『逓信総合博物館』~『皇居』~『最後は結局秋葉原…』編

『逓信総合博物館』 「赤電話各種」

上野の国立科学博物館を見学した後は、確かもう少し工業系な博物館があったような気がして思いを巡らすと…そう言えば「逓信総合博物館」ってのがあったような気が。携帯でちと調べると…おおっ!大手町にあるではないかっ!大手町といえば現在のインターネットの日本における「へそ」なだけでなく、通信系の生まれ故郷みたいな土地柄な訳で、多分ここだろうとやってきた。左の写真は赤電話の数々。ダイヤル式の電話機で電話を掛けた事ない人って…もう結構いるんだろうなぁ(汗)

『逓信総合博物館』 「郵便配達シミュレーター」

人気(ひとけ)のほとんど無い博物館(汗)で、「手動交換」→「ステップ・バイ・ステップ交換」→「クロスバー交換」と電話交換機の仕組みをおさらいし、目にとまったのはこちら、ホンダの赤カブを実際に使った「郵便配達シミュレーター」。

またがってスイッチを押せば動き出すような気はしましたが…正直言って、そんな気にはなれない静寂具合。。。お子様連れの皆さん、ここ穴場です!

『逓信総合博物館』 「松前学長」

ここはちと真面目に…今になってようやく分かった、うちの最初の学長の成果の偉大さ。

実は何気なく通り過ぎそうになったんだが、何か見覚えのある写真に思わず振り返った。在学中は何かにつけて「無装荷ケーブル…無装荷ケーブル…」と言う話が繰り返され、工学系の自分ですら「アホらしさ」を感じたりしていたが…この博物館で見た歴史の中での「技術者」としての「松前重義」は輝いてたな。

…ま、結局アホな学生生活を最初から最後まで送った俺(達)だったが、全校あげての葬儀では俺達のオケが送った事だけはお忘れ無く。ま…あの頃に勉強しなさ過ぎで、最近のツケ払いが大変ですがね(笑)

『皇居から見る高層ビル群』

実はちょっと期待外れだった「逓信総合博物館」。「電気通信科学館」という廃館になってしまった施設を個人的にはイメージしていたんではないかと思います…(帰宅後判明)。そんなこんなで、お次は…「科学技術館」に行ってみましょう!

大手町から九段下方面といえば…ど真ん中に皇居がある関係で、交通機関は地下鉄しか無い訳ですが…歩いてだったら皇居は歩ける訳でして…(喜)

意外と穴場の「皇居散歩&抜け道使い」はオススメです。

『皇居』 「入園票」

過去に何度もサバンナチックな「夕焼け」を撮影しているこちら皇居。

昔こんな入園票なんて渡されたっけかなぁ?

ま、皇族の住居なのは確かなので…「ゲリラキャンプ」は止めましょう。熊は出なくとも警察(もしかして「ベル薔薇みたいな近衛兵」とかかっ!?)出没注意ですっ!(爆)

『満員御礼 科学技術館』

え~っ…やっと辿り着いた九段下間近の「科学技術館」は、「宙博(そらはく)」という宇宙をテーマにした三日間限定のイベント最終日だった模様で…入場券事前購入組ですら大行列。。。

ありゃりゃ…今回は見送りですな。。。けど…見たかったなぁ。。。

(注)宙を「そら」と読んでも許されるのは「アムロとララァ」だけだった気がするんだが…(爆)

31日はサーティワンアイスクリームの日 「ストロベリーチーズケーキ・ラムレーズン」

そんなこんなで、結局流れ着いたのは「秋葉原」。。。歩き続けて疲れた&トイレに行きたかったので立ち寄った近代的なビルで…「31日はサーティワンアイスクリームの日」という宣伝に完全にやられて「ストロベリーチーズケーキ・ラムレーズン」を購入。慣れていない為か「カップ」と「コーン」を言い間違え…言い出せず…結局そのまま受け取ってしまった季節外れなこの一品…(爆)

『国立科学博物館』 「常設展」

『博物館と言えばやっぱり恐竜』

かなり久々の国立科学博物館だったので、常設展も見ていく事に。見学順とは違うが、博物館と言ったらやっぱ恐竜だぁね。しっかしまぁ、昔と比べると見せ方が垢抜けているというか旨いというかなんというか。

『フーコーの振り子』 AM9:50

こちらはフーコーの振り子。ただでさえローテクなこちらの時計、俺が小学生の頃は確か…立てておいた棒を振り子が倒していくという、今より更にローテクな作りだった様な気がするんだが(笑)

意外と多い「イネ科」の仲間

色々な展示の中で気になったのはちと見にくいかもしれないがこちら「イネ科」の一覧表。どうやらお米が採れる「イネ」と、「大麦・小麦類」は一緒のグループの植物らしいんだな。何でこの表が気になったかというと「第3のビール」に課税しようという話が最近ありまして…

こんだけ同属の植物があるんなら、課税と同時に「第4のビール」も結構早く生まれるんじゃないかなぁと思ったりした訳ですな(笑)

てか…増税しないでくれっ!(爆)

『オオシマゼミ』標本

個人的に博物館にやって来て良かったと思った展示がこちら「昆虫の地域多様性」を紹介していた展示。この前沖縄で変わった鳴き声を聞いて「何てセミなんだろう?」と気になっていた鳴き声があったんだが…

『オオシマゼミ』ボタン

沖縄本島にいるセミの鳴き声「試聴ボタン?」を順繰りに押していくと…

「こいつだっ!」という鳴き声が。どうやら鳴き声の主は「オオシマゼミ」らしい。。。

なるほど…こいつは勉強になったよ。

『フーコーの振り子』 AM11:40

他にも色々な展示&解説を見学して再度「フーコーの振り子」の前へ。確かに進んでるなぁ…ん?地球の回転エネルギーを次世代エネルギーとして活用するって案は未だ聞いた事ないな。

…何となく金の匂いがするなぁ…研究してみっか?(爆)

『国立科学博物館』 「特別展 空と宇宙展」 (宇宙編)

「はやぶさ実物大モックアップ」

ここからは、今や科学技術関連の「客寄せパンダ」となりつつある「はやぶさ」等の宇宙関連コーナー。ま、上野で客寄せパンダになるのは土地柄悪くないかもね(笑)

「88万人の名前入りターゲットマーカー」

個人的には、最初「サンプルリターン計画」自体よりも嬉しかった「星の王子さまに会いに行きませんか」キャンペーン。もちろん俺の名前や家族の名前、挙げ句の果てには飼っている犬の名前までもが小惑星「イトカワ」に無事に「ぶち込まれ」たのであった(笑)

このキャンペーン自体は当然打ち上げ前の募集だった為「打ち上げ成功前に人工衛星に名前をつけてしまうと失敗する」というジンクスを回避する為か、コード名「MUSES-C」で呼ばれていた。

そんな訳で、個人的には「はやぶさ」と言うよりは「MUSES-C」だなやっぱり。

「イオンエンジン」

こちらは当初予定を大幅に上回る期間、はやぶさの動力源となった「マイクロ波イオンエンジン」。外からぱっと見ただけでは、何がどう凄いのかさっぱりわからないあたりが電気仕掛けのデバイスの悲しい所(笑)

「8エレ八木x2アンテナとエモテーター」

こちらは「8エレ八木x2&ルーフタワー&エモテーター」で組まれた回収カプセル探索用アンテナ廻り。解説にもあったが予算削減の為、ハム(アマチュア無線家)ならお馴染みの市販品の組み合わせで構成。無骨な「エモテーター」を見た時は、思わずにやついてしまったよ(笑)Foxハンティング用として楽しむには…ちとでかいかなぁ(笑)

「カプセル回収用PCとローテーターコントローラー等」

こちらは回収カプセル探索用コンソール一式。エモテーターのコントローラーと電解強度計を組み合わせたセットってなところですかね。PC上で動いているアプリは、もしかしてVBだったりするのかなぁ。人工衛星関連のソフトの開発者って、PC用のリッチな開発環境は苦手な組み込みソフト屋さん的な印象を勝手に持ってまして「勝手」に親近感を感じてます(笑)そうそう、この後、実物の回収カプセルやら何やらの展示を見学しました。撮影OKにすると人の流れが滞ってしまうので、ここに関しては「さらーっ」としか見れません。ま、仕方無いですな。

「H-IIAロケット」

こちらは「H-IIA」ロケット(液体燃料式)の模型。

興味の無い方はご存じないかもしれないが…現在日本の発射用?ロケットとして君臨するこのロケット、「情報収集衛星」と言う名の「日本版スパイ衛星」の打ち上げに失敗(自爆処理)した事から、数年の間、技術的な各種論評で「失敗の代名詞」的な扱いを受ける事になってしまった。

「全く新しい技術を展開・実現」していく為には数々の失敗を積み重ねる事になるとしても「プロジェクト自体は成功しなければならない」と言う「お偉いさん」にしか理解出来ない発想に縛られつつ、奇跡的に脅威の信頼度を獲得。事業仕分けの比ではない逆風に、腐らなかった技術屋さん達に拍手です。

「空と宇宙展グッズ売り場」

最後はこちら「特別展のグッズ売り場」。博物館のこういう場所が、子供であふれかえっている事は間々あるが、大人でごった返している風景はあんまりないなぁ…

客寄せパンダの「はやぶさ」ちゃん、もうしばらく頑張ってね!(笑)