夜はぐっすり寝まして…程良い時間にお目覚め。さて…今日の天気はどうなんだろう?
フジグランドホテルの食堂から会津若松の駅前ロータリーを眺めると、雪は結構積もっているものの天気自体は良さそう。こりゃ絶好のお散歩日和だな…などと思いながら朝飯を。今回初めて和食を頼んでみた。朝食としては十分な量ですな。ご馳走様でした!
会津若松駅からひたすら真っ直ぐ東へ歩くと辿り着くのが飯盛山。駅の近くは歩道の除雪がある程度なされているものの、ちょっと離れるとご覧の通り。地元の方は基本的にブーツや長靴を履いていらっしゃいます。確かにそうだよな。ちなみに今回長年履き続けた布製のコンバースからチャンピオンの防水スニーカーに替えた事もあり全く浸水せず。
飯盛山の中腹に白虎隊のお墓や「さざえ堂」があり、有料の動く坂道なんてものもあるんだが、時間が早い事もあってまだ準備中。階段もあるんだが雪だらけでして、おっかなびっくり上り続けまして…
最初に、白虎隊が自刃した場所に建てられている白虎隊十九士の墓へ。
ここから見える鶴ヶ城が黒煙につつまれているのを見た少年で構成された白虎隊が、鶴ヶ城が落城したと思い込んだために起きた悲劇というのはあまりにも有名だ。
この後、白虎隊十九士の墓近くにある白虎隊記念館を見学。名前からして当然だが、白虎隊に関する様々な展示が多数ある。一風変わった展示物としては、幕末に徳川幕府が発行したパスポートなんてのもあったりする。
お次はさざえ堂へ。実は会津若松へは散々来ているというのに、ここ飯盛山に来たのは今回が初めてなのでこの超有名処も実は初めて見る俺なのだった。ほほう…何だか千と千尋の神隠しに出てきそうな建物だなぁ…。
もちろん外観だけ眺めて満足できる訳は無いので当然中へ。2重らせんスロープ構造で登りと下りが交わる事の無い構造なんだが、そんなものを何と木造で作ってしまうあたりが凄まじい。
こちらはさざえ堂の最上部。よくもまぁこんな建物を作ったもんだと感心しきりな俺。天井のドーム的な部分とかって東京駅のホール部分の天井を思い出させるよなぁ。
さざえ堂見物の後は引き続きお散歩しまして…新撰組の局長、近藤勇の墓へ。この一帯は結構な量の雪が積もってまして、これまた山の中腹にあるお墓に辿り着くまでが一苦労。時折太股までズブズブと雪の中に沈んでしまう道(かんじきが必要だな…)を進んで辿り着いた近藤勇の墓。
正直何だか分からんよ…(汗)
近藤勇がここに眠っている訳では無いらしいんだが、近藤勇が処刑された事を知った土方歳三(東山温泉で療養していた)がここに墓を建てたという事らしい。
この後はかんじきが必要な雪道?をひたすら前に進んで…山を下りて街中へ。七日町駅方面にある煮込みソースカツ丼が旨いらしい「なかじま」というお店で昼飯を。
ツイッターで旨いと伺った「煮込みソースカツ丼(とん汁セット)」を注文して待つ事10分程で到着。歩きまくって腹が減っていた事もありガツガツ食ってあっという間に完食。普通の方にはこれ位の量が適正だよな。昨日のむらいのソースカツ丼は、まともに晩飯が食えなくなる位だったからなぁ…(笑)こちらのお店のソースカツ丼は煮込みという事も手伝ってマイルド系でとにかく食べやすい。お肉も軟らかくていい感じ。ご馳走様でしたっ!
この後は続けざまにラーメン食ったりしつつ街中を散歩。新撰組記念館ってのがあったので見学。大河ドラマで使われている銃の多くがここの展示品を参考にして撮影用に作られたものだそうでして、現在も貸し出されている旨の札が所々にあったのでした。ちなみに右側の銃が新島八重が使っていたのと同型のスペンサー銃。
そう言えば、新島八重は「板かるた」という文字通り板で作られたかるたが得意だったらしい。上の句を詠んで下の句が書かれた板のかるたを取るという、百人一首と同じようなルールだったそうな。
この後は会津ブランド館で買い物をして、富士の湯でひとっ風呂浴びて電車で帰路についた。
電車の中ではただただひたすら飲みまくり…(爆)
郡山駅では駅弁「八重のふるさと」を買って、これまた車内で頂いたりして無事帰宅。雪の会津ってのもいいもんだぁね。
それにしても良く食うよなぁ…俺(笑)