「新宿西口思い出横丁」

「思い出横丁のお店の雰囲気(その1)」

東京モーターサイクルショーを堪能したあとは、この為に新宿のカプセルホテルを予約したと言っても過言では無い「新宿西口思い出横丁」で晩酌開始。

正直言ってお店と酒&料理のまともな写真が無いんですがそこいら辺はご容赦を。冒頭の写真は俺が好きなタイプのお店ってのはこういう雰囲気のお店という事のご紹介など。お前の好みに興味なんて無いってか?まぁそう言わずに一杯付き合えよ(笑)

壁と天井は油まみれでL字型のカウンター席に座っているのはおっさんだらけ。裸電球剥き出しの照明の下、僅か数種類しかない酒と料理に文句は言わず…両隣の見知らぬおっさん(これはお互い様)との会話をアテに酒を飲む…

俺にとっての桃源郷がここに…(爆)

さすがにバイクのツーリングだと夜にこういうお店に寄る訳にはいかないんだが、電車で泊まりだったりすると「この匂い」を求めて街中を彷徨うのが旅先での俺なりの「こだわり」です(笑)

別に歳喰ったからこういう店が好きになった訳では無く、昔っからこの雰囲気が俺は大好きだ。これは俺の父親の影響なんだろうな。東京の府中競馬場近くに幼少時代住んでいた事もあり、レース開催日もそうで無い日も結構な頻度で親父の自転車の後ろの座席に乗って東京競馬場にやって来ていた。

まだ馬券が磁気式になっていなかったその当時…開催日ともなれば1レース終わるごとに雪のように宙を舞うハズレ馬券。もちろん俺の親父の予想も同時に確定する訳だ。まだ「ターフビジョン」なる超大型ディスプレイが競馬場に設置される以前だったこともあり、親父は当時としてはお決まりのスタイル「右耳にはラジオのイヤフォン、左耳には赤鉛筆、手には競馬新聞」。俺は親父から託された双眼鏡で「オレンジ色は…後ろの方…」とかやっていた訳だ…(笑)

親父の最終的な収支が判明した後、自転車の後ろの座席に乗っかっているガキの俺にも結果は分かりやすい形で伝えられるのであった。

【レースで勝った日】 「最初に大国魂神社近くの駄菓子屋→赤提灯→帰宅」

【レースで負けた日】 「帰宅」

【レースで大負けした日】 「赤提灯→帰宅」

この幼稚園~小学生当時に親父に連れられて一緒に行っていたのがいわゆる「赤提灯」。カウンター席しかもちろん無い店内で、俺は親父と一緒に焼き鳥にかぶりついていた。見知らぬ隣の席のおっさんに頭をなでられたりして幼少時代を過ごしてきた訳だ(笑)

【東京都新宿区】 思い出横丁 カブト 「焼酎」【東京都新宿区】 思い出横丁 カブト 店構え

それではそろそろ本題へ。

一軒目は「カブト」という鰻の串焼き屋さんにて。鰻というと普通は蒲焼きになるかと思うんだが、こちらのお店はまるで焼き鳥のような形で鰻が出てきます。こちらのお店、飲み物は焼酎と日本酒と瓶ビール位しか選択肢が無く、席につくと「一通りで?」と聞かれるので「はい。」と応えると鰻の串焼きが計7本出てきます。さすがに鰻という事もあってくたびれた外観の割に実は少々お値段お高めのお店でして、グラスの焼酎2杯と鰻の串焼き計7本で2,100円位です。肝心の串焼きの写真は食べる事に夢中だった為…ありません…(汗)

お腹は全く膨れませんが山椒を振って食べる鰻の串焼きはやはり旨いので、興味のある方は是非どうぞ。

「焼酎と串煮込み」

その後2軒目…3軒目も焼酎に焼き鳥&煮込みという同じようなラインナップで、隣に座っている見知らぬおっさんと話しながら飲み続けまして…

【東京都新宿区】 すためし どんどん 「すためし」

〆は「すた丼」…。オイオイ…さすがに喰い過ぎなんでは…(笑)

この後はカプセルホテルに戻って大浴場を堪能し…風呂上がりに、しっかり生ビールを堪能する俺様なのでありました。

俺の人生…やっぱ「駄目駄目」です…(爆)

「東京モーターサイクルショー 2012」に行ってきた ~帰りは水上バスで編~

「水上バスからの東京ビッグサイト」

東京モーターサイクルショーを見物し終えた後は、水上バスで日の出桟橋へ。実際のところ「ゆりかもめ」に乗って新橋へ戻ってしまった方が日の出桟橋から浜松町駅までの歩きを考えると便利だったり、そもそも水上バスは一時間に一便だったりと、そんなに便利という訳では無かったりはするんだけれども。
まぁ休みの日を効率的に過ごしてみても面白くないので、東京ビッグサイトへ来た時は大体帰りは水上バスに乗ってます。

実を言うと「平日の展示会」の帰りとかでも乗ってるんだけれども(笑)

午前中は雨交じりの天気だったんだが、水上バスに乗り込んだ夕方には程良く晴れてきた。風も暖かいし、いよいよ春到来だぁね。

「水上バスからのレインボーブリッジの眺め」そう言えば東京ビッグサイトの正面入り口で東京モーターサイクルショーの看板を撮ろうとしていたら、段ボール製のバトルスーツを着た無名のヒーローが「俺を撮れ!」とのジェスチャー。仕方が無い?のでどちらもフレームに入れまして…

「ポーズをキメる無名のヒーロー(その1)」手を振ってその場を去ろうとしたら「もう一枚撮れ」的なリアクション。せっかくなのでもう一枚。

「ポーズをキメる無名のヒーロー(その2)」当然の事ながら違うポーズを決めてくれました(笑)「東京国際アニメフェア 2012」も同時開催だった事もあり、結構幅広い客層の方々が東京ビッグサイトに足を運んでいた土曜日なのでありました。

この何気ないほんわかとした春の夕暮れ時。やっぱ好きだな(笑)

「東京モーターサイクルショー 2012」に行ってきた ~車体編~

「東京モーターサイクルショー ドリームCB750FOUR」

前日金曜日の天気予報によると今週末は天気が悪いらしいので…東京ビッグサイトで開催されている「東京モーターサイクルショー」へ行く事に決めた。どうせ行くなら泊まりだな。毎度毎度の浅草や横浜の安宿も考えたりもしたんだが…たまには違う場所を…という事で見つけたのが西武新宿駅近くにあるカプセルホテル。カプセルホテルだからと言って馬鹿にすんなよ。

何とこのカプセルホテル…「600床」だぜっ!(病院と一緒の数え方でいいのだろうか…)

週末都内へ電車で行くなら「ひたち東京週末フリーきっぷ」という事で駅に切符を買いに行った訳なんだが…常磐線の新型特急車両が投入されている「スーパーひたち」は春休み効果も手伝って軒並み満席。仕方が無いので行きはフレッシュひたちで手を打ったのであった。

お昼過ぎに上野に到着して、ゆりかもめに乗って会場の東京ビッグサイトへ。雨が降っている事もあって会場にバイクに乗ってやって来たお仲間はあんまりいなかったが、どことなくそれっぽい人達なので何となく分かりますな(笑)

冒頭の写真は今乗っているバイクCB750F2の御先祖様とも言える「ドリームCB750FOUR」。さすがはHONDAのブースなだけあって1970年代のバイクとはおよそ思えないピカピカ具合。それにしても空冷のバイクってのは基本デザインが大して変わっていない事を再認識。

「CB1100 空冷フィン」こちらは現行車種のCB1100のエンジン部分。こちらも空冷エンジンという事もあり空冷フィンが美しい。実は次買い換えるならこいつか?とか思ってみたりもするんだが…やっぱこいつに乗るのは白髪の交じったジェントルマンでないといけないような気がするんだよな。多分頑丈なバイクだとは思うんだが、リアにキャンプ道具積んで洗車は忘れた頃にっていう乗り方が許されない様な気もしたりするしねぇ。

「NC700S メットイン」こちらは新開発の水冷700ccエンジンを搭載した「NC700S」。デュアルパーパス系で妙な高級感も無く、燃費に至っては40%削減と言うんだから「次の相棒はもうこれしかねぇ!」ってな存在なんだが、何と燃料タンクの給油口がリアシートの下。。。クソ重いキャンプ道具を全部降ろさなきゃ給油出来ないという個人的には致命的な造り故に注文せずに済んでいる…(涙)写真は懐かしのフルサイズ50ccマシンNS-1を彷彿とさせるメットインスペース。ここに追加の燃料タンクを載せられれば完璧なんだがなぁ…

「CBR250R(痛車仕様)」 こちらはホンダが出品していたいわゆる「痛車」のバイク版。ベースはCBR250Rでして、マフラーにまでキャラクターの姿が。実はバイク乗りって結構歳喰っている人が多いから、サイボーグ009とか宇宙戦艦ヤマトとかキャプテンハーロックとかだと更に食いつきがいい気もするな。えっ?美少女系じゃ無いと駄目だって?

じゃぁ…是非とも「銀河鉄道999のメーテル」を…(爆)

東京モーターサイクルショーの車体の写真は色々なサイトで見られると思うので、この後は軽く個人的に気になった車体の紹介などを。

「ベスパ(サイドカー付き)」こちらはサイドカー後付けのベスパ。実用性とかはともかくとして、こいつがオープンカフェの前の道を走っていったりしたら、それだけで微笑ましい光景になりそうだよね。

「GILERA 三輪バイクFuoco(フォコ)」こちらは前輪が2輪のスクーター「Fuoco(フォコ)」。この前輪2輪バイク(要するに三輪)の登場によって、法律上の自動二輪車の定義が変更されたんだよね。良く見ると前輪はそれぞれ片持ち式で独立動作と結構ハイテク系。荷物を積んでも自立するだろうから、実はキャンプツーリングに最適な一台なのかもしれないな。

「ヤマハ SEROW(消防署仕様)」こちらはOFF車ヤマハ・セローの消防署仕様車。かの震災でも、その抜群の走破性能を発揮したそうだ。

「映画 WILD SEVEN ミサイルランチャー搭載バイク」こちらは映画「WILD SEVEN」に出てくるらしい「ミサイルランチャー搭載バイク」。これは乗ってみたいっ!是非とも乗ってみたいっ!そして一度でいいからミサイルを前方に向けて「ぶっ放して」みたいっ!

高速道路で俺の前を「ちんたら」走っている「覆面パトカー」に向けて…(悪)

サイレンの音と一緒に「バイクの運転手さ~ん。路肩に停車して下さ~~い!」なんていう想定外の事態は事前に覆面パトカーごと吹き飛ばしてやれっ!(←やっぱコイツ発想が根本的に…「悪」)

「DAYTONA モンキー用スーパーチャージャーキット装着車」こちらはデイトナのブースに展示されていた「モンキー改」。俺も書類チューンのモンキー(49cc)に乗っているんだが…コイツは格が違った。何と何と…

「DAYTONA モンキー用スーパーチャージャーキット装着車エンジン部」

「スーパーチャージャー」搭載っ!(あっ…あり得ねぇ…)

スーパーカブそのまんまのモンキーのノーマルヘッドが超高回転に耐えられるはずは当然無く、ヘッドは当然総入れ替え。それどころか腰下も色々手を入れる事になるんだとは思うが…ここはもちろん「デイトナ」のブース。少々お値段が張ろうがなんだろうが…どうやら「キット」として売るつもりらしい。

…狂ってる…(笑)

「ゴールドウイング 霊柩車(前)」

「ゴールドウイング 霊柩車(後)」

車体編の最後はこちら「ゴールドウイング霊柩車」。バイク野郎はこういうので送られるのがいいだろうという事らしい。確かに考え方としては分からないでも無い。

けどさ…どうせなら屋根も何も取っ払って、棺桶剥き出しで…出来る事なら棺桶の蓋も取っ払って送ってやった方が乗ってる奴は喜ぶと思うぜ。雨が降ったならカッパを着せてやればいい。天気予報と自分が死んだタイミングを恨みつつ、観念してくたばってくれるさ(笑)

最後の最後まで「風」を感じさせてくれ。それが俺達の生き方なんだから。