレッシング」と何でもかんでも「かぼす」なあたりがこの一帯の特徴だったりする(笑)ちなみに「とり天」はほぼハズレ無く旨い。もちろんここのとり天も旨かった。
特に何処に行くという訳でも無いが、取り敢えず豊後竹田駅に行ってみることに。
こちらが豊後竹田駅。特に変わった感じは無いが、発車のメロディって昔っから合唱版だったっけか?なんか曲だけだったような気もするんだが。
駅舎の中には近くの幼稚園児か書いたであろう「ななつぼし 2さいのおたんじょうび おめでとう」の張り紙が。3才の誕生日はちとお預けになっちゃいそうだね。しっかし豊肥本線も災難続きだよな。大水害からようやく復旧してからそんなに経っていないのにまた不通だよ。今回の方が先長そうだし。。。
近くの温泉兼土産物屋に何かの間違いで姫だるまが売られていたりしないかと覗いてみたが、売られてはいなかった。どうやらここ数年、人気があるらしい。
水曜どうでしょうが人気に火を点けたって噂もあるが(笑)
一応有名処の様子を確認しつつ進みます。今回は中まで行かなかったけれども、岡城跡は受付前に「石垣には近付くな」的看板はあるけれど見学可能。地震で石垣がズレたらしいんだよな。
竹田市のお隣、緒方町(個人的にはバァちゃんの町と呼んでいる)にある原尻の滝は特に変わらず。一応東洋のナイアガラと言う事になっているので皆様是非一度お立ち寄りを。ちなみにこの滝の辺りはフナが良く釣れるんだが…
食ってもあんまり旨くはない(経験者)
そんなこんなでふと気が付けば夕暮れ時に。
大分県版のあれが見つからないので当初大分駅に行ってみようかと思ったが、チェックインの時間を考えると微妙なので別府の駅ビルで探すことに方針変更。
やっと見つけたよ。それでは湯布院カントリーロード ユースホステルにレッツゴー!
チェックインの20時丁度に辿り着いたら、ちょうどホタル探しツアー的なものに皆さん出発する所だったのでそのまま合流。
昨日は1匹見つけたのでそろそろ見つけやすい時期とのことだったが、残念ながら見つけられずに帰還。ま、次回だな。
晩飯がまだだったので、由布院駅前の暖暮と言う店で 「半熟煮玉子ラーメン」を。いかにも九州のラーメンってな感じだな。もちろん替え玉も頼んだよ(笑)
二晩お世話になる寝床を確保して、ユースホステルにも関わらず5人位は楽に入れそうな温泉に浸かる俺とあひる隊長。あひる隊長、何か一言。
(あ)「湯布院はいいぞ」
道すがら買っておいたくまモンワンカップやら焼酎「荒城の月」やらで乾杯!別府で買った日本一のおんせん県ピンバッジが仲間入り。
明日どうすっかなぁ…と想いを巡らせながらツーリングマップルを眺めてみたものの、まぁ昼間は一度もまともに来た事のない湯布院の街中散歩だろうなぁ。朝はもう一度やまなみハイウェイでもいいかもな。
…とか何とかやっていたら24時消灯という事で、控えめに飲んで寝たのでありました。
こちらは今回のGPSログ。走行距離は376キロ。
阿蘇パノラマラインが通行止めだったり、部分的にやまなみハイウェイに通行止めの区間はあったものの、大分県全般としては通行止め区間以外は平常通りの生活になっているように思える。来て良かったよ。