4連休の初日は軽井沢から長野へ ~レンタサイクルで巡る旧軽井沢など~

「軽井沢の紅葉」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

昨夜、高崎駅に「朝がゆ」の駅弁があることに気が付いたんだが…持ち込みの酒を飲み過ぎたことが祟ってか起きたら普通の時間帯に…(汗)

朝がゆは次回のお楽しみと言うことにしまして、両毛線で高崎まで行って横川から旧道の碓氷峠経由の路線バスで軽井沢に向かうルートを選択。両毛線の伊勢崎駅で「C61凱旋記念セレモニー」なる式典の準備をしているのを見かけたのでツイッターでつぶやいてみたところ…今日は蒸気機関車C61が伊勢崎に戻ってくる記念すべき日だと言うことを「高山のゲストハウスとまる」で泊まった時に知り合った「飲み鉄」な方に教えてもらったのであった。確かに田んぼのあぜ道に三脚とレンズの砲列が並んでいる…

事前に知ってたら、俺もあの中にいたかもなぁ…

高崎駅到着の寸前で、電気機関車に引っ張られた蒸気機関車C61を見送りつつ(転車台が無いからバックで進んでいたそうな)、信越本線で横川駅へ到着。

旧道経由&紅葉シーズンと言うことも手伝ってか路線バスと言う名の大型バスはほぼ満席。碓氷峠の眼鏡橋のバス停で8割方のお客さんが降りて行きました。この一帯は確かにいい紅葉具合。写真がうまく撮れなかったのが悔やまれますです。

バスで軽井沢へ到着後、はてどう過ごそうかと思ったりもしたんだが…何やらレンタサイクルのお店が沢山有るので、内装3段変速のスーパーマシンを一台借りて軽井沢散策開始。カメラバッグと三脚はここには必要なさそうなので預かって頂きました。

「軽井沢 レンタサイクル」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)こちらは今日お世話になったマシン。内装3段変速のハズが調子が悪く、重い側2段切り替えになってしまっていたのはご愛敬。フロントのカゴにはお土産物のスポンサー付きのワークスマシンです(笑)

冒頭の写真は初めて訪れた?旧軽井沢の紅葉具合。文句なしに美しかったんですが、写真を撮る腕に問題有りですなぁ(汗)

レンタサイクル屋さんに貸して頂いたお薦めコースが載っている地図をチラ見しながら進んで行くと、室生犀星の旧居なる案内版を発見。ちと迷ったりしつつも自転車で辿り着きました。

「室生犀星旧居」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)ふむふむ…ここが室生犀星の旧居ですか。伊豆の奥の方とかもそうなんだけど、軽井沢ってのはいかにも詩人を含め文豪が居そうな雰囲気たっぷりですなぁ。街全体の雰囲気がいいよね。室生犀星っていうのは…(慣れない事を書くとボロボロになるので以下省略…)

「聖パウロカトリック教会」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

この後は別荘地をポタリングしつつ聖パウロカトリック教会へ。軽井沢の有名処らしいんだが、信仰心の希薄な俺は教会の扉を開けられず…生なのかどうかは分からなかったが、賛美歌が漏れ聞こえていた。扉を開けてみれば良かったかな…。

そうそう、俺の人生と10数年を共に過ごしたトロンボーンという楽器は教会で演奏される為の楽器だったという歴史がありまして、とある交響曲で表舞台に出てくるまではミサ曲とかでも無い限り世間には出て来ない楽器なのでありました。オーケストラの舞台にトロンボーンが登場するエポックメイキングな一曲がベートーベンの交響曲第5番「運命」だったりするのは…

トロンボーン吹きの間では有名なんですっ!(汗)

【長野県軽井沢町】 幸楽 「カルビラーメン」【長野県軽井沢町】 幸楽 店構え

高崎駅の朝がゆを逃した関係で何も食べていないこともあり腹が減ったので、教会近くのお洒落な店も考えはしたが…結局はラーメン屋へやって来た(笑)幸楽という店名に若干の不安はあったもののお店の中へ。

何やらカルビラーメンが人気と言うことで注文で~す。メニューの値段的には観光地っぽい値付けでは無いところが有り難い。水を飲みながら少々待つ事でカルビラーメンが到着。ではいつものようにスープから頂きます。

おっ!程良い辛さが食欲をそそりますなっ!(喜)

 焼き肉屋さんという事もありカルビクッパを彷彿とさせるスープでして確かに辛いんですが、体が温まってこれからの季節には最高ですね。麺は機械打ちの中細縮れ麺ですが、スープの程良い辛さ&キムチ系の野菜がたまりません。カルビ肉は一口サイズながら柔らかくて旨いです。これは良い意味で予想を裏切られました。ずっと重いペダルを漕いでいた関係で半分程スープを飲み干したところで汗だくになってしまったので残してしまいましたが、この一杯は「有り」な昼飯でした。ご馳走様でした!

「旧三笠ホテル」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

旨い一杯を頂いた後は汗をかきかき地図の命ずるがままに坂を登って「旧三笠ホテル」へ。どうやら文化の日である今日は入場料を無料に設定している施設が多いようで、皆さん「得したなぁ!」とおっしゃってました。もしかして文化の日の今日って、都内の博物館巡りするといい一日だったりするのかな?

「旧三笠ホテル」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

国内を色々巡っていると、洋館ってのはコの字型をしている事が多い気がするが、こちらの旧三笠ホテルもコの字型の作りだぁね。いい雰囲気の入り口から内装品の見学などをさせて頂きました。写真は暗すぎてまともに撮れなかったので使えるものが無いのが痛いなぁ…(汗)都内の旧岩崎邸とかと同じ位に素晴らしい調度品があったんだけれども…

「雲場池」 (G1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6)

こちらは軽井沢の名所の一つの「ハズ」な雲場池。こちらも見た目は文句なしに美しかったんですが…写真は今イチですなぁ…(涙)

こんな感じにレンタサイクルで軽井沢を巡った後は 長野へGo!です。軽井沢と長野ってのは新幹線だと30分ちょいだと言うことを昨日の事前調査で知ったので、今回はリッチに新幹線でバキューンと移動しました。

【長野市】 らーめん てんてん 「塩かつお」

何故か中古レンズを買い、駅の近くの「ブックオフ」で長野のラーメン本やら蕎麦の本を買いまして…毎度毎度の「超らーめんナビ」で見つけたのがこちら「権堂アーケード」と言う商店街にある「らーめん てんてん」。素材に徹底的にこだわったという、「違いのわからない男」的には最も危険な系統のお店です(汗)

お店の正面にもある通り、「塩かつお」という一杯がお薦めのようなのでこちらを注文です。久々にラーメン屋で生ビールを飲みながら待っている間、新聞を読みながら待っていたんですが…ニュージーランドの地震、リビアの傭兵で反体制派側に捕まった16歳の少年の話…何だか最近切ない話ばっかりだ…

そんなこんなで長野の地方欄を読んでいる頃にお店自慢の一杯が到着です。おっ…見た目的にとってもシンプルな一杯ですな。それとクルッと曲げられたノリは初めて見た気がするな。それではスープから頂きま~す!

ほうほう…確かにカツオが香る塩ですな。旨いですっ!(喜)

かつて静岡県は三島にある「毎度」で頂いた「潮らーめん」と、スープの色こそ違えど同じ方向性を感じます。カツオの旨みと香りを最初に感じた後で、ミネラルたっぷりな上品な塩を感じるといったところかな。塩系ではあるものの塩自体は前面に出てこないあたりがやっぱり似てますな。

レンゲで3杯ほどスープを堪能した後は麺へ。結構太めで腰のある黄色味の強い縮れ麺でして、細麺よりも太麺が好きな自分的には申し分ない仕上がり。こういった透明感のあるスープで細麺だと麺を一方向へ撫で付ける演出でさらに旨そうに見せられるんでしょうが…この太さだとその手の技は不可能ですなぁ。ま、そんな小細工は要らないか(笑)

シンプルな具はと言いますと、冒頭で紹介した逆U字型にしなったノリに白髪ネギ?にチャーシューといたってシンプル。チャーシューは「ホロホロ過ぎず…固すぎず」…という個人的な「チャーシューの理想」に沿った一品で旨かった!

う~ん…これからの季節はバイクで長野へ来る時はテント暮らしが基本になると思うんで中々立ち寄りにくいんですが…「青春18きっぷの時期」に電車で長野へ伺った際にはまた伺える&伺いたいと思います。ご馳走様でしたっ!

【長野県長野市】 ラッキー食堂まとや 「ラッキーつけ麺」

【長野県長野市】 ラッキー食堂まとや 「ラッキーつけ麺」

【長野県長野市】 ラッキー食堂まとや 店構え

明日の朝だとお土産屋さんがまだ開いてないかもしれないので、長野駅のそばのお土産屋でお土産を買ってラーメン屋へ。毎度毎度の「超らーめんナビ」で検索をかけると…「ラッキー食堂まとや」ってのが気になったので伺いました。カウンター席に座ると、目の前に小麦粉の袋&若干粉にまみれた製麺機が鎮座してます。これで自家製麺でなかったら逆にビックリな眺めですね(笑)

メニューは二郎系な見た目の「ゴリラー麺」なるものもあったんだが「ざるそば」からの連食なので、さすがにこいつは回避だな。そうだなぁ…こちらのお店一番人気の「ラッキーつけ麺」ってのを頂きますかね。お店の方に注文すると、麺の量を選べるとの事。200グラム~500グラムまで追加料金無しという驚きのシステムではあったんですが、ざるそばを食べたばかりなので200グラムを注文です。こういうお得なお店で少量を頼むと

何かとっても「損した」ような気分になりますなぁ…(爆)

多分、心理学では「○○効果」とか言う単語が有るんでしょうねぇ(笑)

「野菜も別皿で付けられますがどうしますか?」との事でしたので「軽めにお願いします」と伝えると、「少量なんで普通にお付けしますね」との事。ラーメン屋とは思えない丁寧なやりとりの連続に感心しきりです。

そんなこんなでしばらく待ちますと、注文の品が到着です。まずはつけ汁と野菜が運ばれてきまして…確かにこの量の野菜なら減らす必要無いですね。そして200グラムの麺も到着。それでは麺をつけ汁に付けて頂きま~す!

おおっ!豚骨魚介ではあるが…このアッサリ具合はちょうどいいぞっ!(旨)

確かに流行の豚骨魚介系ではありますが、魚介の割合が相当に薄い印象です。ここいら辺は好みの問題になるかと思いますが…やたらと魚介が前面に出ている「つけ汁」よりも、これ位の方が旨いと思います。自家製麺の麺は中太の黄色い縮れ麺でして、プリップリの食感です。こりゃぁ麺も旨いですな。つけ汁の具はメンマにバラチャーシューに刻みネギに表面に背脂と麺の脇にノリが2枚にモヤシ&キャベツの小皿。背脂が結構多めに見えるんですが、さほど脂っこさを感じなかったのは何故なんだろう?それからこちらのお店のように別皿で野菜を出してもらえると、とっても食べやすい事に気付かされました。以前、茨城県の神栖の「どてちんII」で食べたつけ麺は、最初からつけ汁に野菜がてんこ盛りで食べにくい事この上なかったからなぁ…

もちろん「あの食べにくい路線」自体は個人的に大好きなんですがネ(笑)

これなら麺300グラムでも良かったかも…という良いイメージで最後まで食べ進める事が出来ました。川越の「ラーメンアキラ」もそうでしたが、二郎系の雰囲気を漂わせつつも大雑把な味付けではないお店が増えているのは嬉しく思います。

ご馳走様でしたっ!次に伺う時は「ゴリラー麺」攻めしない訳にはいかないですな(笑)