「ウィークエンドパスで電車旅」 二日目 ~「長野から大甕まで」編~

若干二日酔い気味な朝がやってきた。朝、善光寺へもう一回お参りしたあと新聞を読みながらコーヒーを飲んで、今日の予定を考えていたら雨が降り始めた。長野駅から素直に新幹線を使えば、すでに夜と言っても過言ではない19:30長野発でも大甕駅まで帰れる事が分かったんだがなぁ。

ま、新幹線と特急を乗り継いで一気に帰ってきたりすると出張帰りみたいな気分になりそうなので、とりあえず普通電車でのんびり帰る事に。

10:11長野発の普通電車に乗り込みまして、雨の影響などで少々遅れたりしはしたものの…雨の車窓をのんびり眺めながら約4時間近くを掛けて甲府駅へ到着。しっかし俺も好きだよなぁ(笑)

ここから更に普通電車を乗り継いで行っても、新宿に17時頃辿り着けるみたいなんだが、そういう乗り方は青春18きっぷでやる事にして(笑)ここからは久々に「スーパーあずさ」でバキューンと突っ走ってしまう事にした。かつてこの「スーパーあずさ」には、長野県内のとあるメーカー向けLSIの設計をやってた時に散々乗った事がありまして、結構思い出深い特急なんだよな。

一番思い出深い出来事は、今日の様に不安定な天気だった夏場の出張帰りにこの「スーパーあずさ」に乗って帰った時だなぁ。確か新宿に18:30頃着くはずだったんだが…

大月駅で普通に停まったっきり何故か全く動かなくなりまして…どうしたんだろう?とざわつきはじめた乗客に、車内放送で告げられた衝撃の一言。

「落雷の為…信号機が…燃えてしまいました…」 by 車掌さん

そんな事あんのかよっ!?ってな具合に事態は進みまして…結局電車は全く動けず(そりゃそうだわな)。結局、我々救出用のバスが大月駅にやって来たのが真夜中24時頃。新宿駅にバスが辿り着いたのがAM2:00頃でして、本来なら動いていないのに無理矢理動かしている感たっぷりな山手線&京浜東北線に乗せられて神奈川県の大船駅へ着いたのが確かAM4:00頃。ここからは、当時住んでいた茅ヶ崎市内までタクシーで送られまして…何とかアパートに到着したのが結局AM5:00頃だったんだよな(笑)

そしてこの日は別の設計チームとの打ち合わせの為、何と昼には札幌市内で打ち合わせをしているという無茶苦茶ぶり。トラブル大好き人間の俺としては、昨夜の一件をみんなに話したくて仕方無かった事が顔に出ていたらしく…「お前、何かいい事でもあったのか?」と会議中に思いっきり突っ込まれたのであった。

いやぁそれにしても…あの頃は戦ってたなぁ…(笑)

ま、昔を思い出してもお腹は膨れないので、「スーパーあずさ」の車内では、甲府駅で買っておいた駅弁で遅めの昼食を。

    

以前、小渕沢駅で買った駅弁「元気甲斐」と同じ「丸正」という会社の駅弁との事で、かなりボリュームがありました。メインのチキンカツは冷えていても柔らかく、野菜も旨かったです。いやぁ、これは人気の駅弁だと言うことがうなずける一品でした。ご馳走様でしたっ!

相変わらず揺れの激しい「スーパーあずさ」、雨の影響でどん詰まりの中央線を駆け抜けまして…若干遅れつつも新宿駅へ無事到着。

この後は中央線経由で上野駅まで行きまして、「勝田」以北に行こうとすると夜にならないとまともに使える「スーパーひたち」が無い関係で、普通電車の旅を再開。落ち着いて考えてみると…震災以後、まともに常磐線に乗るのは出張も含めて今日が初めてだぁね。だったらなおさら普通電車がお似合いだ。

大食いの同僚が言っていた、「土浦を過ぎた辺りから、急激に屋根のブルーシート(屋根の修理が間に合わないので応急処置)が増えてくる。」と言う話を実感しながら18:30過ぎに大甕駅へ無事到着。

やっぱ、電車でのんびりな旅ってのは、どういう訳か俺自身に合ってる気がするよ…

そう言えば…「出張で行く!JR日本最○端の駅」シリーズは、最南端の鹿児島県「西大山駅」・最北端の北海道「稚内駅」達成後、更新が滞ってる気がするんだが…どうなってるんだ?(笑)

「ウィークエンドパスで電車旅」 ~「直江津駅~1166バックパッカーズ」編~

    

直江津駅では乗り継ぎ時間を使って駅弁を購入。今回「鱈めし」を買ったんだが、駅弁を食べ進めながら相当な高級感を味わった。

鱈の切り身にワサビ漬け、明太子にイカの干物に漬け物と梅干し等々。こいつは旨いっ!

ちなみに駅弁を食べる食堂になったのはこちら信越線「妙高号」(普通列車)

「直江津~長野」を駆け抜ける普通列車なんですが、前座席のテーブルを使えるあたりが特急仕様のままです。電車旅の皆さん(まぁ…誰もが知ってる事なんだろうと思いますが…)なら、この「妙高号」狙いは有りだと思います。

松本まで行くには時間(亀の湯でくつろぐ時間…)が足りないんですが、姨捨駅までなら丁度いい往復が出来そうだったので姨捨駅へ(はじめて降りました)。 長野へ戻る電車が来るまで30分程「写真撮り放題」にはなるんだが…同じ事を考えてる方々が5人程いますな(笑)ただまぁ…写真にするのは結構大変な場所だなぁ。

写真に駅名を入れようとすると、どうしても最初の写真になってしまうんだが、実際の風景の印象としてはこっちかな?

ま、そりゃそうと…COSINA 19-35mm F3.5-4.5に使える77mmのPLフィルターを買っておいた方が良さそうだ。サーキュラーPLだと万単位なんだろうなぁ…俺は普通のPLでいいけれど。

景色がいい事もあり、駅のベンチは線路側ではなく長野市内方向を向いています。

何かここでテントを張って…キャンプしたくなってきたぞっ。無人駅だしねぇ…ふふふ。。。(笑)

この後は長野市内へ…

久々に明るい時間にやって来た善光寺。今回の地震の件では文句を垂れたいと思いつつ、今までの信仰心の無さが今回の事態を招いているのではないかという漠然とした不安もどこかにあって…結果、今まで以上に真摯にお祈り。

    

参拝のあとは、善光寺の外門?近くにある「すや亀」と言うお店で「みそソフト」を。なるほど…やっぱり「スイーツに味噌」は合う気がするよ。この記事に書いても仕方が無い気もするが、我らが「茨城県日立市大みか町」には「みずきの庄」という味噌店があるんだが、そこで売ってる「みそプリン」がかなり旨い。機会があったら善光寺参りの帰り道で是非食べてみて欲しい(?)

俺の愛する「亀の湯」は相変わらず。今回の新発見は、地下のサウナの入り口の脇にシャワーが有る事だった。てっきり地下の水回りは全部塞がれていると思っていたんだが…。ふと蛇口をひねってみたら…「もっとも原始的な方法」で水が上から降ってきた。

「さらにできるようになったな…亀の湯」 (C) シャア・アズナブル

その後…

1166バックパッカーズ主催の【第2回 福島ブランド食べ比べ~酒~】へ合流です。

16種の福島の酒が並びまして…「福島に乾杯」

こんな感じに自己紹介を兼ねて皆で盛り上がりまして…

最後はジェンガを楽しくやってたはず…この写真を撮ったのは俺っぽい。。。

実はこのあとの記憶(その前も結構…)が飛んでいる。俺の恥ずかしい内容なら別にいいんだが…皆さんに迷惑をかけたりしなかったかが気がかりです。

ご迷惑を掛けたとしたなら申し訳ありません。お詫び致します。

「ウィークエンドパスで電車旅」 ~『高崎から「北越急行ほくほく線」まで』~

今回の電車旅、先にGPSログを出してしまった方が分かりやすそうなので初日分を御紹介。

普通、高崎から長野へ行くとなったら新幹線(何と1時間掛からない)か、少々色気を出したとしても信越本線で横川まで行き「碓氷峠鉄道文化むら」あたりを見学した後で「横川駅~軽井沢駅の路線バス*注)基本的に土日のみ運行」(500円)を使って「しなの鉄道」経由で長野へ向かうのが多分普通の感覚。

がっ、バイク乗り「かつ」電車乗りにポケモンのごとく進化した今日、そんな普通な事をしたのでは単なる旅行になってしまうので当然の事ながら大回り。無駄にまみれた足取りが残るあたり、実はバイクのツーリングの時と本質的には変わってないのかもしれないなぁ(笑)

ま、そんなこんなで朝の高崎駅へ。

「ウィークエンドパス」は普通の券売機で買えるのかと思ったら「お得なきっぷ」ボタンを押しても出て来なかったので、高崎駅のみどりの窓口で購入。思い立った当日でも買えるお得な切符ではあるものの、始発狙いとかの場合には早めに買っておいた方がいいかもなぁ。

「ウィークエンドパス」を無事手に入れて、ジョルダンの案内より1時間程早い7:25発の吾妻線で北上開始。沿線の高校生が大勢乗っている車内は良い意味で活気に溢れてますなぁ。上越線に乗り換えついでに「焼きまんじゅう」を買った渋川駅を過ぎた辺りから、蛇行する利根川沿いを国道17号と時折交差しながら進んで行きます。この辺りはバイクで走っても気分がいいですが、電車で行くのもいいもんですね。左右に迫り来る山々が徐々に迫ってきて…くっつきそうな寸前で「水上駅」へ8:49に到着です。

ここからさらに北上する越後湯沢方面への電車の発車時刻までは1時間程あるので駅前を少々散歩したりしつつ…朝飯を頂きますか。

    

時間的にまだ開店準備中(開店作業中)のお店が多いんですが、すでに暖簾が出ていたこちら「くぼ田」へ伺いました。蕎麦・うどん屋さんと言う事ですが、水上と言ったら「うどん」の方が旨そうなイメージがあるので「冷やし三色 きのこうどん」を注文です。

少々待ちましてやって来たのがこちら。三色の種類は「なめこ」と「しめじ」と「舞茸」って事ですね。それでは頂きま~す!

う~む!やっぱり群馬の「うどん(特に冷たい奴)」ってのは、無茶苦茶「腰」が強いです!

チェーン店(「なか卯」のうどんは群馬県内でもチェーン店です)とかでなければ、群馬の「うどん屋」は独特なうどん(「ざる系」はとにかく腰が強い!)を普通に出してくれますので、是非一度食べてみて欲しいです。「讃岐うどん」とかとは全く違う食べ物なんですよっ!

ま、そんなこんなで腰の強いうどんを食べ終わり、お茶を飲みながら少々お店の方とお話をさせて頂いた。

(女将さん) 「これからご旅行ですか?どちらまで行かれるご予定で?」

(俺   ) 「長野へ行く予定です。新潟の方からぐるっと廻って。ところで最近景気はどうですか?」

(女将さん) 「長野…あら…そうでしたか……。3月11日のあとはやっぱり自粛自粛で…。

…長野ですか…朝のドラマの舞台の松本にはお客さんが沢山来てると聞いてますよ。

お客さんも行ってみて下さいな!」

(俺   ) 「そうですね…。行ってみます!」

旅先で、「朝」に今日の行き先を聞かれるとホントに困る事が多い(全く行き先を決めていないから)のだが…

今回珍しく行き先が決まっていて、目的地を何も考えずにそのまんま言ってしまった事を後悔した水上駅前だった。

 

水上駅からの上越線は、いかにもローカル線なBoxシートの電車がお出迎え。そうそう!この雰囲気を待ってましたよっ!

水上駅から越後湯沢駅までこの電車に揺られまして…越後湯沢駅にて「北陸急行ほくほく線 普通電車」へ乗り換えです。この駅に降り立って感じたのは…まさかの「デジャブー」感。

あ゛~っ!この駅とこの路線…仕事で来た事あっただろう!?

そうだ…「富山」出張でこのホームに降り立った事があるよ。。。しまった…この路線は乗った事があったんだよなぁ…飯山線乗り潰しにすれば良かったよ…(涙)