2012GW ~黒部・富山・七尾・珠洲を走って輪島のキャンプ場編~

「能登ワイン ワイナリー」

超快適な無料の園家山キャンプ場で目覚めた朝は微妙な空模様ではあるが…雨が降っていないだけでもいいやぁね(喜)

この空模様なら、反時計回りに能登半島をぐるっと一廻りするのが良さそうだ。そんな訳で、こんこんと湧き出る湧き水で歯を磨いたり顔を洗ったり、岩塩プレートやら食器やらをも湧き水で贅沢にも洗ったりして出発なのです。

それにしても富山県と石川県の日本海側には良さげな無料キャンプ場が沢山ありますなぁ。昨日ツーリングマップルを眺めていて気がついたよ。これは是非とも攻略せねばならない地域ですな(笑)北陸本線の生地駅前で、もう一度湧き水を頂いたりなんかして能登半島へ向かいます。

実を言うと北陸を代表する大都市である富山&高岡には以前出張で来た事がありまして、結構濃く廻った事があったりするので今回はパス(コロッケで有名な高岡は歩きで、富山ブラックなるラーメンで有名な富山市街は、レンタサイクルで存分に楽しんだ経験があったりするのです)。

…そんな訳で市街地は華麗にパスしたと言いたい所ではあるんだが…バイパスチックな存在の国道8号線を回避したら完全に方向感覚を失って迷子になりまして…最終的に北アルプス目がけて走っている俺がいたりしたのでありました。どう考えても逆だろう?(笑)

少々迷子になりつつも、無理矢理「富山湾」を右手に眺めるような方角にバイクの進路を向かせて能登半島を北上開始!

「能登半島」部分的にではあるが…天気が良くなってきたっ!俺はこういう雨の後の透明感のある空を見上げる度に何だか嬉しくなるんだよな。

ブリで有名な氷見を通って長坂の棚田を見物したりしまして(写真は今イチだったので御勘弁を…)。この後は石川県に突入!そして道の駅「いおり」でちと休憩。

【石川県七尾市】 道の駅 いおり 「山菜汁&日本海」

何と具沢山で大量のキノコやら何やらがぶち込んである山菜汁なるものを100円でゲット!旨いよこれ。天気も良くなってきたし言う事無しだ。ただ、この地域はスギの木が大量に植えられている地域でして…

花粉症の方はこの時期相当辛いかも…(汗)

実は俺自身も軽い花粉症(発症した高校生時代が一番酷くて、何故か次第に軽くなっている。理由は良く分からない…酒が効いているのか?(笑))でして…普通なら春の季節は寒さ避けのフェイスガードをしてるんでマスク代わりにスギ花粉からガード出来ているんだが、今回はそんな物をしていないので時折ヘルメットの中で豪快に「ハックション!」でした。こりゃどこかで鼻炎薬買っといた方が良さそうだな。 「コンタック600」

そんな訳で能登島の付け根部分に位置する七尾市でコンタック600を無事購入。頼むから一日二回で長く効いてくれよ…(願)

能登島に入ってからはさらに晴天にっ!海岸線の景色を楽しみながら「のとじま水族館」へ向かってみた。天気がいい事も有り、家族連れの車で駐車場までの渋滞が出来る位の賑わいっぷり。

「のとじま水族館のプラント」

のとじま水族館…勿論見学したいのは山々だが…こう言う時は家族連れに譲らないとね。そんな訳で水族館の外に配置されたプラントを眺めて終了。それにしても水族館の水廻りプラント凄ぇ…。

ここだけの話…若干「工場萌え系」でもある俺だったりする…(爆)

「石川県穴水町 ぼら待ちやぐら」

能登島の風景を楽しんだ後は更に北上。途中穴水町で「ぼら待ちやぐら」を見物。日本最古の漁法だそうで、仕掛けた網にボラの群れが入るのを上から見張って引き上げたそうだ。確かにローテクだけれども…様々な技術のスタート地点ってのは、実はこう言う一見下らない小さな事からの積み重ねなんだよね。その事を単に笑う人間にはなりたくないなぁ…などと思っていたら車から出てきた初老の方に声を掛けられた。ちと話し込んだんだが…群馬から御夫妻で地元の葬儀に来られたそうでして、能登はいい所だから何度も来て欲しいとの事。

もちろん「また」来ますよっ!(笑)

「ぼら待ちやぐら」の近くにあった観光案内を眺めると…能登ワインのワイナリーなんてのがあるみたいですな。こりゃ行くしか無いでしょう!お土産に丁度いいしね。「ぼら待ちやぐら」から少々走って、小高い丘に位置する「能登ワイン・ワイナリー」へ着いた。ようやく冒頭の写真ですな(笑)

天気も良くって…ってな話だと毎度の展開なので、ちと能登ワインの解説?などを。能登ワインは2006年に醸造を始めたばかりのまだ新しいワインだそうでして知名度的にはまだまだだと思いますが、だからこそ御紹介のしがいがあるってもんだ。実際に飲んでみた皆さん如何でしたか?

俺はバイクなので試飲ですら飲めなかったんだけれどもネ…(汗)

「能登町 とも旗祭り」

途中小木町では偶然に「とも旗祭り」に遭遇した。漁船で御輿に見立てた船を引っ張って湾内を巡っている。その数総勢10隻程かな。それにしてもお祭りってのはいいもんだぁね(喜)

この後は恋路海岸へ。恋路海岸自体はこの地域では普通の?風光明媚な風景なので写真は紹介しないけど…

「恋路駅」恋路駅への道程は結構険しそうだった…実際厳しいね…(汗)

「見附島」

能登半島の名所と言えば忘れてはいけない「見附島」。

見附島のすぐそばにもキャンプ場があったのだが、テント一張り1000円超えの値段にビビってそのまま先へ進みます…(汗)

「奥能登大谷川鯉のぼりフェスティバル」途中、奥能登大谷川鯉のぼりフェスティバル何てものに出会いまして…写真を撮ったりしていたら…「お巡りさん」に何故か声を掛けられる。あれっ?もしかして怪しそうな奴だから職務質問か何かか?とか思っていたら…

この周辺で「キャンプしやすい場所」を色々と教えてくれました…(爆)

どうやら「野宿なんてするなっ!」という土地柄では無く、「トイレのある場所でやっちまえ!」という土地柄の模様です(笑)

「輪島市白米町 白米千枚田」白米千枚田を眺めた後(以前俺ここで、お婆ちゃんからお守り買ったのを思いだしたよ。お陰様で今でも死なずに生きている。有り難う…お婆ちゃん。)、輪島の袖ヶ浜キャンプ場へチェックイン!

「輪島 袖ヶ浜キャンプ場の晩餐」「輪島 袖ヶ浜キャンプ場にて岩塩プレート再び」

「能登のスーパーで売っていた ます寿司」

本来なら有料キャンプ場なんですが、シーズンOFFなので無料キャンプ場となっております。トイレと水道が普通に使えるのは感謝だな。夏に向けて宣伝しますんで…それでチャラと言う事で(笑)

この日は石川県の酒と、駅弁では無くスーパーで売っていた「ます寿司」に舌鼓を打ちつつ就寝。

2012_05_03_ルート

本日のGPSログはこちら。能登半島はやっぱりいい場所だ。先っぽまで行かなくっても気が済む様になった自分の成長ぶりに驚きつつ…明日の輪島朝市が楽しみだ(笑)

石川県の静かな名所になって欲しいな。「禁酒の碑」

禁酒の碑

「三国山キャンプ場」で一晩を過ごした後、地図に書かれていて気になった「禁酒の碑」のもとへ伺いました。何となく健康上の理由で禁酒をしたような碑に見えますが…実際には大正時代に学校再建の為の資金の捻出の為に「村の皆で誓った」碑との事。

個人的に祈りを捧げるにはちと高すぎます(他に観光地が無いです)が…「禁酒・禁煙」のスタート地点としては最高な場所かも。

フットワークの軽いバイク乗りの仲間の皆さん、名所として訪問&紹介しませんか?

【小矢部市】 チャンピオンカレー小矢部店 「カツカレー」

【小矢部市】 チャンピオンカレー小矢部店 カツカレー

【小矢部市】 チャンピオンカレー小矢部店 店構え

「三国山キャンプ場」で飲む酒&晩飯を買い出しに行く途中「元祖 金沢カレー!モンドセレクション連続受賞!」というのぼりをぶっ立てたカレー屋が目に入った。帰り道でも目に入りましたが…キャンプ用の食材買ったのにカレー喰う訳にはいかないなぁと一度は通り過ぎたものの…結局…

「どうしても」気になったので…Uターンして頂く事に…(爆)

何がどう「モンドセレクション受賞」なのかさっぱり分からないが、写真で紹介されてる「Lカツカレー」ってのは量が多そうな気がしたので「カツカレー」の食券をポチッとな。店員さんに食券を渡しまして…ファーストフード的予想の待ち時間よりもかなり長い時間を待ちまして「カツカレー」が到着っ!

う~む、この銀色の食器と刻みキャベツの配置。。。「モンドセレクション受賞」と言うより…俺の中では「蒲田駅前の南蛮カレー」と何が違うんだぁっ?!ってな疑念が急浮上(爆)おいおい…これで大したことなかったら相当ショックだぞ。。。と思いながら「ルー」に突き刺さった状態のスプーンを持ち上げますと…

「お…重いっ!!!」(驚)

これは…流体のカレーではなく、提供された瞬間からすでに「一晩置いて固まった」様なカレーではあ~りませんかっ!無茶苦茶重い「カレー・ルー」を口に運びますと…ファーストフードとしてはあり得ない位の「スパイス感」。。。

そうか…これこそが「モンドセレクション」(喜)

いやぁ…「金沢カレー」を食べておいて良かったですヨ!少なくともこれで…

「(蒲田)南蛮カレー」と「金沢カレー」の差は分かりますっ!(爆)

注)これを書きながら感じたのは…蒲田駅前の「南蛮カレー」喰いたいっ!てな正直な欲望だったりします(笑)