北海道&東日本パス2日目 ~指定席列車&三陸鉄道、ようやく乗りに来ましたよ!編~

石巻駅ホーム

北海道&東日本パス2日目はホームの壁にもデカデカとサイボーグ009が描かれている石巻駅を朝8時スタート。

今回は指定席の別料金を払えば指定席でも乗る事が出来るので、一ノ関から気仙沼までは全席指定の列車に乗る事に。一旦東北本線の小牛田(こごた)駅まで戻って一ノ関駅まで北上。土曜日って事なんで朝っぱらから飲んじまいたい所ではあるが…

今日は酒臭いと問題がありそうな列車に乗るので自粛(珍しい…)

国際リニアコライダー(ILC)のポスター一ノ関駅には国際リニアコライダー(ILC)のポスターが。最終的にどこに(どの国に)誘致出来るのかは未定だが、ここ岩手県の一関市から宮城県の登米市の山中が候補地の一つ。そう言えばKEK(高エネルギー加速器研究機構)の一般公開で現状の超伝導加速空洞一本あたりの値段を聞いてぶっ飛んだんだったよな(笑)量産するから安くはなるとの事だったけど。

一ノ関駅のピカチュウ一ノ関駅のホームには笑顔のピカチュウが。

お前はいいなぁ…幸せそうで…(あのなぁ…)

ポケモントレインの出発お見送り一ノ関駅前を軽く散歩したりなんかして、全席指定の列車に乗り込む俺。全席指定だと待遇いいのね。

ポケモントレイン コミュニケーションシート車両乗り込んだのはこちら、ポケモンだらけのポケモントレイン(完全アウェイ)

乗り込む前は満席&全部家族連れだったらどうしよう…とか思っていたが、一組の家族に老夫婦&乗り鉄系のおっさん3名(含む俺)という土曜日としては若干寂しい車内。

地元の乗り鉄な方に色々教えて頂いたんだがポケモントレイン自体が結構各地で走ったのと、気仙沼線のポケモントレインは人気があって切符が買えないというイメージが出来上がってしまっているので逆に空いてしまっているそうな。

ポケモントレイン正面ポケモントレイン プレイルーム車両

車内がポケモンだらけと言う事は当然車両の外側もポケモンだらけ。そして2両編成のうちの1両はプレイルーム車両となっている。さすがにここで遊んだりはしなかったけど(笑)

列車自体は快速運転と言う事で気仙沼までの途中停車駅は5駅程。そのうちの二駅では駅にあるスタンプを押せるようにちょっと長めの停車時間。

ポケモンおもいでノート(スタンプフルコンプ)この手の話に乗らない俺ではもちろん無いので、乗車時に頂いたポケモンおもいでノートにペッタンこ。終着駅の気仙沼駅でももちろんスタンプを押しまして…

ポケモンおもいでノート完全版ゲットだぜ!(C)サトシ

気仙沼駅路線バス(陸前高田行き)

気仙沼港から少し高台にある気仙沼駅からは大船渡線BRTで大船渡(盛駅)方面へ。時刻表によると途中乗り換え無しで盛駅まで行けるバスがほとんどなんだけれど、たまたま陸前高田で乗りかえる必要のあるバスのタイミングだった。まぁ陸前高田で乗りかえればいいだけの話なのでこいつに乗車。バスなので乗車前に小銭の確認をしたりしたんだが…大船渡線の代替バスという位置づけなので北海道&東日本パス(青春18きっぷも)でOKな事に途中で気が付いた(笑)

一部区間はバス専用道(元々大船渡線の線路があった場所)を通るもののほとんどを一般道を通るので、バイクツーリングで何度も走っている街中やら国道やらを走っていく。

気仙沼港フェリーターミナルの駐車場は解体され、小さな被災した商店群も以前に増して解体されて見通しの良くなってしまった港湾地区を抜け…国道45号を北上開始。道路が泥で汚れているのが目立つのと同時に内陸側に巨大な嵩上げ工事中の土地が造成されている。

良い意味で再び汚れ始めた道路ってな感じだな。

曜日なんぞ関係なく走りまくっている大型ダンプとすれ違いながら、何度もバイクで渡った事のある気仙川を見覚えのある橋で越えて陸前高田市入り。

やって来る度に変わっていく陸前高田だが今回も変化が。なんと「一本松茶屋」なる物産店が奇跡の一本松バス停近くに出来ているではないかっ!

そんなこんなで奇跡の一本松バス停でほとんどのお客さんが下車。三陸沿岸にある貴重かつ広大な平野全体を嵩上げする為の巨大コンベア群を後にして、高台にある陸前高田駅(BRT)で乗り継ぎのバス待ち。

バイクに乗っている時よりもまわりを見る余裕が格段に多いバスの車内。復興のスピード自体には批判もあろうが…やはり復興が着実に進み始めているように感じる。様々な感情を抱きつつ…微妙に暇だったのでGoogle謹製の位置ゲーであるIngressで…

陸前高田駅のポータルを撃破して青くしておいた。(お前…)

陸前高田駅で乗り換え待ちをしていたのは定年組っぽい御夫婦と俺。3人でのスタートとなったが停留所の度に少しずつお客さんが増えまして…大船渡湾の近くでは着座率100%近くになったのでありました。

まぁこれは完全に俺の個人的事情になるんだが…肉眼で見える距離に思い出の「大船渡 エンジン始動不能&立ちゴケガソリンスタンド」が入ってきた所で右折してBRT専用道へ入っていくバス…

…何だよこの寸止め感っ!(爆)

JR盛駅とBRTま、そんなこんなで気仙沼からBRTで大船渡市にあるJR盛駅に到着。このサンマを持ち上げている猫?みたいなのは何処かで見たような気がするんだが…ゆるキャラか?

そりゃそうと…ここにはバイクで何度も来た事はあるんだよなぁ。でも今回はちと違うのよ。遂に俺は…

三陸鉄道に「乗りに」来たんだよ~~~っ!(喜)

JR盛駅と三陸鉄道盛駅あの…もしかして三陸鉄道って予約無しでは乗れない人気路線とかなんですか?(焦)

盛駅前に出たらいきなり物凄い人数の方々がいて実際ビビったんだけど、どうやら貸し切り列車のお客さんらしい。貸切列車に乗って団体さんが出発した後はいつもの雰囲気に…

小一時間程の乗り継ぎ時間を三陸鉄道の盛駅の待合室で過ごしまして…

三陸鉄道南リアス線三陸鉄道南リアス線の釜石行きに乗車。大洗鹿島線と似た雰囲気を感じるローカル線。一応海側に陣取ったが、あっという間に日暮れで真っ暗に(笑)

そんな訳で肝心の車窓の感想は無いんだけれど…ローカル線とは思えない揺れの少なさに驚いた。はて?線路が新しいとこうなるの?何と言うか…新幹線とかで採用されているロングレールとか入れたんじゃないのか?と思ったりする位乗り心地がいい。

~地元のお客さんと観光客っぽい方々がそれぞれ半分位な車内で約1時間~

釜石駅ラグビーモニュメント釜石→宮古→久慈の乗り継ぎ案内

南リアス線の終着駅である釜石駅に到着。俺の名前入りラグビーモニュメントも健在みたいだな。同じネタを2度は使わないので軽く(笑)

でもって、今日の所はここまでなんだが…明日北リアス線に乗る為の宮古へのバスが良く分からない。これは聞くしか無いか?と思いつつ釜石駅自慢のジオラマを眺めていたら…乗り継ぎ案内のビラ発見!

そうだよ…こういうのを俺は求めていたんだよっ!(渇)

現地で聞けば分かるだろうという路線バスの明日の乗り継ぎも判明し、ホテルで荷解きしていたら地震があったりもしたけれど…釜石の飲み屋街へGo!

【岩手県釜石市】 よさく 「ビールにお通し」【岩手県釜石市】 よさく 「くじら焼」

ホテルから少々歩いて…「よさく」と言う赤提灯系のお店を発見。店内をチラ見した時、作業着姿のお客さんが複数見えたので確信を持って突入(笑)

釜石は、やはり製鉄の街という事で作業着姿のお客さんが多い。俺も一見さんと言う事で「あんたどこから来たんだ?(標準語フィルター通過後)」的な会話から始まる。

微妙に違うが…「日立と鹿島」から来たと言った瞬間にベルリンの壁崩壊(笑)

…ちと手荒な歓迎の後「お前飲んでいけ!」的な雰囲気に。鉄の男達だわな。

コンビナートで生きる屈強な男の方々、俺はその生き方に惚れたよ(マジ)

二次会はホテルの部屋で 「日本酒 釜石よいさ等々」やめときゃいいのにまた飲んで…

GPSログは無いので雰囲気を。

2014_12_20ルート何にしても…鉄の街に敬礼!

北海道&東日本パス1日目 ~目指すは三陸鉄道!…まずは石巻にお泊まり編~

早朝の大洗鹿島線

あっちこっちほっつき歩いたこの一年だったがそんな生活ともそろそろお別れの予感。そんな訳で青春18きっぷを使って三陸鉄道方面の総仕上げでも…と思っていたら北海道&東日本パスの事を思い出した。

まだ一度も使った事が無いんだが、連続7日間かつエリア的に問題なければ指定券を買えば指定席にも乗れたり安かったりといい事づくめなので今回はこちらを選択。

ホントは17日に出発しようと思っていたものの凄まじい低気圧が完成しつつあったので…2日順延の本日出発。

まずは大洗鹿島線(北海道&東日本パスエリア外)の始発で水戸へ向けて出発進行!

ま、毎度の感じなので半分寝ながら水戸駅に到着。水戸駅のみどりの窓口で北海道&東日本パスと明日の指定券、ついでに普段はタイミング的に食べる機会の無い水戸駅の駅弁を買って水郡線へ。

水戸駅駅弁「常陸牛 牛べん」(パッケージ)水戸駅駅弁「常陸牛 牛べん」(中身)

微妙に通勤&通学時間帯だったが、2人掛けシートを確保できている状態だったので朝飯代わりに頂きま~す。

道中やたらと長い水郡線あっという間に駅弁を食べ終わり、残ったのは郡山までの約3時間半。天気がいいのでぼけーっと車窓を眺めたり入れ違い待ちのホームで背伸びをしたりとグダグダに過ごして11時ちょい前に定刻通り郡山に到着。

郡山で「ずんだシェイク」でも飲んでちとのんびりしようかとも思ったが…愛用の乗り換えアプリによるとチマチマと乗り継ぎをしないとならない東北本線をとっとと小牛田駅まで北上してしまわないと石巻に到着する時刻が夜になってしまうようなのでひたすら東北本線を北上。

この辺りの東北本線は正直嫌い。完全に移動なんだよねぇ…(暇)

30分~40分位の乗車時間を何度か乗りかえて石巻線への玄関口、小牛田駅へ到着。

石ノ森章太郎だらけの石巻線石巻線の車両は石ノ森章太郎の作品のキャラクターで完全ラッピング。個人的にはサイボーグ009の003(フランソワーズ様)だけで埋め尽くしてもらってもいいんだが。

石巻駅前のサイボーグ003そんなこんなで15時過ぎに石巻駅に予定通り到着。結構な移動距離だった割には珍しく順調。いつぞやの青春18きっぷの時は、隣駅に着く前に電車止まったからな(爆)

そして石巻駅前にはフランソワーズ様…(Love)

車内にずっといたんで分からなかったが…石巻寒すぎる。何故か地元の方々はベンチで寛いでいるけれど。

…んな訳でまずは本日のお宿にチェックイン。

石巻駅前旅館屋根付きの部屋って素晴らしい!(対野宿比)

少々TVを見ながらお茶をすすったりしてお散歩開始。ここ石巻には震災以前から何度か来ていて、日和大橋という海沿いの橋がまだ有料だった頃に三脚担いで橋を歩いて渡っていたら料金所のおじさんに…

「あんたなにやってんだ?」と声を掛けられた事があったりする(当時もアホ)

今回は駅前から少し離れた石巻章太郎のキャラクター像が点在する商店街を散歩。どうやら駅前周辺は本舗装?と言うのかな、最終仕上げの舗装が終わっているようでとっても綺麗。ただ商店街の辺りはまだ地下部分の工事を段階的にやっている様で、歩道にしろ車道にしろ継ぎ接ぎだらけ。まぁ下水道やら何やら全部を一気にってな訳には行かないみたいで、うちの近所の道も5回ぐらい掘ったり埋めたりして最終形になってたもんな。まぁそのうち綺麗になるでしょう。

入札を実施しないとならない関係で結構長い間そのままだった信号機も皆直ってるし、街全体が明るくなった事を実感しつつ…

【宮城県石巻市】 三吉 ブリなど【宮城県石巻市】 三吉 店構え

赤い光に吸い込まれる俺なのであった(やっぱ飲みに来たのね…)

ブリの刺身をつまみに飲み始めたんだが、どうやらクジラも捕鯨基地がある事もあって名物だそうなので鯨ベーコンを追加。鯨のヒゲを使った工芸品も数多くあるらしい。鯨の髭って和歌山県太地町のくじら博物館でからくり人形の動力としてバネに使ってるって解説があったあれか?今度来た時はそう言う店に行ってみっかな。

部屋で二次会程良く飲んだ所で、2次会は部屋飲みに移行。宮城県って事で酒は一ノ蔵無鑑査。明日の乗り継ぎを確認したりなんかしながらTVの旅番組を見ているという適当さ。

松山いいなぁ…って…お前この前行ったばっかりだろっ!(やっぱアホ)

(注)8/7~8/25の九州方面ツーリング、10/10~10/23の沖縄飲んだくれツアーがブログ的に完全に抜けてます。只今後腐れの無いゴーストライターを募集中の為、今暫くお待ち下さい。

2014_12_19ルート今回のGPSログはこちら…と言いたいところだが今回GPSロガーを持っていかなかったので手書きで雰囲気を。水戸から仙台へはそろそろ常磐線で行きたいなぁ…待ってるよ。

湊線の納豆列車&ひたち海浜公園のコキアの紅葉など ~バイクは封印編~

コキアとコスモス

今年は去年と違って3連休の当たり年なんだが、土曜日が仕事だった関係で今回は個人的には日曜&月曜の普通の2連休。天気もいいらしいし紅葉狩りに北上するのがセオリー?ではあるんだが…バイクのコンディション的に些細な問題がある。

2万2千キロ走行で気が付いたらカーカスの出ていたBT-023…リアタイヤのカーカス出ちゃってるじゃん!(涙)

今年4月の終盤からNC700Xに乗りかえてかれこれ2万2千キロ程走ったので、トータルの走行距離としては当然と言えば当然の展開なんだが…BT-023ってスリップサイン出てからこうなるまでの猶予が少ないタイヤなのかな?

まぁリアにパニアケース&キャンプ道具を常時フル装備なんで、一度変な減り方をし始めるとトドメを刺すまで早いような気はするけれど。。。実は前回のツーリングで「磐梯吾妻スカイライン」の下りを走っていた辺りから「バンク出来ない!」感触を味わうと同時に「リアのABSが何度も作動(ペダルがダダダッと振動するので分かります)」していたのであった。その時に俺が脳内で出した結論はと言いますと…

「これってABSに当たりが付いてきたんじゃね?!(喜)」 (大アホ)

実際はリアタイヤのグリップ力が落ちまくっていてABSが作動しまくっていたのが実態っぽいが、山形県を知らずに駆け抜けて…新潟経由で帰ってきたのであった。こりゃタイヤ交換しないとバイクには乗れないわな…

…そんな訳で急遽思い出したのが近場の「ひたちなか海浜鉄道」の「納豆列車」イベント。「納豆食堂車」なるものを連結して、納豆を食べながら阿字ヶ浦まで行けるらしい。

イマイチどういうイベントなのか分かんないけど…参戦決定!(笑)

納豆列車の納豆とご飯

 ~そんなこんなで記事的に「納豆列車」の車内へワープ~

納豆列車の納豆(全11種類)納豆列車の各種薬味

「納豆列車」の出発駅である勝田駅に停車中の車内でお気に入りの納豆(全11種類!)とご飯を受け取り、各種薬味も頂いたりなんかしまして…納豆を混ぜ混ぜしつつご飯にぶっかけて頂くのが「納豆列車」と言う事らしい。一両丸々満席状態のお客さんが全員納豆を食べ初めているので…

車両内があっという間に凄まじい納豆臭に包まれたのでありました(笑)

ひたちなか海浜鉄道」って俺やっぱり好きだよ。雰囲気自体もだけど、こういうトリッキーなイベントを仮にJRでやったりしたら…

各方面で確実に炎上するだろ?(爆)

那珂湊おさかな市場の生牡蠣(200円)那珂湊おさかな市場の生牡蠣剥き

阿字ヶ浦まで「納豆列車」を堪能した後は「那珂湊おさかな市場」で三陸産の生牡蠣を堪能。一個200円って事で大人気なのでありました。本当は昼飯に海鮮丼でも食べようかと思っていたんだけれど、丁度お昼時だった事もあり食事処が大混雑していたので第二の目的地へ移動開始。

ひたち海浜公園 みはらしの丘方面(コキア)第二の目的地は「ひたち海浜公園」。冒頭の写真です。みはらしの丘手前では蕎麦の花が咲いていてコスモスとコキアの紅葉と青空が広がっているという素晴らしさ。コキアの紅葉はまだピークではありませんが、のんびり散歩しながら過ごすのに最高なシチュエーションなのでありました。来週末(10月19日頃)までもってくれると嬉しいな。

若いコキアと育ったコキアちなみにコキアってのは別名「ほうき草」やら「ほうき木」と呼ばれる代物でして、実際に手で触ってみると見た目の「もふもふ感」とは裏腹に結構固いのでありますです(笑)上の写真の手前の小さいのはおそらく1年生で、年々育って(一度枯れますが)大きくなり、後ろの大きなコキアの様な大きさになります。最終的には卵形を維持出来なくなって割れてしまう印象があるんだけれど…はて?どうなんだろう?

ま、こんな感じにいい週末の一日目を過ごしたのでありました。

いや~バイクに乗らない週末ってのも、ある意味新鮮でいいかもな(笑)