たまには真面目な話を…

実は「たまには正直な話を…」というお題目で何かを書こうとしていたんだが、まともに出来ていない状態でUPしてしまった&そもそもタイトル自体に無理があるという事で仕切り直しを。すでに見てしまった方、スミマセン。

春というのは桜の開花と共に色々な物事のスタートだったりもする訳ですが、スタートラインに立っているタイミングであるが故の考え事が幾つかあるってのがそもそも今回の事の始まり。

ただ、「方向」ってのが一つのキーワードになっているのは恐らく確かだな。

 

『自分自身の仕事の方向性』について

全くもって個人的な話なんだが、つい最近仕事上での進む方向を変える事にした。さすがに仕事の話でもあるので全部書く訳にはいかないが…「今まで通りの方向で進む」「会社ごと乗り換える」「その他諸々」…

別に自分の勤め先でリストラ旋風が巻き起こっているとかでは無いんだが、それぞれの方向に対して個人的に準備をした上で色々考えた結論が「仕事の方向を変える」という事。はっきり言って、一番クソ面倒な方向ではある。

設計屋の端くれの俺が日々常々感じてきたのは「出来ると分かっている事を設計する」事ぐらいつまらない事は無いという事。そういう意味では自分自身に対して一番おあつらえ向きな方向だ。「コイツで大丈夫なのか?」ってな下馬評だろうとは思うが、半年後位には俺の側が言い放ってやるから待ってろよ(笑)

「ソフト設計でハード設計屋に負けるソフト屋って…駄目なんじゃね?」(予定)

まぁASIC(LSI)をはじめとする論理回路設計者ってのは、表向きはハード屋さんだが実体としてはソフト屋さん寄りだったりするのでちと言い過ぎな面はあったりもするのと、俺は業務で「e言語」というオブジェクト指向&マルチスレッドな検証言語に長く関わってきたり、趣味ではあるがJavaやらC#とかには日常的に触れているんで、あんまり馬鹿にしない方が身の為だと思うよ。それから検証精度に関しては負ける気が全くしないな。俺達は作ったら修正が出来ない世界にずっといたんで、いい加減な検証なんて有り得ない。それから仕事の進め方…

ま、俺は挑戦者側なので、好き勝手言わせてもらうけどネ(笑)

 

『旅の方向性』について

来週に迫ったGW.。時期が迫っている事も有り、こちらも結構切実な悩みの一つである。

今年は…というか、今年も東北に向かおうと思っている。この方向性自体は今も変わってはいない。去年はほとんど撮らなかった沿岸地域の実情を写真やら何やらで紹介したいと思っている。正直な所、去年の光景…そして去年の自分自身の精神状態では紹介する事自体に無理があった。

精神的に落ち着いてきた事もあり、今年こそは地の利を活かして東北の紹介を…と意気込んでいる訳だ。初日は喜多方あたりで朝ラーメンを食べ、磐梯山ゴールドライン・磐梯吾妻レークライン・磐梯吾妻スカイラインを駆け抜けた感想をこのブログに書きそうな事は分かってる。

ただ、それ以降は本当に行きたいと思って行く場所なんだろうか?という疑問が無い訳ではない。東北の海沿いの街へは震災前から何度も行っていた。特に名物という何かがある訳でも無いが、その素朴な風景を見る度に「来て良かった」と感じたものだ。

その地を俺は再訪し、「今○○はこういう状態ですよ」と書く為にその地へ向かうのだろうか?

正直言って実は良く分からない。楽しい事、楽しそうな事は旅と言う括りで言うなら地域も場所も他にもある。ただ…そこに集う人とその楽しみ方を垣間見た時、俺の方向とは違う何かを感じたりもした。要するにあなた方の望んでいるのは「ごく一般的な」旅の楽しみ方だよな?と感じたのも確か。そんな中、そもそもバイクのキャンプなんて「旅」と呼べるのか?なんて思ってみたりもした訳だが。

そんな訳で実は悩んでいる。こんな俺ではあるが楽しい空間を抹殺したい訳ではもちろん無く、その空間に一緒にいたいといつも願っていたりもする。

ただ…向かう方角が違うと…なかなかねぇ。

P.S 没になった「たまには正直な話を…」の記事、最後の最後で書きたかった事が分かったよ(笑)

この一年を振り返って…(後編)

俺が飲んだ勢いでブログを書くと、ろくでもないものが出来上がることをまたしても証明してしまった形なので…

戒めの為…しばらく晒しました…(涙)

そんな訳で今日は飲む前に少々。ま、しらふで書いたからと言ってまともな内容になるかどうかは別問題ではあるんだが。

実の所、年末頃までは妙に涙もろくてこのまんま元に戻らないんじゃないかというような状態だったりもしたんだが、年が明けたら何故か元に戻った。まぁ無理して色々分析する必要は無いんだろうが、バイクに乗ってあれこれ考える時間が少々減ったのが理由かもしれないな。

バイクに乗らない方は特に良く分からないかもしれないが、渋滞やら市街地を走っている時はともかくとして、そもそもが走ってて気持ちがいい場所に出掛けることが多くなるので結構走りながらも暇になることも多い。特に走る距離が妙に多い俺みたいなのだと尚更。

そうなってくると走っている間中、あれやこれやと考えてしまう訳だ。そしてこの一年はどうしても余計なことまであれこれ考えてしまっていたような気がしている。

秋が終わって冬がやって来て自然と電車で出掛ける事が多くなってくると、ボケッと車窓を眺めているか、本を読んでいるか、そもそも無理して起きている必要も無いので寝てしまったりとお気楽極楽。

結果いい具合に精神的な冷却期間になったようで、以前に比べて最近ずいぶんと平穏な日々になってたりもする。

ここからは今回の震災で身内に直接的な不幸が無かったから言えるであろう事も多々あるんだが…

何というか…大きな振り子が突然振れ始めたような一年だった。自分の考えが正しいかどうかなんて事は実際の所どうでもよく、様々な立場、様々な環境、様々な地域に生きる方々の事を知るたびに、平面を通るはずの振り子の軌道がずれていく。

今、戻って来始めた振り子の軌道は昔とは全く違うのかもしれないが…やっぱり走り始める時期がやって来た。単に季節が…と言う意味だけではない。

今一度、全てを失った地に足を運び、その現実とその地で生きると決めた方々のこの一年の努力の結果に自ら触れ、身軽なバイク乗りの一人の感想として紹介していきたいと思っている。

 

…終戦後、我々の爺婆達は焼け野原だらけのこの国で、我々の父と母を抱えて生き抜いてきた。そして復興期には我々の父と母達は、文字通り復興と繁栄の直中にあった。むろん楽な道程だったとは思っていないが…後になって教科書に載ってしまうような事柄はどこか他人事で、むしろそういう時代に生きてみたかった…などと思っていたりもした。

…お前が若気の至りで望んだ世界が目の前にある。どうするつもりだ?

もちろん…俺達の力で再び造り直すだけだ。

(注)お前…酒臭いぞ…

この一年を振り返って…(酔った勢いなので多分…前編)

この一年を振り返って…ただ一つ言えるのは「我々はわがままだ」…と言う事かな。

今になって振り返ってみると、たまたま震災の頃に出張が多かったんだが…日本全国各地で目にする募金箱に涙した。これは掛け値のない正直な気持ち。そしてこれはその当時の気持ち。

その後、技術立国であるはずのこの国で、その象徴であると勝手に信じていた「茨城県つくば市」で、被災地からやって来た避難住民へ「スクリーニング検査をしろ」などと言う事が短期間であったにせよ起きたことに心底頭にきていたりする。

「震災瓦礫は放射能が不安だから受け入れられない」

「電気って元々足りてたよね」

「原子力村」

あぁそうかい。だったらお前らの一番近くにある東海原発の再稼働に近所に住んでいる一員として再稼働に賛成してやるよ。農産物も含め地産地消が今の流行だ。お前らが使う電力をお前らの一番近くで供給してやるよ。

1000年に一度ではなく2000年に一度の津波が来たらどうするかだぁ?

そんなこと知らねぇよ。そもそも1000年前ってお前らいつ頃なのか分かっているのか?平安時代 だぞ?

そんなリスクを俺達は計算に入れるのか?笑わせないでくれ「クソ野郎」