飛騨高山ツーリング ~ビーナスライン・奥飛騨・白川郷・飛騨高山ゲストハウスとまる編~

朝6時半頃に快活クラブ上田店を出発。国道152号を南下して、県道62号経由でビーナスライン入り。実は行くつもりの無かったどん詰まりの王ヶ鼻方面まで行ってしまうと言う失態をさらしつつ、朝8時過ぎに美ヶ原高原美術館前の駐車場に無事到着。いやぁとにかく天気がいい。まだ時間的に早いので売店も何もやっていないが、この天気の良さだけで十分満足だなこりゃ。

 

松本方面へ抜けるちょっと細めの山道を下りきり、松本市内を標識に案内されるがままにバイパスして国道158号で上高地方面へ向けて走り出したところで、何やらいい匂いの漂うおやき屋を発見。匂いに釣られて入店しまして、野沢菜のおやきを1個購入。早速パクついてみたところ…餡に相当する野沢菜の量が物凄く多いなこりゃ。皮はそれに付随して薄めなんですが、しっかり焼いてあるからなのか歯ごたえが相当に強い。

小さめながらもズッシリと重いおやきを頂いて、快晴の空のもと国道158号を西へ進んでいきます。途中上高地に寄ろうとはさすがに思っていなかったが、これだけ天気がいいと新穂高のロープウェイには行ってみたくなるよなぁ…。ただまぁさすがに上まで行っちゃうと、それだけで今日の時間を使い切りそうだ。ま、そのうちにまた来ればいいだろうと言う事で今回は通過です。最終日の帰りもこの道通る予定だし、その時に寄ってもいいんじゃないかな。

 

圧倒的な晴天と、空いている道を駆け抜けて道の駅「スカイドーム 神岡」に到着。牛串カツをカジってみたり、スーパーカミオカンデのレプリカを見たりしてちと休憩。

実はここ岐阜県飛騨市神岡にある「スーパーカミオカンデ」と、近所の茨城県東海村は実験施設で関わりのある土地柄でして、東海村にある大強度陽子加速器施設「J-PARC」という施設からニュートリノを打ち出して、約300キロ離れたスーパーカミオカンデでそのニュートリノを観測してます。今現在は震災の影響もあり「J-PARC」側が止まってしまっていますが、今までの観測結果から電子型ニュートリノ出現現象の兆候を捉えたと言うNEWSが6月に出ています。将来的には「CP対称性の破れ」と呼ばれる、反物質がこの宇宙から消えてしまった理由を解き明かせる事に繋がると期待されています。ほんとはこの前読んだ「反物質」の知識をここで披露したいところだが…

実は序章で気を失って以来、読んでいないのであります…(汗)

難しい話はともかくとしてちょっと心配なのは「J-PARC」側はもの凄く電気を喰う施設でして、施設の改修が終わったとしても、果たして運転可能な電力事情になるのかどうか…以前見た資料の単位を間違っていなければの話だが、消費電力のピーク値を見たら東海第二原発の発電量の半分を消費するように思えたんだが(汗)

 

ま、天気がいいので難しい話はこれ位にして白川郷へ向かいます。2年ほど前に通りがかったときは高速の開通もあり、とんでもない大渋滞地区になってしまっていたが…

空いてるじゃん!(喜)

城山展望台へ向かう道もガラガラ。実際駐車場には3台程しか車止まってなかったし。ただまぁこの状態が、紅葉シーズン中も続くとは思えませんが…(汗)

そんなガラガラな展望台を下って、白川郷の川向こうの駐車場にバイクを駐めて合掌造りの家並みを見学開始。こちらは程々の人出だけれども、ぶり返した真夏を思わせる暑さにみんなバテバテな風情だった。俺も結構辛かったよ…革パン履いて日差しの強い中歩くのは辛いね。それから写真を撮るには日差しが強すぎて、コントラストが強すぎるなぁ(汗)

 

水曜日だったこともあり食事処が定休日だったりお昼の営業が終わってしまったりしてまして、食べたのはこちらの「どぶろくソフト」のみ。そう言えば10月14~19日に、地区の場所を変えながら「どぶろく祭」が開催されるらしいんだが、実質的に宿泊もしくはバスのツアーか何かで参加しないと駄目だぁね。飲めない「どぶろく祭」なんて想像できないもんね。

暑い日差しの白川郷を散歩した後は、高山市内へ向けて移動開始。東海北陸自動車道を使ってみたんだが、白川郷→高山の区間、無料区間も含めてほとんどトンネルだった。高速に乗っていきなりトンネル10キロとかだとビックリするね(笑)

そして、「ホテルアソシア高山」の5階と7階にある露天風呂へやってきた。男湯と女湯が上下入れ替わるらしく、今回は7階が男湯で、何となく得した気分だな(嬉)

お値段1000円と結構な値段だが「ゲストハウスとまる」へお泊まりの方は500円の回数券?をお店で買ってあるかもしれないので、先に聞いてみるとお得かも。でまぁ、1000円払って入った感想なんですが、500円ならそりゃもちろん嬉しいが、1000円払った事を忘れさせる光景が目の前に広がります。海や川に面した露天風呂とかだと結構開放的な作りの場所も多いですが、街並みを見下ろす形でここまで開放的な作りになっているのは珍しいかも。

のんびりと露天風呂に浸かりつつ、備え付けの大型双眼鏡で北アルプスの稜線を眺めてみたり、打たせ湯に打たれてみたりして楽しみました。ここはいい!気に入った。

この後は本日の宿「飛騨高山ゲストハウスとまる」へ。一方通行のため一番分かりやすい曲がり角を曲がれないので、結局街中をぐるっと二周ほどしてしまったが…まぁそんなもんだろう(笑)

宿にチェックインしたところ、近所の方に貰った野菜などでちょっとした食事会をしますが如何ですか?と言う事だったのでもちろん快諾。買い物に街へ繰り出して(とは言え酒買うだけですが…)、食事会というか飲み会的な何かを開始。メンツは宿のご夫婦お二人と、たまたま今日泊まっている女の子一人と俺。

飲み始めてすぐに判明したんだが、この女の子飲む気満々で五合瓶の日本酒を一本買ってきていた。俺も飲む気満々で五合瓶の日本酒を二本買ってきていた。結果…1.5升の酒がテーブルに並ぶ結果に(笑)まさかこんな事になるとは思っていなかった。

テントの事やら仕事の事、世の中の事に沖縄の話など色々な話で盛り上がりながら飲みまして…結局全部飲んでしまうのでありました。よく飲むよ全く…(笑)それにしても楽しい夜だった。

本日のGPSログはこちら。

テントの内側…「俺の場合」

テントの内側

テントの外観写真は、色々なバイクのツーレポなんかでも良く見るけれど、内側はあんまり紹介されてない気がするのでご紹介。

手前の緑のはエアーマット。左奥のライムグリーンは乱雑に放り投げてあるシュラフ。タンクバッグの上に広げてあるのはご存じ「ツーリングマップル」。右の方にある黄色い物体は、「ウエストバッグ兼まくら」の重要な役目を担っている。あ、一番重要なのは数日がかりのツーリングでは必ず初日に買っている

「紙パックの焼酎1.8リットル」(爆)