四泊目にして、ようやく雨の降らない夜を過ごせた。はっきり言ってあらゆる物がビショビショだったがかなり乾いたんで助かった。
香川県といえば沢山のうどん屋さんがある事で有名だが、さすがに朝早くからはやっていないだろうと半ばあきらめムードだったのだが…
朝っぱらから営業しているお店を発見したのでもちろん入店。かけうどん中(2玉)に生卵とちくわのてんぷらをトッピング。
そのうちのんびりうどん屋巡りってのも良さそうだよな。そばと違って値段がべらぼうに安いしね。関西風の出汁にも満足です。ご馳走様でしたっ!
うどんをいただいた後は、瀬戸内海を見下ろすことのできる五色台スカイラインを堪能して海岸線に沿って進む県道16号線へ。はっきり言って無茶苦茶暑いが、夏はこれぐらいが丁度いい。
途中、道の駅で125ccのスクーターに乗っている徳島県美波町からやってきたおじさんと色々お話。美波町はNHKの朝の連ドラ「ウェルかめ」の舞台になった事を嬉しそうに話してたな。俺も見てたから砂浜の美しさは知ってるよ。それに…
倉科カナちゃんの美しさもねぇ(喜)
そんなこんなで若干鼻の下を伸ばした状態で香川県東部の東かがわ市へ。三谷製糖の「和三盆」という看板を見て、何処かで聞いたことがあったような気がしたので記憶を辿ってみると…そうだ!長瀞のカキ氷屋さんで上にかけてた蜜が「和三盆」だった気が。せっかくなのでお店に入ってみると、お茶と和三盆を出してくれました。
ぱっと見単なる砂糖菓子なんだが、とっても上品な甘さで普通に頂けます。原材料がサトウキビでは無いんだそうな。とっても気に入ったので母へのお土産にコーヒー紅茶用の顆粒になった物と、お供え的な雰囲気の物を購入。お盆だしね。
この後、道を確認しようとツーリングマップルを眺めていると…「道の駅 第九の里」などという気になる場所が。何じゃそりゃ?とも思ったが、10キロほどの距離なので行ってみる事に。
実際に行ってみてようやく意味が分かった。第一次世界大戦中、現在の鳴門市に存在した坂東捕虜収容所にいたドイツ人捕虜達が、ベートーベンの交響曲第九番を日本初演したのがこの地との事。捕虜というと日々相当苦しいイメージを抱くが、ここの捕虜の皆さんは結構優遇されていたそうだ。確かにそうでなけりゃ第九の演奏会なんてやれないわな。
この後は鳴門スカイラインへ。写真は展望台からの眺め。瀬戸内海はとにかく島だらけ。そして天気が何より素晴らしい。
こちらは淡路島と四国を結ぶ大鳴門橋。橋の途中まで見学できるようになっているので行ってみますと…
こんな風に足元に鳴門の渦を見物出来るようになってます。肝心の渦の写真なんですが、渦の見頃である満潮と干潮の時間のど真ん中に辿り着いてしまった為…
ありませんっ!(爆)
渦目当てで出かけるなら、時間帯はちゃんと選んだほうが良さそうだね(笑)
ここから大鳴門橋を走って淡路島経由で戻り始めてもいいのだが、そうするとどうしても大阪・京都方面の渋滞に巻き込まれてしまいそうなのでさらに南下。徳島港から和歌山港への渋滞知らずなフェリーにするのでありました。
フェリー乗り場の喫茶室で「徳島らーめん生卵入り」を食べて待っていると…
船体側面にキャラクターの描かれた「痛フェリー」が入港してきた(笑)
二時間程の船旅を楽しんで、和歌山港に入港した時はすでに夕暮れ模様。この後どうしたもんだかと考えたりもしたが、フェリーで昼寝して元気なこともあるので少々走ることに。途中、国体道路との交差点で和歌山ラーメンの有名店「井出商店」が目に入ったりもしたんだが、以前食べたことがあるので今回は通過。国道24号沿いの郊外型店舗のあまりの多さに少々驚いたりなんかしつつガンガン走りまして、23時まで営業しているという奈良県御所市の「かもきみの湯 」までやって来たのでありました。
和歌山県様、今度パンダを見にやって来るのでその時まで待っててね。
暗くて分かりにくいが、何だかオペラハウスのような豪勢な作りの温泉でして、風呂の種類も多種多様。かなり気に入ったので晩飯もこちらで頂いたのでありました。
「特選牛ステーキ&海老フライ定食」と「宇治金時」。キャンプ中の毎日の晩飯「肉もやし炒め」とは格が違うのであります(笑)
最終的に今夜の寝床は道の駅「吉野路大淀iセンター」に決定。今更テントを張るのもかったるいので、ベンチでごろ寝です。旅の基本て奴ですな(笑)ま、明日もこの調子の天気で頼みまっせ!
本日のGPSログはこちら。ほぼ間違いなく渋滞しないので、大阪方面に用が無いのであればフェリーでショートカットはお勧めです。