水上バス「隅田川ライン」からの風景など

昨日から今日にかけては「サクラホステル浅草」という宿に宿泊。街中ではあんまり見掛けなかった外国人観光客が沢山泊まっている宿でして、当然の事ながら英語やら何やらで書かれた観光案内も沢山あったりする。夜の間に1階のフロアにあった自由に使える パソコンをいじりながら明日の予定を考えたんだが…

当初は未だ行った事の無い大宮の「鉄道博物館」にでも行ってみようかと情報を調べてみると…諸々の影響で開館時間が2時間も短縮されているらしい。う~ん…次の機会にするかなぁ。でもなぁ…明日秋葉原にまた行ったりしたらストレス発散に「中古パソコン」やら「デジタルオシロ」とかを買い込みかねない気がするんだが…(汗)

何となく八方塞がりな気分になりながら手にしたのが、英語で書かれた観光パンフレット。ふむふむ…外国人観光客はこういう場所を観て廻るのか。ほぉほぉそうなんだ…ん?…あれれっ?…

そもそも俺自身、「TOKYO」をまともに「観光」した事なんてあったっけか?

勤務先だったり、住んでいる場所だったり、買い物したりする場所だった事は多々有れど、まともに観光した事なんて無いんではなかろうか。

こうなってくると話は早い。「ベタ」な観光=「未体験」な訳だから、手元の英語のパンフレットをなぞればいい訳だ。なるほど…水上バスで「浅草~浜離宮」間の風景を楽しんだ後、浜離宮を散歩しつつ「汐留・銀座・東京タワー各方面」へ行くのがお薦めな訳か。ふむふむ…何となくイメージが出来てきたぞ。

ちと個人的に渋谷へも行きたい事もあり、浜離宮の少し先「日の出桟橋」から散歩でもするかな。…という訳で、冒頭の写真は船上から撮った建設途中の東京スカイツリーと、出来た当初からなんじゃありゃ!?なオブジェで有名なアサヒビール本社ビル。浅草寺やら合羽橋と隣接するこの浅草界隈の新旧ごちゃ混ぜな風景は、外国人観光客の眼からはどう見えるんだろうか。

同じ船に乗り合わせた外国人観光客の皆様に、是非聞いてみたかった…だけで終わった…(爆)

水上バスからは色々な建物も見えてくる。東京ってのは、とにかくデザイン優先なんだか理屈に合わせているんだかが良く分からない建物が多い。はて、この穴はデザインなのかビル風対策なのか…「ナベツネ」氏あたりは真相を知ってるとは思うんだが…

ま、どっちでもいいか(笑)

見た感じ、これはちょっと怖いなぁ…というのが正直な印象ではあります…(汗)

…とは言え見た目の不安感はともかく、一つの構造体としての強度は全く問題無いんでしょう。最近では今回の震災では地震動の周期が建物自身の固有周波数と「ずれて」いたから構造物への被害が少なかっただけではないのか?という理論的な分析も出始めてきてはいます。

率直な印象としてですが…この建物に限らず大きな構造物があの凄まじい揺れの後、何食わぬ顔をして壊れる事も無く普通に存在している姿に安心感を覚えたのは確かです。この平穏な風景が阪神淡路大震災で得た貴い教訓を反映した結果であるのだとすれば、今回の震災からも我々は引き続き学び続けなければなりません。建築設計屋さんや土建屋さんだけでなく、我々のような弱電のエンジニアだったとしても。

…ん?真面目な話で記事をしめるのは個人的なポリシーに反するんだが…たまにはいいかな…

何故かのんびり過ごしたくなる街「浅草」

晩飯?を食べた後は散歩がてらに浅草寺の雷門へ。人出はやや少なめな気がしないでもない…

仲見世通りも程ほどの人出。そして秋葉原でも感じたんだがいつもの「外国人観光客」の姿が無い。中国語らしき会話も聞こえてこない…。要するにここにいるのは殆どが日本人。だったらいっその事、皆で慣れない和服を着て観光がてらこの仲見世通りを散歩してみるってのはどうだ?ちょっと歪んだ情報発信にはなるが、何やら面白そうな場所があると言う事であっという間に外国人観光客が戻ってくるだろう…多分(汗)

ま、俺自身、和服で歩いてみたいしね(笑)

浅草寺の本堂へはいつもより長いお参りの行列が。そう言えばトラブル続発のはやぶさプロジェクトに携わった川口氏が今朝の講演で、最後は正直言って「神頼みだった」と言っていた事を思い出したりした。でもなぁ…個人的には、ここ浅草寺と鹿島神宮と善光寺では毎度毎度ちゃんと世界平和を祈ったんだぜ?それでこれかよ?と文句の一つも言いたくなるよ。さすがに文句を言うのは怖いからもう一度祈っておいたけど。

この後は銭湯へ向かった訳だが、出来る事なら風呂に入る前に伸びてしまった髪を切りたいなぁ…と散髪屋を求めて街を彷徨うものの発見出来ず。観光地で散髪屋を探すのは無謀だったかなぁ…と諦めて銭湯に向かったら…銭湯のすぐそばに散髪屋発見!(爆)そりゃそうだわな。まず探すべきはこのエリアだよなぁ(笑)

そんなこんなでAMラジオの流れる店内で伸びすぎた髪を切ってもらった後は「蛇骨湯」と言う、何やらおどろおどろしい名称の銭湯へ。

「蛇骨湯(じゃこつゆ)」なんて名前だったりしてますが、一般的な銭湯料金で露天風呂まで楽しめたりするいい場所です。お湯自体も蒲田の黒湯を薄めた色合いの天然温泉(成分温泉なのでもちろん加温はしてます)ですので申し分ないでしょう。

話が少々脱線しますが、男湯で目にする地元のお年寄りの方々の引き締まった体格には惚れ惚れするものがありますなぁ。今年は残念ながら中止となってしまった「三社祭」の存在がこの肉体を作っているのかな。それから、こちらの「電気風呂」の痺れ具合は個人的な経験から言って最強なのではないかと思います。

*詳しい住所、営業情報については「蛇骨湯」のHPをご参照下さい。

    

のんびりと銭湯を楽しんだ後は、いつもの赤提灯街で反省会…(笑)

【台東区】 喜多方ラーメン坂内 浅草店 「喜多方ラーメン」

実は今日も浅草に泊まるので、「エレキジャック・フォーラム」の後は昨日の夜に食べ損なったこちら、チェーン店の「喜多方ラーメン坂内」へ。

喜多方の本店?とこちらの味の違いはどんなもんなんだろうという興味が以前からありまして、ようやく今回やって来ました。ドンブリの表面をチャーシューがびっしり覆う「焼豚ラーメン」にしようかとも思ったが「食後に」飲みに行くつもりなので(笑)今回は一番シンプルな「喜多方ラーメン」を注文です。晩飯にはちと早い時間にも関わらす店内は8割程の客入りでして、人気の程が伺える様子でした。

5分少々待って注文の一杯が到着です。本店では確かドンブリひたひたのスープの量でやって来た気もしますが、まぁそういう事はこの際どうでもいいでしょう(笑)それではスープから頂きま~す!

あっ…確かにこれは「坂内食堂」の直系スープですっ!(喜)

もちろん同じスープか?と問われればそりゃ別物だとは思いますが、喜多方ラーメンの中では意外と少数派である透明感のあるすっきりとしたスープがしっかり再現されてます。こうなってくると平打ち縮れ麺にも期待が膨むわけでして、お次は麺を頂きますと…う~ん、これはちょっと違う印象かなぁ。喜多方の麺が「手打ち麺」だとすると、こちらの麺は「手打ち風」ってなところかな。何というか麺が均質過ぎる印象なんですよね。程良い不均一さも本店の麺の旨さの秘密なのかもしれないなぁ。あ、もちろん比較対象が凄すぎるからこういう話になってしまっているだけですので念の為。

上に載っている普通のラーメンらしからぬチャーシューの量と、爽やかさが口に広がる大振りに刻まれたネギにメンマの旨さは本店譲りの仕上がりですね。

こってり系のお店ではもちろん有りませんが、お年寄りが一緒でも安心して美味しく食べられそうなお店だと思います。関東~関西に結構な数のお店が有りますので、見掛けた時には是非一度お試しを。そして気に入った味だったら、是非本場「喜多方」でも食べてみて下さいませ。

ご馳走様でした!また来ま~す。