2013夏ツーリング ~生まれ故郷の竹田に荒城の月…そして阿蘇山&桜島編~

別府湾の朝日と漁船

あまりの暑さに買い込んだ焼酎の封も切らず、アクエリアスのペットボトルをゴクゴク飲んで過ごした別府湾の夜が明けた…

…とにかく暑すぎるんだよ九州っ~!(滝汗)

こりゃ湯布院まで上がっておいた方が良かったのかも…なんて思いつつ、別府湾の朝日を眺めながら撤収開始。

やまなみハイウェイ 別府側起点テントを撤収しながら海辺を散歩中の旅行者の方々とちとお喋りなんかした後で、いざ「やまなみハイウェイ」へ!こちらは別府側のやまなみハイウェイ起点。今日は天気も良さそうだし期待できそうですなこりゃ!(喜)

やまなみハイウェイ 「長者原」にてやまなみハイウェイを西に進むのと同時に標高を稼ぎつつ湯布院を駆け抜け、九重連山を東から臨む長者原へ。いや~天気も良いし涼しいし最高だなこりゃ!…と言いたい所だが、何だか遠景に違和感が。。。

晴れてて雲もあんまり無いはずなのに、なんでこんなに霞んでるんだ?

肉眼で見る遠景だけで無く、写真を撮る時に常用しているPLフィルターも全然効かないし…何じゃこりゃ?と思いつつ、一旦熊本県側へ入ってから国道57号経由で我らが生まれ故郷の大分県竹田市へ。

【大分県竹田市】 道の駅 菅生 「スイートコーン」竹田は阿蘇山からの湧き水が豊かな場所

竹田市の北西部に位置する菅生地区で名産のトウモロコシを朝飯代わりにかじりつつ、阿蘇山からの湧き水を飲んだりしながら竹田市のお隣「緒方町」へ。ここ緒方は婆ちゃんが住んでいたんだよね。それから俺の母ちゃんもここ育ち。

大分県緒方町 原尻の滝昔ガキの頃、夏休みの度に家族揃ってブルートレイン富士で帰省する度に釣りをしていたのがこちら原尻の滝。今でこそ「日本のナイアガラ」なんていうキャッチコピーで隣に道の駅まで出来ていたりするが、当時はとにかく静かな場所だったんだよな。

そして婆ちゃんの口癖は「ここは自殺の名所じゃ…」だったりしたのであった。

大分県緒方町 原尻の滝と女性…意味ありげな写真を無理して載せるなっ!(爆)

【岡山県竹田市】 岡城跡原尻の滝は岡城跡へ。小高い山並みを活かして築城された岡城は立地的にやたらと守りが堅かった事で有名であるのと同時に、歌曲「荒城の月」のモチーフとなった場所としても有名である。

【岡山県竹田市】 岡城跡 滝廉太郎銅像こちらは作曲者の滝廉太郎像。滝廉太郎は幼少時代を竹田で過ごした事から、この岡城跡を思い浮かべて作曲したと言われている。荒城の月は歌曲なので当然歌詞もある訳で、作詞したのは土井晩翠。「春高楼の花の宴」から始まるその歌詞は、仙台にある青葉城と会津若松にある鶴ヶ城をモチーフに作詞された。

実は青葉城と鶴ヶ城に何度かツーリングで立ち寄った時、それぞれの城内に荒城の月の詩碑があるのに気が付くまでその事実を知らない俺だったのだ…(汗)

背景を知ってからやって来た岡城跡は一味違うね…なんて思ってみたり。

岡城跡の絵巻風案内図竹田商店街 豊肥本線全線復旧を祝う横断幕

ちなみに岡城跡の城内案内パンフレットに相当する物は巻物形式。それから豊後竹田駅前の商店街には筑豊本線全線復旧祝いの横断幕が掲げられていた。去年の夏の阿蘇山周辺の水害も酷かったもんなぁ…

阿蘇山 「馬のりば」の馬竹田をぶらぶらした後は再びやまなみハイウェイに舞い戻って阿蘇山周辺へ。阿蘇山の登山口に程近い草千里の馬のりばでちと休憩。どうやら阿蘇山は火山性ガスが沢山発生しているので入山禁止になっている模様。今回はパスするつもりだったんである意味丁度良かったかもな。

【熊本県阿蘇町】 草千里グリーンパーク 「田舎だご汁定食」今までソフトクリームしか食った記憶しか無い馬のりば前のお店で、のんびりと「田舎だご汁定食」を頂きつつ今日&今後のルートを検討。熊本に抜けた後北上して島巡りってのも悪くは無いが、久々の九州なので先っぽ行っとくか。そうすると今日は…軽くワープをかまして桜島って感じかな?

鹿児島市内の西郷隆盛像そんな訳で熊本空港ICから九州自動車道経由で一気に鹿児島市内へ小ワープ。西郷さんに表敬訪問した後は、市内のスーパーで晩飯の材料やら酒やらを買い込んでドライブスルー形式の超お手軽フェリー「桜島フェリー」で桜島へ上陸。

15分の短い船旅 「桜島フェリー」僅か15分間の船旅&波の穏やかな鹿児島湾内なので車止めすらしません(笑)

道の駅 「桜島」にて

今宵の野営場所として、以前「小みかんソフトクリーム」を食べた道の駅「桜島」に到着。それではさつま揚げやら鶏肉の刺身やらで…乾杯!

~数時間後~

何だかケツが熱い気がするんだよね…芝生の上なのに何で?えっ?そうだよね。そんな事俺が気が付かない訳無いじゃん…桜島って活火山だもんね。噴火口すぐそばだもんね。お尻の下にはマグマだもんね…

…だから暑すぎるんだよ九州~~っ!(爆)

2013_08_12ルート

本日のGPSログはこちら。ようやく移動からツーリングっぽくなってきたな(笑)

九州と言ったらココだけは外せないっ!(阿蘇山編)

2010_05_01

「道の駅 たちばな」を7時40分頃出発しまして「国道442号」→「国道387号」→「阿蘇パノラマライン」で阿蘇山周辺を堪能しましたっ!途中ラーメン処の「熊本」まであと20キロまで近づきましたが…あまりの天気の良さに阿蘇山へ直行。

もう…「ラーメン」なんてどうでもいいやっ!(爆)

~~~~~~~~~ 阿蘇山山頂までの思い出 ~~~~~~~~~

道の駅 「旭志」

途中「道の駅 旭志」でちと休憩。九州は道の駅が適度にあって家族連れのドライブに便利ですな。

「米塚」  「杵島岳」

阿蘇山の勢力下に入った事を見る度に感じる「米塚」前にて。いやぁ…牧歌的とはこういう場所を言うんでしょうな。

「草千里ヶ浜」

こちらは見る度に何故か笑ってしまう「阿蘇火山博物館」前の「馬のりば」。のんびりした雰囲気がいいんですよねぇ。

「阿蘇山山頂」  「阿蘇山山頂」

牧歌的雰囲気から一変、阿蘇山山頂は殺伐とした空間が広がります。このコントラストがたまりません。

【久留米市】 丸星中華そばセンター 「ラーメン」

【久留米市】 丸星中華そばセンター ラーメン

【久留米市】 丸星中華そばセンター 店構え

長浜の屋台で旨い一杯を頂いた後は、今回の九州「ラーメン」ツーリングのハイライト「国道3号線沿い」の有名店を2店連続で行っちゃいま~すっ!福岡県の「丸星中華そばセンター」ってのと、佐賀県の「丸幸ラーメンセンター」の2軒。ひと月位前に「丸幸ラーメンセンター」を夕方のニュースで紹介していたのをたまたま見たのが今回伺おうと思ったきっかけだったりしてます。

それでは最初に「福岡県の長浜から当然近い方」の「福岡県の丸星中華そばセンター」から伺いますかね。佐賀県の方はその後だな。

…この安直な判断が後の悲劇を招く事になろうとは…

夜になった事もあり高速使って一気に進もうかとも思ったのだが…長浜から九州の首都高みたいなのを使おうとすると、いくつもJCTを通過しないと駄目だと携帯電話の「ナビタイム」が言うので、速攻で下道で向かう事を決意。土地勘が無いから複雑なのは勘弁だよ。まぁ国道3号線沿線にある事は確認済みなので、国道走ってりゃそのうち着くんでしょう。

そんなこんなで結構な距離を走りまして…「ナビタイム」でナビする必要も無い位簡単な場所で「丸星中華そばセンター」へ到着。バイクを駐車場に駐めて店内へ。ほぉ~っ!こりゃ味のある建物ですな。それでは入り口の自販機で「ラーメン」の食券をポチッとな。

店内を仕切っている3人?のおばちゃんの動きを観察しながら店内を見物すると…うわっ、結構な数のお客さんで賑わってますな。それに「トンコツラーメン」の店だと言う事をいちいち言葉で説明する必要の無い程のトンコツの「かほり」が(笑)いやぁ、こりゃ期待が持てますな。厨房のおばちゃんパワーも最大限に発揮されている模様で、ひっきりなしにお客さんがやってきている状態なのにさほど待つことなく「ラーメン」が運ばれてきました。おおっ、こりゃすするまでも無く「見ただけ」でトンコツを感じる一杯ですな!それではスープから頂きま~す。

こっ…これが一杯「380円」ってどう言う事なのよ~っ!(喜)

とにかく濃厚なトンコツスープ。ドンブリのドロドロ感もあって(笑)か、自分が知ってる「トンコツ濃度が濃い」ひたちなか市の「とんこつ屋」のスープすら薄く感じそうな勢いです。…これは正直言葉が無いですな…理屈じゃなくってとにかく旨いっ!麺はこれまた細麺ストレートですが、長浜の一杯といいこちらの一杯といい、これなら細麺好きな人間になれそうな気がしてきます。具は刻みネギにチャーシューにノリ、メンマがあったような無かったような…ってそんな事はどうでも良くなるスープの旨さ。替え玉を是非お願いしたい局面ではありますが、もう一杯頂く予定なので…ズルズルとスープを飲み干します。ドンブリの底に沈んだ骨粉?が、この一杯のスープの生い立ちを説明していそうですな(喜)

ご馳走様でしたっ!九州ツーリングの際には必ず寄らせて頂きますっ!それでは佐賀県の「丸幸ラーメンセンター」目指して出発進行っ!

~~~~~~~~ この後は…「佐賀県(はなわ)」の歌を流しながらお読み頂ければ幸いです ~~~~~~~~

この後…一応「ナビタイム」に佐賀県の「丸幸ラーメンセンター」をセットして南の方へ走り出しますと…何やら「逆走」しているとの表示が。一生懸命交差点が来る度に「Uターン」させようと案内しやがります。

「あぁ?!佐賀県はもっと南の方だろうがっ!? ったく…この「ぼろナビ」めっ!」(C)俺

…そんなこんなで「携帯ナビ」を完全に無視したまんま、どんどん南下を続けまして…道路標識に「熊本まで○○キロ」の標識を見つけた辺りで自分の過ちにようやく気づき…思わず口ずさみました…

S・A・G・A 佐賀 … S・A・G・A 佐賀 …

…中略…

「…さがをさがそう…」(涙)

*結局この日は「道の駅 たちばな」の隅っこでお休みしましたとさ。。。