どう言う訳かバイクで通りがかる度に大雨に見舞われて…まともに見物した記憶といえば遙か昔の原チャリツーリング以来という金沢の兼六園を散歩。冒頭の写真は兼六園の名所「徽軫灯籠(ことじとうろう)」。
まぁ有名処の写真をあれこれ紹介しても仕方が無いので、来年(平成25年)3月末まで行われている「金沢和菓子めぐりクーポン」を使って食べ歩いた時の模様などを。
昨日金沢駅で市内観光のパンフレットを物色していたら「金沢和菓子めぐりクーポン」なるものの存在に気が付きまして…。何々…たった500円で金沢市内12ヶ所の甘味処の中から4ヶ所で和菓子を頂けるとな。
「和菓子の周遊券」キターっ!(超甘党な俺)
んな訳でもちろんこの話に乗っかりまして、兼六園内外の甘味処巡り開始。
一軒目は兼六園の入り口近くにある見城亭にて一品目。さつまいもを使った和菓子に、金沢らしく金箔入りのお茶の組合せ。ちなみに「金沢和菓子めぐりクーポン」は最初のこちらのお店で買ったのでありました。
二軒目は兼六園入り口すぐにある寄観亭にて、草餅団子にあんころ(餅が無いとあんころ)に、これまた金箔入りのお茶。二軒目にして、既に500円に見合った満足感を堪能中。こりゃいいや。
三軒目は兼六園の中にある国内最古の噴水前にある「兼六亭」にてアンコ満載の和菓子にお抹茶を。なるほど…国内最古の噴水があるから、金沢駅前に噴水のオブジェがあった訳ですか。
ちと露出の関係で飛んでしまった「徽軫灯籠」を模した和菓子のアップがこちら。薄皮の中は全部あんこ。甘党にはたまらない一品です(笑)
四軒目(最後)はこちら「堤亭」にてみたらし団子にあんころにお茶。そろそろお昼時という事もあり、お蕎麦やら何やらを食べている家族連れの皆さんと一緒に温々な2階の大広間で頂いたのでありました。
和菓子4品頂いて500円は間違いなくお値打ちです。こりゃ文句なしにお勧めです!
和菓子を堪能し兼六園を後にして散歩していると、街角の地図に「室生犀星記念館」なる施設を発見。そうか…室生犀星の生まれ故郷ってのはここ金沢だったのか。犀川沿いの「犀星の道」なる道を歩いて記念館へ向かう。そうそう、室尾犀星ってのは…
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
のフレーズを紹介すれば分かってもらえるかな?ただ…室生犀星ってのは確か故郷を賛美する人生を送ってきた訳では無かったような…などとぼんやり考えながら「室生犀星記念館」へ到着。
小さな記念館の常設展では室生犀星の原稿やら愛用の眼鏡が展示されていたりするのだが…たまたまやっていた 「家族への手紙」という特別展がたまらない。葉書に筆一本で書いたであろう子供向けの絵に添えられた「ネコ」の文字とか。以前伺った軽井沢の別宅から送られた葉書の内容とかを読むからに…結構子煩悩だったらしいですな(笑)
実は金沢のちょっとマイナーな文化施設16施設を巡れる「金沢文化施設 共通観覧券」なるものを最初に薦められたんですが…今回は青春18きっぷ利用で名古屋に向かわなければならない事情も有り断念。ま、また来ますんでその時に!
金沢ってのは裏通りに魅力がありそうだな?なんて思いつつ、15:00発の鈍行電車で名古屋方面へ。強風が吹き荒れてまして電車のダイヤが滅茶苦茶に…
~とはいいつつ、手持ちの本を読んだりしながら鈍行列車の旅を堪能~
敦賀駅の立ち食い蕎麦屋では「にしんそば」を頂いたり(にしんそばって京都周辺でしか見掛けないよな。)
…結局名古屋に着いたのは21:00過ぎ。もちろんそのままおとなしく寝る訳は無く…
名古屋の大衆居酒屋にて「どて煮に手羽先」をつまんだりしながら夜を楽しむのでありました…
赤味噌最高っ!(喜)