「小名浜市場食堂~天山文庫~草野心平生家~スパリゾートハワイアンズ」ツーリング

【スパリゾートハワイアンズ】 グランドポリネシアンショー

~グランドポリネシアンショーにて~

イマイチな天気予報だった割にはそれなりの?天気っぽいので軽くお出かけを。今月末で期限が切れてしまうスパリゾートハワイアンズの入場券があったりするので行ってみるというのが今回のお題目。

しかも今朝起きて突然決めた為、男一人で乗り込むという荒行に…(爆)

ま、取りあえずは飯なので…高速使ってお隣福島県の小名浜にある市場食堂へバキューンと移動。市場食堂は小名浜漁港の2Fから、対面の建物の2Fに移転してます。

【福島県いわき市】 小名浜漁港 市場食堂 「刺盛定食」【福島県いわき市】 小名浜漁港 市場食堂 店構え

刺盛定食を頼んだところ、結構な量の刺身が到着。前回来た時よりも盛りに勢いがありますな。震災前の盛りは刺身定食でもこれの1.5倍近くあったんで、小名浜漁港の完全復活に期待したいところ。それから茶碗蒸し付き&アジフライがカットされて器に入っているという若干お洒落な雰囲気になってましたな。

ちょっと寂しい雰囲気の漂う小名浜漁港を窓から眺めながらもちろん完食。ご馳走様でした。また来ま~す!

スパリゾートハワイアンズの目玉のフラダンスショーは夜に開催らしいので、先週見学し損なった川内村の天山文庫へ行く事に。いわき市内から30キロって感じかな。

【福島県川内村】 天山文庫【福島県川内村】 天山文庫 1F

先週とは違う阿武隈民芸館の管理人の方に連れられて、詩人の草野心平が別荘のように過ごしていたという天山文庫を初めて見学。重厚な茅葺き屋根の2階建ての家でして、囲炉裏のある一階部分はいかにもってな感じだが、二階のベッドは意外と言えば意外だったな。何となく畳の上に布団を敷いて寝ていそうなイメージだったので。

見学していたのが俺一人だけだった事も有り、管理人の方から色々と天山文庫の事、そして草野心平自身の事について色々と詳しく話を聞く事が出来た。これは嬉しかったな。

【福島県川内村】 天山文庫 酒樽の書架 外観【福島県川内村】 天山文庫 酒樽の書架 内部

こちらは天山文庫の敷地内にある草野心平の蔵書が納められている小屋。何だかキノコみたいな形をしているが…良く見ると日本酒の仕込みに使われる大きな酒樽をひっくり返して書庫として使っているのであった。

会津から昭和41年に運び込まれた酒樽だそうでして、これを見れば分かると思うが…とにかく草野心平は無類の酒好きだったらしいので…

それだけで「いい奴」だろ?(笑)

【福島県川内村】 阿武隈民芸館にて「天山文庫見学 阿武隈民芸館にて頂いたお茶」

阿武隈民芸館を再び見学して帰ろうとしたら、管理人の方からお茶を頂いた。ここからは川内村の今の様子とお国自慢を伺う事に。阿武隈民芸館の正面のテラスから見える山に建つアンテナが、電波時計でお世話になっている日本の北半分をカバーする標準電波の送信局、おおたかどや山標準電波送信所で、結構嬉しそうに話をされているのが印象的だった。この度は色々と有り難うございました!管理人のおばちゃん!

この後はいわき市内方面へ戻るのだが、通り道のいわき市小川町(旧上小川村)に草野心平の生家があるのでこちらも見学。

【福島県いわき市小川町】 「草野心平生家」【福島県いわき市小川町】 「草野心平生家」

15:50に生家に辿り着いたところ、どうやら見学時間は16:00までらしく…ちょうど鍵を掛けているタイミングだった。いかにもバイク乗り的な格好をした俺みたいなのがやって来た事に少々驚かれていらっしゃった様子だったが、人なつっこそうな管理人のお爺さんに「中見ていくっぺ?」的な事を言われて生家の中を見学開始…というかお爺さんの解説開始(笑)こちらは生家という事もあり、草野心平の人となりの解説?がメイン。その中でも「金は無いけど酒だけは毎日飲んで、借金を何度も踏み倒して…文化勲章もらうまではここ小川町でもあんまり注目されてなかったっぺ。」という正直なお話には思わずクスクス笑ってしまったよ。

品行方正な奴よりも、泥臭さを持っている人間的なタイプな奴の方が俺は好きだけどね(笑)

「草野心平の詩にはほぼ間違いなく句点(。の事ね)があるんだよ…」という解説をしながら詩集を一生懸命繰って下さったのはいいんだが…ごく初期の詩集を開いてしまっているが故に全く句点が無かったりしたのはご愛敬。色々と話を聞かせて下さった管理人のお爺さん、有り難うございました!

そんなこんなで草野心平の生家を後にして、いよいよ「いわき湯本」にある常夏リゾート「スパリゾートハワイアンズ」へ向かう俺。

「姉さん…いよいよです…」(TVドラマ「HOTEL」のナレーション風味)

「スパリゾートハワイアンズ 入場口」何とか日が落ちる前にスパリゾートハワイアンズに到着。人が少ないタイミングで写真を撮っている関係で閑散としているように見えるかもですが、物凄い人数の家族連れが行き交ってます。

1000円の前売り券で入場した後、さすがにプールに入る事は無いだろうと言う事でアロハの上下をレンタル。ぱっと見た感じ水着やら何やらをレンタルしている方はあんまり居ない様子。まぁほとんどが家族連れでプール目当てだろうからなぁ。

更衣室ですでにプール特有の塩素臭を嗅いだりしながらアロハに着替えまして…まずは「江戸情話 与市」なる露天風呂へ。残念ながら写真を撮ったり出来ませんが…第一印象は…

 デカいっ…とにかくでかいっ!(驚)

これいったい何人入れるんだよっ?と聞きたくなるような広大な露天風呂。それもそのはず面積において「ギネス記録」を保持している世界最大の露天風呂なのでありました。ざっと数えたところ…50人程が湯船を楽しんでいたんだが…

スッカスカ…(笑)

それから「いわき湯本」に位置する事もあり、お湯は掛け値なしの天然温泉。そもそもメイン施設の温水プールの水?自体も天然温泉だったりするそうでして、まさに温泉パラダイス!

この豊富な温泉の湯量が故に、炭鉱として栄えていた頃のこの地はこのお湯に悩まされ続けてきたというかつての博物館の展示を思い出した。「いわき市石炭・化石館」で色々学べるのでこちらもお勧めです。

以前行った博物館の汗だくの炭鉱夫(婦)の姿を思い浮かべながらお湯を楽しみまして…風呂上がりに、時間的にはちと早いが晩飯を。

【スパリゾートハワイアンズ】 カウカウ 「ロコモコW&ポリネシアンパイン」ロコモコ・ダブル&ポリネシアンパインなるものを頼んだところ…こんな状態に。

どっちがメインだよっ!(笑)

*食べ物の写真は公平性を保つ為に今まであえて小さい写真しか載せなかったこのブログではありますが…良く見て欲し…(以下省略)

ポリネシアンパインに2本刺さっているストローをものともせずに…完食!いやぁ…もしかして男一人でも楽しめるんじゃないのかここ?全く違和感ないんだが。

食後はお目当てのフラダンスショー(グランドポリネシアンショー)を見学。土曜日という事もあり開演30分前にはすでに自由席はほぼ満席に。悪い事は言いません…少々お金は掛かりますが、特に家族連れの皆さんは思いきって別料金を払って指定席を確保してしまう事をお勧めします。1時間前から場所取りしたり、立ったまま1時間近いショーを見物するのはあんまりいい思い出にはならないような気がします。

【スパリゾートハワイアンズ】 グランドポリネシアンショー(ファイヤーナイフダンサー)グランドポリネシアンショーが始まり、冒頭で華麗なファイアーダンスを披露してくれた「ファイヤーナイフダンサー(ムキムキな男性陣が凄い!)」の様子を紹介したかったのだが…

写真的に全滅な為…最後の方の踊りの写真でご勘弁を…あぁ…(涙)

【スパリゾートハワイアンズ】 グランドポリネシアンショー今回陣取ったのは1Fの最奥なんだが、ステージとの距離は結構近かった。地方のライブハウスの立ち見席ってな感じかな。だから長めのレンズは無くてもいいが、明るいレンズが無いと駄目そうだ…(というか駄目だった…)

【スパリゾートハワイアンズ】 フラダンス体験コーナー幕間のフラダンス体験コーナーでは舞台上にこの人出!物凄い人数の子供達(もちろん大人も)が舞台の上で腰を振ってます。プロのダンサーの方とは当然腰の動きが全然動きが違いますが…それはそれだよね。こういう体験はしたもん勝ちだと思うよ(笑)

 

ショー自体は思っていた以上に民族色の強い激しいダンスでして、もっとノンビリしたショーの雰囲気を勝手に予想していた俺としてはかなり予想外。ポリネシアの民俗音楽に対して興味が湧くような体験となった。もちろん途中に「映画 フラガール」の場面を彷彿とさせる場面が織りまぜられていた事を紹介しておきたい。いやぁ…これは俺も「映画 フラガール」を一度観てみたくなったよ!えっ…お前…もしかして…映画まだ観てないの…?

映画「フラガール」くらい観た後で、ハワイアンズへ一人で行けよっ!(爆)

あなたに愛国心があるのなら…

あなたに愛国心があるのなら…

 

まずは我が国の国鳥を愛しましょう

翼を広げたその姿…我が国の飛躍を約束したその姿を…

 

あなたに愛国心があるのなら…

まずは我が国の国花を愛しましょう

春に華麗に咲き…そして散り…秋に決意の象徴として再び咲くその姿を…

 

…愛国心なんて、添えてある写真の一つもなければ実は浮かんでこないもの

 

でも私は…この国が好きです

会津の秋はもうすぐ… ~変わらぬ美しさと、変わらぬ日常と…編~

「猪苗代湖方面から望む磐梯山」

 ~猪苗代湖方面から望む磐梯山~

「朝のライダーハウス風来坊」「7号船」

昨夜の盛り上がりの後は、各自持参の寝袋で爆睡しまして…

今日もいい天気なのでありますっ! (喜)

明るくなって改めて見直すと、自家用車も多いがバイクもやたらと多い今朝の「ライダーハウス風来坊」。

こちらの宿の本来の姿は飾らないペンション?だったりするので、この冬はワカサギ釣りに伺ってみたいと思ってます。スノーモービルの後ろに乗ってみたいってのもあるしネ。

本来ならば美人女将さんに挨拶なしでは出発出来ない場面ではあったんだが…俺のバイクが後ろの出入り口を塞いだような状態になっていたので、ライダーハウス風来坊から最初にさようなら。皆さん元気でね!

「朝靄の上を行く磐梯吾妻スカイライン」

そんな訳で、早朝の磐梯吾妻スカイラインの途中はこんな感じ。朝靄の上を走れる爽快感!(正直言って、写真を撮るにはちと厳しい…)

「浄土平」「玉こんにゃくに玉子」

「果汁100% 桃の恵みジュース」「焼よもぎだんご」

浄土平で休憩がてらあれこれ(玉こん・ゆで玉子・桃ジュース・よもぎだんご等)をパクつきまして…

「バイク用リアカー?」バイク用のスタイリッシュなリアカーに熱視線を送ったりして…(これいいっ!)浄土平を後にしたのでありました。

【福島県猪苗代町】 Hero'S DINER(ヒーローズ ダイナー) 「秋茄子のラー油仕立てバーガーセット」【福島県猪苗代町】 Hero'S DINER(ヒーローズ ダイナー) 店構え

会津若松で何か食べようとも思ったんだが時間の関係&興味を持った事もあって、猪苗代湖の湖畔近くの県道7号線沿いにある「Hero’S DINER(ヒーローズ ダイナー)」の巨大ハンバーガーを頂きにやって来た。

そもそもがハーレー関連のバイクショップ?という事もあり、店内外の雰囲気はもちろんお客さんもそっち系な方多し。ま、怖い方々な訳ではないんで皆様お気になさらずに(笑)

上手い事停まっているバイクを外して撮った店構えの写真も…実はあっという間にバイクで埋まったのでありました。

どれもみな旨そうだったんですが…月替わりの一品「秋茄子のラー油仕立てバーガー」ってのにピンときたのでこちらを注文。

待つ事5分程でやって来たのは直径12cm近い巨大バーガーっ!(喜)

いやぁ…確かにデカイ。それでは頂きま~す!

こいつは旨いっ!

何と言ってもバンズのフカフカ感が新食感。何と言えばいいんだろう…フランスパンのカリカリな外側とクロワッサンの内側を合体させたような食感。全然大味じゃぁありません。秋茄子にかじり付きながら外を眺めていると、何やら古いハーレーにおっさんが乗ってやって来た。ハーレー乗りってのは変わった奴が多いよなぁ…等と思いながらアイスコーヒーを飲んで外に出たところ人集りが…。さっきおっさんが乗ってきたバイクだよね。どれどれ…

「普通に走ってやって来た陸王」え゛~っ!「陸王」に普通に乗るってかっ?しかもドカヘルで…(爆)

まったく…いつまでも夏の陽気だと世の中おかしな奴だらけになっちまうから、とっとと秋になっておくれよ(笑)

この後はひたすら国道49号を東に向かい、郡山から国道288号を更に東へ。

徐々に人々の生活臭が薄れていく中、大熊町・双葉町方面へ向かう道路は封鎖され、相も変わらず国道399号への迂回を強いられた。

…今も変わらぬ光景がここにはある…

ただでさえ賑やかさとは程遠かった国道399号沿いではあるが、徐々に人々の姿が戻ってきているのも確かだ。ある方は軒先の土をこそぎ落とし、ある方は荒れ果てた畑の手入れをし、ある方は押し車の上に座ってじっと畑の方を見つめていた。

…みんなお歳を召した方ばっかりだ…

そんな中、震災の後一度来てみた時は閉鎖されていた川内村にある草野心平ゆかりの「天山文庫」は再開されていた(実際は施錠された直後だったんだが)。

麓の阿武隈民芸館を見学し終えたところで施設を管理されているお二方としばし雑談。鍵開けましょうか?と言われたりもしたが、また来ますから…という事で。そう言う事なら来週にでも来ますから(笑)

「見た感じ、川内村のお店は結構再開しましたよね?」と聞いてみた所、「食料品を売っているお店が近くになくってねぇ…」との事だった。まだまだ普通に暮らすまでには至っていない様子だった。

それから何の前触れもなく突然お葬式の花輪が家の前に飾られてしまうのが辛いとの事。多くの方々がそれぞれ遠くへ避難している関係で、人の気配の全くしない家に突然花輪が飾られてしまうのだそうだ。

…こんな感じに、ちょっと色々考えながら川内村を後にしたのでありました。

俺にとって国道399号という道は、かの震災がやってくるまでは仙台方面からツーリングで帰ってくる時に走るクソつまらない下道の代表格だった。それが今回の事故により、色々と考えてしまう道になってしまっている。走る度に辛くなったり、悲しくなったり、頭にきたりする訳の分からない道。

だからこれからも走るだろう。走ってみたところで何にも変わらないにしても…

2012_09_16_ルート

こちらは今日のGPSログ。いつになったらこの軌跡が変わるのだろうか。