初めて札幌の観光名所を散策

ほぼ2千円で朝食バイキング付き(驚愕の充実ぶりだった…)の激安ビジネスホテルをチェックアウトした後は、札幌市内を観光開始。通算でという意味では、ここ札幌へは恐らく50回以上来た事がある。来た事は確かにあるんだが…

かつて出張でもの凄く来た事のある場所なわりに、朝から晩まで一日中打ち合わせだった関係で札幌市内を観光した事が無かっただけでなく…バイクのツーリングで近くに来た時にも、「何で北海道までやって来て地方都市の渋滞を見物せねばならんのだっ!」という先入観から近づかず、結果としてまともにやって来た事の無いエリアになっていた。今回は一日かけて廻ってみようかなぁと思ってるんだがどうなる事やら。

稚内ではさすがにレンタカーを借りて走るのは無理だと思ったが、こちら札幌なら昼間なら俺みたいな雪に不慣れな奴でも走れそうではあった。でもなぁ…これで自動車に乗っちゃうと、バイクの時とあんまり変わらないアプローチになりそうだよなぁ…。そんな訳で、今回は「共通1DAYカード」という市内の地下鉄&路線バス&市電が一日乗り放題のお得な切符?を今日1日は使う事にしました。ちなみに下が「共通1DAYカード」。

冒頭の写真はとっても有名な「北海道庁旧本庁舎」。でも俺…

…初めて見ました…(爆)

冒頭の赤レンガの庁舎の前に通りかかったのがこちらの「さっぽろテレビ塔」。へぇ~っ…東京タワーを途中で土に埋めたような造りなんだぁ…

実はこちらも…初めて見ました…(爆)

こうなってくると期待が高まるのがこちら「札幌時計台」。

こんなのあったっけか?…(爆)

 マジで見覚えがないから、来た事無いんだろうなぁ…

まぁ仕事のスケジュールが一杯いっぱいだったあの頃と今の状況のどちらが正しいのかは良く分からんが…今は今を楽しませてもらうよ(笑)

そんなこんなでのらりくらりとやって来た札幌駅北口。もの凄くスタイリッシュな造りで都会的です。

でもまぁ、全体の造りの大きさが東京周辺の再開発地域とはちと違った雰囲気を醸し出してますね。仕方無いとはいえ、東京の方は「一生懸命演出(捻出)した」広大さなんだよなぁ。。。それに対してこちら札幌は…実際にデカイです。

【札幌市】 けやき本店 「味噌ラーメン」

稚内から400kmの電車の旅を無事終えて、札幌市内のビジネスホテルへチェックイン。荷物を放り込んだら晩飯を求めて街へ繰り出す訳だが…今回泊まるビジネスホテル、思いっきり風俗街のど真ん中に位置している。近くの雑居ビルにもラーメン屋があったりするんだが、さすがにこの状況だと「○×ラーメン」という屋号の風俗店である可能性を排除出来ない…(爆)

仕方が無いのでいつもの「超らーめんナビ」を使ってラーメン屋を探すと…どうやらすぐ近くに「けやき」という人気店がある模様。地図を頼りに向かってみると8人程の行列が出来ていたが、これ位ならすぐに入れそうな気がしたので行列の最後尾へ。

恐らく氷点下の冷え込みの下15分程待ちまして店内へ。食券の券売機を見ると「味噌ラーメン」を中心に「辛いラーメン」なんてのもあるようだが、ここはやっぱり味噌ラーメンをポチッとな。

水を飲みながら出来上がりを待っていると、お隣の関東からの出張組な2人が北海道の花粉状況について話をしていた。どうやら北海道は杉自体が少ないらしく杉花粉症はほとんど無いとの事。SOHOが更に進んでゆけば、春先は北海道に疎開する人が沢山出てきそうな気がするな。それからこれは笑えない内容ではあるんだが「北海道って揺れないなぁ…」とも言っていた。もしかしたらこのお二方、出張元は近所なのかもしれませんな。

こんな感じにカウンター席に座ってから5分程待っていると注文の一杯が到着です。ふむふむ、黄色味の強めな味噌ラーメンですな。それではスープから頂きま~す!

旨いぞこれはっ!(喜)

濃すぎない・塩辛すぎない味噌スープでして、保温を兼ねた表面の油はもちろん熱々ですが、さほど油ギッシュな印象を味的に受ける事は無いあたりが不思議です。お次は麺ですが、黄色くやや透明がかった中太の縮れ麺。固さと言うよりも弾力があるタイプですね。具は結構豊富でして、白髪ネギにメンマ、モヤシにキャベツに薄くスライスされたキクラゲに肉そぼろってな感じです。

寒い中で待っていた後で食べているという事もプラスに働いているんだと思いますが、中華鍋でその都度スープに火を入れていたり、光学式の比重計(塩分濃度の測定なのかな?)を仕込み中のスープに対して行っていたりと、真面目に取り組んでいる事が旨さの秘訣なんでしょうな。炒めたキャベツの甘みを堪能しながら、スープ共々完食です。いやぁこの一杯はほんとに旨かった!

これは機会があったらでは無く、機会を作ってもう一度頂きたい一杯ですな。ご馳走様でしたっ!また来ます!

ラーメンの後はホテルで酒です。左は「サッポロクラシック」という北海道限定ビール。何と言えばいいのか、バドワイザー系のすっきりした旨さがありました(薄いって意味では無いですヨ)。右の「札幌すすきのビール」ってのは、マイナスイオン水仕込みらしいんだが、イオン化した水?ってのは一体どういう状態なのかを教えてもらいたいのはともかくとして、こちらは苦みを伴った美味しいビールの印象でした。ただ一缶350円位の結構高めなお値段なので、酔う為の2本目以降は「ザ・プレミアム・モルツ」にでもしておいた方が、まだ懐には優しいです…(汗)

さよなら稚内…また会う日まで

次に来る時には全く違う光景になっていそうな稚内駅前。右側の新しい建物はバスの待合室兼映画館。稚内駅は取り壊し寸前の模様です。最果ての駅という事もあり、この駅舎には想い出のある方も沢山いるんでしょうな。

旧稚内駅舎の東側には新稚内駅が出来上がっていて、旧駅舎取り壊し後に「バスの待合室兼映画館」と合体するみたいです。それにしてもイメージが全く違う駅になりますなぁ。

初日の夜は終電だったので急いで通りかかっただけの最北端の車止め。次に来る時には色々と演出が施されているんでしょうな。

初日は急いでいた事もあり、この前行った「枕崎」などと書いてしまったが、実際に行ったのはこちら西大山駅。稚内から3095kmの彼方だそうだ。狭い狭いと言うものの、やっぱり日本はでかいなぁ。

こちらは日本最北端の駅のホームの喫煙場所。「高倉健」あたりが遠くを見つめながら煙草をくゆらせると画になりそうだ。でも吹きっさらしで凄く寒そうな場所にあったので、実際にここで煙草を吸う人は少なさそうな雰囲気。

そしてこちらが札幌まで突っ走る「スーパー宗谷4号」。稚内に来る時に乗った「特急スーパー宗谷3号」と全く同じく5時間の長旅の始まりで~す!今度もよろしく頼んだぞ~っ!

~出発から2時間後~

自動の車内放送 「この先、野生の鹿が多数いるエリアになります。やむを得ず急ブレーキをかけることが…」

放送から5分後…

汽笛 「ポォォォォォォォォォォォーッ!」

ブレーキ音 「キキキキキキキキ…キッ!」

車掌さんのアナウンス 「え~、ただ今…鹿と衝突した為、緊急停車致しました…」

俺 「えぇぇぇっ!」

 

~線路は続くよ…あと3時間…(爆)~